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弟の身代わりに
10.
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「すまない。俺ももう限界だ」
ユルゲンが何かを取り出した。何か。恐らくユルゲンのユルゲンであることはわかっているのだが。
ユルゲンは指に付いていたヨハンナの愛液をそこにぬるぬると塗り付けた。彼はヨハンナの膝を押し開くようにして倒し、これから狙いを定める場所を大きく開いた。
「こうやって自分の足を持っていろ」
ぎゅっとシーツを握りしめていたヨハンナの手を、彼女の膝の内側に導いた。よく見えるそこに、ユルゲンは己の昂ぶりをゆっくりと擦りつける。
「あっ……ひっ」
くちゅりくちゅりという粘着音が響いた。
「怖いか?」
ふるふると目尻に涙をためているヨハンナが首を振る。
「場所はわかった。怖かったら、俺の背中に手を回せ」
怖くはないけれどユルゲンに触れたいと思っていたヨハンナは彼の背に手を回した。
「痛いかもしれない。辛かったら言ってくれ」
その言葉には頷かない。ヨハンナの身体はユルゲンを欲しているのだ。彼と繋がりたいと全身で訴えている。
ユルゲンはゆっくりと腰を進める。
「……っ、はぁああ……」
ぐっと熱いものがヨハンナの身体に押し込まれてきた。それは彼女の隘路を広げるかのようにゆっくりと進んでいく。痛いのか気持ち良いのかさえもわからない。だが、思っていたよりも痛くないのは先ほど飲んだ媚薬のせいか。
「痛いか?」
彼女を気遣って声をかけるユルゲン。その気遣いさえもヨハンナにとってはじれったくて、そして嬉しいもの。
「もっと……奥まで」
「くっ」
我慢ができなかったユルゲンは一気に貫いた。その勢いに顔をしかめるヨハンナ。
「痛かったか? 一度、抜くか?」
その言葉を耳に入れたヨハンナは足をユルゲンの腰に巻き付けた。彼が逃げられないように。
「大丈夫。抜かないで……、このまま……」
「だが、痛かったんだろう?」
「大丈夫……抜かれたほうが、辛い……」
痛みは一瞬だった。今では快楽の方が強い。だが、それはもっと強い刺激を求めている。腰が引き気味なユルゲンに気付いたヨハンナはもっと彼が奥まで入れるようにと、自分で腰を浮かす。その腰を手で支えたユルゲンは、己の腰を強く押し付けたことでお互いが密着する。
ヨハンナからは叫春が漏れてくる。その声すらユルゲンの昂ぶりを刺激するもの。
「動くぞ」
ユルゲンがゆっくりと腰を揺さぶり始めると、その楔が中の気持ちいいところを擦りつけていくのが不思議だった。
「っ……ん、ん……あ、ああ……」
ヨハンナの口からは快楽が滲む声が零れてきた。
「くっ……きついのに、柔らかくてまとわりついて……、なんだ、これは……」
ユルゲンも初めての交わりに戸惑いを感じていた。女性と交わることがこんなにも気持ちのいいものだとは思っていなかったから。
気が付くと本能のままにその腰を強く打ち付けていた。
ぐちゅぐちゅという淫らな濡れた音と、乾いた打擲音が響く。
「くっ……出る……」
ぐぐっとユルゲンはその腰をヨハンナに押し付けた。ヨハンナはお腹の中を満たしていく体液の温かさを感じていた。
「ユルゲン、さま……」
彼の背に回していた手にぎゅっと力を入れる。ユルゲンは目の前の運命の女性の額に、軽く口づけた。
ユルゲンが何かを取り出した。何か。恐らくユルゲンのユルゲンであることはわかっているのだが。
ユルゲンは指に付いていたヨハンナの愛液をそこにぬるぬると塗り付けた。彼はヨハンナの膝を押し開くようにして倒し、これから狙いを定める場所を大きく開いた。
「こうやって自分の足を持っていろ」
ぎゅっとシーツを握りしめていたヨハンナの手を、彼女の膝の内側に導いた。よく見えるそこに、ユルゲンは己の昂ぶりをゆっくりと擦りつける。
「あっ……ひっ」
くちゅりくちゅりという粘着音が響いた。
「怖いか?」
ふるふると目尻に涙をためているヨハンナが首を振る。
「場所はわかった。怖かったら、俺の背中に手を回せ」
怖くはないけれどユルゲンに触れたいと思っていたヨハンナは彼の背に手を回した。
「痛いかもしれない。辛かったら言ってくれ」
その言葉には頷かない。ヨハンナの身体はユルゲンを欲しているのだ。彼と繋がりたいと全身で訴えている。
ユルゲンはゆっくりと腰を進める。
「……っ、はぁああ……」
ぐっと熱いものがヨハンナの身体に押し込まれてきた。それは彼女の隘路を広げるかのようにゆっくりと進んでいく。痛いのか気持ち良いのかさえもわからない。だが、思っていたよりも痛くないのは先ほど飲んだ媚薬のせいか。
「痛いか?」
彼女を気遣って声をかけるユルゲン。その気遣いさえもヨハンナにとってはじれったくて、そして嬉しいもの。
「もっと……奥まで」
「くっ」
我慢ができなかったユルゲンは一気に貫いた。その勢いに顔をしかめるヨハンナ。
「痛かったか? 一度、抜くか?」
その言葉を耳に入れたヨハンナは足をユルゲンの腰に巻き付けた。彼が逃げられないように。
「大丈夫。抜かないで……、このまま……」
「だが、痛かったんだろう?」
「大丈夫……抜かれたほうが、辛い……」
痛みは一瞬だった。今では快楽の方が強い。だが、それはもっと強い刺激を求めている。腰が引き気味なユルゲンに気付いたヨハンナはもっと彼が奥まで入れるようにと、自分で腰を浮かす。その腰を手で支えたユルゲンは、己の腰を強く押し付けたことでお互いが密着する。
ヨハンナからは叫春が漏れてくる。その声すらユルゲンの昂ぶりを刺激するもの。
「動くぞ」
ユルゲンがゆっくりと腰を揺さぶり始めると、その楔が中の気持ちいいところを擦りつけていくのが不思議だった。
「っ……ん、ん……あ、ああ……」
ヨハンナの口からは快楽が滲む声が零れてきた。
「くっ……きついのに、柔らかくてまとわりついて……、なんだ、これは……」
ユルゲンも初めての交わりに戸惑いを感じていた。女性と交わることがこんなにも気持ちのいいものだとは思っていなかったから。
気が付くと本能のままにその腰を強く打ち付けていた。
ぐちゅぐちゅという淫らな濡れた音と、乾いた打擲音が響く。
「くっ……出る……」
ぐぐっとユルゲンはその腰をヨハンナに押し付けた。ヨハンナはお腹の中を満たしていく体液の温かさを感じていた。
「ユルゲン、さま……」
彼の背に回していた手にぎゅっと力を入れる。ユルゲンは目の前の運命の女性の額に、軽く口づけた。
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