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第六話
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「……っはっ……ん、んっ」
激しい口づけの合間に呼吸を求めようとすると、誘うような吐息が漏れる。それによって、さらに彼の愛撫は激しくなる。
ナイトドレスの合わせから、彼の手が入ってくる。その先が狙っているのは二つの膨らみ。
先端を焦らすように撫でられてから、指でつままれる。
「……んっ」
ぴくっと身体が跳ねた。
口の中を彼の舌いっぱいに満たされていたため、溢れてきた唾液がシーツを濡らす。
名残惜しそうに唇を解放したマレクの顔は満足そうに微笑んでいた。
「ユリア、かわいい……。俺との口づけ、気に入ってくれた? ここが、堅くなってる」
「……あ、ん……っ」
口づけが終われば、彼は胸を愛撫し始める。下側からすくうように揉みしだかれ、屹ちあがった先端に唇を寄せる。そこから広がる気持ちよさに、腹の奥がじんわりと熱くなる。
「あぁ……」
このような感覚は知らない。
彼が乳房を口に含んだ。先ほどとは違う刺激がさざ波のように遅いかかってくる。
乱れたナイトドレスを、彼は器用に脱がせていく。少しだけ身体を浮かすと、しゅるしゅると上半分が脱がされた。ドレスはまだ、下半分を覆っている。
「ねぇ、ユリア? 感じているんだろう? ここも尖って、ここの奥がそろそろ俺を求めようとしていないか?」
濡れた乳首に触れる彼の息が、新たな呼び水となる。
「ユリア、こっちも触ってよい?」
ナイトドレスの隙間から手をいれてきた彼は、確実に狙っていた。
「……っ?!」
想像していなかった刺激に身をよじる。下着の上から触れられただけなのに、今までの感覚とは比較できないほどの、かき乱すようなもの。
「濡れてる。下着の上からでもわかるよ……」
それが卑猥な言葉に聞こえた。自分がものすごく淫乱な女性になったような気持ちにすらなる。
「恥ずかしがって、かわいいね」
彼は、ちゅっと音を立てて胸の膨らみをきつく吸い上げた。
「そろそろ、全部を見せてもらおうかな」
そう言った彼の手によって、ナイトドレスはすべてを剥ぎ取られた。恥ずかしくて、激しいほどに胸が高鳴っている。それを隠すかのように両腕で胸元を覆う。
その隙に、彼はショーツに手をかける。拒みたいけれど拒めない。恥ずかしいけれど、心のどこかには微かな期待がある。
「ユリア……君は美しいね……。本当に肌が白くて、染み一つない。昔から、手をかけていたんだろうね……」
肩で荒く息を吐いているマレクも、シャツを脱いだ。
「あぁ……ユリアの肌は気持ちがいい」
すりすりと彼が顔を寄せた先は腹の上だった。頬を寄せて、肌の感触を堪能しているようだが、彼の髪が触れる場所は少しくすぐったい。
「あぁ、ユリア……」
においを嗅ぐような仕草を見せてから、臍にそって舌を這わす。
「……っ!」
また思ってもいなかった彼の行為に、ユリアの身体は熱をため始める。
「ユリアは、どこもかしこも甘くて美味しい。そろそろ、メインを味わいたい」
彼の舌は腹の上をつつっとなぞる。
「……はぁっ……」
彼が触れる場所はすべて気持ちがよい。そうされるたびに、口からは艶やかな声が漏れ出る。
激しい口づけの合間に呼吸を求めようとすると、誘うような吐息が漏れる。それによって、さらに彼の愛撫は激しくなる。
ナイトドレスの合わせから、彼の手が入ってくる。その先が狙っているのは二つの膨らみ。
先端を焦らすように撫でられてから、指でつままれる。
「……んっ」
ぴくっと身体が跳ねた。
口の中を彼の舌いっぱいに満たされていたため、溢れてきた唾液がシーツを濡らす。
名残惜しそうに唇を解放したマレクの顔は満足そうに微笑んでいた。
「ユリア、かわいい……。俺との口づけ、気に入ってくれた? ここが、堅くなってる」
「……あ、ん……っ」
口づけが終われば、彼は胸を愛撫し始める。下側からすくうように揉みしだかれ、屹ちあがった先端に唇を寄せる。そこから広がる気持ちよさに、腹の奥がじんわりと熱くなる。
「あぁ……」
このような感覚は知らない。
彼が乳房を口に含んだ。先ほどとは違う刺激がさざ波のように遅いかかってくる。
乱れたナイトドレスを、彼は器用に脱がせていく。少しだけ身体を浮かすと、しゅるしゅると上半分が脱がされた。ドレスはまだ、下半分を覆っている。
「ねぇ、ユリア? 感じているんだろう? ここも尖って、ここの奥がそろそろ俺を求めようとしていないか?」
濡れた乳首に触れる彼の息が、新たな呼び水となる。
「ユリア、こっちも触ってよい?」
ナイトドレスの隙間から手をいれてきた彼は、確実に狙っていた。
「……っ?!」
想像していなかった刺激に身をよじる。下着の上から触れられただけなのに、今までの感覚とは比較できないほどの、かき乱すようなもの。
「濡れてる。下着の上からでもわかるよ……」
それが卑猥な言葉に聞こえた。自分がものすごく淫乱な女性になったような気持ちにすらなる。
「恥ずかしがって、かわいいね」
彼は、ちゅっと音を立てて胸の膨らみをきつく吸い上げた。
「そろそろ、全部を見せてもらおうかな」
そう言った彼の手によって、ナイトドレスはすべてを剥ぎ取られた。恥ずかしくて、激しいほどに胸が高鳴っている。それを隠すかのように両腕で胸元を覆う。
その隙に、彼はショーツに手をかける。拒みたいけれど拒めない。恥ずかしいけれど、心のどこかには微かな期待がある。
「ユリア……君は美しいね……。本当に肌が白くて、染み一つない。昔から、手をかけていたんだろうね……」
肩で荒く息を吐いているマレクも、シャツを脱いだ。
「あぁ……ユリアの肌は気持ちがいい」
すりすりと彼が顔を寄せた先は腹の上だった。頬を寄せて、肌の感触を堪能しているようだが、彼の髪が触れる場所は少しくすぐったい。
「あぁ、ユリア……」
においを嗅ぐような仕草を見せてから、臍にそって舌を這わす。
「……っ!」
また思ってもいなかった彼の行為に、ユリアの身体は熱をため始める。
「ユリアは、どこもかしこも甘くて美味しい。そろそろ、メインを味わいたい」
彼の舌は腹の上をつつっとなぞる。
「……はぁっ……」
彼が触れる場所はすべて気持ちがよい。そうされるたびに、口からは艶やかな声が漏れ出る。
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