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期末テスト

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 此処に来てからしばらく経ちました。そして今日は期末テストです。
 「うーん。やっぱり難しい。」
 「ガァーガァー。」
 「絵理田‼︎何寝ている‼︎テスト中だぞ‼︎」
 「うーん。うっせぇ。」
 「絵理田‼︎」
 「うわー。」
 ドン引き
 「じゃなくて、テストテスト‼︎」
 期末テストが終わり返却日になった。
 「雄太これは酷い。」
 「えっ?」
 「全教科赤点ってありえない‼︎」
 「えー。俺としてはいい方だよ。」
 「はっ?何処が?数学十点国語二十二点理科十六点社会十六点英語二十点って相当やばいよ。」
 「そうかな?そんなこと言うなら、小春達のせいだからな。」
 「えっなんで?」
 「戦いに巻き込むから。」  
 「あっ。なんかごめん。」  
 「いいよ。眠ぃ‼︎」
 「寝るな‼︎」
 「わっ!?」
 ガタッ
 「ってうわあああ‼︎」
 ガタン
 「雄太大丈夫⁇」
 「ガァーガァー。」
 「これは重症だ。」
 「エリーナどうするの⁇これ‼︎」
 「ガアーガアー‼︎」
 「生徒会でも堂々と寝るなんていい度胸だな‼︎」
 「落ち着いてなのです‼︎」
 「まあまあ。」
 夜
 「今回はスライム‼︎」
 「やだ‼︎」
 「あのヌルヌルしているのがいや。」
 「右に同じ。」
 「しかもこいつ、物理攻撃無効化持ってる‼︎」
 「厄介ね。」
 「物理攻撃は効かなくても、空に飛ばせば捕獲出来る!風よ。スライムを空に飛ばしなさい‼︎」
 ヒュー
 「流石、お姉様です‼︎」
 「行っちゃえ‼︎」
 「キャプチャー‼︎」
 「捕獲完了‼︎」
 「やったぁー‼︎」
 「今回はなんの被害も無かったよ‼︎」
 「めちゃくちゃ喜ぶね。」
 「だって、スライムと言えば、ヌルヌルしていてしかも服を溶かすのよ‼︎いやよ‼︎」
 「そうね。」
 「雄太はもう寝る‼︎」
 「此処からだと距離あるよ‼︎」
 「ふっふっふ‼︎私にはこれがある‼︎ワープの魔の石‼︎」
 「えっ?俺があるなら普通に使えばいいじゃん‼︎」
 「時が止まると使えなくなるのよ‼︎」
 「そうなの!?」
 「そうだよ。でも今は時が動き出しから使える。」
 「じゃあお願いします。」
 「うん。ワープの魔の石‼︎」
 「凄い‼︎俺の家の前だ‼︎」
 「エリーナの力凄いでしょ⁇」
 「なんで、紬風先輩が自慢げなんですか?」
 「もういいから寝なさい‼︎明日は補習でしょ⁇」
 「うぅ。わかったよ。おやすみ。」
 「うん。おやすみ。」
 「じゃあ、私達も帰ろうか。」
 「うん。」
 次の日の放課後
 「小春ありがとう!」
 ドーヨン
 「なんで、エリーナ方が疲れてるの?」
 「いやー。わからないところ片っ端から聞いてたからなんかこうなった。」
 「雄太勉強しろ‼︎」
 「わー‼︎」
 このあと、雄太は、小春の家でめちゃくちゃ勉強させられた。強制的に魔法もかけられて逃げられないようにされた。
 「もう勘弁してくれ‼︎」
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