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それぞれの戦い編
エンシの戦い、その2
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へ? 今なんと?
占い師の部屋に入った途端、ハイウェルさんの表情がものすごく緩くなってるんですが・・・
「きゅ、救世主?」
「はい、そのペンダント、救世主で間違いありません。」
「救世主で間違いないですか!? 良かった!」ハイウェルさん何わろてんねん。
さっきまで殺意に震えていたのが、頭が?で埋め尽くされる。
「う、う、うん! すぅー、ふぅー。 あの~、分かるように話してもらっていいです?」咳払い2回に深呼吸1回を挟んだ後、ゆっくりと尋ねる。
「君が混乱するのも無理はない、災いをもたらす者など元から存在しないのだから」
「ちょっと待ってくれ。じゃ、じゃあ、あの大虐殺は!?」
せっかく深呼吸して落ち着こうとしたのに、次々と爆弾を放り込まれる
「国王様だ」ハイウェルさんの顔が真剣になった
「私の占いでは救世主が現れると出たのですが、国王様は自分の地位を危ぶみ、災いをもたらす者と銘打って救世主を殺害しようとされているのです。」占い師さんも残念そうな表情だ
「そもそも何故この国に救世主が必要なんですか? 旅をしていて滅びそうには見えませんでしが・・」
「近い将来、本当にこの国が危険に晒されます。その災厄から我々を救うために救世主が現れ、力を目覚めさせた後戦っていただくはずだったのです。」
「救世主の話が出てからというもの、国王様は変わられてしまった。救世主がこの国を救ってしまえば、自分の存在価値が無くなってしまうと。災厄は自分の力で払ってみせると、こんな大虐殺を無理やり強行してしまった。」ハイウェルさんが呟く
「あなたは反対しなかったんですか?!!」
「しなかったと思うかね!!」
「何度も更生してもらおうと意見したよ。でもダメだった。彼の中には悪魔が住んでしまっている。私まで反逆者として殺されてしまったら、それこそ国王の思う壺だ。だから、私は自ら災いをもたらす者を探す指揮を取り、救世主を保護しようと試みたのだ」
「でも、あんなにめちゃくちゃに破壊してしまったら! 救世主が死んだらどうするつもりだったんですか!?」
「そこについてはひたすらに祈るしかなかった。救世主なら、生きてくれると!」真剣な目で見つめられる
「君はここまで来てくれた。そうだろう? 救世主よ」
「俺は平和な国からいきなり飛ばされた無力な人間です。まともに戦ったら兵士一人にも勝てやしない・・・」
「あなたの力はまだ目覚めていません。あなたが身につけているそのペンダント、それこそが救世主の証、力を目覚めさせる鍵なのです。」
これは、旅を始める時にアーヤから渡されたペンダント。確かに、旅をしていてたまに不思議な何かを感じた気がするが、まさかそんな大事な物だったなんて
「不思議に思いませんでしたか? そんなに目立つペンダントを首にかけていて、誰も全く気にしなかったことに」
「言われてみれば、確かに、、」
「そのペンダントは救世主の力を目覚めさせ、引き出す物。そのため、救世主以外の人間が見ても意識に入らないよう加護が込められています。目には止まっても、気にはならないのです」
「確かに、言われてみないと全く気が付かなかった・・・」ハイウェルさんが驚く
「あなたの力がまだ微弱なため、まだ能力をほとんど発揮できていません。力を目覚めさせるには、試練を受ける必要があるようです。」
はぁ、頭がついていかない!
占い師の部屋に入った途端、ハイウェルさんの表情がものすごく緩くなってるんですが・・・
「きゅ、救世主?」
「はい、そのペンダント、救世主で間違いありません。」
「救世主で間違いないですか!? 良かった!」ハイウェルさん何わろてんねん。
さっきまで殺意に震えていたのが、頭が?で埋め尽くされる。
「う、う、うん! すぅー、ふぅー。 あの~、分かるように話してもらっていいです?」咳払い2回に深呼吸1回を挟んだ後、ゆっくりと尋ねる。
「君が混乱するのも無理はない、災いをもたらす者など元から存在しないのだから」
「ちょっと待ってくれ。じゃ、じゃあ、あの大虐殺は!?」
せっかく深呼吸して落ち着こうとしたのに、次々と爆弾を放り込まれる
「国王様だ」ハイウェルさんの顔が真剣になった
「私の占いでは救世主が現れると出たのですが、国王様は自分の地位を危ぶみ、災いをもたらす者と銘打って救世主を殺害しようとされているのです。」占い師さんも残念そうな表情だ
「そもそも何故この国に救世主が必要なんですか? 旅をしていて滅びそうには見えませんでしが・・」
「近い将来、本当にこの国が危険に晒されます。その災厄から我々を救うために救世主が現れ、力を目覚めさせた後戦っていただくはずだったのです。」
「救世主の話が出てからというもの、国王様は変わられてしまった。救世主がこの国を救ってしまえば、自分の存在価値が無くなってしまうと。災厄は自分の力で払ってみせると、こんな大虐殺を無理やり強行してしまった。」ハイウェルさんが呟く
「あなたは反対しなかったんですか?!!」
「しなかったと思うかね!!」
「何度も更生してもらおうと意見したよ。でもダメだった。彼の中には悪魔が住んでしまっている。私まで反逆者として殺されてしまったら、それこそ国王の思う壺だ。だから、私は自ら災いをもたらす者を探す指揮を取り、救世主を保護しようと試みたのだ」
「でも、あんなにめちゃくちゃに破壊してしまったら! 救世主が死んだらどうするつもりだったんですか!?」
「そこについてはひたすらに祈るしかなかった。救世主なら、生きてくれると!」真剣な目で見つめられる
「君はここまで来てくれた。そうだろう? 救世主よ」
「俺は平和な国からいきなり飛ばされた無力な人間です。まともに戦ったら兵士一人にも勝てやしない・・・」
「あなたの力はまだ目覚めていません。あなたが身につけているそのペンダント、それこそが救世主の証、力を目覚めさせる鍵なのです。」
これは、旅を始める時にアーヤから渡されたペンダント。確かに、旅をしていてたまに不思議な何かを感じた気がするが、まさかそんな大事な物だったなんて
「不思議に思いませんでしたか? そんなに目立つペンダントを首にかけていて、誰も全く気にしなかったことに」
「言われてみれば、確かに、、」
「そのペンダントは救世主の力を目覚めさせ、引き出す物。そのため、救世主以外の人間が見ても意識に入らないよう加護が込められています。目には止まっても、気にはならないのです」
「確かに、言われてみないと全く気が付かなかった・・・」ハイウェルさんが驚く
「あなたの力がまだ微弱なため、まだ能力をほとんど発揮できていません。力を目覚めさせるには、試練を受ける必要があるようです。」
はぁ、頭がついていかない!
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