異世界で、男に抱かれる快感に目覚めちまった…!?

海藻

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第一章・俺の価値

※兄様の好み※

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ズボンから出されたロイクのちんぽから、俺は目を離せなかった。

(で、デカ…!!♡)

腹につく程血管ビキビキに勃起したちんぽは、既に我慢汁ダラダラで、暗い部屋の赤色の間接照明に照らされテカテカと輝いている。

「はは、俺ももうこんなんなっちまった」

嬉しそうに、上のシャツも脱ぐ男。
貴族の癖にルカ様と違って鍛えられた体は、ベアルさん程ではないにしても逆三角で綺麗だった。
ギ…と俺の方へまたも顔を寄せるロイク。
濡れたちんぽの先を、俺のケツにぬるぬる擦り付けていた。

「ッぁ"♡ぁあ"ッ♡」

「なんだよ、擦ってるだけだろ?これだけで気持ちいいのか?」

笑いながら、器用に腰だけを動かすロイク。
手は先程と同じ様に、俺の顔を掴んでいた。

「本当に綺麗な顔だ…」

はぁ…と熱い息を吐きながら、顔が近付いてくる。
(ま、まさか…!)
キス、そう思った俺は目を瞑り、顔を力一杯背けた。

「…は?」

頭上から、さっきまでの優しい声とは一変して、低い声がする。
ハッとして目を開けロイクを見ると、冷たい真顔があった。

「なんだよ、キスは嫌いか?ん?」

依然として低いままの声と、俺の唇を追おうとするロイクの唇。

「…ッい"、いやだ…ッ!、♡」

またも顔を振りながら、ロイクから逃げる。
実は俺はこの歳で、こんな貞操観念で、驚くだろうがファーストキスはまだだった。

(だって…先輩の兄貴の為に取っときたくて…!)

この世界に来て、先輩の兄貴とキスできる確率なんて元の世界と比べても0に近い。
…元の世界でも、似た様な数字だろうけど
でも、それでもなんとなく、
デュランに対する言い訳の様に、俺が先輩の兄貴を好きだっていつか証明する為に、自分に嘘をつかない為に取っておきたかった。

「はぁ…うぜえ…」

俺がキスを拒否したからか、イライラした様子のロイクは、俺のケツを慣らさずそのままちんぽを入れようとしていた。

(…!?き、昨日の今日で無理だって…!)

歴戦のケツ穴ならまだしも、俺は処女喪失してまた1日…いや、1日経ってない。

「い"、いだい"…ッ!♡ダッ…ダメ…"!♡」

「うるせえなあ…可愛い子だと思ったのに…」

拒否の言葉の羅列にまたイラつきが増したのか、俺の顔を包み込んでいた手を離し、俺の口を乱暴な手つきで抑える。

「ッン"!ゥ"ンーッ!!」

「はーあ…俺とキスできるなんて名誉なことなのになあ…」

そう言いながら、俺の尻をもう一方の空いた手でぐい、と開きながら

「…挿入れるぞ」

そう言うと、物凄い質量のものが俺の中に入ってきた。

「ン"!?ッン"ゥ"…!ン"ーーッ!!♡♡」


ロイクを飲み込んで広がる口がヒリヒリするのを感じて、涙が滲む。
痛い、痛い…!
痛いけど、ロイクが言っていた催淫効果か、それも快楽に変換されるようだった。
尻を掴んでいた手をもう一度俺の頬に添え、耳の裏をさすりながらため息をこぼす。

「ああ…ごめんなあ…でも自業自得だろ?」

そう言いながら、ぐ…とまだ腰を押し進める。

「ン"ゥ"…♡ッン"…!♡」

「泣き顔も綺麗だ…」

そう言いながら、俺の涙を吸っていく。
顔中にちゅ、ちゅ…と優しくキスをされながら、下半身を乱暴に侵食されるアンバランスさに混乱しそうだった。
腹にどこまで入るのか、臍のあたりまで圧迫されて、口を押さえられているのもあり、呼吸がしづらく意識が遠のく。

「…胴が短いな、全部入らない…奥はまあ追々だな…」

そう残念そうに呟くと、引き抜き、また入れる。
ゆっくりとした律動を開始した。
ズ……ちゅ、…くちゅ…ズ……プ…

「ン"…ッ♡ン"ゥ"…ッ!♡」

ゆっくり丁寧に中を動かれるせいで、意識が嫌でもそこに集中する。
先程まで俺の顔にキスしていたロイクは、俺の耳元に顔を埋め、俺に聞かせる様に荒い息を吐いていた。

「ッン"…ふ"ゥ"…♡ッ、ふ…♡」

「はぁ…あぁ…気持ちいい…」

興奮しきったその声に、中を締めてしまう。
昨日、デュランが俺のセックスを見て勃起していた時もそうだったが、俺は、自分に興奮してもらう構図が何より好きらしい。

「はは…締まる…ッ、あぁ…」

俺の中を実況しながら、少しずつ腰の動きが早まっていく。

ズ…ちゅ、ズちゅ…くちゅ…ッ、ぱちゅッ…

水気の多さが、ロイクの先走りの多さ、興奮具合を証明していて、俺ももっと興奮した。

「ン"ゥ"♡ッン"♡ン"ッ♡」

気持ちよくて、固く閉じていた目を開けて、ロイクを見つめる。
ロイクの赤い瞳も、俺を映していた。

「なぁ…唇にキス、ダメか…?」

ロイクが、今度は優しく聞いてくる。
それでも、俺は首を横に振った。

「…そうかあ」

残念そうにしながらも、俺が本当に嫌だと言ったことはしないらしい。
ロイクの機嫌は何故かもう治っていて、笑顔で俺のおでこにキスをした。
(…てことは、気持ちいいのが嫌って言うのは嘘だって思われてたのか)
まあ、そうかもだけど…
最初と比べて少しは慣れた腹の刺激を感じながら、思考を繰り広げていたその時、

「ッゥ"ン"ッ!??」

ロイクの亀頭が、俺の気持ちいいしこりを掠めた。

「ああ…やっと見つけた…」

嬉しそうなロイクが、俺の口から手を離し、最初の様にまた、両手で俺の顔を包んだ。

「なあ、キスしていい時言ってくれ、もっと気持ちよくしてやるから…」

そう言って、俺のいい場所を狙って突きはじめる。

「ッァ"ア"ッ!♡ァ"ッ!♡ァ"ァ"ン"ッ!♡」

さっきまで抑えてくれていた手が無くなり、
いつもより少し大きな声で喘ぐ。
突かれる度に身体中にビリビリと刺激が行き渡り、早々にイきそうだった。

「ッはあ、すごい締まるな…ッ」

「ッぁ"♡あ"ッ♡はぁ"ッ♡ァ"ァ"♡」

ギッ、ギッ、ギッ、ギッ…!
いつの間にか早くなっていた腰の動きが、ベッド全体を揺らす。
俺も体ごと揺らされて、長めの前髪が目に入りそうでまた目を瞑った。

「あぁ…待って、俺を見て…」

すぐにそれを察したロイクが、両手で俺の前髪を上げる。
綺麗、だけど男らしい顔が近くにあって、危うく絆されそうになる。
(も、もっと気持ちよくなれるって…)
先ほど言われたロイクの言葉が、俺の理性を溶かし始めていた。

「ッァ"♡ァ"ッ♡ッハァ"ッ♡」

「そろそろイくな…俺も合わせる…ッ」

終わりが近づくセリフに、どんどん焦ってくる
(もっと…もっと気持ちよくなりたい…ッ!♡)
記憶の中にある先輩の兄貴よりも、目の前の快楽を求めてしまうのは、不可抗力だ

「ッろ"♡ッロイクゥ"…ッ!♡」

「ッは、はは、何…?」

俺の呼びかけに、汗をかいて辛そうな状態にもかかわらず、圧をかけない為か、笑顔で答えるロイク。
『キスしていい時、言ってくれ』
そう言われたけど、なんて言ったらいいか分からない。
下半身の熱がどんどん溜まるのを感じる。
この調子で突かれていては、果てが近いのは明確だ。
(早く…ッ♡早く言って気持ちよくなりたい…ッ♡)

「ロイクッ"…♡いい、ッ、いいからッ"ァ"♡」

何がいいの、とか意地悪されたらどうしよう。
遅れてそう考えて、違う,そうじゃなくて…と弁明しようと口を開けると、
すぐ近く、ロイクの顔があった。

「ッン"ぁ…♡」

遅れて、唇が触れ合ったことに気付く。
(は、初めて…初めてのキス…ッ!♡)
初めてのキスなのに、俺が口を開けたせいで、ぬるりと舌が侵入してくる。

「ッゥ"ァ"♡ッあ"…♡」

暖かくて分厚い舌が、慣れない俺の舌を追いかける。
くすぐったい感覚に、後頭部側から、頭全体が痺れる心地がした。
舌同士を合わせているだけなのに、銀紙を噛んだ時みたいにビリビリと電流が走った心地が舌でも見受けられた。
唾液で溺れない様にそれを飲み込むと、狭くなった口がロイクの舌を締め付け、もっと変な気分になる。
ぴちゃぴちゃとキスをする音と、ベッドの軋む音、下半身が当たる音が響くだけの空間は、これまでの人生で1番興奮してどうにかなりそうだ。

「ッ…ん、ふ」

俺の舌を散々追いかけ回したあと、ロイクは俺の上顎を、器用にこす…こす…♡と撫で始める。
色々な性感帯を経験してきたのに、上顎が気持ちいいことを今、初めて知った。

「ッァ"♡ハァ"ッ♡ァ"はッ♡ァ"ア"♡」

ロイクも興奮しているのか、下半身の動きが先程とは比べ物にならないほど早くなる。

パンッ、パンッ、パンッ、パン…ッ!♡

唇同士を合わせたまま、言葉を交わさなくとも、互いの限界が近いことが分かった。
初めてのキスが気持ち良すぎて、離れたくなかった俺は、催淫が少し落ち着いてきたのか少し自由になった手を、ロイクの首へ移動させる。

「ッ…!」

反応の後、少し笑ったロイクは、また俺の舌を追いかけながら、腰の速度をもっと早める。
パンパンパンパンパンパンッ!!

(ッイく"…ッ♡イ"く"ゥ"…ッ♡)
限界が近づいて、もっと、もっとと俺はロイクの腰に足を絡めた。
ロイクも、俺の中に力任せにちんぽを出し入れする。

「ッン"ッ♡ッン"ゥ"ーッ!!♡」

「ッ…ク!」

俺が中を締め付けると同時に、ロイクも俺の中で果てた。中に熱いものがものすごい勢いで出され、それに合わせるようにおれの前からもダラダラと精液が流れ出した。
身体中をビクビク跳ねさせながら、まだ、まだだとロイクの舌に、今度は俺から舌を絡める。
いい子だ、と言うように、俺の頭を撫でながら、腰を回し、達してすぐのちんぽで精液を塗りたくるように、ロイクが俺の中を掻き混ぜる。

「ッはぁ♡ッふ、ぁ…♡」

(こ、こんな気持ちいいの初めてだ…♡)

幸福感に満たされた俺は、脳の天秤で、まだ先輩の兄貴よりこの気持ちよさが勝っているのを感じる。
背徳感を感じながら、やっとロイクの唇が離れていった。





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