18 / 119
18 蒲田さん……
しおりを挟む
ノンケは範疇外、なの。
恋愛対象は同性。そして、ゲイかバイ。
だって、ノンケは絶対に戻っちゃうでしょ?
そんなドラマみたいなこと起きないって大人だからわかってるし。
結局、どこかで戻る。
女の子がいいって。
だからしない。そんな、絶対に終わるところが他よりずっと鮮明な恋愛なんて最初からしない。
そのくらいのことは大人だから、もうわかってる。
「んーん、どうかなぁ」
アパレルの求人ってけっこうあるんだけど、ここまでハイレベルな人材じゃないんだよね。俺。
自分で言うのもなんだけどさ。
バイリンガル、トリリンガル歓迎とかさ。多分、仕事で海外との取引が多いバイヤー系だったり、親会社が海外のアパレルメーカーだったり。
でも、残念なことに言語は日本語のみです。
英語は中学英語で止まってます。しかも学校で習っただけの、実生活ではちっとも使えない非実践的英語。ビジネス英語なんてできるわけもない。トリリンガルなんていうのは夢のような話で。
「……」
夢のような話。
そう夢のような話っていうには、起きることがほとんどない、可能性さえないことを言うわけで。英語もできない俺にはどう頑張ったって英語とそれプラス他の言語なんてできるはずがなくて。
つまりはそういうこと。
俺がトリリンガルなんて絶対になれないように。
――けど、聡衣はそう言うのないな。
ノンケは……ゲイにはならないよ。
やっぱりいつか、きっと必ず戻ってく。女性の方に。
どんなにいっときこっちに傾いたってさ、それは気の迷いでしかない。
話したこともない英語以外の外国語をあいさつだけその場で教わって、たった一言、その挨拶が言えただけで、話せるようになった! なんて喜んでるのとほとんど同じ。
その時は確かに「話せた」のかもしれないけれど、そんな一時的に覚えた言葉なんて、あっという間に忘れてしまう。手で救ったお水みたいにあっと言う間に指と指の間から抜けて行ってしまう。
ノンケだもん。
ただ魔が刺しただけ。
その時はちょっとありかもって思っただけ。
女性が好きな男が、同じ男に本当に恋なんてしない。だから、俺も、恋はしない。
「あ、ここ、履歴書いるんだ」
今日は二つ、良さそうな、面接まで漕ぎ着けそうな求人を見つけた。そこに応募をして、ふと履歴書の提出があるって言うのを見つけた。今までのところがほとんどこのWEBエントリーだけで履歴書不要になってた。書いてる内容は履歴書に書くことそのままだからこれで充分っていう判断をしてくれてたんだろうけど、この応募したところ、面接ってことになったら履歴書持って行かないとじゃん。
じゃあ、買ってこないと。
買って、こないとって……外出たら。
「………………」
座敷童子に尾行されてる……んですけど。
「………………」
え……えぇ……あれって、蒲田さん、だよね?
メガネとマスクで変装でもしてるつもりなのかな。嘘でしょ……普通に蒲田さんなんだけど。
すっごいこっち見てるし。
すっごい後ついてくるし。
コンビニで履歴書買おうと思った。そして外に出たら、蒲田さんが物陰からじっとこっちを見てた。今日、俺って外出の予定なかったし、まだ全然久我山さんが帰ってくるような時間でもないんだけど、ずっとあそこで見てるつもりだったのかな。それとも俺が履歴書買うことを予想……なんてしてないか。
ふと、履歴書に手を伸ばしながら、怪しさ全開の蒲田さんへとパッと顔を向ける。
「!」
パッとそっぽを向く。
「……」
また履歴書の方を見て。
パッと顔を蒲田さんに向ける。
「!」
パッとそっぽを向く。
「……」
パッ、パッ。
あの人、「大先生」の秘書って言ってたけど、政治家の秘書ってあんなでいいの? でも、政治家って本当はお馬鹿さんとかなのかもしれないから、ちょうどいいの? 婚約中の愛娘が女ったらしに引っ掛かってって、秘書使って、興信所使って、その女ったらしのこと調べまくるくらいだもんね。
「あの……」
パッと、そっぽを向いてる間に、そっとその場を離れて、それからぐるりと回って、蒲田さんの後ろに立ってみた。そしてそこからポツリと声をかけると。
声は出さなかったけど。「ぎゃ」に「あ」が百個くらいくっつきそうな叫び声を顔面だけで無音で上げながらこっちに振り返った。
「蒲田さん、だよね?」
「………………」
どう見たってそうなんだけど。
「……ち、違います」
嘘ついた! 政治家嘘つきばっかりだから!
「蒲田さん」
「!」
「でしょ?」
伊達メガネにマスクしてる大先生の秘書さんが、もぞもぞと何かをマスクの中で話しながら、俯いた。でも全然聞き取れなくて、首を傾げながら、耳をそっち側に傾けて。
「本当にお付き合いしていると報告書が届きました。週末は二人ででかけていると。一緒に暮らしていると思われると」
「はい……」
「でもまだ疑わしいので継続しての調査をお願いしていました」
あ、まだ疑われてる。そりゃ、そうだよね。だって久我山さん女性が好きだもん。
「ところが先日、仕事帰りの久我山さんと一緒に貴方がカフェで食事をして一緒に帰宅したと報告を受けました」
あ、それ、この間のだ。すごい、どこかで本当に見られてるんだ。「警察二十ナントカ」にありそう。そんな本当に上手に気が付かれないように尾行ってされるものなんだね。
蒲田さんが下手なだけかもしれないけど。
でも、そっか、そしたら、もうこの偽装生活は――。
「完全に一緒に暮らしていると」
久我山さん、ホッとするかな。するよね。これで、あとは自由の身だもん。
「仲睦まじい様子だと」
一件落着……。
「でも、私はまだ疑ってます!」
「え?」
「久我山さんの恋愛遍歴をご存知ですか?」
「……あ、あぁ、まぁ」
「本当に数多くの女性と交際していました! 本当に数多く」
「……はぁ」
「つまりは! 女ったらしなんです!」
「あの」
蒲田さんって、もしかして天然キャラなのかな。すっごい声大きいからコンビニで目立っちゃってるんだけど。会話の内容がないようだし。
「そんな人が男に走るとは思えません!」
ホント、内容が内容だし。
「あの、蒲田さん……」
「それに本当に女ったらしなので、いいですか?」
はぁ、っていう俺の生返事なんて完全無視で、すごいたくさんの女性との大人な交友関係をツラツラと教えてくれた。それを聞きながら、この人が大先生の秘書で、そんなでこの国の未来は大丈夫なのかなってちょっと心配になってきたりして。蒲田さんのこともあまりに天然っぽくって心配になってきて。
さっきまでノンケは範疇外って、ちょっとなかなか上手くいかない転職活動も相まって、アンニュイな気持ちだったんだけど、それが吹っ飛ぶくらいに蒲田さんの下手な変装がおかしくて。
「なのでつまり!」
「はい」
「貴方が彼に愛想を尽かし、別れて、またお嬢様にちょっかいを出すかもしれない」
すごい想像力だなぁなんて。
「あの、俺、愛想を尽かしたり、多分しないかと」
「多分、では困るんです!」
今、俺がこのコンビニに二度と来れなくなりそうで困ってます。
「なので、今後ももう少し調査の方は続行しますので!」
「え?」
あ。
「女ったらし、ですから!」
今。
「失礼しますっ」
俺、ちょっと。
「……」
ちょっと、気持ちがふわって、なった。
「……ぇ」
今、まだこの偽装交際続けないといけないって。
「……なん……」
気持ちが、ふわって……。
恋愛対象は同性。そして、ゲイかバイ。
だって、ノンケは絶対に戻っちゃうでしょ?
そんなドラマみたいなこと起きないって大人だからわかってるし。
結局、どこかで戻る。
女の子がいいって。
だからしない。そんな、絶対に終わるところが他よりずっと鮮明な恋愛なんて最初からしない。
そのくらいのことは大人だから、もうわかってる。
「んーん、どうかなぁ」
アパレルの求人ってけっこうあるんだけど、ここまでハイレベルな人材じゃないんだよね。俺。
自分で言うのもなんだけどさ。
バイリンガル、トリリンガル歓迎とかさ。多分、仕事で海外との取引が多いバイヤー系だったり、親会社が海外のアパレルメーカーだったり。
でも、残念なことに言語は日本語のみです。
英語は中学英語で止まってます。しかも学校で習っただけの、実生活ではちっとも使えない非実践的英語。ビジネス英語なんてできるわけもない。トリリンガルなんていうのは夢のような話で。
「……」
夢のような話。
そう夢のような話っていうには、起きることがほとんどない、可能性さえないことを言うわけで。英語もできない俺にはどう頑張ったって英語とそれプラス他の言語なんてできるはずがなくて。
つまりはそういうこと。
俺がトリリンガルなんて絶対になれないように。
――けど、聡衣はそう言うのないな。
ノンケは……ゲイにはならないよ。
やっぱりいつか、きっと必ず戻ってく。女性の方に。
どんなにいっときこっちに傾いたってさ、それは気の迷いでしかない。
話したこともない英語以外の外国語をあいさつだけその場で教わって、たった一言、その挨拶が言えただけで、話せるようになった! なんて喜んでるのとほとんど同じ。
その時は確かに「話せた」のかもしれないけれど、そんな一時的に覚えた言葉なんて、あっという間に忘れてしまう。手で救ったお水みたいにあっと言う間に指と指の間から抜けて行ってしまう。
ノンケだもん。
ただ魔が刺しただけ。
その時はちょっとありかもって思っただけ。
女性が好きな男が、同じ男に本当に恋なんてしない。だから、俺も、恋はしない。
「あ、ここ、履歴書いるんだ」
今日は二つ、良さそうな、面接まで漕ぎ着けそうな求人を見つけた。そこに応募をして、ふと履歴書の提出があるって言うのを見つけた。今までのところがほとんどこのWEBエントリーだけで履歴書不要になってた。書いてる内容は履歴書に書くことそのままだからこれで充分っていう判断をしてくれてたんだろうけど、この応募したところ、面接ってことになったら履歴書持って行かないとじゃん。
じゃあ、買ってこないと。
買って、こないとって……外出たら。
「………………」
座敷童子に尾行されてる……んですけど。
「………………」
え……えぇ……あれって、蒲田さん、だよね?
メガネとマスクで変装でもしてるつもりなのかな。嘘でしょ……普通に蒲田さんなんだけど。
すっごいこっち見てるし。
すっごい後ついてくるし。
コンビニで履歴書買おうと思った。そして外に出たら、蒲田さんが物陰からじっとこっちを見てた。今日、俺って外出の予定なかったし、まだ全然久我山さんが帰ってくるような時間でもないんだけど、ずっとあそこで見てるつもりだったのかな。それとも俺が履歴書買うことを予想……なんてしてないか。
ふと、履歴書に手を伸ばしながら、怪しさ全開の蒲田さんへとパッと顔を向ける。
「!」
パッとそっぽを向く。
「……」
また履歴書の方を見て。
パッと顔を蒲田さんに向ける。
「!」
パッとそっぽを向く。
「……」
パッ、パッ。
あの人、「大先生」の秘書って言ってたけど、政治家の秘書ってあんなでいいの? でも、政治家って本当はお馬鹿さんとかなのかもしれないから、ちょうどいいの? 婚約中の愛娘が女ったらしに引っ掛かってって、秘書使って、興信所使って、その女ったらしのこと調べまくるくらいだもんね。
「あの……」
パッと、そっぽを向いてる間に、そっとその場を離れて、それからぐるりと回って、蒲田さんの後ろに立ってみた。そしてそこからポツリと声をかけると。
声は出さなかったけど。「ぎゃ」に「あ」が百個くらいくっつきそうな叫び声を顔面だけで無音で上げながらこっちに振り返った。
「蒲田さん、だよね?」
「………………」
どう見たってそうなんだけど。
「……ち、違います」
嘘ついた! 政治家嘘つきばっかりだから!
「蒲田さん」
「!」
「でしょ?」
伊達メガネにマスクしてる大先生の秘書さんが、もぞもぞと何かをマスクの中で話しながら、俯いた。でも全然聞き取れなくて、首を傾げながら、耳をそっち側に傾けて。
「本当にお付き合いしていると報告書が届きました。週末は二人ででかけていると。一緒に暮らしていると思われると」
「はい……」
「でもまだ疑わしいので継続しての調査をお願いしていました」
あ、まだ疑われてる。そりゃ、そうだよね。だって久我山さん女性が好きだもん。
「ところが先日、仕事帰りの久我山さんと一緒に貴方がカフェで食事をして一緒に帰宅したと報告を受けました」
あ、それ、この間のだ。すごい、どこかで本当に見られてるんだ。「警察二十ナントカ」にありそう。そんな本当に上手に気が付かれないように尾行ってされるものなんだね。
蒲田さんが下手なだけかもしれないけど。
でも、そっか、そしたら、もうこの偽装生活は――。
「完全に一緒に暮らしていると」
久我山さん、ホッとするかな。するよね。これで、あとは自由の身だもん。
「仲睦まじい様子だと」
一件落着……。
「でも、私はまだ疑ってます!」
「え?」
「久我山さんの恋愛遍歴をご存知ですか?」
「……あ、あぁ、まぁ」
「本当に数多くの女性と交際していました! 本当に数多く」
「……はぁ」
「つまりは! 女ったらしなんです!」
「あの」
蒲田さんって、もしかして天然キャラなのかな。すっごい声大きいからコンビニで目立っちゃってるんだけど。会話の内容がないようだし。
「そんな人が男に走るとは思えません!」
ホント、内容が内容だし。
「あの、蒲田さん……」
「それに本当に女ったらしなので、いいですか?」
はぁ、っていう俺の生返事なんて完全無視で、すごいたくさんの女性との大人な交友関係をツラツラと教えてくれた。それを聞きながら、この人が大先生の秘書で、そんなでこの国の未来は大丈夫なのかなってちょっと心配になってきたりして。蒲田さんのこともあまりに天然っぽくって心配になってきて。
さっきまでノンケは範疇外って、ちょっとなかなか上手くいかない転職活動も相まって、アンニュイな気持ちだったんだけど、それが吹っ飛ぶくらいに蒲田さんの下手な変装がおかしくて。
「なのでつまり!」
「はい」
「貴方が彼に愛想を尽かし、別れて、またお嬢様にちょっかいを出すかもしれない」
すごい想像力だなぁなんて。
「あの、俺、愛想を尽かしたり、多分しないかと」
「多分、では困るんです!」
今、俺がこのコンビニに二度と来れなくなりそうで困ってます。
「なので、今後ももう少し調査の方は続行しますので!」
「え?」
あ。
「女ったらし、ですから!」
今。
「失礼しますっ」
俺、ちょっと。
「……」
ちょっと、気持ちがふわって、なった。
「……ぇ」
今、まだこの偽装交際続けないといけないって。
「……なん……」
気持ちが、ふわって……。
5
あなたにおすすめの小説
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
【完結】薄幸文官志望は嘘をつく
七咲陸
BL
サシャ=ジルヴァールは伯爵家の長男として産まれるが、紫の瞳のせいで両親に疎まれ、弟からも蔑まれる日々を送っていた。
忌々しい紫眼と言う両親に幼い頃からサシャに魔道具の眼鏡を強要する。認識阻害がかかったメガネをかけている間は、サシャの顔や瞳、髪色までまるで別人だった。
学園に入学しても、サシャはあらぬ噂をされてどこにも居場所がない毎日。そんな中でもサシャのことを好きだと言ってくれたクラークと言う茶色の瞳を持つ騎士学生に惹かれ、お付き合いをする事に。
しかし、クラークにキスをせがまれ恥ずかしくて逃げ出したサシャは、アーヴィン=イブリックという翠眼を持つ騎士学生にぶつかってしまい、メガネが外れてしまったーーー…
認識阻害魔道具メガネのせいで2人の騎士の間で別人を演じることになった文官学生の恋の話。
全17話
2/28 番外編を更新しました
鈴木さんちの家政夫
ユキヤナギ
BL
「もし家事全般を請け負ってくれるなら、家賃はいらないよ」そう言われて鈴木家の住み込み家政夫になった智樹は、雇い主の彩葉に心惹かれていく。だが彼には、一途に想い続けている相手がいた。彩葉の恋を見守るうちに、智樹は心に芽生えた大切な気持ちに気付いていく。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(2024.10.21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
僕の目があなたを遠ざけてしまった
紫野楓
BL
受験に失敗して「一番バカの一高校」に入学した佐藤二葉。
人と目が合わせられず、元来病弱で体調は気持ちに振り回されがち。自分に後ろめたさを感じていて、人付き合いを避けるために前髪で目を覆って過ごしていた。医者になるのが夢で、熱心に勉強しているせいで周囲から「ガリ勉メデューサ」とからかわれ、いじめられている。
しかし、別クラスの同級生の北見耀士に「勉強を教えてほしい」と懇願される。彼は高校球児で、期末考査の成績次第で部活動停止になるという。
二葉は耀士の甲子園に行きたいという熱い夢を知って……?
______
BOOTHにて同人誌を頒布しています。(下記)
https://shinokaede.booth.pm/items/7444815
その後の短編を収録しています。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
離したくない、離して欲しくない
mahiro
BL
自宅と家の往復を繰り返していた所に飲み会の誘いが入った。
久しぶりに友達や学生の頃の先輩方とも会いたかったが、その日も仕事が夜中まで入っていたため断った。
そんなある日、社内で女性社員が芸能人が来ると話しているのを耳にした。
テレビなんて観ていないからどうせ名前を聞いたところで誰か分からないだろ、と思いあまり気にしなかった。
翌日の夜、外での仕事を終えて社内に戻って来るといつものように誰もいなかった。
そんな所に『すみません』と言う声が聞こえた。
宵にまぎれて兎は回る
宇土為名
BL
高校3年の春、同級生の名取に告白した冬だったが名取にはあっさりと冗談だったことにされてしまう。それを否定することもなく卒業し手以来、冬は親友だった名取とは距離を置こうと一度も連絡を取らなかった。そして8年後、勤めている会社の取引先で転勤してきた名取と8年ぶりに再会を果たす。再会してすぐ名取は自身の結婚式に出席してくれと冬に頼んできた。はじめは断るつもりだった冬だが、名取の願いには弱く結局引き受けてしまう。そして式当日、幸せに溢れた雰囲気に疲れてしまった冬は式場の中庭で避難するように休憩した。いまだに思いを断ち切れていない自分の情けなさを反省していると、そこで別の式に出席している男と出会い…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる