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18 熱い ※
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※注意
ソロプレイあります。
◇◇◇
いっぱいキスされて体が熱くなってしまったけど、隼也をこれ以上受け入れる気にはならなかった。だって当然だろ? 性欲だけでされても嬉しくない。
「帰っても良い?」
「こんな状態で?」
勃ってるけど、さっきまで俺の事を嫌っている友達って認識で、いきなり好きって言われても揶揄われてるとしか思えない。そりゃあ抱きしめられるのもキスされるのも、この先、またあるのかな? って思うけど、羞恥と警戒心が働いている。それにセックスなんてした事ないし、自分でする時だって、うしろに触れて指を少し入れた事があるだけで、それだけで背徳感と興奮で射けてしまう簡単っぷりだ。早漏なんて思われるのも嫌だ。
「返事、待ってる」
「付き合えないから」
背中に回っていた手が降参って風に上がる。すかさず膝から降りてトートバッグを掴んで玄関へ向かった。
「送る」
「いらない」
来る時にだいたいの場所を見ていた。大学からそんなに離れていない。
「レイプされかかったんだろ?」
そう言われて足が止まった。最悪だ。アプリを思い出してしまった。
「……送ってください」
そう言うと隼也は嬉しそうに笑って車のキーを取って隣に来て靴を履いた。悔しいけど後に続く。車だと隼也の家と俺の家は5分とかからなかった。ありがとうと車を降りて、見送ろうとしたら、見ているうちに家に入れと手で示された。本当に扱いに慣れていて、女の影が見えて腹が立つ。
風呂に入ろうと準備していたらスマホが鳴った。見れば隼也で。初めて掛けて来たなと思う。
「なに?」
いつもなら送ってくれてありがとうとか、そういうの言わないとしたら、はいって無難に出るのだけど。
「メシ誘えば良かったと思って」
「いらない、切るよ」
ちょうどお湯が入った音楽がなる。
「お風呂入るから、本当に切るよ」
「わかった、返事待ってるから」
「付き合わないから」
そう言ったらスマホの向こうで笑う気配がした。絶対に楽しんでる。俺が困るのわかってて言ってる。腹が立つ。通話を切って風呂に入ろうと気持ちを変える。
っていうかイラつきは出せていないせいもある。風呂に入る前にいったん抜こうとパソコンを起動させてエロ動画を選ぶ。お気に入りは俳優の七瀬拓海似の男優が恋人みたいに演技して、顔の見えない恋人役に甘い言葉を囁いたり、優しくキスや愛撫をして、最後は激しく抱き合うものだ。
いつもなら最初から見て気分を上げて行くんだけど、今日は早く抜きたくて、最後の挿入から見始めた。
七瀬拓海似の男優の性器がほぼ修正なしで見られる。入って行く様子も、修正が小さな線のみなので、赤く腫れてひだを伸ばす様も見えてしまう。興奮する。抱かれている子の気持ちよさそうな声と男優の汗。パチュパチュグチュグチュと響く水音。パンパンと腰が尻を叩く音。
椅子に座って性器を触っていたけど、我慢ができなくて、服を脱いで風呂に駆け込んだ。ソープを出して尻をほぐして、さっきの男優を思い出してグチュグチュする。指を増やして粘膜を擦って出し入れする。さっきの子と同じように「気持ちいい」って「もっと触って」って言いながら抜いた。いつしか想像の男優が隼也に変わっている。精液を吐き出して、荒い息をついていると冷静になって来る。俺って何してるの? お尻傷付いてたらどうしよう。もう二度としない。隼也で抜いた罪悪感で頭が冷えた。
ソロプレイあります。
◇◇◇
いっぱいキスされて体が熱くなってしまったけど、隼也をこれ以上受け入れる気にはならなかった。だって当然だろ? 性欲だけでされても嬉しくない。
「帰っても良い?」
「こんな状態で?」
勃ってるけど、さっきまで俺の事を嫌っている友達って認識で、いきなり好きって言われても揶揄われてるとしか思えない。そりゃあ抱きしめられるのもキスされるのも、この先、またあるのかな? って思うけど、羞恥と警戒心が働いている。それにセックスなんてした事ないし、自分でする時だって、うしろに触れて指を少し入れた事があるだけで、それだけで背徳感と興奮で射けてしまう簡単っぷりだ。早漏なんて思われるのも嫌だ。
「返事、待ってる」
「付き合えないから」
背中に回っていた手が降参って風に上がる。すかさず膝から降りてトートバッグを掴んで玄関へ向かった。
「送る」
「いらない」
来る時にだいたいの場所を見ていた。大学からそんなに離れていない。
「レイプされかかったんだろ?」
そう言われて足が止まった。最悪だ。アプリを思い出してしまった。
「……送ってください」
そう言うと隼也は嬉しそうに笑って車のキーを取って隣に来て靴を履いた。悔しいけど後に続く。車だと隼也の家と俺の家は5分とかからなかった。ありがとうと車を降りて、見送ろうとしたら、見ているうちに家に入れと手で示された。本当に扱いに慣れていて、女の影が見えて腹が立つ。
風呂に入ろうと準備していたらスマホが鳴った。見れば隼也で。初めて掛けて来たなと思う。
「なに?」
いつもなら送ってくれてありがとうとか、そういうの言わないとしたら、はいって無難に出るのだけど。
「メシ誘えば良かったと思って」
「いらない、切るよ」
ちょうどお湯が入った音楽がなる。
「お風呂入るから、本当に切るよ」
「わかった、返事待ってるから」
「付き合わないから」
そう言ったらスマホの向こうで笑う気配がした。絶対に楽しんでる。俺が困るのわかってて言ってる。腹が立つ。通話を切って風呂に入ろうと気持ちを変える。
っていうかイラつきは出せていないせいもある。風呂に入る前にいったん抜こうとパソコンを起動させてエロ動画を選ぶ。お気に入りは俳優の七瀬拓海似の男優が恋人みたいに演技して、顔の見えない恋人役に甘い言葉を囁いたり、優しくキスや愛撫をして、最後は激しく抱き合うものだ。
いつもなら最初から見て気分を上げて行くんだけど、今日は早く抜きたくて、最後の挿入から見始めた。
七瀬拓海似の男優の性器がほぼ修正なしで見られる。入って行く様子も、修正が小さな線のみなので、赤く腫れてひだを伸ばす様も見えてしまう。興奮する。抱かれている子の気持ちよさそうな声と男優の汗。パチュパチュグチュグチュと響く水音。パンパンと腰が尻を叩く音。
椅子に座って性器を触っていたけど、我慢ができなくて、服を脱いで風呂に駆け込んだ。ソープを出して尻をほぐして、さっきの男優を思い出してグチュグチュする。指を増やして粘膜を擦って出し入れする。さっきの子と同じように「気持ちいい」って「もっと触って」って言いながら抜いた。いつしか想像の男優が隼也に変わっている。精液を吐き出して、荒い息をついていると冷静になって来る。俺って何してるの? お尻傷付いてたらどうしよう。もう二度としない。隼也で抜いた罪悪感で頭が冷えた。
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