ほう。今何でもするって言った?

佐土原いづる

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森の魔物

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「ロリコはどこか行ってみたい場所はあるか? 俺は特にないからどこからでも良いぞ」

「そうですねぇ。それでは北に行きましょう。 雪の街スノウセナに、おばあちゃんが長年探し求めている薬草があるらしいんです」

「じゃあそうしようか。ところでその荷物の中には何が入ってるんだ?」

「はい! この中にはお金と地図と、あと薬師道具が入ってます。おばあちゃんにはまだまだだけど、少しは心得があります!」

「へぇ、それは頼もしいじゃないか」

「もっと褒めてくれてもバチは当たりませんよー」

「ロリッ子にはまだ早ーい」

「あー! またロリッ子って言ったー!」

旅は始まったばかりだけど、楽しくなりそうだ


しばらく進むとうっそうと茂る森に着いた

近くに立っている看板には"ベロニカの森"と書かれている

「ベロニカの森ねぇ」

「ベロニカというのはその昔、この森に住んで数多の男性冒険者の精気を吸い取り、命を奪ったという魔物の名前らしいですよ!」

「森の名前になるくらいだからよほどやばい奴だったんだな」

「そうですよー、未だかつてベロニカの誘惑から生きて帰れた男はいないと言われているんです! 変態のサトルさんはイチコロですね!」

「変態関係なくない!? でも、昔ってことは今はいないんだろ? じゃあ大丈夫じゃないか」

「とある時期を境にパッタリ出なくなったみたいです」

森の中を進んでいく。

日の光が入らないため常に暗い

たまに狼型のモンスターに遭遇したが、足で蹴っ飛ばせばサッカーボールの様に飛んで行った

前がほぼ見えないくらい暗くなった頃、ちょうど宿屋が目に入った

「ロリコ、今日はここに泊まろう」

「そうですね、私も疲れましたぁ」



木造の建物でけっこう古そうだ。まぁ泊まれれば何だって良いか

「すいませーん」

「いらっしゃいませ、お二人ですか?」

こんな深い森の、こんなボロい宿屋の店主がまさかの美人さんだった

「はい、2人です」

「お客さんはお二人以外おりませんので、1番大きな部屋をお使いください。階段上って奥になります」

「あ、ありがとうございます!」

言われた部屋に行くとかなり広く、外見からは想像できないほどキレイな部屋だった

「おぉ、これはすごいな!」

「本当ですね!  ラッキーです!」

荷物を降ろし、用意された部屋着に着替えた

「サトルさん! 外に露天風呂までありますよ!」

入り口からは見えなかったが、まさか露天風呂まで用意されてるなんて

「ロリコ先に入ってこいよ」

「覗くつもりでしょ!」

「覗いて欲しいのか?」

「変態!!」

「嘘だよ。また殺されたらたまらんからな!」

「うー!!」

ワーワー言いながらも露天風呂に入っていった

ふぅ、とはいえかなり疲れたな。別に前から体力があったわけじゃないし

3つあるキングサイズほどのベッドの一つに横になると、あっという間に意識を失ってしまった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「・・・・さま」

「・・・くさま」

サトルはうっすら聞こえてくる音に目を覚ます

「お客さん」

「んあ? あぁ、店主さん?」

「そうです♪」

「はぁ・・・。どうも、こんばんわ」

寝ぼけていて全く状況が入ってこない。

「何かあったんですか?」

「いえ、何も。せっかく来ていただいたのでお客様にはいろいろ楽しんでいただこうかと思いまして」

てかまだ夜じゃん。少しずつ脳みそが動き始める。部屋を見渡すともう一つのベッドでロリコが大口を開けて寝ている

「さぁ、こちらへ」

「言われるまま露天風呂の方に連れて行かれる」

「長旅だったようですね、だいぶ漂ってますよ、”男の匂い”が」

「あ、そうだった。お風呂に入ろうと思っていたんですけど、ロリコを待ってる間につい寝ちゃったんですよ」

「さぁ、服を脱いでください」

「あ、はい・・・・・え!?」

「お背中流しますよ♪」

部屋着を脱がされパンツ一丁になる

「替えの下着は用意させていただきますので、このまま洗いますね」

ねっとりと背中に手を這わせられ、ビクッとしてしまう。めちゃくちゃ上手だ

ドキドキしながらも上半身を洗ってもらい、露天風呂で温まる

「ふぅ。スッキリしました。ありがとうございます」

「仕上げにこちらをどうぞ♪」

店主に飲み物をもらう

「あぁ、うまい! これはお酒?」

「みたいなものです♪」

店主がニヤリと笑った


ぐらっ


!?

めちゃくちゃふらふらする。なし崩し的に店主にもたれかかり、ベッドに連れて行かれる

「久しぶりに良い匂いのする人を見つけました♪」



「まさか、あんた、、!」






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