愛した人は悪い人

はなおくら

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 ジーヌはレイモンドの膝前に座り込むと、苦しそうに膨らんだズボンのボタンを解いていった。

「ジーヌっ…!」

 慌てるレイモンドも、本気で止める気はなく慌てるジーヌの手に添えるだけで、内心期待した瞳を向けていた。

 ジーヌは丁寧に、ズボンを下着まで解くと目の前には驚くほど大きな逸物が出ていた。

 思わず頬を赤らめ目を逸らしてしまうが、上を見ると喉を鳴らし期待する目を浮かべる彼がいた。

 その仕草でジーヌに火がついた。彼に気持ちよくなって欲しい一心で、舌を出して彼の先端を舐めた。

 そこは既に興奮しており、液状のものが出ていた。

 少し息を感じただけでも、彼のものがビクッと震えるのがわかった。

「……んんっ…。」

 ジーヌは大切に舌を出して先端を舐めていたが、上で感じる声を聞き、口の中に含んだ。

「くっ…あっっ…。」

 レイモンドの喘ぎ声にジーヌの下も反応している。

 ジーヌはレイモンドが気にしている事を思い出して、大胆になる決意を持ってレイモンドを攻めた。

「チュッ…気持ちいい…?」

 ビクッ

 ジーヌは敬語をやめて、レイモンドに問いかけた。

 レイモンドはそれが嬉しかったのか、嬉しそうに返事した。

「ああっ…君と近づけた気がして…嬉しいよ…。」

 レイモンドの返事にジーヌは嬉しくなり、レイモンドのものを口に含んだ。

 感じるレイモンドを見ながら動かしていると自分も興奮して、無意識に自分の手で自慰を行った。

 そこからは余裕がなくなり、自分の腰を振りながらレイモンドに奉仕して快楽の渦に巻き込まれていった。

 レイモンドもその光景を、見て思わずジーヌの口の中ではてた。

 慌てて布巾を持ってジーヌに自分のものを出させた。

 目を潤ませてこちらを見つめるジーヌが艶やかで、レイモンドの熱をさらに上がらせる。

 ジーヌもまだ自分が達しておらず、普段の粛々とした雰囲気からは考えられないほど、発情していた。

「レイ…。」

 ジーヌは座り込むレイモンドの上に乗り、反り立っている逸物に自ら腰を下ろした。

「あ…あああっ…。」

「ジーヌ…あっ…くっ…いやらしい…。」

 大胆なジーヌにレイモンドも抑えが効かず、奥まで入る様に腰を掴みズンズンと下ろしていく。

「はぁ…。」

 苦しかったのかジーヌの呼吸が荒い、もう無理はさせたく無いと、レイモンドがソファに組み敷こうとしたその時、ジーヌは手で止めて、自ら腰を張り出した。

「くっ…。」

 レイモンドはジーヌが自分の首に手を回し、刺激する姿に声を我慢できずにいた。

 そしてジーヌもレイモンドが感じている姿にひどく興奮していた。
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