11 / 11
システムエラー
しおりを挟む
みなさんこんにちは。リリスです。私は今、管理人たちとお茶をしています。
なぜそうなったかって⁇それは私が聞きたい!!!!!!!
「あ、あの……私に何の用なんですか⁇」
月雲はともかくもうひとりいるから慎重に動かないとね。
「君をこの世界から出す方法はまだ見つかっていない。だから君のお願いを思い出させるために来た」
「??????」
説明しているつもりなんだろう。でもごめんなさい。言っている意味がいまいちわからないわ。
私がわからないって顔をしていると、月雲が説明してくれた。
「リリスさん。つまりねぇ、君の願いはコードによって保管してある。だからそれをシステムをハッキングすることでわかるかもしれないんだ」
その話が本当だったしてもこの世界のリリスや住人たちはどうなるんだろ?
私は自分の願いのせいでここの人たちを消したくない。
「でもシステムエラーが起きたらどうするんですか?」
私がそう言うと、二人は顔を見合わせて、深刻な顔でこう言った。
「きっと、この世界のデータも君の魂も消滅するだろう」
とても暗い顔でそう言い、月雲が続けてこう言った。
「でも可能性がゼロではないからやるしかないんだ。この世界では君もここの住人だ。だから君の家族にバレないようにやらなきゃ意味なんだ」
二人はその後黙って私を見つめた。
私の答えを待っているのだ。
たしかに提案自体はいいと思う。でもリリスが消えるということはこの世界の悪役が消えるということ。それは避けたい。
私が迷っていると、二人は急かすように答えをくれと言ってきた。
「時間がない」
「僕たちはいつまでもここの世界にいられるわけじゃない」
もしこのことが知られれば確実にデータは消され彼女の魂も崩壊する。そんなことさせない。
「お願いだ。僕たちは君の魂を救う役目はある。だけど、それは確実じゃない。だから最終的に答えを出すのは君次第だ。」
それだけ言うと、月雲は黙って私を見つめた。
私は少し考えた後、二人を信じることにした。
「わかりました。これが確実な方法じゃないとしても私は後悔はありません」
だって、元の世界に戻っても私の居場所きっとどこにもない。
「じゃあシステムにアクセスするよ」
そう言って、月雲たちはキーボードぽちぽちと打ち始めた。
どのぐらい経ったのだろう?体に少し違和感を感じる。
前にお願いを思い出しそうとした時とは違う痛みが体全身に走る。
「よし。あとはこれをこうして……」
あと少しでわかるはずだった。だけど、気がついたらゲームの世界から追い出され画面上の彼女はぴたりと動くことなくその場に倒れていた。
「ど、どうゆーことだ⁉︎」
月雲が焦っていると、一緒に来ていた空洞さんは状況を把握していた。
「システムエラーだ」
彼のその言葉を聞いて動けなくなった。
「えっ……」
そう。システムエラーを起こして、私の魂バラバラになってしまったのだ。
なぜそうなったかって⁇それは私が聞きたい!!!!!!!
「あ、あの……私に何の用なんですか⁇」
月雲はともかくもうひとりいるから慎重に動かないとね。
「君をこの世界から出す方法はまだ見つかっていない。だから君のお願いを思い出させるために来た」
「??????」
説明しているつもりなんだろう。でもごめんなさい。言っている意味がいまいちわからないわ。
私がわからないって顔をしていると、月雲が説明してくれた。
「リリスさん。つまりねぇ、君の願いはコードによって保管してある。だからそれをシステムをハッキングすることでわかるかもしれないんだ」
その話が本当だったしてもこの世界のリリスや住人たちはどうなるんだろ?
私は自分の願いのせいでここの人たちを消したくない。
「でもシステムエラーが起きたらどうするんですか?」
私がそう言うと、二人は顔を見合わせて、深刻な顔でこう言った。
「きっと、この世界のデータも君の魂も消滅するだろう」
とても暗い顔でそう言い、月雲が続けてこう言った。
「でも可能性がゼロではないからやるしかないんだ。この世界では君もここの住人だ。だから君の家族にバレないようにやらなきゃ意味なんだ」
二人はその後黙って私を見つめた。
私の答えを待っているのだ。
たしかに提案自体はいいと思う。でもリリスが消えるということはこの世界の悪役が消えるということ。それは避けたい。
私が迷っていると、二人は急かすように答えをくれと言ってきた。
「時間がない」
「僕たちはいつまでもここの世界にいられるわけじゃない」
もしこのことが知られれば確実にデータは消され彼女の魂も崩壊する。そんなことさせない。
「お願いだ。僕たちは君の魂を救う役目はある。だけど、それは確実じゃない。だから最終的に答えを出すのは君次第だ。」
それだけ言うと、月雲は黙って私を見つめた。
私は少し考えた後、二人を信じることにした。
「わかりました。これが確実な方法じゃないとしても私は後悔はありません」
だって、元の世界に戻っても私の居場所きっとどこにもない。
「じゃあシステムにアクセスするよ」
そう言って、月雲たちはキーボードぽちぽちと打ち始めた。
どのぐらい経ったのだろう?体に少し違和感を感じる。
前にお願いを思い出しそうとした時とは違う痛みが体全身に走る。
「よし。あとはこれをこうして……」
あと少しでわかるはずだった。だけど、気がついたらゲームの世界から追い出され画面上の彼女はぴたりと動くことなくその場に倒れていた。
「ど、どうゆーことだ⁉︎」
月雲が焦っていると、一緒に来ていた空洞さんは状況を把握していた。
「システムエラーだ」
彼のその言葉を聞いて動けなくなった。
「えっ……」
そう。システムエラーを起こして、私の魂バラバラになってしまったのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる