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第五章(11)
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向かう先はイライアスの私室だ。彼は迷うことなく、真っすぐに足を向けている。
いつもむつみ合っていたベッドへと乱暴におろされた。
「殿下……」
潤んだ瞳で彼を見上げると、イライアスは苦しそうに眉間にしわを寄せている。
「悪いな……今日の俺にはシェリルを気遣ってやれる余裕がない。あんなところで、発情されたらと考えると……」
彼は、くっと喉の奥で苦しそうな声を出した。乱暴にシャツを脱ぎ捨てると、シェリルを包んでいた上着を奪い取り、ドレスに手をかける。
「辛いんだろ?」
イライアスの言葉に、シェリルは荒く息を吐いてコクリと頷く。
彼の手がシェリルの背中の鈎を器用にはずし、ずるりとドレスの前を掴んで引き下げた。先端を尖らせた胸が勢いよくこぼれる。
「ここ、イチゴみたいに赤くなってる」
口に含まれた乳首が舌先で弄られるたびに、お腹の奥はぐずぐずと熱をもって蕩けだす。
「ひゃっ……ん」
いきなりの彼からの愛撫に、思わず肩が跳ねた。
「今日は……最後までいいか? シェリルを俺のものにしておきたい……そうしないと、逃げられそうで怖いんだ」
そう言った彼の顔が、今にも泣きそうにも見えた。
シェリルは両手を伸ばして、イライアスの背にまわす。
「そんなことをしなくても、わたしは逃げませんよ?」
余裕がないと言っていたイライアスが、顔をあげた。
「……シェリル?」
「わたしも……意地を張っていました。ですが、イライアス様と一緒にいて、イライアス様の気持ちを聞いて、わたしも……」
そこで言葉に詰まる。
イライアスは自分の気持ちを包み隠さず教えてくれた。
それだけではない。いつもシェリルを気にかけ、何かと助けてくれていたのだ。それすら気づけずにいた。そんな余裕もなかった。
むしろ、キャサリンたちからの嫌がらせもイライアスが側にいるからだと、そう思っていた。
だけど嫌だったら、クローディアが言ったように自分の言葉で伝えればよかったのだ。
何もかもイライアスのせいにして、彼女たちと対峙することから逃げていたのかもしれない。
「俺はシェリルの言葉の続きを待っているのだが……」
イライアスのアイアンブルーの目が、真っすぐにシェリルを捉えた。この視線からは逃れられない。
「わたしも……イライアス様が好きです……どうか、わたしをイライアスさまのものにしてください……」
イチゴに慣れる訓練だと言っていたときには、彼は決してつながろうとはしなかった。それもシェリルの気持ちを慮ってのことなのだろう。
シェリルを手放したくないというのであれば、いくらでも奪うことができただろうに。婚約した仲なのだから、一線を越えたとしても誰からも文句は言われない。むしろ、世継ぎといった観点からは喜ばれる。
ただ、ドレスのサイズが変わってしまうのは、一部から苦情が出るかもしれないが。それだって、嬉しいが故の苦情なのだ。
「シェリル……」
彼はドレスを脱がす行為すらもどかしいのだろう。遠慮なくスカートの裾から手をいれてきて、一気にシェリルの下着を引き抜いた。
ひやりとした外気が、しっとりと濡れそぼる秘部に触れる。
「いい眺めだな……下手に脱ぐより、興奮する……」
そう言ったイライアスはスカートの中に潜りこみ、そこでシェリルの足を大きく広げた。
「やっ……」
スカートの中。シェリルからは何かがもぞもぞと動いている様子しか見えない。だから、余計に気持ちが昂ってしまう。
ぎゅっとシーツを握りしめ、身をよじる。
「あっ……いやっ……それ、ダメ……」
陰核を舌先でちろちろと舐められるのは、刺激が強すぎて怖いと感じることすらある。
「あ、んっ……」
次第に押し寄せてくる絶頂に、爪先をピンと伸ばす。
「いやっ……んっ……ン……あああぁ!」
今までよりも甲高い声をあげて、シェリルの身体を強張った。目尻からはじわっと涙があふれ、だらしなく開けた口からは唾液すら零れる。心臓はドキンドキンと激しく音を立てていた。
それもほんのわずかなことで、次第に波は過ぎ去っていく。
「もうイッたのか?」
スカートの中から顔を出してきたイライアスの唇は、厭らしい蜜で艶めいていた。
「だが、これで終わりじゃない……まだ、疼いているんだろ?」
子宮のあたりをぐるりと撫でられる。
「やっぱり、これは邪魔だな。直接、シェリルの肌を見たい。白い肌が赤く染まっていくんだ。知っていたか?」
そんなこと知らない。
シェリルは、ふるふると首を横に振る。
イライアスは器用にシェリルのドレスを脱がした。コルセットも外され、肌を覆うものは何もない。
いつもむつみ合っていたベッドへと乱暴におろされた。
「殿下……」
潤んだ瞳で彼を見上げると、イライアスは苦しそうに眉間にしわを寄せている。
「悪いな……今日の俺にはシェリルを気遣ってやれる余裕がない。あんなところで、発情されたらと考えると……」
彼は、くっと喉の奥で苦しそうな声を出した。乱暴にシャツを脱ぎ捨てると、シェリルを包んでいた上着を奪い取り、ドレスに手をかける。
「辛いんだろ?」
イライアスの言葉に、シェリルは荒く息を吐いてコクリと頷く。
彼の手がシェリルの背中の鈎を器用にはずし、ずるりとドレスの前を掴んで引き下げた。先端を尖らせた胸が勢いよくこぼれる。
「ここ、イチゴみたいに赤くなってる」
口に含まれた乳首が舌先で弄られるたびに、お腹の奥はぐずぐずと熱をもって蕩けだす。
「ひゃっ……ん」
いきなりの彼からの愛撫に、思わず肩が跳ねた。
「今日は……最後までいいか? シェリルを俺のものにしておきたい……そうしないと、逃げられそうで怖いんだ」
そう言った彼の顔が、今にも泣きそうにも見えた。
シェリルは両手を伸ばして、イライアスの背にまわす。
「そんなことをしなくても、わたしは逃げませんよ?」
余裕がないと言っていたイライアスが、顔をあげた。
「……シェリル?」
「わたしも……意地を張っていました。ですが、イライアス様と一緒にいて、イライアス様の気持ちを聞いて、わたしも……」
そこで言葉に詰まる。
イライアスは自分の気持ちを包み隠さず教えてくれた。
それだけではない。いつもシェリルを気にかけ、何かと助けてくれていたのだ。それすら気づけずにいた。そんな余裕もなかった。
むしろ、キャサリンたちからの嫌がらせもイライアスが側にいるからだと、そう思っていた。
だけど嫌だったら、クローディアが言ったように自分の言葉で伝えればよかったのだ。
何もかもイライアスのせいにして、彼女たちと対峙することから逃げていたのかもしれない。
「俺はシェリルの言葉の続きを待っているのだが……」
イライアスのアイアンブルーの目が、真っすぐにシェリルを捉えた。この視線からは逃れられない。
「わたしも……イライアス様が好きです……どうか、わたしをイライアスさまのものにしてください……」
イチゴに慣れる訓練だと言っていたときには、彼は決してつながろうとはしなかった。それもシェリルの気持ちを慮ってのことなのだろう。
シェリルを手放したくないというのであれば、いくらでも奪うことができただろうに。婚約した仲なのだから、一線を越えたとしても誰からも文句は言われない。むしろ、世継ぎといった観点からは喜ばれる。
ただ、ドレスのサイズが変わってしまうのは、一部から苦情が出るかもしれないが。それだって、嬉しいが故の苦情なのだ。
「シェリル……」
彼はドレスを脱がす行為すらもどかしいのだろう。遠慮なくスカートの裾から手をいれてきて、一気にシェリルの下着を引き抜いた。
ひやりとした外気が、しっとりと濡れそぼる秘部に触れる。
「いい眺めだな……下手に脱ぐより、興奮する……」
そう言ったイライアスはスカートの中に潜りこみ、そこでシェリルの足を大きく広げた。
「やっ……」
スカートの中。シェリルからは何かがもぞもぞと動いている様子しか見えない。だから、余計に気持ちが昂ってしまう。
ぎゅっとシーツを握りしめ、身をよじる。
「あっ……いやっ……それ、ダメ……」
陰核を舌先でちろちろと舐められるのは、刺激が強すぎて怖いと感じることすらある。
「あ、んっ……」
次第に押し寄せてくる絶頂に、爪先をピンと伸ばす。
「いやっ……んっ……ン……あああぁ!」
今までよりも甲高い声をあげて、シェリルの身体を強張った。目尻からはじわっと涙があふれ、だらしなく開けた口からは唾液すら零れる。心臓はドキンドキンと激しく音を立てていた。
それもほんのわずかなことで、次第に波は過ぎ去っていく。
「もうイッたのか?」
スカートの中から顔を出してきたイライアスの唇は、厭らしい蜜で艶めいていた。
「だが、これで終わりじゃない……まだ、疼いているんだろ?」
子宮のあたりをぐるりと撫でられる。
「やっぱり、これは邪魔だな。直接、シェリルの肌を見たい。白い肌が赤く染まっていくんだ。知っていたか?」
そんなこと知らない。
シェリルは、ふるふると首を横に振る。
イライアスは器用にシェリルのドレスを脱がした。コルセットも外され、肌を覆うものは何もない。
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