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大先輩ローラ登場

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 「気まずい。」
 こんにちは。小春であり、エリーナです。今私達は、ダンスのペアを組んでいます。でも、少し前に、私が色々と言って喧嘩⁇状態ではないけど、なっている感じ⁇なので正直言って気まずい‼︎まあ謝ったんだけど、だけど気まずい‼︎
 「なんで、雄太とペアなの?」
 「仕方ないだろ。余ったんだから。」
 「うっ。こんなことなら、早くパートナーを見つければ良かった。」
 「それこっちの台詞だ。魔法使い様には、俺のような人間合わないですからね。」
 「むっ。なにをその言い方⁇それに、此処は学校よ。魔法使いって言う。キーワードは避けてくれない⁇」
 「魔法使い様に指図されたくありません。それに、君みたいな軽率で人の心もない上に凶暴な人嫌いだ。」
 「......。」
 「あれ?げっ‼︎泣いて......。」
 バーン
 「えっ?」
 「何々⁇」
 「恵理乃さんが、絵理田君を叩いた?」
 「嘘!?」
 「なんで?」
 「おい。恵理乃なにしているんだ⁇」
 「馬鹿。」
 「えっ?」
 「サイテー‼︎私だって、貴方みたいな人嫌いよ‼︎大っ嫌いよ‼︎」
 「待っ......。」
 「あの子......。」
 屋上
 「はぁはぁ。はぁー。ビンタはやり過ぎた。」
 「久しぶりね。エリーナ。」
 ビクッ
 「誰!」
 「ヤッホー。随分と久しぶり会いたかったよ。」
 「お、オーロラ⁇」
 「そうだよ。でも此処では、紬風ローラだからね。それに、エリーナよりも一年先輩です‼︎エリーナにとっては、私のことは大先輩だね。」
 「うん。そうだね。」
 「なにがあったの⁇エリーナが誰かを叩くなんて珍しいよ。」
 「実は......。」
 「......そう。あの男普通の人間じゃないのね⁇」
 「うん。」
 「止まった時間を動けるのは、天使、神、女神、悪魔そして、妖精ぐらいね。」
 「うん。オーロラは女神だもんね。」
 「えぇ。」
 「でも、オーロラが人間界にいるとは思わなかったよ。」
 「私が勝手に、人間界に来たから。」
 「そうなんだ。」
 「それに、エリーナの手伝いをしようと思ってね。」
 「本当に⁇」
 「本当だよ。でもその前に、あの子と仲直りして来なよ。」
 「無理だよ。殴っちゃったし、前に酷いこといっぱい言っちゃったんだもん。」
 「エリーナなりの優しさだね。巻き込みたくなかったんだよね?」
 「うん。だって、私のせいで、雄太が死んじゃったら嫌だもん。」
 「その気持ちわかるよ。で、君はどう思っているのかな?」
 「えっ?」
 「あ、あははは。」
 「ゆ、雄太!?」
 遡ること十分前
 「小春泣いてた。俺のせいだ。あんなこと言うつもりなかった。いいや、そんなの言い訳だ。小春に謝らないと‼︎」
 「おい。絵理田何処に行くんだ?」
 「えっと、小春を連れ戻しに行きます。俺が悪いから謝りたいんです‼︎」
 「いいだろ。ただし、授業が終わるまでに帰って来い‼︎帰って来なかったらどうなるかわかるよな?」
 「はい‼︎」
 「じゃあ行け‼︎」  
 「小春ならきっと屋上に居る‼︎」
 屋上
 「話し声?」
 「......エリーナが誰かを叩くなんて珍しいよ。」
 「エリーナって誰だ⁇」
 「実は......。」
 「エリーナって、小春のこと?でも、小春って名前だし聞き間違えだよな?」
 「その気持ちわかるよ。で、君はどう思っているのかな?」
 「あ、あははは。」
 「ゆ、雄太!?」
 今に至る
 「なんでこ此処に居るの?オー......ローラ‼︎」
 「まあまあ。」
 「小春聞きたいことがある。エリーナって君の名前?」
 ビクッ
 「そ、それは......その......うん。そうだよ。本当の名前は、エリーナ.エレガント。これが私の名前。恵理乃小春は人間界で生きて行くための偽名。」
 「なんで教えてくれなかったの?」
 「そんなの、雄太には関係ないことよ。」
 「なんでそんなふうに言うんだよ‼︎俺がなにをしたんだよ‼︎はっきりと言えよ‼︎」
 「はーい。ストップ。」
 「紬風先輩!?」
 「えっ?なになに?」
 「まさか、小春知らないのか⁇紬風先輩は学校一の美人で優等生‼︎しかも生徒会副会長‼︎」
 「へぇー。知らないうちにすごいことになってたんだね。」
 「そうなのよ。だから大先輩よ‼︎」
 「会えて光栄です‼︎」
 「......雄太。」
 「そんな大先輩からね、助言よ!今すぐに謝ること‼︎二人ともね‼︎」
 「それ、助言でもなんでもない‼︎」
 「はい‼︎」
 「雄太は、雄太でおかしくなっちゃった。」
 「あの、小春ごめんな。」
 「私の方こそ、叩いてごめんなさい。」
 「はい。喧嘩終了‼︎」
 「あっ。チャイム。」
 「やばい‼︎先生に殺される‼︎」
 「ころっ!?なにがあったのよ!?」
 「小春行くよ‼︎」
 「えっ!?雄太引っ張っらないでよ‼︎」
 「うふふ。お互いに仲良しなのね。それに信頼している。あの警戒心が強い。エリーナさえも心を開く。きっとあの人間には不思議な魔法が何処かにあるんだね。今は見えなくても、きっと、魔法の源が見えるようになるから。頑張れ。エリーナ。」
 その後、雄太はグランド、体育館の整備を一人ですることになった。
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