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第6章 彼方からの侵略者
第3話 修羅場?
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「おいリューク、久々に会えたと思ったら、いったい何が起こったんだよ……」
ユフィオが疲れたような表情で、牢獄にいるオレに問いかける。
その隣にはもちろんジーナとキスティーもいて、ほかにはザックたちAランク冒険者やレムもここに来ている。
そう、今オレは手錠をはめられ、街に設置されている地下牢に入れられていたのだった。
つまり、現在オレたちは鉄格子を挟んで会話している。
ジーナ、ユフィオ、キスティーたちは、すでにこの街に到着してオレの帰りを待っていたが、オレはアニスと一緒にユーディス王国へ向かうことになってしまった。
それについてザックに伝言を頼んでおいたので、ジーナたちは今後どうしようか検討していたらしいが、そんなとき昨夜オレが衛兵に逮捕されたと聞きつけこの牢獄まで面会に来たとのこと。
同じようにザックたちも駆けつけ、こんな形での再会になって呆然と立ち尽くしている状態だ。
ザックはため息を1つついたあと、呆れ顔で言葉を出す。
「はぁ~これはどういうことなんだリューク? アニスの国へ行くと言ってたのに街に帰ってきて、そのうえギルド長殺しの容疑がお前にかかっているなんて、きっちり説明してほしいぜ」
「まったくです。本当にマスターは迂闊で困ります。こんなことになるなら、やはりワタシも一緒にギルドの中に入るべきでした」
またしても失態を犯したオレに対し、レムも苦言を呈する。
ただ、この状況にみんな驚いてはいるものの、全員オレの心配はしてないらしい。
とにかく、何故こんなことになったのか、詳しい経緯を聞きたいようだ。
ひと息ついたところで、これまでのことを掻い摘まんでみんなに話す。
昨夜フォーレントに襲われたオレだが、ゲスニクに騙されたフォーレントは魔導アイテムによって死んでしまい、そしてその現場にちょうどノモス監査官が現れた。
どうやらゲスニクに指示されてフォーレントを呼びに来たらしいが、もちろん偶然じゃないだろう。最初から計画通りの流れだったに違いない。
図ったようなタイミングで、ゲスニクの手下である衛兵がすぐに駆けつけてきたからな。
オレとフォーレントをまとめて始末する罠を仕掛け、仮にオレを仕留め損なっても、ノモスさんに現場を見せることでオレをギルド長殺しの犯人に仕立て上げることができる……というわけだ。
ただ、ノモスさんはグルじゃないだろう。
侯爵のゲスニクといえど、王都直属の監査官を抱き込むのは難しい。
アルマカイン王国領を査察する任務をしているだけに、簡単に不正をするような人物は選ばれないからだ。
よって、ノモスさんは利用されただけに違いない。
とにかく、現行犯として捕まったオレは、有無を言わさずこの牢獄に入れられてしまった。
そして、オレが殺人の罪で投獄されたと聞いて、ジーナやザックたちがすっ飛んできたのがこの状況である。
経緯を知ると、ようやくみんなは納得したようだった。
「……なるほど、状況は理解したわ。アンタのことだから、やっぱり心配する必要はないみたいね。それはいいとして、この女の子は誰?」
オレの説明が終わったあと、黙ってじっと聞いていたジーナがレムを指さして質問する。
「ああ、あたいも気になって仕方なかったぜ。『剣姫』アニスにやたら似てるし、お前とも親密にしてるみたいだし、どう見ても普通の関係じゃないだろ!」
ユフィオも、不満を隠さない表情でオレを問いただしてきた。
ジーナたちとレムは初対面だから、ちゃんと説明しないとな。
……とオレが思ったところで、キスティーがハッと何かに気付いて叫ぶ。
「もしかして、アニスさんにフラれちゃったから、似ている女の子を口説いたの? そんなのダメよ! フラれたら私たちと付き合うって約束だったでしょ!?」
「ええっ!? そんな約束してたっけ!? そもそもオレはフラれてなんか……」
「その通りです。マスターはアニス様にフラれたからワタシを選んだのです。そういうわけで、皆さんもマスターのことは諦めてください」
「ウソを言うなレム! ちょ、ちょっと待てみんな、なんで泣く……!?」
ジーナたち3人がいきなり涙を流し始めたので、オレは慌ててその場を取り繕うとする。
「リュークのことはアタシたちが先に好きだったのに、ずるい~っ! わあああん」
「待って、ジーナ待ってってば! お、おいザック、助けてくれ~っ!」
ザックたちがニヤニヤと見守る中、この狂乱がしばらく続いたあと、ようやく収まってきたのでレムのことを説明した。
ザックたちが見ている手前、レムがゴーレムだということは隠したが、一応ジーナたちは納得してくれたようだった。
ただし、オレとアニスのことも伝えたので、ジーナたちは複雑な表情をしている。
しばしの後に、冷静になったジーナが口を開いた。
「そう……『剣姫』アニス・メイナードと両想いになっちゃったのね。『剣姫』は男嫌いという噂だったから安心してたんだけどなあ……」
「だよな。絶対フラれると思ったのに……。まあとりあえず、おめでとうと言っておくけどさ」
ユフィオが口を尖らせながら、一応祝福してくれる。
といったところで、キスティーがとんでもない提案をしてきた。
「でもねリューク、世界には一夫多妻が普通の国もあるのよ? だから、アニスさんがいても、私たちと結婚できないわけじゃないの。みんなでそこに行って結婚すればいいわ!」
「その通りだわ! さすがキスティー、冴えてるわね!」
「よっしゃリューク、みんなで重婚OKの国に行って結婚しようぜ!」
「なるほど、それはワタシも思いつきませんでした。素晴らしいアイデアです。これなら全員が幸せになれますよマスター!」
ジーナとユフィオに続き、レムまでキスティーの提案に賛成している。
いや、頼むから、もう少しアニスの気持ちも考えてくれよ……
この先が思いやられる感じで、どっと疲労を感じるオレ。
一通り落ちついたところで、ザックが少し茶化しながら言葉を発した。
「将来についてまとまって良かったじゃないかリューク。それで話を戻すが、なんで大人しく捕まってるんだ? こんな牢獄なんて、お前なら簡単に抜け出せるはず。ここにいるのは、何か考えがあるんだろ?」
「まぁね。オレとしては、これはチャンスだと思ってるんだ」
「チャンス? どういうことだ……?」
「それは……」
と、オレが説明しようとしたところで、誰かが牢獄のあるこの地下に入ってきた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
明日は『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』コミカライズの更新日です。
第6話がUPされますので、楽しみにお待ちください。
ユフィオが疲れたような表情で、牢獄にいるオレに問いかける。
その隣にはもちろんジーナとキスティーもいて、ほかにはザックたちAランク冒険者やレムもここに来ている。
そう、今オレは手錠をはめられ、街に設置されている地下牢に入れられていたのだった。
つまり、現在オレたちは鉄格子を挟んで会話している。
ジーナ、ユフィオ、キスティーたちは、すでにこの街に到着してオレの帰りを待っていたが、オレはアニスと一緒にユーディス王国へ向かうことになってしまった。
それについてザックに伝言を頼んでおいたので、ジーナたちは今後どうしようか検討していたらしいが、そんなとき昨夜オレが衛兵に逮捕されたと聞きつけこの牢獄まで面会に来たとのこと。
同じようにザックたちも駆けつけ、こんな形での再会になって呆然と立ち尽くしている状態だ。
ザックはため息を1つついたあと、呆れ顔で言葉を出す。
「はぁ~これはどういうことなんだリューク? アニスの国へ行くと言ってたのに街に帰ってきて、そのうえギルド長殺しの容疑がお前にかかっているなんて、きっちり説明してほしいぜ」
「まったくです。本当にマスターは迂闊で困ります。こんなことになるなら、やはりワタシも一緒にギルドの中に入るべきでした」
またしても失態を犯したオレに対し、レムも苦言を呈する。
ただ、この状況にみんな驚いてはいるものの、全員オレの心配はしてないらしい。
とにかく、何故こんなことになったのか、詳しい経緯を聞きたいようだ。
ひと息ついたところで、これまでのことを掻い摘まんでみんなに話す。
昨夜フォーレントに襲われたオレだが、ゲスニクに騙されたフォーレントは魔導アイテムによって死んでしまい、そしてその現場にちょうどノモス監査官が現れた。
どうやらゲスニクに指示されてフォーレントを呼びに来たらしいが、もちろん偶然じゃないだろう。最初から計画通りの流れだったに違いない。
図ったようなタイミングで、ゲスニクの手下である衛兵がすぐに駆けつけてきたからな。
オレとフォーレントをまとめて始末する罠を仕掛け、仮にオレを仕留め損なっても、ノモスさんに現場を見せることでオレをギルド長殺しの犯人に仕立て上げることができる……というわけだ。
ただ、ノモスさんはグルじゃないだろう。
侯爵のゲスニクといえど、王都直属の監査官を抱き込むのは難しい。
アルマカイン王国領を査察する任務をしているだけに、簡単に不正をするような人物は選ばれないからだ。
よって、ノモスさんは利用されただけに違いない。
とにかく、現行犯として捕まったオレは、有無を言わさずこの牢獄に入れられてしまった。
そして、オレが殺人の罪で投獄されたと聞いて、ジーナやザックたちがすっ飛んできたのがこの状況である。
経緯を知ると、ようやくみんなは納得したようだった。
「……なるほど、状況は理解したわ。アンタのことだから、やっぱり心配する必要はないみたいね。それはいいとして、この女の子は誰?」
オレの説明が終わったあと、黙ってじっと聞いていたジーナがレムを指さして質問する。
「ああ、あたいも気になって仕方なかったぜ。『剣姫』アニスにやたら似てるし、お前とも親密にしてるみたいだし、どう見ても普通の関係じゃないだろ!」
ユフィオも、不満を隠さない表情でオレを問いただしてきた。
ジーナたちとレムは初対面だから、ちゃんと説明しないとな。
……とオレが思ったところで、キスティーがハッと何かに気付いて叫ぶ。
「もしかして、アニスさんにフラれちゃったから、似ている女の子を口説いたの? そんなのダメよ! フラれたら私たちと付き合うって約束だったでしょ!?」
「ええっ!? そんな約束してたっけ!? そもそもオレはフラれてなんか……」
「その通りです。マスターはアニス様にフラれたからワタシを選んだのです。そういうわけで、皆さんもマスターのことは諦めてください」
「ウソを言うなレム! ちょ、ちょっと待てみんな、なんで泣く……!?」
ジーナたち3人がいきなり涙を流し始めたので、オレは慌ててその場を取り繕うとする。
「リュークのことはアタシたちが先に好きだったのに、ずるい~っ! わあああん」
「待って、ジーナ待ってってば! お、おいザック、助けてくれ~っ!」
ザックたちがニヤニヤと見守る中、この狂乱がしばらく続いたあと、ようやく収まってきたのでレムのことを説明した。
ザックたちが見ている手前、レムがゴーレムだということは隠したが、一応ジーナたちは納得してくれたようだった。
ただし、オレとアニスのことも伝えたので、ジーナたちは複雑な表情をしている。
しばしの後に、冷静になったジーナが口を開いた。
「そう……『剣姫』アニス・メイナードと両想いになっちゃったのね。『剣姫』は男嫌いという噂だったから安心してたんだけどなあ……」
「だよな。絶対フラれると思ったのに……。まあとりあえず、おめでとうと言っておくけどさ」
ユフィオが口を尖らせながら、一応祝福してくれる。
といったところで、キスティーがとんでもない提案をしてきた。
「でもねリューク、世界には一夫多妻が普通の国もあるのよ? だから、アニスさんがいても、私たちと結婚できないわけじゃないの。みんなでそこに行って結婚すればいいわ!」
「その通りだわ! さすがキスティー、冴えてるわね!」
「よっしゃリューク、みんなで重婚OKの国に行って結婚しようぜ!」
「なるほど、それはワタシも思いつきませんでした。素晴らしいアイデアです。これなら全員が幸せになれますよマスター!」
ジーナとユフィオに続き、レムまでキスティーの提案に賛成している。
いや、頼むから、もう少しアニスの気持ちも考えてくれよ……
この先が思いやられる感じで、どっと疲労を感じるオレ。
一通り落ちついたところで、ザックが少し茶化しながら言葉を発した。
「将来についてまとまって良かったじゃないかリューク。それで話を戻すが、なんで大人しく捕まってるんだ? こんな牢獄なんて、お前なら簡単に抜け出せるはず。ここにいるのは、何か考えがあるんだろ?」
「まぁね。オレとしては、これはチャンスだと思ってるんだ」
「チャンス? どういうことだ……?」
「それは……」
と、オレが説明しようとしたところで、誰かが牢獄のあるこの地下に入ってきた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
明日は『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』コミカライズの更新日です。
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