婚約破棄されても貴方が好き

はなおくら

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 そこには顔を歪ませて赤くなった彼の顔があった。

 嫉妬…。

「君にこんな情けない顔なんて見せたくなかったのに…。」

 そういうと彼はわたしから顔を背けようとする。私はそんな彼の顔を両掌で優しく包み込んだ。

 内心嬉しかった。彼が私を愛してくれていると言う証拠だったから。

「わたしには貴方のどんな表情も愛おしくてたまりません。愛しています…貴方とわたしはずっと一緒でしょ?」

 そう言うと彼は素早く私を抱きしめて優しく荒々しいキスをくれた。

「んっ…はっ…。」

 うまく息ができないほど、彼の柔らかい唇が私を翻弄する。

 私自身も彼をもっと感じたくて首に手を回してからの愛を受け止める。

 互いの衣服を床に落として、下着姿のまま部屋のドアを背にして彼は自分のものを扱き始めた。

 その扇情的な光景に今していることへの背徳感がそうさせたのか、わたしは屈んで彼が扱いている手を優しく離した。

「ジェニっ‼︎何を…くっ…!」

 目を見張り止めようとするアレクの言葉を最後まで言わせないうちにわたしは自分の口に彼のものを招き入れた。

 口に入れた瞬間彼の熱で焼けるような感覚と、いやらしく興奮している自分がいた。

 そして耳から彼の快楽を我慢する声が私の心に興奮という火をつけてしまったのかもしれない。

 私の下はこの光景にかなり興奮して濡れていた。目の前には彼が声を我慢して耐えている。

 その姿も魅力的ではあるが、我慢もできなくなるほど感じている彼の姿も見たくなっていた。そしてもう一つ、私が彼をどれだけ愛しているのか伝わって欲しくてたまらなかった。

「ジェニ…くっ…うっ…!」

「アレク…我慢しないで…。」

 そう言って彼を下から見つめると彼のものが一層熱くなっていた。

 それでも彼は何かを堪えるように目を強く閉じている。

 それが悔しくて口の動きを早めた。

「あっ…!ジェニ…ジェニ…。」

 私に懇願する表情がいつもと違う彼のようで尚興奮していた。

「アレク様…私に身を委ねてください…。」

 そう言って私は、彼の熱いものを胸に挟み込んだ。

「ジェニっ…もうっ…!」

 彼は限界と言ったように我慢しているがわたしはそれ以上の彼が見たいと動きを止めた。

「はぁ…はぁ…ジェニ…?」

 困惑しているかのようで尚且つなぜ、やめたのかと言う表情を浮かべた彼にわたしは立ち上がり彼の手を引きベッドへと引っ張った。

 彼に気持ちよくなって欲しいと言う気持ちで、ベッドへと押し倒して、彼が立ち上がれないように腕を押さえて言った。
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