テンペスト

上野佐栁

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初登校

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 みなさん、こんにちは。風華です。私は今日からこのテンペスト学園に正式に入学することが決まりました。

 説明 テンペスト学園は歳などは関係なく、各クラスに分かれています。

 例えば。砥部さんの場合は体術を極めるクラスで特別クラスと呼ばれています。

 ちなみに砥部さんは二年生です。

 他にも科学や医療系のクラスや危険物を扱うクラスなどがありそれぞれが得意分野を伸ばしテンペストを倒すために腕を磨いています。

 一般的に学力もありその間を縫ってテンペストを倒しに行きます。

 卒業条件は特になく大体は六年から十五年辺りで卒業します。

 進路はこの学園の先生になるか特別部隊に入るか一般社会に戻るのかの三つの選択肢があり大体の人は先生か特別部隊に入ります。

 アディさんは特別部隊に隊長だそうです。

                  説明以上

 「えー。みなさん。今日からこの特別クラスに新しいクラスメイトが来ます」

 特別クラスの二年の担任杉本健太郎先生だ。

 本当は私は一年からのはずだったが、砥部さんが「俺と一緒のクラスの方が(何かと便利だから)いい」って言ったので他の人たちも話し合った結果、砥部さんと同じクラスになることになった。

 杉本先生は私がテンペストだってことも知っている。

 「さぁは入って」

 杉本先生がそう合図する。

 ガラガラ

 ざわざわ

 「可愛い」

 「この子十二歳あたりかしら⁇」

 「ちっちゃい!!!!!!!」

 「なんで狐のお面を頭につけてるの?」

 「顔につけてないだけマシだよ」

 「こほん!」

 杉本先生がわざとらしく咳をし私に自己紹介をするように促した。

 「雨晴 風華、です。よろしく、お願い、します」

 しーん
  
 「えっ?それだけ⁉︎」

 一番後ろの金髪の男の人がそう叫んだ。

 「あ、あはは……雨晴さん。好きな食べ物とかある?」

 「わかりません」

 「……」

 クラスの中が一気に凍りつくのを感じた。

 「じ、じゃあ嫌いな食べ物は?」

 「わかりません」

 「……」

 さらに温度が下がる。

 この時(砥部を除いて)「なんなんだこいつ」とクラスのみんなが思った。

 「先生。私の席は?」

 私がそう問いかけると、砥部さんの左隣でと教えてくれた。

 「風華。これからよろしくな」

 「はい」

 私はたちはお互いに少し頷きそのまま授業を受けた。

 一限目は一般授業だ。

 「ではこないだやった数学のおさらいからやるよ」

 そうして一限が終了し二限目からは特別授業だ。

 「二人一組になって、相手の頭についている風船を破ることができたら勝ちだ」

 「風華頑張ろ」

 「はい」

 いつのまにか私の隣に立っていた砥部さん。

 「あの砥部が自らパートナーを探しに行った!!!!!!!」

 ひとりの男子がそう叫んだ。

 またあの金髪だ。

 「おいおいおい。お前らどんな関係だよ?」

 そう問いかけると、砥部さんはこう言った。

 「俺と風華は(お互いの内部事情を知る)特別な関係だ」

 「えっ……!」

 「ま、まじかよ?」

 この日を境になぜか私と砥部さんができている説が流れた。

 ちなみにそのあと、夢さんの制裁が砥部さんに渡った。

 「この大馬鹿者!!!!!!!」
 
 
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