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MMM(トリプルエム)vs鬼
戦闘準備
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あの日以来三好とは気まずくなっちまったが、俺は毎日三好に話しかけているようにしている。「うん」とか「へぇ~」とか「そうだね」くらいしか返事が返ってこないが、それでも三好とは出来るだけ仲のいい友達でいようと思ってる。
そんな毎日を過ごしていると、いつのまにか2月を迎えていた。
俺は学校の帰りに、なんとなく本屋に行っていた。望月と立花もついてきてくれている。
「あれ……? マスター、これって……」
望月が不思議そうな目で絵本を見せてきた。桃太郎である。
「なんだ? 寝る前に読み聞かせろって言いたいんじゃないよな」
「私だって1人で寝れるよーっ。そんなことじゃなくて、このお話って鬼とか出てくるよね? 」
ものすごくない当たり前なことを聞かれたので流石に俺は聞き直そうかと思った。
「これ、買ってもいい? 」
天界人はこーゆー絵本も珍しいのだろうか。
絵本なんて買える余裕があるのか不安なので、財布の中身を見てみた。前見た時に比べてゴビ砂漠からサハラ砂漠になっていた。
「お前が金を出すんならな。悪いが俺は1円も出せん」
「うん、分かった」
そう言って望月は桃太郎やシンデレラなど、誰でも知ってるようなおとぎ話の絵本を片っ端から買っていった。
今の俺は、実は金で困っていなかったりする。財布の中身はサハラ砂漠だが、望月と立花が当分の生活費をまかなってくれる約束をしているのだ。
天界から毎月生活費が支給されているらしく、今まで俺に払わせていた生活費分がけっこう溜まっているらしい。
なんでそれをもっとはやく言ってくれなかったのだろうか。
「あははは……すっかり忘れてたよ~……」
「…………ごめんなさい」
というのが2人を問い詰めた結果出てきた言葉だった。
ま、これから死活問題級のどビンボー生活からおさらば出来るので許してやるか。
望月は両手いっぱいに絵本を抱えて帰った。
「なんでこんなに絵本を買ったんだ? 天界じゃ桃太郎とかもないのか? 」
「ううん。このお話は全部ホントにあったことだから気になっちゃって」
「ホントにあった話? 桃太郎とかシンデレラとかが? 」
「そう。この世界に伝わっている絵本の物語は大半が実話」
急に解説を始めたのは立花である。
いたことは知っていたが、やはり存在感がポケットティッシュに挟んであるチラシ並に薄いのでちょっとびっくりした。
「実話? 鬼が街を襲ったことやババアの制限時間付き魔法もホントにあったことなのか? 」
立花はコックリとうなずいた。
「全ては天界人と魔人の存在で説明がつく。桃太郎に出てくる鬼は魔人で、それを退治した桃太郎は天界人」
つまり絵本に出てくる主要人物は魔法使いってことか。
「シンデレラは舞踏会で発生したプラスエネルギーに引き寄せられた天界人が付近で唯一マイナスエネルギーを発生させていたシンデレラにプラスエネルギーを発生させようとした」
マイナスエネルギーを出してたからプラスエネルギーの魔法を使うと制限時間付きにしざるをせなかったってことか。
「じゃあ浦島太郎は? 」
「ウミガメや乙姫は魔人。浦島太郎を竜宮城に連れて行くと騙して空間魔法に入れた。空間魔法に入れる前にウミガメが自身の魔力を浦島太郎に付着させることで竜宮城へ行く途中の溺死を免れたり空間魔法に入ることが出来た」
俺のすぐ横に魔法少女がいることを思うと、今まで知っていたおとぎ話がビミョーにリアリティを感じていた。
だが、こんな話を聞くと今俺が考えている計画に命の危険がつきまとうのではないかと思わずにはいられない。
節分の日に鬼の格好をして驚かせてやろうと思ったが、鬼が魔人なんじゃ殺されそうな気がする。
せっかく衣装を西田の執事さんに頼んで作ってもらったんだからやらないわけにはいかないだろうけど。
「そんなわけで、節分パーティーを開催したいと思いま~すっ! 」
家に帰って早瀬と生徒会コンビを家に呼んだ途端、望月がこんなことを言い出した。
「なにがそんなわけでだ。なんの前振りもなくそのセリフをよく言えたな」
「節分パーティー? いいわね、それ。そのパーティーでなにをするの? 」
俺のツッコミは無視か。
「さぁ? パーティーだから派手にパーッとかな? 」
それじゃ節分にしなくてもいい気がするぞ。
「パーッとですか? いいれすね、楽しそう~」
「なにがパーッとよ。だいたい望月さん、あなた節分ってなにか知ってるの? 」
ん? まさかそんなことあるのか?
「えへへー。マスター、節分ってなに? 」
どうやらマジで知らなかったらしい。
工藤がデカイ溜め息をもらした。早瀬は苦笑いをしている。白鳥の顔を見ると、どうやらコイツも知らないようだ。立花は言わなくてもいいか。
「節分も知らないのにパーティーだなんて、呆れたわ……」
「節分ってのは、恵方巻きを黙って食ったり鬼に豆まいたりする日だ。後は歳の数だけ豆を食うとかもあったな」
我ながらずいぶん雑な説明だと思う。
「そう、鬼が出てくるのよ。分かる? 望月さん。鬼が出てくるってことは、魔人が大量に発生する日ってことよ。パーティーなんてしてる場合じゃないの。その日は常に臨戦態勢でいること。防衛対象さんを守りたかったらね」
そう来たかー……。もっと節分を楽しめよ。
「伝記によると、節分に出現する魔人(鬼)には大豆による投擲攻撃が有効。しかし投擲攻撃は至近距離以外では効果を発揮しない恐れがある。なのでその日のために作成した」
おいおいなんでそんなに節分に対してガチなんだよ。
「なにを作ったの? 」
「これ」
そう言って立花が出したのは、
「対節分時出没魔人専用大豆発射型短機関銃」
ゴツイ銃だった。
えーっと……? 短機関銃ってことはサブマシンガンってことだよな? 大豆を撃つ専用の。
「あとこれ。対節分時出没魔人専用大豆発射型狙撃銃ボルトアクション式」
大豆撃つ専用らしいライフルが出てきた。
ボルトアクション式? 電気で撃つのか?
悪いがミリタリーはぜんぜんわからん。シューティングゲームでちょこっと銃の種類を知っているくらいである。マグナムは強いとか、ロケランは最後に出てくるとか。
「最後はこれ。小太刀型大豆刀」
望月がいつも使ってる小太刀くらいの刀が出てきた。色が木刀よりもちょっと薄いくらいなので違和感がある。
「この刀ってまさか……」
「大豆製。市販の大豆を使用している」
どうやって作ったんだよ……。
「空間魔法で」
「え? 」
「空間魔法で作った。私の魔法を使って」
まるで俺の心を読んでるみたいだな。
「さすが立花さん。よく分かってるじゃない。防衛対象さんを守るためにみんな節分の日にはここにいることね。分かった? 」
完全に隊長気取りになっている工藤であった。
対鬼用の武器は5人の魔法少女がそれぞれ好きな武器を選んで、空気的に既に臨戦態勢に入ってる感じだった。工藤と早瀬に至っては、わざわざ空間魔法に入って試し撃ちするくらいなのだから殺伐とした空気になる。
「節分ってのはこんな空気になってまでするもんじゃないと思うんだけどな……。恵方巻き食べるとか、大豆を歳の数だけ食べるとかあるんだから、そっちやらないか? 」
こうなったら豆まき以外に目を向けさせる作戦だ。
我ながらナイスアイディーア!
「そうね……。防衛対象さんにしてはグッドアイデアだわ。鬼と戦う前に豆や恵方巻きを食べて我々の士気を上げようってことでしょ? それがこの世界の人間が魔人と戦う前にしてきたことなら有効ってことね」
俺はそんなつもりで言ったんじゃないんだが。
「マスター、鬼が出現する前にお願いね。恵方巻きと大豆をちゃんと用意してること、分かった? 」
マジでやる気満々らしい。やる気というより殺る気だな。
鬼のコスプレしておどかす俺の気持ちにもなって欲しいもんだな。豆鉄砲はハトに向かって撃つものであって人に向かって撃つような殺人兵器ではない。
せっかく用意してもらった衣装を無駄にするわけにはいかないからやることにしてるんだが、2月3日が俺の寿命かもしれないな。
そんな毎日を過ごしていると、いつのまにか2月を迎えていた。
俺は学校の帰りに、なんとなく本屋に行っていた。望月と立花もついてきてくれている。
「あれ……? マスター、これって……」
望月が不思議そうな目で絵本を見せてきた。桃太郎である。
「なんだ? 寝る前に読み聞かせろって言いたいんじゃないよな」
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ものすごくない当たり前なことを聞かれたので流石に俺は聞き直そうかと思った。
「これ、買ってもいい? 」
天界人はこーゆー絵本も珍しいのだろうか。
絵本なんて買える余裕があるのか不安なので、財布の中身を見てみた。前見た時に比べてゴビ砂漠からサハラ砂漠になっていた。
「お前が金を出すんならな。悪いが俺は1円も出せん」
「うん、分かった」
そう言って望月は桃太郎やシンデレラなど、誰でも知ってるようなおとぎ話の絵本を片っ端から買っていった。
今の俺は、実は金で困っていなかったりする。財布の中身はサハラ砂漠だが、望月と立花が当分の生活費をまかなってくれる約束をしているのだ。
天界から毎月生活費が支給されているらしく、今まで俺に払わせていた生活費分がけっこう溜まっているらしい。
なんでそれをもっとはやく言ってくれなかったのだろうか。
「あははは……すっかり忘れてたよ~……」
「…………ごめんなさい」
というのが2人を問い詰めた結果出てきた言葉だった。
ま、これから死活問題級のどビンボー生活からおさらば出来るので許してやるか。
望月は両手いっぱいに絵本を抱えて帰った。
「なんでこんなに絵本を買ったんだ? 天界じゃ桃太郎とかもないのか? 」
「ううん。このお話は全部ホントにあったことだから気になっちゃって」
「ホントにあった話? 桃太郎とかシンデレラとかが? 」
「そう。この世界に伝わっている絵本の物語は大半が実話」
急に解説を始めたのは立花である。
いたことは知っていたが、やはり存在感がポケットティッシュに挟んであるチラシ並に薄いのでちょっとびっくりした。
「実話? 鬼が街を襲ったことやババアの制限時間付き魔法もホントにあったことなのか? 」
立花はコックリとうなずいた。
「全ては天界人と魔人の存在で説明がつく。桃太郎に出てくる鬼は魔人で、それを退治した桃太郎は天界人」
つまり絵本に出てくる主要人物は魔法使いってことか。
「シンデレラは舞踏会で発生したプラスエネルギーに引き寄せられた天界人が付近で唯一マイナスエネルギーを発生させていたシンデレラにプラスエネルギーを発生させようとした」
マイナスエネルギーを出してたからプラスエネルギーの魔法を使うと制限時間付きにしざるをせなかったってことか。
「じゃあ浦島太郎は? 」
「ウミガメや乙姫は魔人。浦島太郎を竜宮城に連れて行くと騙して空間魔法に入れた。空間魔法に入れる前にウミガメが自身の魔力を浦島太郎に付着させることで竜宮城へ行く途中の溺死を免れたり空間魔法に入ることが出来た」
俺のすぐ横に魔法少女がいることを思うと、今まで知っていたおとぎ話がビミョーにリアリティを感じていた。
だが、こんな話を聞くと今俺が考えている計画に命の危険がつきまとうのではないかと思わずにはいられない。
節分の日に鬼の格好をして驚かせてやろうと思ったが、鬼が魔人なんじゃ殺されそうな気がする。
せっかく衣装を西田の執事さんに頼んで作ってもらったんだからやらないわけにはいかないだろうけど。
「そんなわけで、節分パーティーを開催したいと思いま~すっ! 」
家に帰って早瀬と生徒会コンビを家に呼んだ途端、望月がこんなことを言い出した。
「なにがそんなわけでだ。なんの前振りもなくそのセリフをよく言えたな」
「節分パーティー? いいわね、それ。そのパーティーでなにをするの? 」
俺のツッコミは無視か。
「さぁ? パーティーだから派手にパーッとかな? 」
それじゃ節分にしなくてもいい気がするぞ。
「パーッとですか? いいれすね、楽しそう~」
「なにがパーッとよ。だいたい望月さん、あなた節分ってなにか知ってるの? 」
ん? まさかそんなことあるのか?
「えへへー。マスター、節分ってなに? 」
どうやらマジで知らなかったらしい。
工藤がデカイ溜め息をもらした。早瀬は苦笑いをしている。白鳥の顔を見ると、どうやらコイツも知らないようだ。立花は言わなくてもいいか。
「節分も知らないのにパーティーだなんて、呆れたわ……」
「節分ってのは、恵方巻きを黙って食ったり鬼に豆まいたりする日だ。後は歳の数だけ豆を食うとかもあったな」
我ながらずいぶん雑な説明だと思う。
「そう、鬼が出てくるのよ。分かる? 望月さん。鬼が出てくるってことは、魔人が大量に発生する日ってことよ。パーティーなんてしてる場合じゃないの。その日は常に臨戦態勢でいること。防衛対象さんを守りたかったらね」
そう来たかー……。もっと節分を楽しめよ。
「伝記によると、節分に出現する魔人(鬼)には大豆による投擲攻撃が有効。しかし投擲攻撃は至近距離以外では効果を発揮しない恐れがある。なのでその日のために作成した」
おいおいなんでそんなに節分に対してガチなんだよ。
「なにを作ったの? 」
「これ」
そう言って立花が出したのは、
「対節分時出没魔人専用大豆発射型短機関銃」
ゴツイ銃だった。
えーっと……? 短機関銃ってことはサブマシンガンってことだよな? 大豆を撃つ専用の。
「あとこれ。対節分時出没魔人専用大豆発射型狙撃銃ボルトアクション式」
大豆撃つ専用らしいライフルが出てきた。
ボルトアクション式? 電気で撃つのか?
悪いがミリタリーはぜんぜんわからん。シューティングゲームでちょこっと銃の種類を知っているくらいである。マグナムは強いとか、ロケランは最後に出てくるとか。
「最後はこれ。小太刀型大豆刀」
望月がいつも使ってる小太刀くらいの刀が出てきた。色が木刀よりもちょっと薄いくらいなので違和感がある。
「この刀ってまさか……」
「大豆製。市販の大豆を使用している」
どうやって作ったんだよ……。
「空間魔法で」
「え? 」
「空間魔法で作った。私の魔法を使って」
まるで俺の心を読んでるみたいだな。
「さすが立花さん。よく分かってるじゃない。防衛対象さんを守るためにみんな節分の日にはここにいることね。分かった? 」
完全に隊長気取りになっている工藤であった。
対鬼用の武器は5人の魔法少女がそれぞれ好きな武器を選んで、空気的に既に臨戦態勢に入ってる感じだった。工藤と早瀬に至っては、わざわざ空間魔法に入って試し撃ちするくらいなのだから殺伐とした空気になる。
「節分ってのはこんな空気になってまでするもんじゃないと思うんだけどな……。恵方巻き食べるとか、大豆を歳の数だけ食べるとかあるんだから、そっちやらないか? 」
こうなったら豆まき以外に目を向けさせる作戦だ。
我ながらナイスアイディーア!
「そうね……。防衛対象さんにしてはグッドアイデアだわ。鬼と戦う前に豆や恵方巻きを食べて我々の士気を上げようってことでしょ? それがこの世界の人間が魔人と戦う前にしてきたことなら有効ってことね」
俺はそんなつもりで言ったんじゃないんだが。
「マスター、鬼が出現する前にお願いね。恵方巻きと大豆をちゃんと用意してること、分かった? 」
マジでやる気満々らしい。やる気というより殺る気だな。
鬼のコスプレしておどかす俺の気持ちにもなって欲しいもんだな。豆鉄砲はハトに向かって撃つものであって人に向かって撃つような殺人兵器ではない。
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