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イワクル
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「そういえば、スノウセナってどこにあるんだ?」
ロリコが地図を引っ張り出して指をさす
おいおい、まだまだじゃん・・・
どうやら現在地は大陸の真ん中ちょい下くらい。スノウセナはもちろん上の方にあった
「まぁ、のんびり行こう」
「おー!」
「元気だなー」
「楽しみですからね!」
森の終着点に着くのは意外にすぐだった。
ベロニカいわく、俺を見かけた時から幻術をかけてあの宿まで誘導していたらしい。
俺の力も勝手に幻術を破ってはくれないようだ
でも先の方で5人くらいの人々が立ち往生している
「あれは何だ?」
「行ってみましょう!」
ロリコが駆け出し、先の人と話をしている。
「何だって?」
「ほら、あそこのイワクルの群れが邪魔で通れないらしいんです」
ロリコに言われて前を見ると、大量の岩が道を塞いでいる。向こうにもこっちに来たいような人の姿がちらほら見受けられた
「あのずらりと並んだ岩がモンスターなのか?」
「そうなんです、イワクルは群れで動くんですけど、たまたまあそこで寝ているようですね。でも無闇に触れると怒るので注意が必要です!」
なるほど、なんと間の悪いモンスターだ。高さは2mくらい、抜けれるような隙間もなかった
「俺がどかしてみよう」
「サトルさんなら大丈夫でしょう、やっちゃって下さい!」
冒険者の視線を浴びながらイワクルの群れに近づく
「さぁ、どいて下さいなっ!」
目の前のイワクルに手をあてて、思い切り力を込める
・・・・・
「え?」
動かない
「ふんんんぬーーー!!」
「あら?」
びくともしない。
首をひねっていると、目の前の岩に目が生えてギロリとこっちを見た
「げ!!」
身の危険を感じ全力で逃げだす
イワクルがゆっくりとこっちに向かって転がってきた
「うわーー!!」
このままじゃ敷かれる! 急いで森の中に飛び込む
ドン!
間一髪木々の中に逃げ込み助かった
そんなことよりどうして押せなかったんだ?
今まで何回か力を発揮したが、イワクルくらいのモンスターであれば簡単に飛ばせるはずだ
たぶんというか、感覚的に力が発揮されていない気がする。
ただの一般人サトルが岩を押しただけ、そんな感じ
イワクルは木に遮られながらも未だにこっちを狙っている、あわててロリコが俺の方にかけてくる
「どうしたんですか!?」
「どうやら、力が出てないらしい」
「力が出てない? どういうことでしょう?」
「俺にもよくわからないんだ」
「とりあえず、イワクルが落ち着くまでじっとしていましょう」
情けない。意気揚々と向かって行き、何もできずに逃げ帰ってしまった
ミシミシ
木がイワクルの力に耐えきれず少しずつ倒れてくる
「ロリコ、あいつらの狙いは俺だ。離れるんだ」
「そんな!」
「ほら、見てみろ」
なんと、イワクルの群れがこっちに向かってきているだ。
標的を群れで襲う、理にかなっている
「嫌です!」
「今の俺にはロリコを守る力が無いんだ、、」
「構いません! サトルさんがいなかったらどうせ無くなっていた命ですから!」
「ロリコ・・・。とりあえず他の人たちに迷惑がかからないように逃げよう」
口では偉そうなこと言ってみたが、ロリコが付いてきてくれて本当に心強かった
ドドドド!!
とうとうイワクルが群れとなってこっちに転がって来た。もう森の中だろうが関係無い、全てをなぎ倒しながら向かってくる
俺とロリコはひたすた森の中を逃げ回る
「はぁ!はぁ!」
必死に逃げ続けるも、とうとう行き止まりについてしまった
俺はロリコを抱きしめる
「くっそ!」
イワクルは勢いそのまま突っ込んできた
俺は目をつむる!!!
ガァーーー!!!!
「・・・うん?」
目を開けると大きな巨体が目の前に立ち、イワクルを受け止めていた
!!!
よく見るとイワクルを止めているの3匹のビッグバアルだった
たった3匹でイワクル10体くらいを食い止めている、すごい力だ
ビッグバアルたちがイワクルに向かって大きく吠える
すると、イワクルたちがのそのそと下がっていく
「あ! 私、本で読んだことがあります! ビッグバアルはイワクルの天敵なんだそうです!」
「そうなのか!?」
何はともあれ助かった、、
「キュー、キュー」
真ん中の1匹の首筋に、赤ちゃんビッグバアルがしがみついている
あぁ、俺が森に帰したやつか!
イワクルの群れがゆっくりと引き返していく
イワクルがいなくなるのを確認すると、ビッグバアルたちは俺たちを少し見つめた後、ゆっくりと森の中へ消えていった
「助けてくれたんでしょうか?」
「たぶんな。あいつらは俺たち人間が思っているよりずっと優しいモンスターなのかもしれないな」
ほっと一息ついてもとの道に戻り始める
「ロリコ、どうしてビッグバアルはイワクルの天敵なんだ?」
「ビッグバアルは、移動中のイワクルを襲っておもちゃのように遊んで殺してしまうそうなんです。たぶんそういうつもりは無いんでしょうけど」
「なるほどねぇ、イワクルもたまったもんじゃないな(笑)」
森を抜けて、街道に出る
ゴロゴロゴロ!!
「なんだ!?」
音がする方を見ると、1匹のイワクルがこっちに突進してきている。たぶん俺が刺激してしまったやつだろう
「サトルさん、逃げましょう!」
「いや、たぶん大丈夫だ」
まだ検証の域を出ないが、なんとなくさっき力が出なかったことに心当たりがある
そのまま俺もイワクルに突っ込む
「うぅぅうらあ!」
バコン!!!
「ホームラン!!」
イワクルは天高く吹っ飛んでいった
「ふぅ、危なかった~」
「できるなら最初からやってくださいよ!」
「しょうがないだろ!できなかったんだから!」
ちょっとヒヤッとしたけど、なんとかなって良かった
次の街を目指して歩き始める
ロリコが地図を引っ張り出して指をさす
おいおい、まだまだじゃん・・・
どうやら現在地は大陸の真ん中ちょい下くらい。スノウセナはもちろん上の方にあった
「まぁ、のんびり行こう」
「おー!」
「元気だなー」
「楽しみですからね!」
森の終着点に着くのは意外にすぐだった。
ベロニカいわく、俺を見かけた時から幻術をかけてあの宿まで誘導していたらしい。
俺の力も勝手に幻術を破ってはくれないようだ
でも先の方で5人くらいの人々が立ち往生している
「あれは何だ?」
「行ってみましょう!」
ロリコが駆け出し、先の人と話をしている。
「何だって?」
「ほら、あそこのイワクルの群れが邪魔で通れないらしいんです」
ロリコに言われて前を見ると、大量の岩が道を塞いでいる。向こうにもこっちに来たいような人の姿がちらほら見受けられた
「あのずらりと並んだ岩がモンスターなのか?」
「そうなんです、イワクルは群れで動くんですけど、たまたまあそこで寝ているようですね。でも無闇に触れると怒るので注意が必要です!」
なるほど、なんと間の悪いモンスターだ。高さは2mくらい、抜けれるような隙間もなかった
「俺がどかしてみよう」
「サトルさんなら大丈夫でしょう、やっちゃって下さい!」
冒険者の視線を浴びながらイワクルの群れに近づく
「さぁ、どいて下さいなっ!」
目の前のイワクルに手をあてて、思い切り力を込める
・・・・・
「え?」
動かない
「ふんんんぬーーー!!」
「あら?」
びくともしない。
首をひねっていると、目の前の岩に目が生えてギロリとこっちを見た
「げ!!」
身の危険を感じ全力で逃げだす
イワクルがゆっくりとこっちに向かって転がってきた
「うわーー!!」
このままじゃ敷かれる! 急いで森の中に飛び込む
ドン!
間一髪木々の中に逃げ込み助かった
そんなことよりどうして押せなかったんだ?
今まで何回か力を発揮したが、イワクルくらいのモンスターであれば簡単に飛ばせるはずだ
たぶんというか、感覚的に力が発揮されていない気がする。
ただの一般人サトルが岩を押しただけ、そんな感じ
イワクルは木に遮られながらも未だにこっちを狙っている、あわててロリコが俺の方にかけてくる
「どうしたんですか!?」
「どうやら、力が出てないらしい」
「力が出てない? どういうことでしょう?」
「俺にもよくわからないんだ」
「とりあえず、イワクルが落ち着くまでじっとしていましょう」
情けない。意気揚々と向かって行き、何もできずに逃げ帰ってしまった
ミシミシ
木がイワクルの力に耐えきれず少しずつ倒れてくる
「ロリコ、あいつらの狙いは俺だ。離れるんだ」
「そんな!」
「ほら、見てみろ」
なんと、イワクルの群れがこっちに向かってきているだ。
標的を群れで襲う、理にかなっている
「嫌です!」
「今の俺にはロリコを守る力が無いんだ、、」
「構いません! サトルさんがいなかったらどうせ無くなっていた命ですから!」
「ロリコ・・・。とりあえず他の人たちに迷惑がかからないように逃げよう」
口では偉そうなこと言ってみたが、ロリコが付いてきてくれて本当に心強かった
ドドドド!!
とうとうイワクルが群れとなってこっちに転がって来た。もう森の中だろうが関係無い、全てをなぎ倒しながら向かってくる
俺とロリコはひたすた森の中を逃げ回る
「はぁ!はぁ!」
必死に逃げ続けるも、とうとう行き止まりについてしまった
俺はロリコを抱きしめる
「くっそ!」
イワクルは勢いそのまま突っ込んできた
俺は目をつむる!!!
ガァーーー!!!!
「・・・うん?」
目を開けると大きな巨体が目の前に立ち、イワクルを受け止めていた
!!!
よく見るとイワクルを止めているの3匹のビッグバアルだった
たった3匹でイワクル10体くらいを食い止めている、すごい力だ
ビッグバアルたちがイワクルに向かって大きく吠える
すると、イワクルたちがのそのそと下がっていく
「あ! 私、本で読んだことがあります! ビッグバアルはイワクルの天敵なんだそうです!」
「そうなのか!?」
何はともあれ助かった、、
「キュー、キュー」
真ん中の1匹の首筋に、赤ちゃんビッグバアルがしがみついている
あぁ、俺が森に帰したやつか!
イワクルの群れがゆっくりと引き返していく
イワクルがいなくなるのを確認すると、ビッグバアルたちは俺たちを少し見つめた後、ゆっくりと森の中へ消えていった
「助けてくれたんでしょうか?」
「たぶんな。あいつらは俺たち人間が思っているよりずっと優しいモンスターなのかもしれないな」
ほっと一息ついてもとの道に戻り始める
「ロリコ、どうしてビッグバアルはイワクルの天敵なんだ?」
「ビッグバアルは、移動中のイワクルを襲っておもちゃのように遊んで殺してしまうそうなんです。たぶんそういうつもりは無いんでしょうけど」
「なるほどねぇ、イワクルもたまったもんじゃないな(笑)」
森を抜けて、街道に出る
ゴロゴロゴロ!!
「なんだ!?」
音がする方を見ると、1匹のイワクルがこっちに突進してきている。たぶん俺が刺激してしまったやつだろう
「サトルさん、逃げましょう!」
「いや、たぶん大丈夫だ」
まだ検証の域を出ないが、なんとなくさっき力が出なかったことに心当たりがある
そのまま俺もイワクルに突っ込む
「うぅぅうらあ!」
バコン!!!
「ホームラン!!」
イワクルは天高く吹っ飛んでいった
「ふぅ、危なかった~」
「できるなら最初からやってくださいよ!」
「しょうがないだろ!できなかったんだから!」
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