梅雨の様なこんな雨の日に

はなおくら

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 彼にされるがままの私の体は突然体が回ったかと思うと彼と座って対面で抱き合う体制となった。

「ツーリー…?」

 彼の名前を呼ぶと、ツーリーはわたしの手を優しく掴むとわたしの淫核を撫でさせた。

「やめてっ…こんな恥ずかしい事っ…。」

 そう言ってもやめる事はなかった。

 何度も何度もわたしのいやらしい所を撫でさせる。

 その行為が気持ちよくてわたしは口を開けたままだらしない顔をしていると思う。

 されるがままになり、あと少しでいけそうだと感じたその時手が止まった。

「えっ…?」

 戸惑うわたしの腰を少し持ち上げて、突然ゆっくりと彼のものがわたしの中に入ってきた。

「っ…!」

 驚きはしつつも快楽に負けてわたしは自ら自分の中に招き入れた。

 そこでやっとツーリーがわたしの手のひらに字を書いた。

 “動いて”

 彼の指示にわたしは従う様にゆっくりゆっくりと自分の気持ちのいい角度に腰を揺らした。

「ツーリー…気持ちいい?」

 返事はない。

 唯わたしの胸を優しく掴む彼の手のひらから彼が喜んでいるのがわかりわたしはまた腰を動かした。

 しばらくすると我慢できなくなったのかツーリーは上半身を起き上がらせたのかわたしを抱き込むと激しく動き出した。

「ああっ…。」

 自分ではできなかった気持ちいい所を激しくゆすられてわたしは快感に身を任せていた。

 体制を変えられて布団にうつ伏せにされると今度は後ろから入ってくる。

 彼の熱がわたしの中を激しく動かす。

「ツーリー…好きっ…!」

 そう伝えればいっそう彼の動きが激しくなる。

 私で気持ちよくなってくれている。

 そんな気持ちが余計にからだを熱くして大きな快楽を感じ取れた。

 感触からいやらしい音とわたしの声が部屋に響いているであろう事が伺える。

 しかしわたしはもう体が絶頂へといくのを感じた。

「ツーリーっ…ツーリーっ!」

 彼の名前を呼びながら背中をのけぞらす様に果てた。

 そのわたしの後を追う様に彼のモノがドクドクとわたしの中を独占する様に中に入ってきた。

「ツーリー…はぁ…あっ…。」

 体中汗をかいて倒れ込む様に布団に飛び込んだ。

 そのわたしの背中に彼も疲れたのか上に乗ってくる。

 その重みが愛おしくて目を閉じていると、ツーリーも疲れているだろうに私の顔にかかった髪の毛を耳にかけてくれる。

 そんな行動が嬉しくてわたしは彼の顔の汗を拭いた。

「愛してる…。」

 彼の手に手を絡ませる様に呟くとツーリーはわたしの手の甲に愛を注ぐ様にキスをくれた。

 それに心が満たされたわたしは彼の横で安心して眠りについた。
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