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定期収入の代償

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 あたしは、月に一度、魔力草をかき集めるだけの仕事をせっせとこなしていた。

 それ以外の日はというと、まぁ、寝て起きて食べて寝て起きて食べて……ぐーたらしていた。だからといって病気が治るわけでもなく、生活に少し虚しさを覚え始めていた。

 とはいえ、今のあたしにはのために、今のあたしには、だけの簡単な仕事。



 治りはしないとはいえ、ある程度病状も軽くなってきた頃、それは突然訪れた。

 ――腰痛だ。

 魔力草は、地面から生えているから、かき集めると言っても、立ったりかがんだりを繰り返す。そのせいで、あたしは腰を痛めてしまった。せっかくの安定収入がパァになるのは、絶対に、イヤ!



 今のあたしには、幸いなことにヒーラーが無料という大きな大きな特典が付いている。

 即座にヒーラーのところへ行った。が、慢性的なもので、専門家に診てもらわない限りは治せない、それは自費で最低でも毎月金貨1枚とのこと。

 ……じゃあ、あたし、何のために魔力草を採っていたの!?
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