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第七章(6)
「キスしてもいいか?」
「おはようのキスまでには、まだ時間があります……んっ」
ラウルはすぐにリネットの唇を塞いだ。すぐに唇を割って入り、舌を絡め合う。
「はっ……んっ……」
くちゅくちゅと唾液の絡まる音が、薄暗いテントに響く。互いの息づかいが、さらに官能を高め合っていく。
「リネット……俺はこのままでは苦しくて眠れない。手伝ってくれないか?」
今度はすがるような視線を向けてくる。こういうところがずるいのだ。
ラウルが苦しんでいたら、助けてあげたい。流されてはいけないという決意は、簡単に真っ二つにぽきっと折れた。
「私は、どうしたら……?」
彼は一方的に手や口で奉仕されるのを好まない。
「俺に、君を愛させてくれ……」
そのまま彼はリネットの胸元に顔を寄せる。再びネグリジェのリボンは解かれ、豊かな胸がふるんとこぼれ落ちる。
彼に触れられた場所、すべてが熱い。
「あっ……」
胸の膨らみを強く吸い上げられ、ちりっとした痛みが走る。
「ここなら、服で隠れるだろう?」
そう言いながらも、胸元にいくつも赤い跡を残していく。吸われた瞬間は痛いと思うのに、それが愛情からくるものだとわかれば、心地よさへと変わっていくのだ。
あまりにも気持ちよすぎて、頭がぼんやりとしてきた。ラウルに触れられるたび、自分の身体が蕩けるよう。そのまま蕩けてなくなってしまうのではと、不安になるくらいに。
「ラウルさん……」
目に涙をためて名を呼び、彼のシャツの釦を外そうと手を伸ばしたが、その手すら囚われた。手の甲にラウルが唇を押しつける。
「なんだ? 俺の服を脱がせてくれるのか?」
「んっ……ぎゅっとしたい……」
素肌と素肌を重ねる感覚が好きだった。体温と鼓動が伝わってきて、まるで二人で生きているように思えるからだ。
ラウルは素早くシャツを脱ぎ、リネットをきつく抱きしめた。ドクンドクンとどちらともわからぬ鼓動が響く。そのまま彼の卑猥な手は、背中から臀部をなぞり、足の付け根へと回り込む。
「んっ……」
胸を弄られたときに、すでに反応していたそこは、彼の指を難なく受け入れる。
「すごくぬるついている……俺の指が簡単に呑み込まれていく……」
「はぁっ……ん、ン……」
薄闇の中、感覚がそこに集中する。下肢に込められた力もしだいにゆるみ、自ら足を広げてしまった。
「リネットは、これが好きなのか?」
乳首にふぅっと息を吹きかけながらも、ラウルの手は秘部を弄る。
「あっ、あぁっ……」
好きなのかどうかはわからない。ただ気持ちがいいだけで。敏感になった陰核も一緒に弄られたなら、背中に力が入った。
「やぁっ……んっ……」
快楽の種が弾けた。くすぶる熱も解放され、熱い血が一気に全身を駆け抜ける。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
浅く呼吸するリネットに見せつけるかのように、ラウルは愛液に濡れた指をぱくりと咥える。
「リネット。今日は、ここを貸してくれ……」
いつもはリネットをひっくり返し、後背から屹立を出し入れするのに、今日、彼が示したのは豊かな胸。
「え? 胸?」
「リネット。こうやって胸を自分で支えてくれ……」
ラウルが、リネットの胸を両脇から寄せるように手を添えた。たわわな乳によって、くっきりと谷間ができる。
「できるか?」
リネットも自分できゅっと胸を支える。
さっと下穿きをくつろげたラウルは、昂ぶる男根をリネットの胸の間に入れ込んだ。
「えっ?」
彼の先端が目の前にある。
「そのまましっかり支えてくれ」
熱い杭が、胸から出たり入ったりを繰り返す。
「ラウルさんの……熱い……」
彼の腰の動きが激しくなるにつれ、肉棒もより芯を帯びて熱を持つ。
「あぁ……リネット……リネット……」
「んっ……ラウル、さん……」
するっと胸から熱が抜けると、白濁した液が胸元に飛び散った。
「おはようのキスまでには、まだ時間があります……んっ」
ラウルはすぐにリネットの唇を塞いだ。すぐに唇を割って入り、舌を絡め合う。
「はっ……んっ……」
くちゅくちゅと唾液の絡まる音が、薄暗いテントに響く。互いの息づかいが、さらに官能を高め合っていく。
「リネット……俺はこのままでは苦しくて眠れない。手伝ってくれないか?」
今度はすがるような視線を向けてくる。こういうところがずるいのだ。
ラウルが苦しんでいたら、助けてあげたい。流されてはいけないという決意は、簡単に真っ二つにぽきっと折れた。
「私は、どうしたら……?」
彼は一方的に手や口で奉仕されるのを好まない。
「俺に、君を愛させてくれ……」
そのまま彼はリネットの胸元に顔を寄せる。再びネグリジェのリボンは解かれ、豊かな胸がふるんとこぼれ落ちる。
彼に触れられた場所、すべてが熱い。
「あっ……」
胸の膨らみを強く吸い上げられ、ちりっとした痛みが走る。
「ここなら、服で隠れるだろう?」
そう言いながらも、胸元にいくつも赤い跡を残していく。吸われた瞬間は痛いと思うのに、それが愛情からくるものだとわかれば、心地よさへと変わっていくのだ。
あまりにも気持ちよすぎて、頭がぼんやりとしてきた。ラウルに触れられるたび、自分の身体が蕩けるよう。そのまま蕩けてなくなってしまうのではと、不安になるくらいに。
「ラウルさん……」
目に涙をためて名を呼び、彼のシャツの釦を外そうと手を伸ばしたが、その手すら囚われた。手の甲にラウルが唇を押しつける。
「なんだ? 俺の服を脱がせてくれるのか?」
「んっ……ぎゅっとしたい……」
素肌と素肌を重ねる感覚が好きだった。体温と鼓動が伝わってきて、まるで二人で生きているように思えるからだ。
ラウルは素早くシャツを脱ぎ、リネットをきつく抱きしめた。ドクンドクンとどちらともわからぬ鼓動が響く。そのまま彼の卑猥な手は、背中から臀部をなぞり、足の付け根へと回り込む。
「んっ……」
胸を弄られたときに、すでに反応していたそこは、彼の指を難なく受け入れる。
「すごくぬるついている……俺の指が簡単に呑み込まれていく……」
「はぁっ……ん、ン……」
薄闇の中、感覚がそこに集中する。下肢に込められた力もしだいにゆるみ、自ら足を広げてしまった。
「リネットは、これが好きなのか?」
乳首にふぅっと息を吹きかけながらも、ラウルの手は秘部を弄る。
「あっ、あぁっ……」
好きなのかどうかはわからない。ただ気持ちがいいだけで。敏感になった陰核も一緒に弄られたなら、背中に力が入った。
「やぁっ……んっ……」
快楽の種が弾けた。くすぶる熱も解放され、熱い血が一気に全身を駆け抜ける。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
浅く呼吸するリネットに見せつけるかのように、ラウルは愛液に濡れた指をぱくりと咥える。
「リネット。今日は、ここを貸してくれ……」
いつもはリネットをひっくり返し、後背から屹立を出し入れするのに、今日、彼が示したのは豊かな胸。
「え? 胸?」
「リネット。こうやって胸を自分で支えてくれ……」
ラウルが、リネットの胸を両脇から寄せるように手を添えた。たわわな乳によって、くっきりと谷間ができる。
「できるか?」
リネットも自分できゅっと胸を支える。
さっと下穿きをくつろげたラウルは、昂ぶる男根をリネットの胸の間に入れ込んだ。
「えっ?」
彼の先端が目の前にある。
「そのまましっかり支えてくれ」
熱い杭が、胸から出たり入ったりを繰り返す。
「ラウルさんの……熱い……」
彼の腰の動きが激しくなるにつれ、肉棒もより芯を帯びて熱を持つ。
「あぁ……リネット……リネット……」
「んっ……ラウル、さん……」
するっと胸から熱が抜けると、白濁した液が胸元に飛び散った。
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