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第一章・俺の価値
何でも屋
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森をかれこれ体感1時間ほど歩き、土の道が石畳に、風景が森から田舎の三角屋根の街になってきたところで
緑色の屋根の可愛らしい店に着いた。
言葉は分かっても文字は読めないのか、ぐにゃぐにゃした文字らしきものが掲げてある看板は読めなかったが、きっとここが「何でも屋」だろう。
「ここが君の家と…職場?」
「う、うん…友達と2人で経営して、一緒に住んでる。」
男2人で生活してる割にはめちゃくちゃ綺麗だしめちゃくちゃ可愛いな…と思っていると
「…た、ただいま~」
と男が申し訳なさそうに店の扉を開けた。
本当に自分の家なんだよな?
するとガチャガチャガンガンと何やら鉄を打っていそうな音と共に、奥から声がした。
「遅いぞデュラン!滝の水と木ィ持って帰ンのに何時間かかってんだ、早く薪割りしろ!」
声ひっっっっく!てかこの男の名前デュランって言うんだ…俺も自己紹介してねぇけど
「そ、その前にすこし話したいことがあるんだけど、いいかな?」
デュランが俺を姫抱きにしたまま声の主の元へ歩く。
声の主は未だ俺達に背を向けたまま、何かを炎の近くで打っていた。壁には無数の武器…こ、、怖ェ~…
「あの…ごめん、あと言い忘れた、お客さん…なんだけど…」
ピク…
デュランが“お客さん”という単語を出した途端、ガンガンと鉄か何かを打っていた手が止まり、かと思うとそばに置いてあったボタンを押した。
サーーーッと上から可愛らしいカーテンが降り、先程まで丸見えだった武器を覆っていく。
「…あ、こ、こんにちは…」
カーテンが降りる間の沈黙に耐えられなかった俺は、デュランに降りる、と目配せして抱っこから解放された後姿勢を正して挨拶をした。すると
「ご、ごめんなあ…いつもの調子で返事しちまった、怖がらせちゃうなぁ…」
先程までのこわ~い雰囲気とは打って変わった雰囲気の男が振り返りながらそう言った。
長めの金髪を無造作に一つに纏めて後ろに流し、肌の色は褐色で、目の色は緑…しかもなんか…み、耳が生えてるぞ!?熊か!?獣人もいるとかさっき言わなかっただろうが!
デュランが大体180くらいだとしたら、この人は190、5?、くらいあるんじゃないか
デュランも相当大きいけど、並んだら結構な差がありそうだ。
てか、俺の見た目でまたデュランみたいにイラつかれたりしないか…?
筋肉が無いだけで貴族と間違われて、デュランは(あんなことはされたが)優しかったけどそんな差別的な歴史があって今もまだ続いてるとしたら…こ、こいつに殺されそうになったとして、デュランは勝てるのか…!?
目の前の男のデカさを再確認した途端、悪い妄想が止まらなくなる。
(クソ…俺もいざという時に魔法使いてェんだけど…)
ガチガチに体を強張らせながら目の前の男の様子を伺うと
「…お、おまッ、お前…っ!」
と俺に指を刺しながら俺の顔とデュランの顔を交互に見ている。
(お、終わった……)
絶対アレだ、お前…なんで貴族なんかここに連れてきてんだ!的な感じの反応が来るんだろ…終わりだ…そのまま怒りで暴走したこの熊人間に…こ、殺されるんだ…
最悪の妄想が脳に溢れて泡を吹きそうになった時
「お前ッ…なんて可愛い奴を連れてきたんだー!!!」
その声が聞こえたと同時に息が吸えなくなった。
また死んだ(?)のかと思ったけど単純にあの巨体に抱きしめられたようだった。
「ぐぇ"…!」
「ちょ、おい!危ない…!潰れる!!」
「っあ!悪い…!!」
「だ、大丈夫っなんで、全然…気にしないで…」
初対面で怒りに任せてレイプしたり抱きついたり…ここの世界の人間は距離感測るのが苦手なやつが多いのか…?
小声でデュランに聞いてみる
「…この人は差別とかあんまり気にしないタイプなのか?」
「獣人は僕らとはすこし違うジャンルと言うか…まあ…色々あるんだよ」
へぇ~…と思いながら
俺が抱きしめられて締められた肩を回していると、横で熊男がデュランを小突く。
「いやぁ~デュラン!こんな綺麗な子どこで見つけてきたんだ~?」
「いや…も、森で迷子になってて…」
「森で!?大丈夫だったか?!」
かと思えばジュパ!と俺の方に向き直し身体中をチェックし始める。
「だ、大丈夫です…全然…怪我とか無いんで…」
「いやでも…スン…誰かに襲われたりしてないか…?」
「「え"っ…」」
図星の俺たちは「襲われたりして無いか」と聞かれ、すぐに顔を見合わせてしまった。
「…え、お前らも、もうヤったのか!?」
先程同様またも俺たちの顔を交互に見る熊人間と
「ち、ちげぇ!違います!」
と顔を赤くして反論する俺、横にはしゃがんで顔を覆い
「ごめん…ほ、本当に…」
と今にも泣きそうな程反省しながら勃起を隠そうとするデュランがいた。
(…いや、勃たすなよ…)
それから熊人間に今までの経緯、そして俺が多分この世界で言う純粋な人間であること、住む家がない事などこれからの事を相談した。
「空き部屋も2部屋くらいあるし…帰る家がないって言うなら全然、一緒に住むだけなら良いんだけどねぇ?…実を言うと、お恥ずかしいことに生活が厳しくて…君を養えるかどうか…」
熊人間のベアルさんによると、近頃税収が厳しくなって、“何でも屋”なんて生活にあまり関わらない職業はどんどん潰れていっているらしい…なるほどな
「いいよいいよ、俺も良い加減働くし」
「働くって言ったって…君、魔法も使えないし、どうやって稼ぐんだ…?」
実は俺はさっきのレイプ事件から、ずっと考えていたことがあった。
「精液を売る」
「「精液を売る!?」」
「デュランがさっき、俺の性液が売れるかもって瓶に入れようとしてたから」
「お前…本当に…」
「ごッごめん、ごめんってぇ…!」
デュランがベアルさんに頭をわしゃわしゃされるのを見ながら、俺はこう続ける
「だから、俺みたいな筋肉少ない人間は庶民には貴重なワケでしょ?みんなの前で瓶に精子生搾り体験とか!めちゃくちゃ儲かるんじゃない?」
俺が提案した途端、頭を抱える2人
そりゃそうだ、俺も知らない人が家に来て俺の精子を売る!とか言い始めたら警察に突き出す。
「でもさ…俺この世界じゃ能無しだろ?これぐらいしないと生活できねぇよ…」
「別に…せ、性液を売らなくても写真とか…それだけでも売れるんじゃないかな」
デュランが手を挙げて提案する、まぁ…確かにそれでも…
「馬鹿野郎!」
ビリビリ,と鼓膜が破れそうな声量でベアルさんが怒鳴る。
うお…流石に昼間から下ネタはダメだったか
「いいか、もし君が純粋な血を持つ人間なら、命が危険なんだ、確かに君はこの世界じゃ魔法も使えなけりゃ力もない、能無しだ。だがな、“珍しい”というだけで価値は跳ね上がり、自由は失われる、そんな目立つ商売は考えない方がいい。」
…下ネタに怒っていたワケじゃないらしい。
「じゃ、じゃあ目立たないように性液を売るとか?」
「君は性液から一旦離れなさい。」
ダメかぁ~…
実はというと、さっきのレイプで俺の性癖は徐々に歪み始めている予感がして、
ここに来る前に先輩の兄貴を思い出したからか、女の子に尽くすよりも俺より強い男に認められたい、特別扱いしてほしいという欲求の方が強くなっている…。
この欲求を満たしながら金を稼げる方法は、これだと思ったんだけどなぁ…
少しテンションが下がった俺を横目に、デュランがまた口を開いた。
「なら…一先ず君の存在は誰にも明かさずに、ここで匿うってことにしようか。」
「…なんか、生活費とかマジで…ごめんな?」
「いや、僕の方こそ…ほ、本当に…」
デュランは相当あの事件を気にしているらしい。俺はもう気持ちよかったし全然いい思い出なんだけど。
「なら、君には家のことをしてもらうことにしようか。えっと…ごめん、名前を聞いてなかったね。」
ベアルさんが俺の名前を聞く。
名前…コンプレックスなんだよな…
苗字でいいか。
「城内です。」
「キゥチ?」
「キーチじゃない?」
「き!う!ち!!」
緑色の屋根の可愛らしい店に着いた。
言葉は分かっても文字は読めないのか、ぐにゃぐにゃした文字らしきものが掲げてある看板は読めなかったが、きっとここが「何でも屋」だろう。
「ここが君の家と…職場?」
「う、うん…友達と2人で経営して、一緒に住んでる。」
男2人で生活してる割にはめちゃくちゃ綺麗だしめちゃくちゃ可愛いな…と思っていると
「…た、ただいま~」
と男が申し訳なさそうに店の扉を開けた。
本当に自分の家なんだよな?
するとガチャガチャガンガンと何やら鉄を打っていそうな音と共に、奥から声がした。
「遅いぞデュラン!滝の水と木ィ持って帰ンのに何時間かかってんだ、早く薪割りしろ!」
声ひっっっっく!てかこの男の名前デュランって言うんだ…俺も自己紹介してねぇけど
「そ、その前にすこし話したいことがあるんだけど、いいかな?」
デュランが俺を姫抱きにしたまま声の主の元へ歩く。
声の主は未だ俺達に背を向けたまま、何かを炎の近くで打っていた。壁には無数の武器…こ、、怖ェ~…
「あの…ごめん、あと言い忘れた、お客さん…なんだけど…」
ピク…
デュランが“お客さん”という単語を出した途端、ガンガンと鉄か何かを打っていた手が止まり、かと思うとそばに置いてあったボタンを押した。
サーーーッと上から可愛らしいカーテンが降り、先程まで丸見えだった武器を覆っていく。
「…あ、こ、こんにちは…」
カーテンが降りる間の沈黙に耐えられなかった俺は、デュランに降りる、と目配せして抱っこから解放された後姿勢を正して挨拶をした。すると
「ご、ごめんなあ…いつもの調子で返事しちまった、怖がらせちゃうなぁ…」
先程までのこわ~い雰囲気とは打って変わった雰囲気の男が振り返りながらそう言った。
長めの金髪を無造作に一つに纏めて後ろに流し、肌の色は褐色で、目の色は緑…しかもなんか…み、耳が生えてるぞ!?熊か!?獣人もいるとかさっき言わなかっただろうが!
デュランが大体180くらいだとしたら、この人は190、5?、くらいあるんじゃないか
デュランも相当大きいけど、並んだら結構な差がありそうだ。
てか、俺の見た目でまたデュランみたいにイラつかれたりしないか…?
筋肉が無いだけで貴族と間違われて、デュランは(あんなことはされたが)優しかったけどそんな差別的な歴史があって今もまだ続いてるとしたら…こ、こいつに殺されそうになったとして、デュランは勝てるのか…!?
目の前の男のデカさを再確認した途端、悪い妄想が止まらなくなる。
(クソ…俺もいざという時に魔法使いてェんだけど…)
ガチガチに体を強張らせながら目の前の男の様子を伺うと
「…お、おまッ、お前…っ!」
と俺に指を刺しながら俺の顔とデュランの顔を交互に見ている。
(お、終わった……)
絶対アレだ、お前…なんで貴族なんかここに連れてきてんだ!的な感じの反応が来るんだろ…終わりだ…そのまま怒りで暴走したこの熊人間に…こ、殺されるんだ…
最悪の妄想が脳に溢れて泡を吹きそうになった時
「お前ッ…なんて可愛い奴を連れてきたんだー!!!」
その声が聞こえたと同時に息が吸えなくなった。
また死んだ(?)のかと思ったけど単純にあの巨体に抱きしめられたようだった。
「ぐぇ"…!」
「ちょ、おい!危ない…!潰れる!!」
「っあ!悪い…!!」
「だ、大丈夫っなんで、全然…気にしないで…」
初対面で怒りに任せてレイプしたり抱きついたり…ここの世界の人間は距離感測るのが苦手なやつが多いのか…?
小声でデュランに聞いてみる
「…この人は差別とかあんまり気にしないタイプなのか?」
「獣人は僕らとはすこし違うジャンルと言うか…まあ…色々あるんだよ」
へぇ~…と思いながら
俺が抱きしめられて締められた肩を回していると、横で熊男がデュランを小突く。
「いやぁ~デュラン!こんな綺麗な子どこで見つけてきたんだ~?」
「いや…も、森で迷子になってて…」
「森で!?大丈夫だったか?!」
かと思えばジュパ!と俺の方に向き直し身体中をチェックし始める。
「だ、大丈夫です…全然…怪我とか無いんで…」
「いやでも…スン…誰かに襲われたりしてないか…?」
「「え"っ…」」
図星の俺たちは「襲われたりして無いか」と聞かれ、すぐに顔を見合わせてしまった。
「…え、お前らも、もうヤったのか!?」
先程同様またも俺たちの顔を交互に見る熊人間と
「ち、ちげぇ!違います!」
と顔を赤くして反論する俺、横にはしゃがんで顔を覆い
「ごめん…ほ、本当に…」
と今にも泣きそうな程反省しながら勃起を隠そうとするデュランがいた。
(…いや、勃たすなよ…)
それから熊人間に今までの経緯、そして俺が多分この世界で言う純粋な人間であること、住む家がない事などこれからの事を相談した。
「空き部屋も2部屋くらいあるし…帰る家がないって言うなら全然、一緒に住むだけなら良いんだけどねぇ?…実を言うと、お恥ずかしいことに生活が厳しくて…君を養えるかどうか…」
熊人間のベアルさんによると、近頃税収が厳しくなって、“何でも屋”なんて生活にあまり関わらない職業はどんどん潰れていっているらしい…なるほどな
「いいよいいよ、俺も良い加減働くし」
「働くって言ったって…君、魔法も使えないし、どうやって稼ぐんだ…?」
実は俺はさっきのレイプ事件から、ずっと考えていたことがあった。
「精液を売る」
「「精液を売る!?」」
「デュランがさっき、俺の性液が売れるかもって瓶に入れようとしてたから」
「お前…本当に…」
「ごッごめん、ごめんってぇ…!」
デュランがベアルさんに頭をわしゃわしゃされるのを見ながら、俺はこう続ける
「だから、俺みたいな筋肉少ない人間は庶民には貴重なワケでしょ?みんなの前で瓶に精子生搾り体験とか!めちゃくちゃ儲かるんじゃない?」
俺が提案した途端、頭を抱える2人
そりゃそうだ、俺も知らない人が家に来て俺の精子を売る!とか言い始めたら警察に突き出す。
「でもさ…俺この世界じゃ能無しだろ?これぐらいしないと生活できねぇよ…」
「別に…せ、性液を売らなくても写真とか…それだけでも売れるんじゃないかな」
デュランが手を挙げて提案する、まぁ…確かにそれでも…
「馬鹿野郎!」
ビリビリ,と鼓膜が破れそうな声量でベアルさんが怒鳴る。
うお…流石に昼間から下ネタはダメだったか
「いいか、もし君が純粋な血を持つ人間なら、命が危険なんだ、確かに君はこの世界じゃ魔法も使えなけりゃ力もない、能無しだ。だがな、“珍しい”というだけで価値は跳ね上がり、自由は失われる、そんな目立つ商売は考えない方がいい。」
…下ネタに怒っていたワケじゃないらしい。
「じゃ、じゃあ目立たないように性液を売るとか?」
「君は性液から一旦離れなさい。」
ダメかぁ~…
実はというと、さっきのレイプで俺の性癖は徐々に歪み始めている予感がして、
ここに来る前に先輩の兄貴を思い出したからか、女の子に尽くすよりも俺より強い男に認められたい、特別扱いしてほしいという欲求の方が強くなっている…。
この欲求を満たしながら金を稼げる方法は、これだと思ったんだけどなぁ…
少しテンションが下がった俺を横目に、デュランがまた口を開いた。
「なら…一先ず君の存在は誰にも明かさずに、ここで匿うってことにしようか。」
「…なんか、生活費とかマジで…ごめんな?」
「いや、僕の方こそ…ほ、本当に…」
デュランは相当あの事件を気にしているらしい。俺はもう気持ちよかったし全然いい思い出なんだけど。
「なら、君には家のことをしてもらうことにしようか。えっと…ごめん、名前を聞いてなかったね。」
ベアルさんが俺の名前を聞く。
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