4 / 29
初登校
しおりを挟む
みなさん、こんにちは。風華です。私は今日からこのテンペスト学園に正式に入学することが決まりました。
説明 テンペスト学園は歳などは関係なく、各クラスに分かれています。
例えば。砥部さんの場合は体術を極めるクラスで特別クラスと呼ばれています。
ちなみに砥部さんは二年生です。
他にも科学や医療系のクラスや危険物を扱うクラスなどがありそれぞれが得意分野を伸ばしテンペストを倒すために腕を磨いています。
一般的に学力もありその間を縫ってテンペストを倒しに行きます。
卒業条件は特になく大体は六年から十五年辺りで卒業します。
進路はこの学園の先生になるか特別部隊に入るか一般社会に戻るのかの三つの選択肢があり大体の人は先生か特別部隊に入ります。
アディさんは特別部隊に隊長だそうです。
説明以上
「えー。みなさん。今日からこの特別クラスに新しいクラスメイトが来ます」
特別クラスの二年の担任杉本健太郎先生だ。
本当は私は一年からのはずだったが、砥部さんが「俺と一緒のクラスの方が(何かと便利だから)いい」って言ったので他の人たちも話し合った結果、砥部さんと同じクラスになることになった。
杉本先生は私がテンペストだってことも知っている。
「さぁは入って」
杉本先生がそう合図する。
ガラガラ
ざわざわ
「可愛い」
「この子十二歳あたりかしら⁇」
「ちっちゃい!!!!!!!」
「なんで狐のお面を頭につけてるの?」
「顔につけてないだけマシだよ」
「こほん!」
杉本先生がわざとらしく咳をし私に自己紹介をするように促した。
「雨晴 風華、です。よろしく、お願い、します」
しーん
「えっ?それだけ⁉︎」
一番後ろの金髪の男の人がそう叫んだ。
「あ、あはは……雨晴さん。好きな食べ物とかある?」
「わかりません」
「……」
クラスの中が一気に凍りつくのを感じた。
「じ、じゃあ嫌いな食べ物は?」
「わかりません」
「……」
さらに温度が下がる。
この時(砥部を除いて)「なんなんだこいつ」とクラスのみんなが思った。
「先生。私の席は?」
私がそう問いかけると、砥部さんの左隣でと教えてくれた。
「風華。これからよろしくな」
「はい」
私はたちはお互いに少し頷きそのまま授業を受けた。
一限目は一般授業だ。
「ではこないだやった数学のおさらいからやるよ」
そうして一限が終了し二限目からは特別授業だ。
「二人一組になって、相手の頭についている風船を破ることができたら勝ちだ」
「風華頑張ろ」
「はい」
いつのまにか私の隣に立っていた砥部さん。
「あの砥部が自らパートナーを探しに行った!!!!!!!」
ひとりの男子がそう叫んだ。
またあの金髪だ。
「おいおいおい。お前らどんな関係だよ?」
そう問いかけると、砥部さんはこう言った。
「俺と風華は(お互いの内部事情を知る)特別な関係だ」
「えっ……!」
「ま、まじかよ?」
この日を境になぜか私と砥部さんができている説が流れた。
ちなみにそのあと、夢さんの制裁が砥部さんに渡った。
「この大馬鹿者!!!!!!!」
説明 テンペスト学園は歳などは関係なく、各クラスに分かれています。
例えば。砥部さんの場合は体術を極めるクラスで特別クラスと呼ばれています。
ちなみに砥部さんは二年生です。
他にも科学や医療系のクラスや危険物を扱うクラスなどがありそれぞれが得意分野を伸ばしテンペストを倒すために腕を磨いています。
一般的に学力もありその間を縫ってテンペストを倒しに行きます。
卒業条件は特になく大体は六年から十五年辺りで卒業します。
進路はこの学園の先生になるか特別部隊に入るか一般社会に戻るのかの三つの選択肢があり大体の人は先生か特別部隊に入ります。
アディさんは特別部隊に隊長だそうです。
説明以上
「えー。みなさん。今日からこの特別クラスに新しいクラスメイトが来ます」
特別クラスの二年の担任杉本健太郎先生だ。
本当は私は一年からのはずだったが、砥部さんが「俺と一緒のクラスの方が(何かと便利だから)いい」って言ったので他の人たちも話し合った結果、砥部さんと同じクラスになることになった。
杉本先生は私がテンペストだってことも知っている。
「さぁは入って」
杉本先生がそう合図する。
ガラガラ
ざわざわ
「可愛い」
「この子十二歳あたりかしら⁇」
「ちっちゃい!!!!!!!」
「なんで狐のお面を頭につけてるの?」
「顔につけてないだけマシだよ」
「こほん!」
杉本先生がわざとらしく咳をし私に自己紹介をするように促した。
「雨晴 風華、です。よろしく、お願い、します」
しーん
「えっ?それだけ⁉︎」
一番後ろの金髪の男の人がそう叫んだ。
「あ、あはは……雨晴さん。好きな食べ物とかある?」
「わかりません」
「……」
クラスの中が一気に凍りつくのを感じた。
「じ、じゃあ嫌いな食べ物は?」
「わかりません」
「……」
さらに温度が下がる。
この時(砥部を除いて)「なんなんだこいつ」とクラスのみんなが思った。
「先生。私の席は?」
私がそう問いかけると、砥部さんの左隣でと教えてくれた。
「風華。これからよろしくな」
「はい」
私はたちはお互いに少し頷きそのまま授業を受けた。
一限目は一般授業だ。
「ではこないだやった数学のおさらいからやるよ」
そうして一限が終了し二限目からは特別授業だ。
「二人一組になって、相手の頭についている風船を破ることができたら勝ちだ」
「風華頑張ろ」
「はい」
いつのまにか私の隣に立っていた砥部さん。
「あの砥部が自らパートナーを探しに行った!!!!!!!」
ひとりの男子がそう叫んだ。
またあの金髪だ。
「おいおいおい。お前らどんな関係だよ?」
そう問いかけると、砥部さんはこう言った。
「俺と風華は(お互いの内部事情を知る)特別な関係だ」
「えっ……!」
「ま、まじかよ?」
この日を境になぜか私と砥部さんができている説が流れた。
ちなみにそのあと、夢さんの制裁が砥部さんに渡った。
「この大馬鹿者!!!!!!!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
魅了の対価
しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。
彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。
ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。
アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。
淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる