27 / 47
それぞれの戦い編
アーヤの戦い、その3
しおりを挟む
ここらに帝国兵の影は無い。おそらくエンシの処刑に向けて帝都に集められているんだわ
エンシの処刑は帝国への不信感を少しでもなくすために行われる、そのため帝都に反乱分子も入ってくる可能性があることは簡単に予想できるわ
「見えてきましたよ! クルトです!」
クルト。私の故郷、今は記憶が無いのだけれど、何か思い出せると良いな
でも、良くない記憶であることは間違いない、私に耐えられるかしら・・・
「ジャスミン。私、やっぱり怖い」
「そうね、無理もないわ。家は焼かれ、家族が殺される記憶だもの、、でも、あなたには向き合ってもらわなければならない。あなたは覚えてないでしょうけど、、」ジャスミンが意味深な事をいう
「何? 何のこと?」
「落ち着いて聞いて。別にアーヤが悪いわけではないの、あなたの心が無理やり激しい感情を隠しているからなの。 エンシの肩の傷、あれはアーヤがつけたものなの・・・」
え・・・
「でも、何も覚えてない! そんなこと、私が無意識にやったってこと!?」
「そう、エンシがあなたの前で一度、おばあさまの名前を言ったことがあるらしいの。すると、アーヤが豹変して暴れだしたって。それを抑えようとした時に、噛まれたって。」
「記憶が無いということは、何をしててもおかしくないと思った方が良いわ。エンシを噛んだことに、あなたの性格、エンシへの思いは全く入ってないのだから」
そんな、、私がエンシをあんなに苦しめたっていうの? 何度も気絶させて、何度も叫ばせて、今でも癒えない傷を、私が・・・
「アーヤ。自分を責めてはいけないわ、あなたはそれだけの被害をクルトで受けた。エンシも受け止めてくれたでしょう? あなたが何をしようと、エンシは絶対に見捨てたりしない。エンシのためにも、あなたはもう1度向き合う必要があるの、自分と。」余計なことを考えさせまいと、ジャスミンが話しかけてくる
確かにそうね、エンシを助けるためにならなんでもするつもり。今更後には引けない!
久しぶりの故郷。しかしかつての姿が想像できないくらい崩壊していた。もちろん、自分の家なんて覚えているはず、、、
ぐらっ
立ちくらみがする。一瞬何かが見えたような・・・
『頭が痛い!』
頭を押さえる。
「アーヤの心の中の感情が、現実のクルトを目の前にして少しずつ高ぶっているんだわ!」ジャスミンが叫ぶ
「アーヤ! 負けるのはまだ早いよ! さぁ、中に入ろう!」レーナも叫ぶ
頭を抱えながらもがくように歩く
ううぅ!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あ! トンザおじいちゃん!
あ! ターシャおばあちゃん!
街のみんなが倒れてる!
ヤン!
いつも元気だった。まだ7つだというのに、、ひどい!
おばあちゃん!おばあちゃんは無事なの!?
燃え盛るクルトの中を必死で歩く、おばあちゃんの家に着いたよ!
頭の痛みなんて忘れた
おばあちゃん! 部屋の中を探すと・・・思い出した
『クサビ、、、おばあちゃん・・・』
目の前が真っ白になっていく
エンシの処刑は帝国への不信感を少しでもなくすために行われる、そのため帝都に反乱分子も入ってくる可能性があることは簡単に予想できるわ
「見えてきましたよ! クルトです!」
クルト。私の故郷、今は記憶が無いのだけれど、何か思い出せると良いな
でも、良くない記憶であることは間違いない、私に耐えられるかしら・・・
「ジャスミン。私、やっぱり怖い」
「そうね、無理もないわ。家は焼かれ、家族が殺される記憶だもの、、でも、あなたには向き合ってもらわなければならない。あなたは覚えてないでしょうけど、、」ジャスミンが意味深な事をいう
「何? 何のこと?」
「落ち着いて聞いて。別にアーヤが悪いわけではないの、あなたの心が無理やり激しい感情を隠しているからなの。 エンシの肩の傷、あれはアーヤがつけたものなの・・・」
え・・・
「でも、何も覚えてない! そんなこと、私が無意識にやったってこと!?」
「そう、エンシがあなたの前で一度、おばあさまの名前を言ったことがあるらしいの。すると、アーヤが豹変して暴れだしたって。それを抑えようとした時に、噛まれたって。」
「記憶が無いということは、何をしててもおかしくないと思った方が良いわ。エンシを噛んだことに、あなたの性格、エンシへの思いは全く入ってないのだから」
そんな、、私がエンシをあんなに苦しめたっていうの? 何度も気絶させて、何度も叫ばせて、今でも癒えない傷を、私が・・・
「アーヤ。自分を責めてはいけないわ、あなたはそれだけの被害をクルトで受けた。エンシも受け止めてくれたでしょう? あなたが何をしようと、エンシは絶対に見捨てたりしない。エンシのためにも、あなたはもう1度向き合う必要があるの、自分と。」余計なことを考えさせまいと、ジャスミンが話しかけてくる
確かにそうね、エンシを助けるためにならなんでもするつもり。今更後には引けない!
久しぶりの故郷。しかしかつての姿が想像できないくらい崩壊していた。もちろん、自分の家なんて覚えているはず、、、
ぐらっ
立ちくらみがする。一瞬何かが見えたような・・・
『頭が痛い!』
頭を押さえる。
「アーヤの心の中の感情が、現実のクルトを目の前にして少しずつ高ぶっているんだわ!」ジャスミンが叫ぶ
「アーヤ! 負けるのはまだ早いよ! さぁ、中に入ろう!」レーナも叫ぶ
頭を抱えながらもがくように歩く
ううぅ!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あ! トンザおじいちゃん!
あ! ターシャおばあちゃん!
街のみんなが倒れてる!
ヤン!
いつも元気だった。まだ7つだというのに、、ひどい!
おばあちゃん!おばあちゃんは無事なの!?
燃え盛るクルトの中を必死で歩く、おばあちゃんの家に着いたよ!
頭の痛みなんて忘れた
おばあちゃん! 部屋の中を探すと・・・思い出した
『クサビ、、、おばあちゃん・・・』
目の前が真っ白になっていく
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
《完結》悪役聖女
ヴァンドール
ファンタジー
聖女になり、王妃となるため十年間も教育を受けて来たのに蓋を開ければ妹が聖女の力を持っていて私はには聖女の力が無かった。そのため祖国を追放されて隣国へと旅立ったがそこで……
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる