21 / 23
頼み
しおりを挟む
マイアの頼みを聞いた5人は、それぞれの反応をしていた。
そんな様子がおかしかったのかマイアは笑った。
「マイア様?」
「いえ、貴方たちはいつも明るいわよね」
照れたようにカミラが、
「えへへ、そうですかね」
と言うと、ノアが
「調子乗んな」
と頭を叩こうとするが、手が届かずカミラの肩に命中する。
そして、再度ケンカになった二人をよそに、フィンが、
「明るいといえば、あの人も明るいですよね。あの白い人」
「白い人?……ああ、ミサキのことね。確かにそうね」
「今日はなんでいないんですか?」
そう聞かれたマイアは微笑み、
「そうね、ミサキには皆に頼んだこと内緒にしたかったから」
「へえ、そうなんですね。でも後ろにいますよ」
「へ?」
フィンの一言に変な声を出したマイアはすぐに後ろを振り返った。
そこには汗まみれのミサキが立っていた。
「姐さん、探したんすよ」
「ミサキ、は、早かったのね」
ミサキはミアから渡された水を飲み干し続ける。
「大変でしたよ!姐さん急にいなくなるし、露店のおっちゃん達に聞いても皆言うことバラバラだし、めっちゃ走り回りました」
「そうだったの。勝手にいなくなってごめんなさいね。……アメリアはどうしたの?」
ミサキはそう言われ、思い出したように、
「あ、あいつは体力ないんでどっかで休憩してると思います」
「置いて行っちゃだめでしょ、ミサキ」
あはは、と返すしかないミサキだった。
そんな様子がおかしかったのかマイアは笑った。
「マイア様?」
「いえ、貴方たちはいつも明るいわよね」
照れたようにカミラが、
「えへへ、そうですかね」
と言うと、ノアが
「調子乗んな」
と頭を叩こうとするが、手が届かずカミラの肩に命中する。
そして、再度ケンカになった二人をよそに、フィンが、
「明るいといえば、あの人も明るいですよね。あの白い人」
「白い人?……ああ、ミサキのことね。確かにそうね」
「今日はなんでいないんですか?」
そう聞かれたマイアは微笑み、
「そうね、ミサキには皆に頼んだこと内緒にしたかったから」
「へえ、そうなんですね。でも後ろにいますよ」
「へ?」
フィンの一言に変な声を出したマイアはすぐに後ろを振り返った。
そこには汗まみれのミサキが立っていた。
「姐さん、探したんすよ」
「ミサキ、は、早かったのね」
ミサキはミアから渡された水を飲み干し続ける。
「大変でしたよ!姐さん急にいなくなるし、露店のおっちゃん達に聞いても皆言うことバラバラだし、めっちゃ走り回りました」
「そうだったの。勝手にいなくなってごめんなさいね。……アメリアはどうしたの?」
ミサキはそう言われ、思い出したように、
「あ、あいつは体力ないんでどっかで休憩してると思います」
「置いて行っちゃだめでしょ、ミサキ」
あはは、と返すしかないミサキだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる