異世界で、男に抱かれる快感に目覚めちまった…!?

海藻

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第一章・俺の価値

※新しい監視役※

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(や、やっちまった…)

優しくしてくれたクリフを無視して顔を背けた数分前を思い出して、俺はまた布団を深く被った。

『…ごめんな』

クリフの悲しそうな声を思い出して、まだジンジンと快楽の余韻が残る腰を無視するように、布団の中で足を丸める。
1人になって、布団の中の暗闇にいると、音を響かせない石でできた部屋がもっと寂しくなった。

(…クリフ、戻ってこないのかな)

こちらからキスを拒否した癖に、ただ水を持ってくるだけかなとか、色々な事を考える。
もしまたクリフが部屋に戻ってきたら、ちゃんとごめんって伝えよう。ちょっと疲れてただけって言い訳しよう。
伝えるセリフを考えながら、仲直りできた後の事を考えて、またじわ…♡と腰が響く。

(あと1日あるし…また、キスして、ちょっとくらい触ってくれるかな…)

俺の顔、好きって言ってたし…と、この世で一番信頼できる自分の顔に自惚れる。
吊り橋効果なのか、頭の中はクリフのことでいっぱいだった。
さっきの余韻に浸りながら、膝を擦り合わせる。

「…ッん、♡ふ…、♡」

クリフの事を思い出しながら、彼がしたよう自分の指を舐め、後ろに当てがった。

(…自分で触るの、初めてだけど)

先程の行為で、すでに柔らかくなった後は、自分の指をすんなり飲み込んだ。

「ッ…っは、♡は…ッは♡」

息を荒くしながら、丸めていた体をうつ伏せにして、指を進める。
だが、俺のしこりは少し奥にあるようで、自分の指では届きにくかった。

「…ッん♡ん"…ぅ"…♡」

こんな時にクリフがいたら、きっと後ろの気持ちいいところに届くのに、と、まだ1回しか体を繋げていないのにも関わらず、傲慢に考える。
腰をぐ…と持ち上げながら、しこりに届かない中途半端な指をゆっくり出し入れした。

「ッは…♡はぁ"…ッ♡」

前が固く勃ち上がっているのに今更気付いて、そこも触ろうと、身体を支えていた腕を下半身に向け、身体は肩だけで支える体勢になる。
両腕を下半身の前と後ろに伸ばし、腰を高く上げる体勢は、全く格好付かないものだった。

「ッぅ"ン"♡ン"ッ♡ン"…♡」

ぐちゅぐちゅ…♡
と先走りでいっぱいの前を擦りながら、後ろは音も鳴らない未熟な出し入れをする。

「ン"…!♡ふ…"♡ふーッ"♡」

前を触っているせいか腰がビクビクと跳ね、もうすぐ限界を迎えそうな下半身に、荒い息を吐きながら、本日何度目かの射精を目指して一心不乱に自慰をしていると

ギィ…!ガチャ…ッギィ…!

と、俺の部屋、B7の鉄の扉が2度開いた音がした。

(…ッ、や、ヤバ…)

反射で前と後ろから手を離し、手をうつ伏せた体の下に仕舞う。きゅう…♡と後ろが締まるのを感じながら、布団を捲らずとも分かるだろう腰を高く上げた体勢で、布団の中で固まる。
恥ずかしくて顔が熱くなりながら、クリフのツッコミを待った。

『なんだ、少しの間も我慢できなかったのか?』
『仕方ないな…もう一度するか?』

暗い布団の中で、妄想の中のクリフに精液が漏れる。
(早く、はやく何か言え…!♡)
そう思いながら、腰を震わせていると、

カチャカチャ…バサ…

と、ベルトを外す音、ズボンを下ろす音が聞こえた。

(ま、マジか…!♡)

俺の自慰を見て興奮したクリフが、無言のまま下半身を晒すのを想像して、興奮が最高潮に達する。
数歩、ゆっくり近づいてくる足音に期待が高まり、ドキドキしながらクリフを待っていた、その時、

ガバッ!

「ッ…!♡」

盛大に布団が捲られる感覚がする。
恥ずかしかった俺は、目を瞑ったままシーツに顔を埋めた。
ギ、ギ…

「フー…フー…」

「ッあ"…!♡」

ベッドに乗り、俺に馬乗りになる気配。
上から荒い息がして、俺を乱暴に表へ向かせた。
俺の腰を力強く掴むその手に興奮した俺は、

「ック、クリフ…!♡」

と、目を開けた。

「…っえ」

だがそこには、全く知らない男がいた。
クリフより少し大きくて、興奮しきった様子で言葉も出さず俺を見下す男に、恐怖で体が震える。

「ッひ…ぃ"!」

先程までの興奮はどこへやら、恐怖で萎えた前を男が握る。
ぐち、ぐち、ぐち、ぐち…!

「っあ"!ッぁ"あ"!♡ぁ"あ"あ"ッ!」

ッビュル、♡ビュ…ッ!♡
クリフの優しい愛撫とは違い、俺にただ射精を促す乱暴な手付きに、素直に射精をしながら生理的な涙が滲んだ。

(なんで…ッなんで、なんで…ッ!)

理由は、さっき俺がクリフのキスを拒んだからだというのは明確だ。
あんなことしなきゃ良かったと、今度はクリフへの後悔ではなく、自分の身体の無事の為にそう思う。

「フー…」

興奮した男は、既に勃ち上がったちんぽを、俺の後ろに塗りつけていた。

「ッあ"…!♡だ、ッダメ…ッ、やめろッぉ"…!♡」

拒否の言葉を発するも、俺の言葉など聞く筈もない男は、ああ…と声を上げながら俺の中へと侵入してくる。

「ッぁ"…♡ぉ"…ッお"…ッ♡」

物凄い質量に、腹を圧迫され、足がガクガクする。
(ッしぬ…ッ"♡しぬぅ"…ッ!♡)
意味もなくそう感じながら、乱暴に捕まれた腰が痛い。

パンッパンッパンッパンッ!♡

「フッ、フッ、フッ、フッ…!」

「っお"!♡ぉ"ッぉお"ッ!?♡お"っ♡ぁ"…♡」

俺への愛撫は微塵も無しに、ただただ腰を振る男。俺の良い場所は分からないのか、はたまた突く必要も感じないのか。
時々しか刺激されない俺のしこりに、逆にそれがギャンブル要素となって新たな期待、刺激を産む。

(こんなんで…ッ"!♡気持ちよく"ッ、なっちゃダメなのに…ッ!"♡)

そう思うのに、自慰の途中だった身体は素直に快楽を享受した。

パンッパンッパンッパンッ…!♡

「っフッ、フッ、う"ぉ"…!ッくぅ"…!」

無言で腰を振る男は、限界が近いのかやや上を向きながら俺を突く。

パンパンパンパンパンパンパンッ!!♡

「っぁ"あ"!♡っお"♡ッぉ"あ"ッ♡」

より一層激しくなったピストンに、中がギュウギュウと締まり、体全体が揺さぶられる。

パンッパンッパンッパンッ!♡パンッ!♡

「ッフゥ…ッ!フッ…!っあ"ぁ…!!」

「っぁ"あ"ッ!!♡」

男が声を上げ、俺の中へと勢いよく射精する。俺はというと、身体はガクガク震える癖に、前からはちょろ…と申し訳程度の性液しか溢れでていなかった。

(もう"…ッ♡無理ぃ"…♡)

さっきと合わせてもう何回も達している俺は、体力の限界を感じ始める。

「フーッ、フーッ…」

それでも男は俺の中に精液を塗りたくりながら、中途半端に己を抜くと、半分俺の中に自身を入れたまま、片手で自身を扱き始めた。

「っあ"…!♡っあ"…、!♡」

中でまた硬さが蘇る感覚に、第二ラウンドの気配を感じて目眩がする。
(あと1日休めって…言った癖に…"!♡)
心の中で、何故かクリフに恨み言を言いながら、またも再開されたピストンに体が揺れる。

パンッパンッパンッパンッ♡

「っあ"!♡ぁ"…!♡っぉ"…♡お"…♡」

イったばかりの腸壁は、もう再開されたピストンについていけないようで、俺の口からは下品な声が漏れ始める。

(無理…ッ"♡無理ッ…"!♡)

パンパンパンパンッ!!

「っぉ"ッ♡っぉ"お"…ッ!♡」

今度は最初から、一番早い速度で突く男に、声が止まらない。
今更、揺すられて擦れる背中が痛いのを感じた。

ギッギと大きな音を鳴らすベッドと、
肌同士がぶつかる音、男の鼻息と、俺の喘ぎ声。
全部が卑猥で、嫌なのに脳を強制的に犯す。


「っぁ"あ"ッ!♡あ"…ッ!♡ぁ"ぁ"…ッ!」

プシュッ、ピュルルッ…ちょろ…ッ♡
男の射精を待たずに、連続的な刺激に何の前触れもなく前から潮を漏らす俺に、男は興奮した様子で、俺をベッドから抱き上げた。

「っあ"ぁッ!?♡」

俺を持ちながら、ベッドから立ち上がった男は、空中で向き合う形になった俺を犯し始める。

パンッパンッパンッパンッ…!♡

「っぁ"!♡ぁ"ッッ"…!♡」

(怖いッ、怖いィ"…ッ!♡)
自重で深いところに入り、声が出なくなる。
乱暴に揺すられる身体が落ちそうで、こんなことしたくないのに、男の肩へ手を伸ばした。

パンパンパンパンッ!♡

「フッ…!フッ…!!」

「っぁ"あ"ッ!?♡」

俺が肩に手を置いたのに興奮したのか、荒い息を吐く男は、片手の腕で俺の腰から背中を支えながら、もう片方の手で俺の乳首を器用に両方、大きな手で同時に弄った。

下からくる暴力的な刺激と、上からの甘い刺激に、白目を向きながら喉を晒す。
腕に力が入らなくなり手がだらんと落ちるも、俺の体を支えるのなんて容易いのか、片手で支えられた俺はバランスを崩す気配もなかった。

パンッ…!♡パンッ…!♡

「っぁ"……ッ!♡…っぁ"…!、♡」

「ッフ、フッ…フッ…、!フッ…!」

男は俺の乳首から手を離し、両手で腰を持った後、俺を浮かせては落とし、浮かせては落としと重力を使った律動を開始した。

「ッ……ぁ"!!はぁ"…ッ!ッ…!♡」

落とされる度に、腹の中がものすごい質量の男の欲で満たされ、声は出ずに息を吐くことしかできない。
そんな俺に男は構わず、その重力を使った快楽を体験した後、またも自身の腰を使う、早めの律動を開始した。

パンパンパンパンッ!!♡

「っぁ"!♡っあ"♡あ"♡あ"♡あ"!♡」

男の腰の動きと一緒に、声が漏れ出る。
かと思えば

っブポ…ッ!♡

「っぁ"あ"ッ!?♡」

急に下品な音を立てながら俺からちんぽを抜き出した男は、俺を支えるのが億劫になったのか、またベッドに、今度はうつ伏せになるよう俺を押し付けた。

「ッぁ"あ"…!♡」

ベッドに垂直に、かろうじて俺の上半身だけがベッドに支えられるようにして、立ったままの男は俺の腰を高く上げたまま、またも俺の中へ自身を埋めた。

ッズ…ッ!♡パンッ、パンパンパンパンッ!♡

「っぉ"お"…ッ!♡お"ッ♡ぉ"っ、お"ッ…!♡」

一気に入ってきたそれを認識する間もなく、早めの律動が再開される。
ギッギとベッドが音を立てて、下敷きにされたピアスがベッドシーツの繊維に引っかかった。

「っぁ"あ"ッ…!!ぁ"ら…"ッ!♡止ま…"!」

乱暴な揺さぶりに、乳首にピリピリとした痛みが走る。
(ッ痛い…"!これ…ッ"、本当に…"!)
そんな俺の状態なんて知る由もない男は、そろそろ2度目の射精が近いのか、律動を早めた。

パンパンパンパンパンパンッ、!♡

「っぁ"あ'!♡ぁ"ァ"ア"ッ!!♡」

「…ッ、!っぉ"お"…ッ!」

またも俺の中に勢いよく射精した男は、足を震えさせながら、ぐ、ぐ…と俺の中へと何度も精液を塗り込む腰の動きをする。

ぬっちゅ…ッ♡ぬちゅ…っぐぷ…♡

「…ッハァ"…ッ♡は…ッぁ"…!♡」

下半身を高く上げられる体勢に、頭に血が昇ってきた俺は、薬を飲む前のように頭がガンガンしてくる。
(も"、もう…やめろ"…!)
しかし、その願いが届くことはなく、またも同じ体勢で律動を開始する男に、意識が遠くなりながらも
それから体感で数十分、俺は犯され続けた。



散々俺を犯したあの男は、クリフのように瓶に俺の少ない精液を集めた後、満足そうに動かない俺の頭を撫で部屋から出て行った。

下から漏れる精液と、体に付着した、瓶に詰められる際に薄く伸ばされ固まった自分の精液を感じるも、怠い体を動かす気にはなれなかった。
クリフに丁寧に敷かれていたシーツはめちゃくちゃになり、俺を温めていた毛布は床に散乱している。

しわくちゃのシーツの上で、俺は中途半端に脱げた服を纏いながら、快感の余韻と寒さ、恐怖に震えることしかできなかった。

(はやく…ッ"帰りたい…!)

クリフのおかげで幾分か止んでいた欲求が、またも顔を出す。
下を向くと、乱暴にされたせいで数ミリ切れた乳首があった。
赤く腫れて、少量の血をシーツに染み付かせている。

(感染したら、どうしよう…)

開けたのは高校の頃で、最近はもうそんな心配したことが無かったのに、この劣悪な環境とヒリつく乳首に涙が滲む。

「っぅ"…う"…」

大人気なく声を上げて泣きながら、シーツに顔を埋めた。
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