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MMM(トリプルエム)の解散危機一髪
巨大魔人vsMMM(トリプルエム)&新MMM(トリプルエム)
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デカすぎる巨大魔人は俺たちの方を見て邪悪な視線を送ってきた。
こんなもんを見て身の危険を感じないやつはよっぽどの強者かよっぽどのバカしかいない。俺はその両者でもないためすぐに身の安全を危惧した。
「立花、前の時みたいに俺にバリアーを貼ってくれないか? そうすりゃ少なくとも俺は安全になるし、お前たちも戦いやすいようになるだろ」
「出来ないことはないが、オススメもできない」
「何故だ? バリアーを貼ってくれたほうが俺の安全は保証されるし、みんなも俺を気にせず戦えるだろ? 」
「私が作成したバリアー程度では巨大化型魔人の攻撃に耐えられる可能性はほとんどゼロに等しい。おそらくあの巨大化型魔人の攻撃力は私のバリアーの耐久レベルの26.57倍。それでは意味がない」
「じゃ、じゃあ俺はどうすりゃいいんだ? このまま死ぬなんてお断りだぜ」
ずっと俺に背中を向けて話していた立花だが、この時だけは首を少し捻ってこちらを向いた。
「大丈夫。私があなたに巨大化型魔人を触れさせもしないし、近づけさせもしない。だから安心して」
この時の言葉が一番俺を安心させてくれた。
じゃあ任せてもいいんだな?立花。俺の安全だけでも保証してくれよ。
「念のため、私がマスターのそばを離れないようにしておくわ。私の能力ならマスターを守りながら支援程度だけど攻撃出来るし」
そう言って早瀬は俺の真横に立った。
「下手に動いて目を付けられるよりマシでしょ? 動かないでね」
早瀬はぎこちないウインクの後にこやかに笑った。俺は今の早瀬のアクションからどう返せばいいのだろうか。
「先制攻撃はこちらがいただきます! 」
大きく飛び上がったのはデカイ弓矢を持った結さんだ。周りにある家の壁や屋根を上手く使って巨大魔人のみぞおち当たりまで大ジャンプを果たした。
「一撃で倒す! 『シャイン・アロー』! 」
デカイ弓から放たれたのはこれまたデカイ矢と言いたいところだが、結さんが矢を放った瞬間矢は光のオーラを纏い始めて最後は家2軒分くらいの大きさになった。
そんなデカイ矢が巨大魔人の土手っ腹に突き刺さると、さすがに苦しそうな唸り声を上げた。
「ぅおおおおっ! 」
なんとも気味の悪い唸り声だった。狭い隙間と隙間に流れ込んで来る風が立てる音と言えば分かってもらえるだろうか。俺が今聞いてる唸り声は、まさにそれをスピーカーで当ててやかましくしたもののようだった。
そして唸り声を上げながら腕を大きく振りかぶったので、巨大魔人に一瞬隙ができた。
「私に任せて! 『アクセルレイド・2』! 」
赤い魔法陣が望月の足元から浮かび上がってくる。
比喩ではなく目にも止まらない速さで巨大魔人の胸を大きく斜めにぶった斬ったようだ。デカイ切り傷がくっきり見える。
だが巨大魔人はそれに全く動じることなく望月にパンチを繰り出した。
「マズイ」
立花は素早く手を望月にかざして何かをしたようだった。
望月は巨大魔人のデカパンチをモロにくらったためか家を1軒貫いて隕石が落ちたみたいな音を出して地面に激突した。
「望月! 」
思わず叫んでしまった。あんな凄まじい威力のパンチをモロにくらった望月はひとたまりもあるまい。それを頭のどっかは理解していたのだろう。
ほとんど条件反射的に俺は叫んでいた。
「心配いらない。緊急時簡易型速効性対魔力的攻撃専用不可視形防御用一時的隔壁を望月さんに貼った。おそらくダメージは受けたが心配するレベルには達していない」
「な、なるほどな……」
さっぱり分からん。
なんだか難しい言葉を羅列させまくったような単語モドキが会話の途中に出てきた気がするが、俺に意味をパーフェクトに理解せよなんて言われても無理に決まってる。後で小学生の時に買った国語辞典で調べてみよう。単語一つ一つの意味を調べていって上手いこと繋げていったら(多分)意味なんてすぐに理解出来るだろう。
立花は俺の顔を見て俺が全然言ってる意味が分からなかったことを察してくれたのか、今の宇宙人語モドキをかみくだきまくって説明してくれた。
「急いで望月さんに1回だけ発動するバリアーみたいなものを貼った。ある程度の攻撃は防げたと思う」
なるほど。今の説明なら現国のテスト37点の俺でも余裕で理解できる。
「私も加勢したいと思う。『インストール』」
立花はポツリと呟いて足元から0と1が羅列しまくった魔法陣が浮かび上がってくる。
立花は巨大魔人の足元に手をかざした。
ボコッ!
巨大魔人の足元の地面が突然押しあがった。巨大魔人もなにが起っているのか分かっていないのか、されるがままといった感じで地面に倒れた。
さらに立花は手をかざす。
ドドドドドッ!
爆音というよりなにかが凄まじい威力とスピードでなにかに刺さっているような音が響いた。
たまらず巨大魔人は逃げるように立ち上がる。巨大魔人には大量のデカイ鉄槍が刺さりまくっていた。
立花お得意の即席巨大針山の完成だ。
「まだ終わらない」
立花はそう呟くとかざした手をギュッと握りしめた。瞬く間に鉄槍がチカチカと赤い不気味な光を発し始めた。
「なにをしたんだ? 」
「鉄槍を時限式爆弾に変えた」
恐ろしいやつだ。魔人に対しては徹底的に非情になっているようだ。
まもなくすると音にもならない爆音を上げまくって鉄槍は爆発した。爆煙が凄すぎて敵が全然見えないほどになっていた。
「さすがは立花咲夜といったところだな。今ので倒しただろう」
「す……スゴイです~。立花さん」
生徒会の2人組も感嘆の声を上げた。だが爆煙を切り裂いて巨大魔人はまだ立ち上がる。
「ぐおおおおおおおおお! 」
怒り狂ったような唸り声を上げて暴れ回る巨大魔人は、立花を見つけるとデカイ拳からパンチを放とうとした。
「立花さん! 『身体強制強化第一』! 」
赤い魔法陣が弥生さんの上から降りてきた。弥生さんは一瞬赤い光に包まれていた。
右足に力を込めると弥生さんは巨大魔人の顔面近くまで向かって超スピードで飛んでいった。
「やぁ! 」
巨大魔人の顔面に1発蹴りをお見舞いすると、巨大魔人は大きく吹っ飛んでいった。
人間ってのはよく分からない。この場合は天界人だがあれだけオロオロビクビクしていた、まるで可愛いワンコがドーベルマンを見た時のような反応をしていた弥生さんがこれほど強いなんて全く思ってなかった。
地面に倒れた巨大魔人は弥生さんを振り払おうと腕をブンブン横に振り回していたが、
「とりゃぁ! 」
弥生さんの渾身の(?)パンチを腕にくらって全身を地面にベッタリと付けてピクリとも動かなくなった。
「倒したのか……? 」
その様子を見た俺は当然とも言える疑問を立花と早瀬の2人にぶつけた。
「そうは思えないわ……。あんなカンタンにやられるのであれば立花さんの攻撃でやられてもおかしくはないはずよ」
「魔人の生命反応の停止は確認できない。倒しきれていない。倒れているだけ」
やはりそうか。一体どんだけヒットポイント高いんだあの魔人は。
「なあ立花。あのデカ魔人はどれだけヒットポイントあるんだ? わかりやすく頼む」
「敵の対外部系魔力的攻撃による耐久値を数値化するならば、およそ1000000000000。基準は私たちの対外部系魔力的攻撃による耐久値を数値化した際、1000とする時のシミュレーションによる推測」
ケタ違いにも限度ってもんがあるだろ。そんなケタ違いの限度を軽々と無視しやがったやろーをどうやって倒すというのだろうか。
「そんなヤツどうやって倒すつもりだ? 」
「方法はある。ただし推測の域を超えないのであまりオススメはしない。成功率も高いとは言えない」
「やるだけやってみるべきだぜ。どんどんそーゆーのを試していかねえとあんなケタ違いやろーを倒すことも難しいんだろ? 」
「そう。現状我々の攻撃力では彼を倒すことは実質不可能。じわじわと削ることはできるが、工藤さんの空間魔法の維持を考えると倒すことはできない」
「じゃあやってみろって。きっと上手くいくさ」
俺の言葉に立花は無表情のまま考えるようにうつむいた。だがすぐに顔を上げたので一瞬で判断したようだ。
「作戦プランβ‐5を天界に提案、申請する」
立花の言葉にその他魔法少女たちは素早く動き始めた。
結さんは立花のところまで来てクエスチョンマークを浮かべた顔をした。
「私たちの能力で実行可能なの? 」
「不可能ではない」
「…………あなたが言うなら間違いなさそうね」
「天界から作戦プランの許可を受理した」
「分かった。立花さん、あなたは他より少しは優秀な人材のようね。各員に通達。これより作戦プランβ‐5を実行する。成功を祈るわ。あなたもね、防衛対象さん」
初めて見る結さんの微笑みは、俺にこの状況でも安心させてくれるような美しいものだった。
こんなもんを見て身の危険を感じないやつはよっぽどの強者かよっぽどのバカしかいない。俺はその両者でもないためすぐに身の安全を危惧した。
「立花、前の時みたいに俺にバリアーを貼ってくれないか? そうすりゃ少なくとも俺は安全になるし、お前たちも戦いやすいようになるだろ」
「出来ないことはないが、オススメもできない」
「何故だ? バリアーを貼ってくれたほうが俺の安全は保証されるし、みんなも俺を気にせず戦えるだろ? 」
「私が作成したバリアー程度では巨大化型魔人の攻撃に耐えられる可能性はほとんどゼロに等しい。おそらくあの巨大化型魔人の攻撃力は私のバリアーの耐久レベルの26.57倍。それでは意味がない」
「じゃ、じゃあ俺はどうすりゃいいんだ? このまま死ぬなんてお断りだぜ」
ずっと俺に背中を向けて話していた立花だが、この時だけは首を少し捻ってこちらを向いた。
「大丈夫。私があなたに巨大化型魔人を触れさせもしないし、近づけさせもしない。だから安心して」
この時の言葉が一番俺を安心させてくれた。
じゃあ任せてもいいんだな?立花。俺の安全だけでも保証してくれよ。
「念のため、私がマスターのそばを離れないようにしておくわ。私の能力ならマスターを守りながら支援程度だけど攻撃出来るし」
そう言って早瀬は俺の真横に立った。
「下手に動いて目を付けられるよりマシでしょ? 動かないでね」
早瀬はぎこちないウインクの後にこやかに笑った。俺は今の早瀬のアクションからどう返せばいいのだろうか。
「先制攻撃はこちらがいただきます! 」
大きく飛び上がったのはデカイ弓矢を持った結さんだ。周りにある家の壁や屋根を上手く使って巨大魔人のみぞおち当たりまで大ジャンプを果たした。
「一撃で倒す! 『シャイン・アロー』! 」
デカイ弓から放たれたのはこれまたデカイ矢と言いたいところだが、結さんが矢を放った瞬間矢は光のオーラを纏い始めて最後は家2軒分くらいの大きさになった。
そんなデカイ矢が巨大魔人の土手っ腹に突き刺さると、さすがに苦しそうな唸り声を上げた。
「ぅおおおおっ! 」
なんとも気味の悪い唸り声だった。狭い隙間と隙間に流れ込んで来る風が立てる音と言えば分かってもらえるだろうか。俺が今聞いてる唸り声は、まさにそれをスピーカーで当ててやかましくしたもののようだった。
そして唸り声を上げながら腕を大きく振りかぶったので、巨大魔人に一瞬隙ができた。
「私に任せて! 『アクセルレイド・2』! 」
赤い魔法陣が望月の足元から浮かび上がってくる。
比喩ではなく目にも止まらない速さで巨大魔人の胸を大きく斜めにぶった斬ったようだ。デカイ切り傷がくっきり見える。
だが巨大魔人はそれに全く動じることなく望月にパンチを繰り出した。
「マズイ」
立花は素早く手を望月にかざして何かをしたようだった。
望月は巨大魔人のデカパンチをモロにくらったためか家を1軒貫いて隕石が落ちたみたいな音を出して地面に激突した。
「望月! 」
思わず叫んでしまった。あんな凄まじい威力のパンチをモロにくらった望月はひとたまりもあるまい。それを頭のどっかは理解していたのだろう。
ほとんど条件反射的に俺は叫んでいた。
「心配いらない。緊急時簡易型速効性対魔力的攻撃専用不可視形防御用一時的隔壁を望月さんに貼った。おそらくダメージは受けたが心配するレベルには達していない」
「な、なるほどな……」
さっぱり分からん。
なんだか難しい言葉を羅列させまくったような単語モドキが会話の途中に出てきた気がするが、俺に意味をパーフェクトに理解せよなんて言われても無理に決まってる。後で小学生の時に買った国語辞典で調べてみよう。単語一つ一つの意味を調べていって上手いこと繋げていったら(多分)意味なんてすぐに理解出来るだろう。
立花は俺の顔を見て俺が全然言ってる意味が分からなかったことを察してくれたのか、今の宇宙人語モドキをかみくだきまくって説明してくれた。
「急いで望月さんに1回だけ発動するバリアーみたいなものを貼った。ある程度の攻撃は防げたと思う」
なるほど。今の説明なら現国のテスト37点の俺でも余裕で理解できる。
「私も加勢したいと思う。『インストール』」
立花はポツリと呟いて足元から0と1が羅列しまくった魔法陣が浮かび上がってくる。
立花は巨大魔人の足元に手をかざした。
ボコッ!
巨大魔人の足元の地面が突然押しあがった。巨大魔人もなにが起っているのか分かっていないのか、されるがままといった感じで地面に倒れた。
さらに立花は手をかざす。
ドドドドドッ!
爆音というよりなにかが凄まじい威力とスピードでなにかに刺さっているような音が響いた。
たまらず巨大魔人は逃げるように立ち上がる。巨大魔人には大量のデカイ鉄槍が刺さりまくっていた。
立花お得意の即席巨大針山の完成だ。
「まだ終わらない」
立花はそう呟くとかざした手をギュッと握りしめた。瞬く間に鉄槍がチカチカと赤い不気味な光を発し始めた。
「なにをしたんだ? 」
「鉄槍を時限式爆弾に変えた」
恐ろしいやつだ。魔人に対しては徹底的に非情になっているようだ。
まもなくすると音にもならない爆音を上げまくって鉄槍は爆発した。爆煙が凄すぎて敵が全然見えないほどになっていた。
「さすがは立花咲夜といったところだな。今ので倒しただろう」
「す……スゴイです~。立花さん」
生徒会の2人組も感嘆の声を上げた。だが爆煙を切り裂いて巨大魔人はまだ立ち上がる。
「ぐおおおおおおおおお! 」
怒り狂ったような唸り声を上げて暴れ回る巨大魔人は、立花を見つけるとデカイ拳からパンチを放とうとした。
「立花さん! 『身体強制強化第一』! 」
赤い魔法陣が弥生さんの上から降りてきた。弥生さんは一瞬赤い光に包まれていた。
右足に力を込めると弥生さんは巨大魔人の顔面近くまで向かって超スピードで飛んでいった。
「やぁ! 」
巨大魔人の顔面に1発蹴りをお見舞いすると、巨大魔人は大きく吹っ飛んでいった。
人間ってのはよく分からない。この場合は天界人だがあれだけオロオロビクビクしていた、まるで可愛いワンコがドーベルマンを見た時のような反応をしていた弥生さんがこれほど強いなんて全く思ってなかった。
地面に倒れた巨大魔人は弥生さんを振り払おうと腕をブンブン横に振り回していたが、
「とりゃぁ! 」
弥生さんの渾身の(?)パンチを腕にくらって全身を地面にベッタリと付けてピクリとも動かなくなった。
「倒したのか……? 」
その様子を見た俺は当然とも言える疑問を立花と早瀬の2人にぶつけた。
「そうは思えないわ……。あんなカンタンにやられるのであれば立花さんの攻撃でやられてもおかしくはないはずよ」
「魔人の生命反応の停止は確認できない。倒しきれていない。倒れているだけ」
やはりそうか。一体どんだけヒットポイント高いんだあの魔人は。
「なあ立花。あのデカ魔人はどれだけヒットポイントあるんだ? わかりやすく頼む」
「敵の対外部系魔力的攻撃による耐久値を数値化するならば、およそ1000000000000。基準は私たちの対外部系魔力的攻撃による耐久値を数値化した際、1000とする時のシミュレーションによる推測」
ケタ違いにも限度ってもんがあるだろ。そんなケタ違いの限度を軽々と無視しやがったやろーをどうやって倒すというのだろうか。
「そんなヤツどうやって倒すつもりだ? 」
「方法はある。ただし推測の域を超えないのであまりオススメはしない。成功率も高いとは言えない」
「やるだけやってみるべきだぜ。どんどんそーゆーのを試していかねえとあんなケタ違いやろーを倒すことも難しいんだろ? 」
「そう。現状我々の攻撃力では彼を倒すことは実質不可能。じわじわと削ることはできるが、工藤さんの空間魔法の維持を考えると倒すことはできない」
「じゃあやってみろって。きっと上手くいくさ」
俺の言葉に立花は無表情のまま考えるようにうつむいた。だがすぐに顔を上げたので一瞬で判断したようだ。
「作戦プランβ‐5を天界に提案、申請する」
立花の言葉にその他魔法少女たちは素早く動き始めた。
結さんは立花のところまで来てクエスチョンマークを浮かべた顔をした。
「私たちの能力で実行可能なの? 」
「不可能ではない」
「…………あなたが言うなら間違いなさそうね」
「天界から作戦プランの許可を受理した」
「分かった。立花さん、あなたは他より少しは優秀な人材のようね。各員に通達。これより作戦プランβ‐5を実行する。成功を祈るわ。あなたもね、防衛対象さん」
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