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それぞれの戦い編
アーヤの戦い、その2
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私たちはタビさんに人力車で引いてもらい、チスタで休憩をしている。
「その狩人の方々はクルトで作業をしているのよね?」ジャスミンが聞いてくる
「たぶん。最後に会った時にそう言ってたんだけど、今もいるかはわからないわ」
「そう、、」
「悩んでいても仕方がない、いなかったらその時考えよう」レーナは男気溢れている
その時、街中が騒がしくなった
「おい! 災いをもたらす者が捕まったらしいぞ!」
「本当か!? これで帝国軍に怯えて暮らさなくて良いな!」
「公開処刑は8日後らしいぞ!」
「そうなのか!? あいつのせいで俺の親戚が死んじまったんだ!絶対死に様を拝んでやる!」
エンシの話が国中に広まり始めていた、今やエンシはみんなの憎しみを一人で背負わされている。
怒りと共に、とても悲しくなってしまった。両手で顔を覆い、呼吸を必死に整えようとする。するとジャスミンが抱きしめてくれた。
「大きな勘違いが1つあるにしても、エンシの願いが1つ叶えられたわね。エンシが災いをもたらすなんて絶対にない。私たちは、私たちだけは彼を信じましょう。今、1人でとても心細いと思うから」ジャスミンの腕の中で頷く。ジャスミンは包み込むような優しさを持っている、2人とも本当に良い人で、出会えて良かった
「8日後ですか、、。あまり時間はありませんね、狩人の方と合流できてもクルトから帝都まで遅いと4日、そこから作戦も考えないと。」タビさんも真剣だ
「本当に良いんですか? あなたはエンシを助けに行く理由が無い、危険な目にあうんですよ?」
「彼とはほんのちょっとしか会ってないですけど、傷ついた体でふらふらになりながらアーヤさんを抱えて僕の所まで来ました、今でもよく覚えています。成り行きとはいえ、みなさんに関わってしまった、こんな話を聞かされて”じゃあ、僕はこれで!”なんて言えませんよ!体力には自信があるんです、最悪勝手に逃げるんで、僕にもかっこつけさせてください!」
「ありがとうございます!」タビさんも底なしの体力に、勇気がある。
あとは力が足りない、今の私たちじゃ全く戦えない。お願いだからクルトにいて!
チスタ中がエンシの話題で溢れかえっていて居心地が悪くなったのもあり、チスタを出発した。今日は野宿になるわね
「フォー!フォー!」
空から何か聞こえる。鳴き声だ、こっちに近づいてくる。
「この鳥、フクモウだわ!」ジャスミンが答える
フクモウがなんと、私の目の前にやってきて膝の上に止まった。いったいどういうことなの?レーナとジャスミンも驚いた表情をしている。
フクモウが口にカミを咥えている。それを私の膝の上に置くと、フォーとかわいく鳴いた。
「何かしら?」ジャスミンも気になっている様子だ。カミを開いてみると手紙だった。
『はじめまして、私は帝都で占い師をやっているリンネという者です。長い間この国の行く末を占ってきました。エンシさんの事であなたたちにお願いがあります、混乱すると思いますが落ち着いて聞いてください。
エンシさんは災いをもたらす者ではありません。彼はもともとこの国を救う救世主として遥か遠い場所からこの地にやってきました。ですが、国王によって災いをもたらす者として処刑されようとしています。本当の事を知っているのは帝都にもほとんどいません、むやみに広めるのも危険だからです。
私と国王の側近であるハイウェル将軍で、エンシさんを処刑される前に王城から脱出させようとしているのですが、正直厳しい状況です。どうかお力を貸していただけないでしょうか? とても危険な試みだというのは承知の上です。しかし、彼を死なせてしまっては近い将来この国は本当に滅んでしまいます。詳細は追ってご連絡しますので、返信をそのフクモウに持たせてください、よろしくお願いします。』
「本当、なのかしら・・・」ジャスミンも絶句している
『わかりました。私ができることなら何でもします。エンシをお願いします』みんなが手紙を読んだことを確認すると、すぐに返信を書いてフクモウに持たせた。フクモウは最後に私を見た後、飛び立っていった。
「いきなり返すなんてちょっと不用心じゃない?」ジャスミンも私の行動の早さに少し戸惑っている様子だ。
「いきなり私宛に、しかもフクモウを使って手紙を寄こすなんて、本物の占い師としか考えられない。エンシの事も知っているみたいだし、私は大丈夫だと信じる。」
エンシを助けるためなら、使える物は何でも使うべきよ
「確かにそうね」ジャスミンも納得してくれたようだ
「ハイウェル将軍といえば、エンシをカスタで連れて行った人じゃないか?」レーナが首をかしげる
「確かそうだったわね、彼はあの時エンシが救世主だと知っていたということになるんじゃない?」ジャスミンも考えている
良かった、もしそうなら、エンシがひどい目に合ってないと思って大丈夫かもしれない。少なくとも、敵の巣窟でエンシを助けようとしている人が傍にいてくれるのはとてもありがたい。
正直、国のためとかそういうのはどうでもいい。エンシが無事であれば、助かるのであれば、、。私って悪い子なのかしら
エンシは災いをもたらす者なんかじゃなかった! 少しずつ広がっていく希望に、今は喜びを隠しきれなかった
「その狩人の方々はクルトで作業をしているのよね?」ジャスミンが聞いてくる
「たぶん。最後に会った時にそう言ってたんだけど、今もいるかはわからないわ」
「そう、、」
「悩んでいても仕方がない、いなかったらその時考えよう」レーナは男気溢れている
その時、街中が騒がしくなった
「おい! 災いをもたらす者が捕まったらしいぞ!」
「本当か!? これで帝国軍に怯えて暮らさなくて良いな!」
「公開処刑は8日後らしいぞ!」
「そうなのか!? あいつのせいで俺の親戚が死んじまったんだ!絶対死に様を拝んでやる!」
エンシの話が国中に広まり始めていた、今やエンシはみんなの憎しみを一人で背負わされている。
怒りと共に、とても悲しくなってしまった。両手で顔を覆い、呼吸を必死に整えようとする。するとジャスミンが抱きしめてくれた。
「大きな勘違いが1つあるにしても、エンシの願いが1つ叶えられたわね。エンシが災いをもたらすなんて絶対にない。私たちは、私たちだけは彼を信じましょう。今、1人でとても心細いと思うから」ジャスミンの腕の中で頷く。ジャスミンは包み込むような優しさを持っている、2人とも本当に良い人で、出会えて良かった
「8日後ですか、、。あまり時間はありませんね、狩人の方と合流できてもクルトから帝都まで遅いと4日、そこから作戦も考えないと。」タビさんも真剣だ
「本当に良いんですか? あなたはエンシを助けに行く理由が無い、危険な目にあうんですよ?」
「彼とはほんのちょっとしか会ってないですけど、傷ついた体でふらふらになりながらアーヤさんを抱えて僕の所まで来ました、今でもよく覚えています。成り行きとはいえ、みなさんに関わってしまった、こんな話を聞かされて”じゃあ、僕はこれで!”なんて言えませんよ!体力には自信があるんです、最悪勝手に逃げるんで、僕にもかっこつけさせてください!」
「ありがとうございます!」タビさんも底なしの体力に、勇気がある。
あとは力が足りない、今の私たちじゃ全く戦えない。お願いだからクルトにいて!
チスタ中がエンシの話題で溢れかえっていて居心地が悪くなったのもあり、チスタを出発した。今日は野宿になるわね
「フォー!フォー!」
空から何か聞こえる。鳴き声だ、こっちに近づいてくる。
「この鳥、フクモウだわ!」ジャスミンが答える
フクモウがなんと、私の目の前にやってきて膝の上に止まった。いったいどういうことなの?レーナとジャスミンも驚いた表情をしている。
フクモウが口にカミを咥えている。それを私の膝の上に置くと、フォーとかわいく鳴いた。
「何かしら?」ジャスミンも気になっている様子だ。カミを開いてみると手紙だった。
『はじめまして、私は帝都で占い師をやっているリンネという者です。長い間この国の行く末を占ってきました。エンシさんの事であなたたちにお願いがあります、混乱すると思いますが落ち着いて聞いてください。
エンシさんは災いをもたらす者ではありません。彼はもともとこの国を救う救世主として遥か遠い場所からこの地にやってきました。ですが、国王によって災いをもたらす者として処刑されようとしています。本当の事を知っているのは帝都にもほとんどいません、むやみに広めるのも危険だからです。
私と国王の側近であるハイウェル将軍で、エンシさんを処刑される前に王城から脱出させようとしているのですが、正直厳しい状況です。どうかお力を貸していただけないでしょうか? とても危険な試みだというのは承知の上です。しかし、彼を死なせてしまっては近い将来この国は本当に滅んでしまいます。詳細は追ってご連絡しますので、返信をそのフクモウに持たせてください、よろしくお願いします。』
「本当、なのかしら・・・」ジャスミンも絶句している
『わかりました。私ができることなら何でもします。エンシをお願いします』みんなが手紙を読んだことを確認すると、すぐに返信を書いてフクモウに持たせた。フクモウは最後に私を見た後、飛び立っていった。
「いきなり返すなんてちょっと不用心じゃない?」ジャスミンも私の行動の早さに少し戸惑っている様子だ。
「いきなり私宛に、しかもフクモウを使って手紙を寄こすなんて、本物の占い師としか考えられない。エンシの事も知っているみたいだし、私は大丈夫だと信じる。」
エンシを助けるためなら、使える物は何でも使うべきよ
「確かにそうね」ジャスミンも納得してくれたようだ
「ハイウェル将軍といえば、エンシをカスタで連れて行った人じゃないか?」レーナが首をかしげる
「確かそうだったわね、彼はあの時エンシが救世主だと知っていたということになるんじゃない?」ジャスミンも考えている
良かった、もしそうなら、エンシがひどい目に合ってないと思って大丈夫かもしれない。少なくとも、敵の巣窟でエンシを助けようとしている人が傍にいてくれるのはとてもありがたい。
正直、国のためとかそういうのはどうでもいい。エンシが無事であれば、助かるのであれば、、。私って悪い子なのかしら
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