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足手まとい

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 「悪魔が召喚する怪物いや、モンスターと言うべきかな?とにかく、そいつらが、この世界を潰そうとしているのよ。私はこの世界を守るのが仕事。」
 「そうなんだ。小春は凄いよ。」
 「ありがとう。本当は言ってはいけないけど、でも、雄太には警告しないといけないから。」
 「警告⁇」
 「うん。二度と戦いに巻き込ませない為にも、時が止まったらそこから動かないことをお勧めするわ。」
 雄太が何か言う前に私は家に帰った。
 夜
 「くそ‼︎なんだよ‼︎俺だって、小春の役に立ちたいんだよ。なのにあんな言い方しなくてもいいじゃないか‼︎」
 「言い過ぎたかな?でも、雄太を守る為だから。」
 ガシャ
 「!?この魔力、間違えない‼︎あいつらだ。」
 私はホウキで、魔力がする方に向かった。
 「この辺だと思うけど。」
 「ワオーン」
 「ウルフ!?あいつらは素早いから、気を付けないと。」
 「クゥークゥー。」
 「ウルフよ。眠りなさい‼︎」
 「ガルルー‼︎」
 「睡眠魔法が効かない!?アレンやってくれるじゃない‼︎」
 カチン
 「えっ?時が止まってる。じゃあ、小春が戦っているんだ‼︎俺も行かなきゃっ‼︎」
 ピタッ
 「時が止まったらそこから動かないことをお勧めするわ。」
 「そんなこと知るかよ。」
 「はぁはぁ。あれは、光?いや、小春の魔法だ‼︎」
 「精霊弾‼︎はや過ぎる‼︎これじゃ捕獲できない‼︎」
 「小春‼︎」
 「雄太!?なんでここに?来るなって言ったのに‼︎」
 「ガルルー‼︎」
 「へっ⁇」
 「雄太!?」
 ガブッ。私は肩を噛まれて、かなり深い傷を負った。
 「うっ!?風よ。ウルフを空に飛ばしなさい‼︎」
 「クゥー‼︎」
 「馬鹿‼︎なんで来たのよ‼︎来るなって言ったわよね⁇時が止まったら動かない‼︎なんでそんなことも出来ないの⁇」
 「そんなことよりも、小春血が‼︎」
 「こんなもの擦り傷よ‼︎」
 「でも......。」
 「言い争うしている暇はないのよ‼︎今すぐ此処を離れて‼︎」  
 「俺は、小春を助けたくてここに来たんだ‼︎」
 「迷惑よ。そんなこと頼んでない‼︎」
 「なんでそんなこと言うんだよ‼︎」
 「氷よ。地面を凍らせなさい‼︎」
 「ウーウー!?」
 「キャプチャー‼︎」
 「ウーウーウーウー‼︎」
 「捕獲完了‼︎」
 「雄太はっきりと言わせてもらうわ。正直言って迷惑よ。それに足手まといなのよ。だから、もうこの戦いに参戦しようとしないで。これが最後の警告だから。」
 「小春。」
 「また明日学校でね。」
 「ま、待ってよ‼︎怪我はどうするんだよ!」
 「このぐらいの怪我なら自分で治せる。」
 「本当に⁇」
 「本当よ。怪我よ治りなさい。」
 「す、凄い。本当に怪我が治ってる。」
 「もう関わらないでね。お願いだから。」
 「......。」
 次の日
 「小春おはよう。それと昨日はごめん。」
 「雄太おはよう。いいよ気にしてないから。」
 「そっか。」
 「雄太それ、何処で見つけたの?」
 「ん⁇これ?ずっと前に貰ったんだ。俺の初恋の人に。」
 「そう。(気のせいよね?魔の石に似てるけど別物よね?)」
 「それがどうしたの?」
 「ううん。なんでもない。」
 「ならいいけど、もう授業が始まるよ。」
 「そうだね。」
 しばらくの間、雄太は時が止まっても、その場を動くことはしなかった。
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