22 / 47
それぞれの戦い編
エンシの戦い、その1
しおりを挟む
ハイウェルさんと一緒に豪華な馬車に乗って城に向かっている。うーん、どう考えても扱いが良すぎると思うんだよなぁ。さっき話をしてみてもすごい良い人みたいだったし、何を考えてるんだろう。
「あの~、ちょっといいですか?」
「うん? どうした」
「そもそも災いをもたらす者というのは、どういう災いをもたらすんでしょうか?」
「私にも詳しいことはわからない。だが、今までこの国を裏で支えてきた占い師が言うには、世界を滅ぼしかねない危険な存在ということらしい。」
「はぁ。もっとこう、具体的にわからなかったんでしょうか? ここに特徴があるーとかわかれば、こんなに人を殺さなくたって、、」
「うむ。確かにそうなのだが、今は災いをもたらす者の反応がかなり弱いらしい。今のままであれば問題は無いそうなのだが、占いではその者がいずれこの世界の脅威となるらしいのだ。」
なるほど、少しだがもやもやしていることに納得がいった。本当に俺がそうなのだとしたら、俺の中にすごい力が眠っているというアツい展開なんだけど、その前に死ぬんじゃなぁ。
「はぁ。アーヤ、、」つい弱音を吐いてしまう。周りは敵しかいない、何の力も持たない俺が暴れたってぷちっと潰されて終わりだ。1人の時と同じくらいツライ、、
気を紛らわすために外を眺める。思った異世界ライフと違うんですが、神よ・・・
その後は知らない街で一泊して、城に到着したのだが、特に何も起こらなかった。相変わらず俺の待遇は良く、食べ物、寝床、どれも今までで一番豪華だった。ハイウェルさんが言うには、死ぬ前の晩餐ということらしい。
道中死体をちらほら見かけた、これが暴動というやつなのだろうか、俺のせいでたくさんの人が死んでしまったのだろう、、俺が災いをもたらす者では無いという可能性はなくは無いが、この時の俺は自分がそうであると思い込んでいた。
城に到着。ハイウェルさんの後に続き、国王の前に立たされる。周りは帝国兵で囲まれている、余計な動きをしたら一瞬で矢の雨を浴びることになるだろう。
「国王、災いをもたらす者と思しき男を連れてまいりました。」ハイウェルさんがひざまづく
「ほう、お前が災いをもたらす者か。お前のせいでこの世界は危険に晒され、お前を探すために多くの民、我が兵の命を失った。その罪は万死に値する、せめて一人でも多くの民の憎しみを背負って死んでくれ。」
冷たいで済まされるのだろうか、今まで見たことのない目で見られながら、日本では考えられない言葉を受ける。ここまで絶対的な悪になるなんて、俺は今世界の敵だ。
「まだ、この者が災いをもたらす者か決まったわけではありません。この後占い師に確認させ、もし違う場合は釈放します。」
「ふん、どっちでも構わん。災いをもたらす者が一人だということなど誰も知るまい。この者を処刑すれば、少しは民の憎しみが減るだろう。牢に入れておけ」
「・・・っ! は!」ハイウェルさんが了承する
『こいっつ!!!』国王を睨みつける
「ははは! いくらあがこうがお前の死は決定事項だ、せいぜい震えて眠るがいい!」奴が俺を嘲り笑う
「さぁ、行くぞ」ハイウェルさんに言われ謁見室を出る
・・・・あいつだけは絶対に許さん!人をゴミだと思ってやがる。何とかしてもう1度会って、刺し違えてでも殺してやる!
「お前の気持ちは良く分かる。だが、ここは落ち着いて欲しい。今から占い師に会う、お前にとってとても大事な話だ。」ハイウェルさんが俺の雰囲気を察したのか、小声で話しかけてきた。
『何を言ってんだ! 適当な事をぬかしたクソ占い師が! 会ったらただじゃ置かねぇ、手の1本でも持って行ってやるぞ!!』占い師も国王同様、人をゴミと思ってるような顔をしたじじいに違いない!
人生初の殺意に震えが止まらない。こんな状況でもまんまと無抵抗でついていく自分の弱さが嫌になる・・・
どうやら占い師の部屋に着いたらしい、ハイウェルさんが立ち止まる
「ここからは占い師の部屋だ。国王の側近以上の人間にしか入れん。お前たちは下がれ。」後ろから付いてきていた兵士を下げさせる。
ガチャ
扉を開くと、なるほど占い師っぽい部屋だ。独特な雰囲気、山積みの本、よく分からない道具が散らかっている。さぁ、顔を見せろ!
「リンネ様、大変お待たせ致しました。救世主を連れて参りました。」
「お待ちしておりました。救世主さま。」
???
目の前のとんでも美女が俺に笑顔でそう言った
「あの~、ちょっといいですか?」
「うん? どうした」
「そもそも災いをもたらす者というのは、どういう災いをもたらすんでしょうか?」
「私にも詳しいことはわからない。だが、今までこの国を裏で支えてきた占い師が言うには、世界を滅ぼしかねない危険な存在ということらしい。」
「はぁ。もっとこう、具体的にわからなかったんでしょうか? ここに特徴があるーとかわかれば、こんなに人を殺さなくたって、、」
「うむ。確かにそうなのだが、今は災いをもたらす者の反応がかなり弱いらしい。今のままであれば問題は無いそうなのだが、占いではその者がいずれこの世界の脅威となるらしいのだ。」
なるほど、少しだがもやもやしていることに納得がいった。本当に俺がそうなのだとしたら、俺の中にすごい力が眠っているというアツい展開なんだけど、その前に死ぬんじゃなぁ。
「はぁ。アーヤ、、」つい弱音を吐いてしまう。周りは敵しかいない、何の力も持たない俺が暴れたってぷちっと潰されて終わりだ。1人の時と同じくらいツライ、、
気を紛らわすために外を眺める。思った異世界ライフと違うんですが、神よ・・・
その後は知らない街で一泊して、城に到着したのだが、特に何も起こらなかった。相変わらず俺の待遇は良く、食べ物、寝床、どれも今までで一番豪華だった。ハイウェルさんが言うには、死ぬ前の晩餐ということらしい。
道中死体をちらほら見かけた、これが暴動というやつなのだろうか、俺のせいでたくさんの人が死んでしまったのだろう、、俺が災いをもたらす者では無いという可能性はなくは無いが、この時の俺は自分がそうであると思い込んでいた。
城に到着。ハイウェルさんの後に続き、国王の前に立たされる。周りは帝国兵で囲まれている、余計な動きをしたら一瞬で矢の雨を浴びることになるだろう。
「国王、災いをもたらす者と思しき男を連れてまいりました。」ハイウェルさんがひざまづく
「ほう、お前が災いをもたらす者か。お前のせいでこの世界は危険に晒され、お前を探すために多くの民、我が兵の命を失った。その罪は万死に値する、せめて一人でも多くの民の憎しみを背負って死んでくれ。」
冷たいで済まされるのだろうか、今まで見たことのない目で見られながら、日本では考えられない言葉を受ける。ここまで絶対的な悪になるなんて、俺は今世界の敵だ。
「まだ、この者が災いをもたらす者か決まったわけではありません。この後占い師に確認させ、もし違う場合は釈放します。」
「ふん、どっちでも構わん。災いをもたらす者が一人だということなど誰も知るまい。この者を処刑すれば、少しは民の憎しみが減るだろう。牢に入れておけ」
「・・・っ! は!」ハイウェルさんが了承する
『こいっつ!!!』国王を睨みつける
「ははは! いくらあがこうがお前の死は決定事項だ、せいぜい震えて眠るがいい!」奴が俺を嘲り笑う
「さぁ、行くぞ」ハイウェルさんに言われ謁見室を出る
・・・・あいつだけは絶対に許さん!人をゴミだと思ってやがる。何とかしてもう1度会って、刺し違えてでも殺してやる!
「お前の気持ちは良く分かる。だが、ここは落ち着いて欲しい。今から占い師に会う、お前にとってとても大事な話だ。」ハイウェルさんが俺の雰囲気を察したのか、小声で話しかけてきた。
『何を言ってんだ! 適当な事をぬかしたクソ占い師が! 会ったらただじゃ置かねぇ、手の1本でも持って行ってやるぞ!!』占い師も国王同様、人をゴミと思ってるような顔をしたじじいに違いない!
人生初の殺意に震えが止まらない。こんな状況でもまんまと無抵抗でついていく自分の弱さが嫌になる・・・
どうやら占い師の部屋に着いたらしい、ハイウェルさんが立ち止まる
「ここからは占い師の部屋だ。国王の側近以上の人間にしか入れん。お前たちは下がれ。」後ろから付いてきていた兵士を下げさせる。
ガチャ
扉を開くと、なるほど占い師っぽい部屋だ。独特な雰囲気、山積みの本、よく分からない道具が散らかっている。さぁ、顔を見せろ!
「リンネ様、大変お待たせ致しました。救世主を連れて参りました。」
「お待ちしておりました。救世主さま。」
???
目の前のとんでも美女が俺に笑顔でそう言った
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
《完結》悪役聖女
ヴァンドール
ファンタジー
聖女になり、王妃となるため十年間も教育を受けて来たのに蓋を開ければ妹が聖女の力を持っていて私はには聖女の力が無かった。そのため祖国を追放されて隣国へと旅立ったがそこで……
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる