【R18】苦手な王太子殿下に脅されて(偽装)婚約しただけなのに

澤谷弥(さわたに わたる)

文字の大きさ
54 / 55

第五章(12)

しおりを挟む
 恥ずかしくなったシェリルは胸元を手で隠してみたものの、その手首はしっかりとイライアスに拘束された。

「隠すなよ。隠すと、余計に燃える……」

 指が一本、くちゅりと膣の中に入ってきた。そうやって解されながら、胸はイライアスによって舐られている。

「あっ……ん、イライアスさま……」

 絶頂を迎えたというのに、身体の熱はまったく冷めない。彼が欲しくてたまらないと叫んでいる。

「やっぱり、イチゴを食べ過ぎたんじゃないのか? 俺の指を咥えこんで放さない。足りないだろ?」

 ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てているのは、自分の身体だ。

「シェリルの中……熱いな……」

 その言葉でビクンと身体が浮いた。

「なるほど、中はここがいいのか?」

 そうやってシェリルの反応を見ながら、イライアスは次々と攻めてくる。

「だいぶ……ほぐれたか?」

 びしょびしょに濡れた指を、イライアスは見せつけるかのようにして舐めた。

「そろそろ、俺も限界だ」

 下穿きをくつろげた彼は、そこから何かを取り出した。

 まじまじと男根を見るのは、シェリルも初めてだ。まして、このように硬く反り勃つものなど、見たことがない。ぼこぼこと血管は浮き出ており、それの先端は濡れている。

「触ってくれないか?」

 うながされ、シェリルは熱い肉塊を両手で包み込んだ。

「はぁ……」

 イライアスが感嘆の声を漏らす。

 シェリルは熱くて芯を持つ肉棒を、上下に動かし始める。表面がぬるぬると動き、芯はもっと硬くなる。

「もういい……これ以上は、出そうになる……どうせなら、シェリルの中で果てたい」

 両手を掴まれ、シーツの上に縫いとめられた。

「いい子だ」

 ちゅっと音を立てて額に唇を落としたイライアスは、シェリルの腰を掴み直す。

「あっ……」

 蜜口に熱いものが当てられた。ここまできたら後戻りはできない。

「イライアスさま……」
「挿れるぞ……力を抜け……」

 ぐぐっと何かが押し入ってくる。それは、今までの指で弄られたときとは比にならないくらいの太いもの。処女肉をみちみちと広げるかのように、ゆっくりと進んでくる。

「あっ……」

 誰にも踏み荒らされていない未踏の地を、彼のものが痕をつけていく。

「んっ……」

 その感覚に身もだえし、頭を振ればシーツがこすれる。

「イライアスさま?」

 腰を進める彼の動きが、途中で止まった。

「痛むか?」

 イライアスの手が、頬をやさしく包む。

「大丈夫、です……」
「そうか……それならよかった……だが、悪い。俺が限界だ」

 つながり始めた箇所の上にある突起を、彼がくにくにと弄る。快楽が痛みに勝ち、シェリルの身体の力が抜けた瞬間に、そこから一気に貫かれた。

「あぁ………」

 引きつるような痛みに甲高い声をあげたものの、その痛みすら一瞬だった。そこからじわじわと、気持ちよさが広がってくる。

 それでもイライアスは、苦しそうに熱い息を吐く。

「イライアス、さま?」

 シェリルが手を伸ばし、しっとりと汗ばんでいる彼の頬に触れる。

「動いても、大丈夫か?」

 コクリと頷くと、イライアスはシェリルの腰を掴み直す。

 ゆっくりと動く肉棒によって膣襞がこすられ、次第に潤っていく。その潤いにより、動きも滑らかになり、速度を増す。

「あっ……あ、あっ……」

 奥を穿たれるたびに、ぞくりとした甘い悦びが身体を支配し始める。
 彼の背を掴んでいたはずの手からはするりと力が抜け、シーツの上に投げ出された。

「あっ……い、いやっ……」

 身体が自由になって動きやすくなったのか、イライアスの腰の動きが激しい。

 心地よさに翻弄され、また高い波が押し寄せてくる。それが怖くて、シェリルがふるふると頭を振れば、ぺたっと前髪が張り付いた。

 腰を振りながらも、その前髪をイライアスが丁寧に払いのけた。

「やっ……これ……やぁっ……」

 今まで何度も彼と触れ合ってきたというのに、それとは比較にならないくらいの強い快楽。さらにそこへ、ぷくりと触れて存在を主張している肉芽を、イライアスの指がくりくりと刺激した。

「あ、あぁあああ」

 腰が浮き、シェリルは絶頂の淵へと追いやられた。シーツをきつく握りしめ、ぎゅっと身体に力が入る。

「……くっ」

 奥を穿ったものが、そこでぶるぶると震え、熱い飛沫を吐き出した。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

お飾り王妃だって幸せを望んでも構わないでしょう?

基本二度寝
恋愛
王太子だったベアディスは結婚し即位した。 彼の妻となった王妃サリーシアは今日もため息を吐いている。 仕事は有能でも、ベアディスとサリーシアは性格が合わないのだ。 王は今日も愛妾のもとへ通う。 妃はそれは構わないと思っている。 元々学園時代に、今の愛妾である男爵令嬢リリネーゼと結ばれたいがために王はサリーシアに婚約破棄を突きつけた。 しかし、実際サリーシアが居なくなれば教育もままなっていないリリネーゼが彼女同様の公務が行えるはずもなく。 廃嫡を回避するために、ベアディスは恥知らずにもサリーシアにお飾り妃となれと命じた。 王家の臣下にしかなかった公爵家がそれを拒むこともできず、サリーシアはお飾り王妃となった。 しかし、彼女は自身が幸せになる事を諦めたわけではない。 虎視眈々と、離縁を計画していたのであった。 ※初っ端から乳弄られてます

愛しい人、あなたは王女様と幸せになってください

無憂
恋愛
クロエの婚約者は銀の髪の美貌の騎士リュシアン。彼はレティシア王女とは幼馴染で、今は護衛騎士だ。二人は愛し合い、クロエは二人を引き裂くお邪魔虫だと噂されている。王女のそばを離れないリュシアンとは、ここ数年、ろくな会話もない。愛されない日々に疲れたクロエは、婚約を破棄することを決意し、リュシアンに通告したのだが――

勘違い妻は騎士隊長に愛される。

更紗
恋愛
政略結婚後、退屈な毎日を送っていたレオノーラの前に現れた、旦那様の元カノ。 ああ なるほど、身分違いの恋で引き裂かれたから別れてくれと。よっしゃそんなら離婚して人生軌道修正いたしましょう!とばかりに勢い込んで旦那様に離縁を勧めてみたところ―― あれ?何か怒ってる? 私が一体何をした…っ!?なお話。 有り難い事に書籍化の運びとなりました。これもひとえに読んで下さった方々のお蔭です。本当に有難うございます。 ※本編完結後、脇役キャラの外伝を連載しています。本編自体は終わっているので、その都度完結表示になっております。ご了承下さい。

愛してないから、離婚しましょう 〜悪役令嬢の私が大嫌いとのことです〜

あさとよる
恋愛
親の命令で決められた結婚相手は、私のことが大嫌いだと豪語した美丈夫。勤め先が一緒の私達だけど、結婚したことを秘密にされ、以前よりも職場での当たりが増し、自宅では空気扱い。寝屋を共に過ごすことは皆無。そんな形式上だけの結婚なら、私は喜んで離婚してさしあげます。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる

マチバリ
恋愛
 貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。  数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。 書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。

本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います

こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。 ※「小説家になろう」にも投稿しています

処理中です...