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なんだろうと、彼の顔を見つめると、何も言わずに深く腰を落として、彼は動きを早めた。
はじめて甘い感覚に、口ははしたなく開き、声が抑えられない。
「あっ…あっ!…アレク様…激しい…っ‼︎」
待って欲しいと言おうとしたが、彼は止めるつもりはないかというように、動きをさらに早めていった。
その思いが心地いいような、嬉しいような、泣きたいようなほど彼への愛が大きくなるのを自分自身感じ取っていた。
「はぁ…アレク様っ…!…んっ…愛しています。貴方のことを…幼く…はじめてあったあの日から…。」
「…っ…‼︎」
「貴方だけです。私を幸せにできるのは…あっああっ‼︎」
その瞬間、わたしは自分の体に戸惑った。
図らずに果ててしまった。彼への愛が私の身体にも影響したのかその事に戸惑いながらもなんとも幸せな心地がした。
彼も息を吐きながら動きを止めていたが、気づいた。彼も私の中に果てたのだ。
「ジェニ…はぁ…。愛してる…。」
彼の一言で私たちは2人で気を失ったように長い眠りに落ちていった。
それは心が満たされて、幸せなひとときだった。
しばらくして目が覚めた。まだ日も上がっておらず真っ暗な部屋の中、使用人が気を利かせてくれたのか、簡易なティーセットが用意されていた。
「ん……。」
声に反応して横を見ると、まだ眠りについているアレク様がいた。
彼の寝顔を間近で見れることが新鮮で飽きる事は無かった。
でも気になる事もあった。社交場ではあれほど、冷静な彼が、ここまで感情的になるなど驚きでしかなかった。
もしかして…嫉妬?…してくださったの?
昨日の態度を考えていた。恥ずかしながら舞い上がる自分がいた。
昨日の社交場での嫌なことが、なんだかちっぽけに思えて心が軽くなった。
「何故笑ってる?」
頭上から声が聞こえて、びっくりした慌てて顔を取り繕うが、バレてしまっているせいで何の意味もないことは分かっていた。
「いえ…。」
そう返事をした時、昨日の彼の言動が頭に出てきた。
彼はアドリアと合わせた服を着る事も嫌がっていた。
その時、彼は私の表情から何かを察したのか、私を抱き寄せると口を開いた。
「すまなかった…。いや私にとっては、この上なくしあわせな事だったが、君の気持ちを考えずに結果こうなってしまったな…。」
「そんなことありません。私も望んでいた事です…。」
そういうと彼は私をさらに強く抱きしめて言った。
「夜会での雰囲気は、すぐに分かった。私も君のことが気になり君の元へ向かった。その時君が他の男に触れられるのを見て我慢ができなかった…。」
はじめて甘い感覚に、口ははしたなく開き、声が抑えられない。
「あっ…あっ!…アレク様…激しい…っ‼︎」
待って欲しいと言おうとしたが、彼は止めるつもりはないかというように、動きをさらに早めていった。
その思いが心地いいような、嬉しいような、泣きたいようなほど彼への愛が大きくなるのを自分自身感じ取っていた。
「はぁ…アレク様っ…!…んっ…愛しています。貴方のことを…幼く…はじめてあったあの日から…。」
「…っ…‼︎」
「貴方だけです。私を幸せにできるのは…あっああっ‼︎」
その瞬間、わたしは自分の体に戸惑った。
図らずに果ててしまった。彼への愛が私の身体にも影響したのかその事に戸惑いながらもなんとも幸せな心地がした。
彼も息を吐きながら動きを止めていたが、気づいた。彼も私の中に果てたのだ。
「ジェニ…はぁ…。愛してる…。」
彼の一言で私たちは2人で気を失ったように長い眠りに落ちていった。
それは心が満たされて、幸せなひとときだった。
しばらくして目が覚めた。まだ日も上がっておらず真っ暗な部屋の中、使用人が気を利かせてくれたのか、簡易なティーセットが用意されていた。
「ん……。」
声に反応して横を見ると、まだ眠りについているアレク様がいた。
彼の寝顔を間近で見れることが新鮮で飽きる事は無かった。
でも気になる事もあった。社交場ではあれほど、冷静な彼が、ここまで感情的になるなど驚きでしかなかった。
もしかして…嫉妬?…してくださったの?
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「何故笑ってる?」
頭上から声が聞こえて、びっくりした慌てて顔を取り繕うが、バレてしまっているせいで何の意味もないことは分かっていた。
「いえ…。」
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「すまなかった…。いや私にとっては、この上なくしあわせな事だったが、君の気持ちを考えずに結果こうなってしまったな…。」
「そんなことありません。私も望んでいた事です…。」
そういうと彼は私をさらに強く抱きしめて言った。
「夜会での雰囲気は、すぐに分かった。私も君のことが気になり君の元へ向かった。その時君が他の男に触れられるのを見て我慢ができなかった…。」
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