28 / 39
28 好きの作用範囲
しおりを挟む
好きっていう気持ちの心に与える影響は多大で、好きに溺れているのだろう。恋愛初期症状に於いて、好きが全てを凌駕する、及び、愛は世界を救う、を支持せざるを得ない。
「も、やだ、——ッ」
執拗に解され続けた穴に熱が触れる。指でグッと広げられ、ゆっくり質量が入って来る。はあはあと意識的に息を吐いて、意識を背中にかかるハルの息遣いに向ける。背中にキスされる刺激で体が跳ね、ググッと奥へ入って来る。もう終わり? まだ奥に来るの? 言わないけど心の中がパニックになっている。どこまで受け入れる? もっと奥まで? 尻にハルの手がかかり、上から眺められていると知る。途端に恥ずかしくて震える。受け入れた場所が痺れていて、でも視線の熱は感じるようで——でも動くのは怖いから、尻は上げたままで。
「ユウキ、繋がってる」
恥ずかしい。体を捻ってハルを見たいけど。でも声だけでわかる事もある。絶対に喜んでる。はあっと吐く息もピンク色に染まっていそうだ。
「良いから、動けよ」
本当は怖いけど、結合部分をただ見られてるのも辛い。
「うん、ゆっくりね」
尻を左右に引かれ、ゆっくり抜けて行く。その感触にゾクゾクしたものが這い上って来る。何度か抜き差しされて、ビクビクする。ゆっくり探られるような動きに、声が出そうでシーツを掴んで耐えた。なのに良くなる。奥から内臓が引き摺り出されるのかという怖さと、広がって行く不安と同時に、お腹の奥が熱くなって、擦られる内壁が勝手に収縮を繰り返して、頭の中まで痺れて行って——気づいた時には荒い息を吐きながら、声を上げていて——こんな男の喘ぎ声、みっともなくて涙が滲む。
「ハル、も、やだ、もうイきたい、——イッて、イッて、ハル、ハル——」
「可愛い、ユウキ、気持ちいい?」
耳元で告げられて、ゾクゾクした。
「や、ハル、んんッ——」
最奥に入れられて、そのまま体を返された。奥をグイッと突かれて、回される刺激に頭の中がハレーションを起こす。奥を何度も突かれながら、深く唇を合わせば、喘ぎ声がハルに奪われた。
「ユウキ、気持ちいい、好きだよ。ユウキは? 気持ちいい?」
至近距離で見つめられて、甘く崩れた表情で、時に耐えるように眉を寄せながら——どうしよう。ハルをこんな表情にさせているのが自分だと思うと——訳もわからない良さが体の中心を突き抜けて——気づいた時には腹を濡らして、ハルを喜ばせていた。
「大丈夫? ユウキ、気分悪くない? 良かった、ちゃんといけたね」
深くキスされて、顔じゅうにキスされて、涙を吸われて、ゴムを取り替えたハルがまた内側を広げている。激しい動きはなく、内側に留まったまま、ゆったりとしたキスを楽しんでいる。
「気持ちいい、ハル」
キスの合間に告げる。そうしたらハルはとても嬉しそうに笑んだ。
「も、やだ、——ッ」
執拗に解され続けた穴に熱が触れる。指でグッと広げられ、ゆっくり質量が入って来る。はあはあと意識的に息を吐いて、意識を背中にかかるハルの息遣いに向ける。背中にキスされる刺激で体が跳ね、ググッと奥へ入って来る。もう終わり? まだ奥に来るの? 言わないけど心の中がパニックになっている。どこまで受け入れる? もっと奥まで? 尻にハルの手がかかり、上から眺められていると知る。途端に恥ずかしくて震える。受け入れた場所が痺れていて、でも視線の熱は感じるようで——でも動くのは怖いから、尻は上げたままで。
「ユウキ、繋がってる」
恥ずかしい。体を捻ってハルを見たいけど。でも声だけでわかる事もある。絶対に喜んでる。はあっと吐く息もピンク色に染まっていそうだ。
「良いから、動けよ」
本当は怖いけど、結合部分をただ見られてるのも辛い。
「うん、ゆっくりね」
尻を左右に引かれ、ゆっくり抜けて行く。その感触にゾクゾクしたものが這い上って来る。何度か抜き差しされて、ビクビクする。ゆっくり探られるような動きに、声が出そうでシーツを掴んで耐えた。なのに良くなる。奥から内臓が引き摺り出されるのかという怖さと、広がって行く不安と同時に、お腹の奥が熱くなって、擦られる内壁が勝手に収縮を繰り返して、頭の中まで痺れて行って——気づいた時には荒い息を吐きながら、声を上げていて——こんな男の喘ぎ声、みっともなくて涙が滲む。
「ハル、も、やだ、もうイきたい、——イッて、イッて、ハル、ハル——」
「可愛い、ユウキ、気持ちいい?」
耳元で告げられて、ゾクゾクした。
「や、ハル、んんッ——」
最奥に入れられて、そのまま体を返された。奥をグイッと突かれて、回される刺激に頭の中がハレーションを起こす。奥を何度も突かれながら、深く唇を合わせば、喘ぎ声がハルに奪われた。
「ユウキ、気持ちいい、好きだよ。ユウキは? 気持ちいい?」
至近距離で見つめられて、甘く崩れた表情で、時に耐えるように眉を寄せながら——どうしよう。ハルをこんな表情にさせているのが自分だと思うと——訳もわからない良さが体の中心を突き抜けて——気づいた時には腹を濡らして、ハルを喜ばせていた。
「大丈夫? ユウキ、気分悪くない? 良かった、ちゃんといけたね」
深くキスされて、顔じゅうにキスされて、涙を吸われて、ゴムを取り替えたハルがまた内側を広げている。激しい動きはなく、内側に留まったまま、ゆったりとしたキスを楽しんでいる。
「気持ちいい、ハル」
キスの合間に告げる。そうしたらハルはとても嬉しそうに笑んだ。
0
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ノリで付き合っただけなのに、別れてくれなくて詰んでる
cheeery
BL
告白23連敗中の高校二年生・浅海凪。失恋のショックと友人たちの悪ノリから、クラス一のモテ男で親友、久遠碧斗に勢いで「付き合うか」と言ってしまう。冗談で済むと思いきや、碧斗は「いいよ」とあっさり承諾し本気で付き合うことになってしまった。
「付き合おうって言ったのは凪だよね」
あの流れで本気だとは思わないだろおおお。
凪はなんとか碧斗に愛想を尽かされようと、嫌われよう大作戦を実行するが……?
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる