愛した人は悪い人

はなおくら

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 お互い本音をぶつけた瞬間、衝動、情熱が加速していく。

「レイモンド様、これからはいつまでもそばにいます…だから私を1人の女性として愛してください…もう他の人を見るのは……っ…いやです!」

 ジーヌは涙が溢れて止まらない。

 人によれば、こんなにも他人に醜態を晒すなと言うものもいるかもしれない。しかしそれだけジーヌの思いは強かった。そしてレイモンドもまた同じ気持ちだった。

「決して話はしないよ。私のジーヌ…。」

 2人で見つめあっていたが、次の瞬間、レイモンドはジーヌを横抱きにして食堂を出た。

 向かう先は、何も聞かされていないが、ジーヌにはわかっていた。

 レイモンドは、自分の部屋の前に立っていた付き人に人払いをして、ジーヌを招き入れた。

 久々に見るレイモンドの部屋にジーヌは釘付けになった。

 小さい頃、毎日のように通っていた部屋だったが、とある時から部屋に入れてもらえなかった。

「どうした?」

 レイモンドの問いかけにジーヌは苦笑いを浮かべて答えた。

「いえ…小さな頃はよくこの部屋で過ごしたことを思い出していました。でもある時から部屋に入れてくれなくなりましたね…。」

 あの頃拒絶されたような感覚に陥り、苦しかった。何か間違いを犯してしまったのか…と。

「………ふっ。」

 黙って聞いていたレイモンドが、笑い出した。

「何がおかしいのですか?」

 ジーヌはムッとしていたが、レイモンドはジーヌの頭を撫でて答えた。

「すまない…君があまりに可愛いことをいう物だから…。」

「本当に辛かったのです…。嫌われてしまったのかと…。」

 また涙を浮かべるジーヌを抱き寄せて、 レイモンドは頬擦りして答えた。

「最初は、妹の様に可愛かった。でも思春期になるにつれて君に対する気持ちが変わった様に思う、それからは君を大人の女性として見ている自分に気が付いたんだ。それから私は欲求を抑えられなくなりそうだった。」

「えっ…!」

 その瞬間、ジーヌはレイモンドにベッドに押し倒された。

「君とずっとこうしたくてたまらなかった。君のいやらしい事を考えながら夜を明かしたことだってある。」

 そう言いながらレイモンドはジーヌの耳を弄んだ。

「ひゃっ…!レイモンド様くすぐったいです…。」

 ジーヌは恥ずかしくて縮こまっているとレイモンドはジーヌの両腕を頭の上に束ねると、情熱的な瞳で、口を開いた。

「今君が私の部屋にいる。こんな状況でまたたえる事なんでできないよ。…チュッ…。」

 彼の唇が服越しに胸を弄る。あまりの刺激に体をくねらせればくねらすほど、胸の先端は膨らみ主張する。
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