シェフが私のことを好きになる確率

hayama_25

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第7話

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 シェフの指導が始まってから2週間が経った。

 シェフは私に色々なことを教えてくれた。

 シェフのおかげで、少しは自分の腕に自信を持ててきた、かもしれない。

「今日は新しいことを教えようと思う」
 そう言って、新しいレシピを見せてくれた。

 色鮮やかで綺麗…

「これは来週のスペシャルメニューだ」
「…スペシャルメニュー」

 月に一度、一日限定でスペシャルメニューを提供している。

 そのスペシャルメニューを食べに、沢山の人が列をなす。

 この前なんて、3時間で売り切れた。

「これを莉乃に任せてみたいと思ってる」

 私…!?
 いや、まさか、

「い、今なんと、」

 きっと私の聞き間違いだ。

「だから、莉乃に任せるって言ってんの」

 スペシャルメニューを私が担当する…?
 いや、いやいやいや。

 この私に、まだそれほどの腕前は、、

「私に、ですか?正直、まだ自信がないです…」

 シェフに鍛えてもらっているけど、他の人に比べればまだまだだ。

「大丈夫。この二週間、莉乃脳では見違えるほど上達してる。俺が保証する。そばにいるから、一緒にやってみよう」

 深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。
 こんなチャンスもう二度とないかもしれない。

「わかりました。頑張ります」

 シェフが細かいアドバイスをしながら指導してくれた。

「火はもう少し弱く」
「はい、シェフ」

「いい感じだ。次はソースの仕上げ」

 ソースを仕上げると、シェフがそれを味見する。

「うん、悪くない」
「ありがとうございます」

「でも、莉乃ならまだいける」
「はい」

 まだ足りない、。

 さらに集中力を高めた。

「最後は盛り付けだ。見た目も大事だから、丁寧に」

 料理を盛り付け始めた。

 シェフのアドバイスを思い出しながら、色合いやバランスに気を配った。

「どうでしょうか?」
 完成した料理をシェフに見せた。

 シェフはじっくりと料理を見つめ、満足そうにうなずいた。

「うん。これならお客様も喜んでくれるだろう」

 良かった。
 あとは、ソースが課題か。

「ありがとうございます。私、シェフの期待に答えられるように頑張ります」

 そう言うと、シェフは優しく肩を叩いた。
「その意気だ」

 私は深くお辞儀をし、心の中で決意を固めた。

 その後、私はシェフの指導のもと、さらに練習を重ねた。

 毎日、少しずつ自信をつけていく自分を感じながら、スペシャルメニューの完成度を高めていった。

 シェフのアドバイスを受け入れ、改善点を見つけては修正し、より良い料理を目指して努力を続けた。

 シェフが忙しい時間を割いて指導してくれたんだ。
 恩を仇で返すわけにはいかない。


 絶対に成功して見せる。



 …そう思っていたのに。
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