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第一章:始まりの世界 ”自己啓発編”
♯2.超能力!?対決 予想外の展開へ③ (改)
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城ヶ崎と中邑の会話も全て聞こえていたのだが一秒の
”間があった”部分に関しては誰も気付く事が出来なかっ
た。ヘリコプターが浮上する光景に目を奪われていて、
学園の屋上にあるHとマーキングされたヘリポートへ向
かっていく様子が見てとれた。ヒカルが猛然とダッシュ
した映像に気付くのが遅れてしまう一同。立花が教室の
入り口である扉を開けようとするも外側から押されてい
るかビクともしなかった。
「しまった。ヒカルさんに先手を打たれていたわ」
「一体何があった? 手を打たれてたって何だよ!?」
「外側から男子だと思われる力でドアが開かないの!」
「つまり、閉じ込められたって事か……」
タカフミが立花の発言の意味を分かりやすく代弁した。
哀川と博士が前後の扉が動かない事を確かめた後、
浮かない顔の二人をよそに博士が話し始める。
「立花さんが言うように、おそらく男子生徒が外から押
さえていて今は動かせないんだし、さっきの映像の解説
を始めさせて貰うよ」
「何だよ。突然に……」
「でも何もする事を思い付けない状況な訳だし暇つぶし
には良いんじゃない?」
哀川の意見を聞いたタカフミが博士を擁護する発言を
すると立花は黙ったまま携帯電話を動かしながら頷いた。
「先ず、長身の男達が特設ステージの四隅の穴に丸い穴
が開いてたのは分かったと思うけどアイボルトと呼ばれ
る物でボルトだからネジ山があるんだ。だから四隅の穴
には単に穴が開いていた訳ではなく、ネジ山が入るよう
にタップ立て作業。つまり、ねじ切り加工がされていて
アイボルトを回転させて穴に通して落下する事を防いで
いるんだよ。ねじ山が多ければ多いほど外れにくくなる
とイメージして貰えればOKだけど山を増やす加工は、
格段に難しくなるんだ」
「随分と詳しいわね!」
無言だった立花が興味を持ち始めて言葉を掛ける。
「父親の弟に当たる”おじさん”が工務店を経営してて
色々と教えて貰ってるのさ。知識は無いより、あった方
が良いってのが僕の持論なんだ」
「そうなもんかね~」
哀川は特に興味を示さずに返事をする。
「次にフックが付いた物は、ワイヤースリングと言って
4本吊りタイプの物で工場内で荷物を吊り上げる時に、
使用するんだ。ちなみにアイボルトは、天井吊りボルト
に分類されているよ」
哀川とは異なる真剣な表情で博士の言葉に耳を傾けて
いたタカフミだった。
”間があった”部分に関しては誰も気付く事が出来なかっ
た。ヘリコプターが浮上する光景に目を奪われていて、
学園の屋上にあるHとマーキングされたヘリポートへ向
かっていく様子が見てとれた。ヒカルが猛然とダッシュ
した映像に気付くのが遅れてしまう一同。立花が教室の
入り口である扉を開けようとするも外側から押されてい
るかビクともしなかった。
「しまった。ヒカルさんに先手を打たれていたわ」
「一体何があった? 手を打たれてたって何だよ!?」
「外側から男子だと思われる力でドアが開かないの!」
「つまり、閉じ込められたって事か……」
タカフミが立花の発言の意味を分かりやすく代弁した。
哀川と博士が前後の扉が動かない事を確かめた後、
浮かない顔の二人をよそに博士が話し始める。
「立花さんが言うように、おそらく男子生徒が外から押
さえていて今は動かせないんだし、さっきの映像の解説
を始めさせて貰うよ」
「何だよ。突然に……」
「でも何もする事を思い付けない状況な訳だし暇つぶし
には良いんじゃない?」
哀川の意見を聞いたタカフミが博士を擁護する発言を
すると立花は黙ったまま携帯電話を動かしながら頷いた。
「先ず、長身の男達が特設ステージの四隅の穴に丸い穴
が開いてたのは分かったと思うけどアイボルトと呼ばれ
る物でボルトだからネジ山があるんだ。だから四隅の穴
には単に穴が開いていた訳ではなく、ネジ山が入るよう
にタップ立て作業。つまり、ねじ切り加工がされていて
アイボルトを回転させて穴に通して落下する事を防いで
いるんだよ。ねじ山が多ければ多いほど外れにくくなる
とイメージして貰えればOKだけど山を増やす加工は、
格段に難しくなるんだ」
「随分と詳しいわね!」
無言だった立花が興味を持ち始めて言葉を掛ける。
「父親の弟に当たる”おじさん”が工務店を経営してて
色々と教えて貰ってるのさ。知識は無いより、あった方
が良いってのが僕の持論なんだ」
「そうなもんかね~」
哀川は特に興味を示さずに返事をする。
「次にフックが付いた物は、ワイヤースリングと言って
4本吊りタイプの物で工場内で荷物を吊り上げる時に、
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いたタカフミだった。
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