家政婦さんは同級生のメイド女子高生

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「ただいまぁ」
結局帰りは4人になった。
「おかえり!あら、珍しいわね。鷹文くんも一緒なの?」
「ま、まあ」
和泉に言われて、鷹文は急に恥ずかしくった。
「さ、彩香、ここでいいか?」
鷹文は平然を装って、荷物をキッチンの中に置いた。
「うん。鷹文くんありがとう」
「荷物、多い時は遠慮するなよ」
「う、うん。ありがと」
みんなの前で言われた彩香も、少し恥ずかしそうに笑った。
「うわー、なんかお熱いわねぇ」
「そ、そんなことないですよ。じゃあ」
照れたのか、鷹文は早足で自分の部屋へ向かった。
「はぁー、疲れたぁ」「そ、そう、だね・・・」
鷹文が消えると、明衣とゆずが椅子にへたり込んだ。
「後つけて来たりするからよ」
「何なに、何かあったの?」
やじうま和泉が尋ねてきた。
「彩香、鷹文に誘われて、ふたりっきりでぇ・・・」
和泉の質問に、明衣が元気を取り戻して話し始めた。
「め、明衣!」
彩香が止めに入った。
「明衣ちゃんとゆずちゃんは後をつけてったんでしょ?」
「はい!」ここぞとばかりに明衣が元気よく答えた。
「じゃあやっぱり彩香ちゃんと鷹文くん、2人っきりだったんじゃない!」
和泉が目をキラキラさせながら彩香を見た。
「そ、そうです、けど・・・」
口ごもる彩香。
「ねぇ、明衣ちゃん。どんな雰囲気だったぁ?」
そんな彩香を尻目に、和泉は明衣に話しかけた。
「それはもう。どこからどう見ても新婚夫婦みたいで」
ノリノリで話しを続ける明衣。
「きゃー!新婚夫婦なんて、なんかえっちね」
「え、えっち・・・」
彩香が赤くなるのを見た明衣はさらに話を盛った。
「それでぇ、手も恋人繋ぎで、時々見つめあっちゃったりして・・・」
「うわー、も、もうおなか、いっぱい!」
わざとらしく驚く和泉。
「むー!明衣!和泉さん!2人とも夕飯抜きだからね!」
そんな2人のトークに、ついに彩香がマジギレした。
「さ、彩香ちゃんごめん!も、もうやめよっか、明衣ちゃん」
「そうですね・・・ごめんね彩香、ちょっとした冗談、だからさ・・・」
ふたりは彩香の顔色を伺いつつ、そそくさと逃げていった。
「も、もう!」
彩香は顔を真っ赤にしたまま、まだ怒っていた。

「彩香・・・明衣・・・ゆず・・・」
キッチンでの攻防など全く知らない鷹文は、部屋に入るなり机に向かい、ノートに何かを書き込んでいた。
「それにしてもあいつら、漫画のキャラみたいだな」
買い物の顛末を改めて思い出しながら、鷹文はふっと笑った。
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