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実戦
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前回のあらすじ。風華がこのテンペスト学園に入学し一緒のペアになって今から模擬試験の始まりだ。
「ちょっ⁉︎砥部さん?雑ではないですか!!!!!!!」
本編突入
「風華。お前はまだ(自分に合う)武器を持っていない。だから俺のを使え」
そう言って、砥部さんは自分の予備の刀を差し出してきた。
「ありがとうございます」
私はお礼を言って闘いに準備を始めた。
「今回は風船を割ればいい。武器はもちろん。相手を傷つけなければ何をしても構わない」
そう淡々と説明しているうちに模擬試験が開始した。
「行くぞ!」
「はい」
数分後
「な、なんなんだよ?あの二人は⁉︎」
「ば、化け物並みの強さ……」
「勝てるわけないよ」
「いやー。まさかたったの数分で圧倒的な差を見せつけてくるとはなねぇ……」
砥部 風華ペアの圧倒的な勝利
「(手強い奴もいたが)簡単だった」
「……」
「腹立つ!」
「あの……」
ブーブーブー
「警報の音?」
「校内に中級クラスのテンペストが侵入‼︎下級クラスの生徒は直ちに避難場所に移動!」
「これは訓練ではありません」
「雨晴!行くぞ」
「え、えっ?」
クラスメイトが私の手を取り私も一緒に避難場所に向かった。
「テンペストが侵入して来たことなんてないのに……」
ひとりの生徒がそう言った。
「……っ!」
殺気!!!!!!!
左斜め方向からものすごい殺気を感じる。多分テンペストだ。
私の手を掴んでいたクラスメイトの手を振り解いて、テンペストがいるであろうところに向かった。
「え、ちょっ‼︎雨晴!!!!!!!」
私はまだちゃんとした実践を積んでいない。だから役に立てるかはわからない。だけど、誰も死なせたくない。
「くっくっくっ!これ俺様が迎えに来てやったんだ。あの雨晴 風華も泣いて喜ぶだろうなぁ?」
私は気配を消しテンペストに近づき思いっきり蹴っ飛ばした。
「ガハッ!」
中級クラスのテンペストは顔が地面にのめり込むぐらいに吹き飛び怒り新党に私を睨みつける。
「貴様!あのお方を裏切るのか?テンペストの分際で!!!!!!!」
そう叫び私に向かってきた。
「……」
速い!
「このクソガキが!」
さっきみたいに蹴飛ばせば……。
ブシュッ
「えっ……」
「風華!!!!!!!」
なんで、風華がここに?いや。それよりも風華の足がどこかに飛ばされた。
「ぐっ!」
ドサッ
「弱い。テメェは弱い。テンペストの中で一番弱いのかもな」
そう言って私の両腕をへし折った。
「グアアアア!!!!!!!」
自分から聞いたことのない絶叫がグランドに響き渡る。
「弱いくせにでしゃばるからこうなる」
守れない。弱い。こんな弱くちゃ何もできない。
「これで終わりだ。気を失え」
グサッ
「ぐはっ!」
俺は誰かに対してあまり怒りを覚えない。いや覚えないようにしている。昔、俺は大切な人を一度に失った。だから何も感じないことが正解だと思った。だから記憶も封じて何も見ないようにしていた。
だが、雨晴 風華に出会ってからずっと、風華を大切に思っているし風華が傷つけられることを見て怒りを覚えた。こんなにもはらわたが煮えくり返ったのはいつぶりだろう?
「風華は殺させない」
「……」
砥部さんが助けてくれた?前にもこんなことがあった気がする。
無くした記憶が叫んでいる。初めて会った日と同じ。心の声が叫び続けている。
普段は何も感じない。ただ無で色もない世界。だけど、砥部さんが隣に立つと色がたくさんある。だから安心した。前から砥部さんと一緒にいたような感覚になる。
だから役に立ちたい。誰かを傷つけるテンペストも何も守れない私自身を許すな。そんな声が聞こえる。
「と、砥部、さん」
「大丈夫だ。風華は俺が守る」
そうはっきりと言い、目で追えない速度でテンペストの核を破壊した。
「そ、そんな!バカな……クソがああああ!!!!!!!」
中級クラスのテンペストはすぐに崩れて消えた。
「風華。体は再生できるか?」
私にそう問いかける。
「む、無理、です。血が止まらない」
おかしい。テンペストは本来魂だけの存在。だから血などでない。だけど、風華は限りなく人間に近い存在。
「おいおいおい!雨晴の足が飛んできたんだけど‼︎」
「松本!その足を(風華の切断された部分に)くっつけろ」
「相変わらず口下手だな」
そう言いながら私の切断された足に切断された方の足をくっつけれくれた。
「とりあえず何か縫って固定するしかないな」
「腕は平気か?」
「はい。痛みがまだありますが、そこまで痛くありません」
嘘だ。こんなにも腕が捻じ曲がっている状況で痛くない。そんなことない。風華は我慢しているんだ。
昔からそうゆーやつだった気がする。
「姫乃に連絡しろ。あいつなら科学と医療どっちも詳しい」
「了解!!!!!!!」
内部事情を知る数名の特別部隊が私を担架で運ぶ。
もちろん。誰かに見られたらまずいので誰にも見られずにコソコソ運ばれた。
「これはひどい……」
夢さんが顔を真っ青にして私の腕を真っ直ぐにした。
「テンペストなのですぐに治すとは思いますが念のため痛み止めを出します」
「ありがとうございます」
私がお礼を言うと少し怒った顔で私にこう言った。
「今回の件はあなたの独断で動いたのでしょう⁇誰かに戦いを命じられたわけでもない。そうですよね?」
少し圧がかかった目で私を見る。
「はい」
「なぜですか⁉︎今回核を破壊されても文句を言える立場ではありせん。それぐらい危険な行為です。次回から上層部の言うことを聞いてください。命の保証がなくなりますよ?」
本気で心配をしている。だけど、一方でテンペストを許せない。そんな感情が滲み出ている気がする。
「今回の件は失敗だ」
「そうか」
「致し方ない」
「早めに雨晴 風華を連れ戻すことにしよう」
「あのお方のお気に入りは丁重に扱え」
「御意」
近い将来上級クラスのテンペストと渡り合う。だけど、それはまだ少し先のお話。
「ちょっ⁉︎砥部さん?雑ではないですか!!!!!!!」
本編突入
「風華。お前はまだ(自分に合う)武器を持っていない。だから俺のを使え」
そう言って、砥部さんは自分の予備の刀を差し出してきた。
「ありがとうございます」
私はお礼を言って闘いに準備を始めた。
「今回は風船を割ればいい。武器はもちろん。相手を傷つけなければ何をしても構わない」
そう淡々と説明しているうちに模擬試験が開始した。
「行くぞ!」
「はい」
数分後
「な、なんなんだよ?あの二人は⁉︎」
「ば、化け物並みの強さ……」
「勝てるわけないよ」
「いやー。まさかたったの数分で圧倒的な差を見せつけてくるとはなねぇ……」
砥部 風華ペアの圧倒的な勝利
「(手強い奴もいたが)簡単だった」
「……」
「腹立つ!」
「あの……」
ブーブーブー
「警報の音?」
「校内に中級クラスのテンペストが侵入‼︎下級クラスの生徒は直ちに避難場所に移動!」
「これは訓練ではありません」
「雨晴!行くぞ」
「え、えっ?」
クラスメイトが私の手を取り私も一緒に避難場所に向かった。
「テンペストが侵入して来たことなんてないのに……」
ひとりの生徒がそう言った。
「……っ!」
殺気!!!!!!!
左斜め方向からものすごい殺気を感じる。多分テンペストだ。
私の手を掴んでいたクラスメイトの手を振り解いて、テンペストがいるであろうところに向かった。
「え、ちょっ‼︎雨晴!!!!!!!」
私はまだちゃんとした実践を積んでいない。だから役に立てるかはわからない。だけど、誰も死なせたくない。
「くっくっくっ!これ俺様が迎えに来てやったんだ。あの雨晴 風華も泣いて喜ぶだろうなぁ?」
私は気配を消しテンペストに近づき思いっきり蹴っ飛ばした。
「ガハッ!」
中級クラスのテンペストは顔が地面にのめり込むぐらいに吹き飛び怒り新党に私を睨みつける。
「貴様!あのお方を裏切るのか?テンペストの分際で!!!!!!!」
そう叫び私に向かってきた。
「……」
速い!
「このクソガキが!」
さっきみたいに蹴飛ばせば……。
ブシュッ
「えっ……」
「風華!!!!!!!」
なんで、風華がここに?いや。それよりも風華の足がどこかに飛ばされた。
「ぐっ!」
ドサッ
「弱い。テメェは弱い。テンペストの中で一番弱いのかもな」
そう言って私の両腕をへし折った。
「グアアアア!!!!!!!」
自分から聞いたことのない絶叫がグランドに響き渡る。
「弱いくせにでしゃばるからこうなる」
守れない。弱い。こんな弱くちゃ何もできない。
「これで終わりだ。気を失え」
グサッ
「ぐはっ!」
俺は誰かに対してあまり怒りを覚えない。いや覚えないようにしている。昔、俺は大切な人を一度に失った。だから何も感じないことが正解だと思った。だから記憶も封じて何も見ないようにしていた。
だが、雨晴 風華に出会ってからずっと、風華を大切に思っているし風華が傷つけられることを見て怒りを覚えた。こんなにもはらわたが煮えくり返ったのはいつぶりだろう?
「風華は殺させない」
「……」
砥部さんが助けてくれた?前にもこんなことがあった気がする。
無くした記憶が叫んでいる。初めて会った日と同じ。心の声が叫び続けている。
普段は何も感じない。ただ無で色もない世界。だけど、砥部さんが隣に立つと色がたくさんある。だから安心した。前から砥部さんと一緒にいたような感覚になる。
だから役に立ちたい。誰かを傷つけるテンペストも何も守れない私自身を許すな。そんな声が聞こえる。
「と、砥部、さん」
「大丈夫だ。風華は俺が守る」
そうはっきりと言い、目で追えない速度でテンペストの核を破壊した。
「そ、そんな!バカな……クソがああああ!!!!!!!」
中級クラスのテンペストはすぐに崩れて消えた。
「風華。体は再生できるか?」
私にそう問いかける。
「む、無理、です。血が止まらない」
おかしい。テンペストは本来魂だけの存在。だから血などでない。だけど、風華は限りなく人間に近い存在。
「おいおいおい!雨晴の足が飛んできたんだけど‼︎」
「松本!その足を(風華の切断された部分に)くっつけろ」
「相変わらず口下手だな」
そう言いながら私の切断された足に切断された方の足をくっつけれくれた。
「とりあえず何か縫って固定するしかないな」
「腕は平気か?」
「はい。痛みがまだありますが、そこまで痛くありません」
嘘だ。こんなにも腕が捻じ曲がっている状況で痛くない。そんなことない。風華は我慢しているんだ。
昔からそうゆーやつだった気がする。
「姫乃に連絡しろ。あいつなら科学と医療どっちも詳しい」
「了解!!!!!!!」
内部事情を知る数名の特別部隊が私を担架で運ぶ。
もちろん。誰かに見られたらまずいので誰にも見られずにコソコソ運ばれた。
「これはひどい……」
夢さんが顔を真っ青にして私の腕を真っ直ぐにした。
「テンペストなのですぐに治すとは思いますが念のため痛み止めを出します」
「ありがとうございます」
私がお礼を言うと少し怒った顔で私にこう言った。
「今回の件はあなたの独断で動いたのでしょう⁇誰かに戦いを命じられたわけでもない。そうですよね?」
少し圧がかかった目で私を見る。
「はい」
「なぜですか⁉︎今回核を破壊されても文句を言える立場ではありせん。それぐらい危険な行為です。次回から上層部の言うことを聞いてください。命の保証がなくなりますよ?」
本気で心配をしている。だけど、一方でテンペストを許せない。そんな感情が滲み出ている気がする。
「今回の件は失敗だ」
「そうか」
「致し方ない」
「早めに雨晴 風華を連れ戻すことにしよう」
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