上 下
245 / 281
第一章:始まりの世界 ”チーム対抗戦” 

#145.立花とリカ姐の漫画トーク(クイズ②問3、4)

しおりを挟む
 3分後、リカは目を開けると満足そうな表情を浮か
べながら話し出した。
「では三問、他の超人からはキン肉大王と呼ばれてい
るキン肉マン(スグル)の父の名前は真弓ですがママ
の名前は、何と言ったでしょうか?」
「これ、早押しクイズだったら完全に引っ掛け問題だ
ったよね。簡単すぎるのは疑らないとダメだって気付
かされてしまったかも」
 時間をかせごうとたわいもない事を話す立花。
「感想は良いから答えを言って下さい」
 それをあっさりとみやぶり遅延行為を阻止するリカ。

「えーママに名前ってあったかな~。ヒントは?」
「まぁ簡単なレベルではなからヒントも止む無しかも
ね。いいわ、王位争奪編までの作中には一度も出てい
ません」
 ここまで聞いて少々、大人げない問題かもと思った
が逆の意味を考えると頭の中のもやは晴れていく。
「それってアニメには出てきてるって事か。うんと何
か聞いた事あるような。小夜子かな?」
「ファイナルアンサー?」
 それっぽい名前だったので失格の判断を下さない。
「いや、その表情は違うって事で小百合かな?」
「正解! まぁ回答の2回くらいは大目に見るよ」
「さすがリカ姐。話が分かる」
 ここまではまぁ上手くやった方だと自分に言い聞か
せて最後の問題を待つ立花。

「では四問、最後の問題よ。バッファローマン率いる
7人の悪魔超人の最初の紹介シーンで中央に登場した
ケツ超人の名前は何でしょう!」
「あっ。それ私見た事あるっ」
「あれを見逃す方がどうかしてる位に目立ってるんだ
からキャラを覚えてて当然です」
 ドヤ顔をしてくるリカ姐に対して少し引いて見てし
まう立花がいた。
「これも王位争奪編まででは明らかにされなかった事
で有名で謎とされてました」
「キャラは覚えてるけど名前までは知らないや」
 立花は正直に話す。
「じゃぁ、テレホンする?」
「うん。そうさせてもらいます!」
「まぁキン肉マニアの人なら間違いなく抑えておかな
いといけないレア超人だから、そういう人に当たれば
簡単かもねっ!」
 良い問題だと言わんばかりの自信満々な表情を見な
がらも誰に、この問題をたくせば良いのか直ぐに思い
付かない立花だった。
しおりを挟む

処理中です...