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第一章・俺の価値
※差別※
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さっきまでの優しく、少し子犬のような気遣いの塊だった男が嘘のように、俺を地面に押し付けた。
「いッてぇ、…な、何すんだよ」
「…情勢の為か、近頃は差別的な発言もなくなり…僕達も少しは王族、貴族に対して許す気持ちが出てきていた所なんですよ…」
「は…何、…?」
わけのわからない話をしながら男はその巨大で俺を地面に縫い付ける。
「はぁ…ほらね、僕たちに腕っぷしでは負けるでしょう…それを…それを…」
「ッは、?マジで何のことかわかんねぇんだけど!」
「子供には、分からないと思いますがね…」
男は俺の服を捲り上げると、申し訳程度の腹筋に下を這わせた。
「ッひ、…ッはぁ?!お前,何、ぅっ、ホモ、かよ…ッ!」
「…新たな差別用語ですか…懲りないな…」
「っ、あ、ぁ"…!」
腹筋から徐々に、上に上にと舐め上げながらこす、こす、と言動、乱暴な行動とは裏腹に優しく股間を撫でられる。
「ッぅ、あッん"!…ッマジでっ、ダメ、だから…!やめろ"ッ…!」
両腕を男の左手で一纏めにされているせいで、声を抑えようとしても全部全部出てしまう。
「…はは、何ですかこれ、悪趣味だな」
「ッあ"!?♡ッはぁっ、あ"…そこッ"は…」
カチ、と爪でピアスを引っかかれる。
何を隠そう俺は、乳首にピアスを開けていた。
「…貴族間ではこんなのが流行ってるんですか?ン?綺麗な体に穴開けて、…耳もこんなに」
髪をかきあげられ、隠れていた耳が現れる。
「耳…赤いな、恥ずかしいですか?」
「ッひ、ぃ"♡」
ピアスでガチャガチャした耳を舐められ、脳に直接水音が響いた。
「ッあ"ンッ"♡あ"♡…は、ぁ"♡」
わざと大きく音を出してグポグポと耳を犯される度、自分の体とな思わないほど腰が跳ねる。
「ははは、…ねぇ、謝ってくださいよ」
「っあ"ーッ♡あ、♡」
またもこす、こす…♡と布越しに股間を撫でる手が再開し、達するには緩すぎる刺激に涙が滲んだ。
「ッ"ん♡な…ッあ"、んでッ"♡急に"ッ、こ、んな"、…♡」
「急?あなたが先に言ったんでしょう、“筋肉”って」
「ッあ"♡…ッはぁ?!」
(何、筋肉?!筋肉がなんだよ!)
「筋肉どうこうの話じゃないって、言ったでしょうが」
またイラついたのか、男が今度は荒く俺のズボンを脱がせた後に力任せにちんぽを扱いてくる。
「ッあ"!ッあ"っ、あ、"っ♡あ"あ"ッ!♡」
「はは、“キモい筋肉野郎”におちんぽ扱かれる気持ちはどうですか?」
「お"ッ♡お"ッぁ"♡やめ"ッ…♡やべッで…ッ!♡」
「はは、やめませんよ…パパママを恨みましょう、パパママが庶民を、体がデカい人間を馬鹿にしたせいでこんなことになっちゃうんですから…」
(キモい筋肉野郎なんか…ッ!俺言ってねぇだろうが!!パパママって誰だよ!!)
疑問と混乱と気持ち良さで頭が馬鹿になりながら、名前も知らない男にイかされそうになる。
「ほら、お腹ぴくぴくしてますよ、イきそうですか?」
「ん"っ♡ん"ぅう"ッ!"♡」
(良いやつだと思ってたのに…人違いでこんな事するやつだったとかマジで最悪…!)
こんな奴の思い通りになりたくなくて、歯を食いしばって射精を我慢する。ヒモの射精管理を舐めるなよ…!
本当はイきたくて堪らなくても、プライドがそれを許さなかった。素早く上下に動く手を見つめながら、出さない事だけに意識を集中させようとしたその時
「あ、精液…なら、高く売れそうだな…」
パッ、と先程まで俺のものを扱いていた手が離れた。
「ッあ"、ぁ"…♡っ、え?…♡」
突然気持ちいいのが無くなって、腰を空気に向かってへこへこ空振りする。
鞄から瓶を取り出していた男がそれを横目に確認すると、なんとも嬉しそうな顔をした。
「はは、下僕におちんぽ扱かれて空気孕ませようとしてるなんて…
可愛いですね」
「ッ"ぉ"あ"♡ッ!?」
『可愛い』その単語が耳に届いた途端、かつての先輩の兄貴を思い出して、射精してしまった。
2人して唖然とする。
「はーっ♡ッ、、はーッ♡」
と息を整えながら、俺は混乱していた。
(今、俺…『可愛い』で射精した…?)
自分の痴態に顔が熱くなり涙が溢れる。
「ッふ"…ぅ"、見んな、マジで…」
拘束され上で纏められている腕に顔を隠すように横を向く。
「え…今、可愛いって言われて射精…した?」
「……」
聞こえないフリをしながら、少し自由になった足で男の胸あたりを蹴り付ける。
「はは、痛いな、ねぇ、教えてよ王子様」
(…敬語外れてんじゃねぇか)
またも上に乗り上げてこようとする男を足で静止しつつ声を出す。
「俺…」
「うん、何?」
「…ッ俺、貴族とかじゃねぇから!!!」
「いッてぇ、…な、何すんだよ」
「…情勢の為か、近頃は差別的な発言もなくなり…僕達も少しは王族、貴族に対して許す気持ちが出てきていた所なんですよ…」
「は…何、…?」
わけのわからない話をしながら男はその巨大で俺を地面に縫い付ける。
「はぁ…ほらね、僕たちに腕っぷしでは負けるでしょう…それを…それを…」
「ッは、?マジで何のことかわかんねぇんだけど!」
「子供には、分からないと思いますがね…」
男は俺の服を捲り上げると、申し訳程度の腹筋に下を這わせた。
「ッひ、…ッはぁ?!お前,何、ぅっ、ホモ、かよ…ッ!」
「…新たな差別用語ですか…懲りないな…」
「っ、あ、ぁ"…!」
腹筋から徐々に、上に上にと舐め上げながらこす、こす、と言動、乱暴な行動とは裏腹に優しく股間を撫でられる。
「ッぅ、あッん"!…ッマジでっ、ダメ、だから…!やめろ"ッ…!」
両腕を男の左手で一纏めにされているせいで、声を抑えようとしても全部全部出てしまう。
「…はは、何ですかこれ、悪趣味だな」
「ッあ"!?♡ッはぁっ、あ"…そこッ"は…」
カチ、と爪でピアスを引っかかれる。
何を隠そう俺は、乳首にピアスを開けていた。
「…貴族間ではこんなのが流行ってるんですか?ン?綺麗な体に穴開けて、…耳もこんなに」
髪をかきあげられ、隠れていた耳が現れる。
「耳…赤いな、恥ずかしいですか?」
「ッひ、ぃ"♡」
ピアスでガチャガチャした耳を舐められ、脳に直接水音が響いた。
「ッあ"ンッ"♡あ"♡…は、ぁ"♡」
わざと大きく音を出してグポグポと耳を犯される度、自分の体とな思わないほど腰が跳ねる。
「ははは、…ねぇ、謝ってくださいよ」
「っあ"ーッ♡あ、♡」
またもこす、こす…♡と布越しに股間を撫でる手が再開し、達するには緩すぎる刺激に涙が滲んだ。
「ッ"ん♡な…ッあ"、んでッ"♡急に"ッ、こ、んな"、…♡」
「急?あなたが先に言ったんでしょう、“筋肉”って」
「ッあ"♡…ッはぁ?!」
(何、筋肉?!筋肉がなんだよ!)
「筋肉どうこうの話じゃないって、言ったでしょうが」
またイラついたのか、男が今度は荒く俺のズボンを脱がせた後に力任せにちんぽを扱いてくる。
「ッあ"!ッあ"っ、あ、"っ♡あ"あ"ッ!♡」
「はは、“キモい筋肉野郎”におちんぽ扱かれる気持ちはどうですか?」
「お"ッ♡お"ッぁ"♡やめ"ッ…♡やべッで…ッ!♡」
「はは、やめませんよ…パパママを恨みましょう、パパママが庶民を、体がデカい人間を馬鹿にしたせいでこんなことになっちゃうんですから…」
(キモい筋肉野郎なんか…ッ!俺言ってねぇだろうが!!パパママって誰だよ!!)
疑問と混乱と気持ち良さで頭が馬鹿になりながら、名前も知らない男にイかされそうになる。
「ほら、お腹ぴくぴくしてますよ、イきそうですか?」
「ん"っ♡ん"ぅう"ッ!"♡」
(良いやつだと思ってたのに…人違いでこんな事するやつだったとかマジで最悪…!)
こんな奴の思い通りになりたくなくて、歯を食いしばって射精を我慢する。ヒモの射精管理を舐めるなよ…!
本当はイきたくて堪らなくても、プライドがそれを許さなかった。素早く上下に動く手を見つめながら、出さない事だけに意識を集中させようとしたその時
「あ、精液…なら、高く売れそうだな…」
パッ、と先程まで俺のものを扱いていた手が離れた。
「ッあ"、ぁ"…♡っ、え?…♡」
突然気持ちいいのが無くなって、腰を空気に向かってへこへこ空振りする。
鞄から瓶を取り出していた男がそれを横目に確認すると、なんとも嬉しそうな顔をした。
「はは、下僕におちんぽ扱かれて空気孕ませようとしてるなんて…
可愛いですね」
「ッ"ぉ"あ"♡ッ!?」
『可愛い』その単語が耳に届いた途端、かつての先輩の兄貴を思い出して、射精してしまった。
2人して唖然とする。
「はーっ♡ッ、、はーッ♡」
と息を整えながら、俺は混乱していた。
(今、俺…『可愛い』で射精した…?)
自分の痴態に顔が熱くなり涙が溢れる。
「ッふ"…ぅ"、見んな、マジで…」
拘束され上で纏められている腕に顔を隠すように横を向く。
「え…今、可愛いって言われて射精…した?」
「……」
聞こえないフリをしながら、少し自由になった足で男の胸あたりを蹴り付ける。
「はは、痛いな、ねぇ、教えてよ王子様」
(…敬語外れてんじゃねぇか)
またも上に乗り上げてこようとする男を足で静止しつつ声を出す。
「俺…」
「うん、何?」
「…ッ俺、貴族とかじゃねぇから!!!」
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