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MMM(トリプルエム)vs鬼
戦闘終了
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工藤と白鳥には銃と小太刀を突きつけられ、早瀬が(多分)俺の心臓に狙いを定め、望月が俺の首元に小太刀を近づけている。まさに四面楚歌である。
「もう終わりよ、鬼さん捕まえた」
低い声で望月がそう語りかけてきた。ええい、まだ終わらんよ!
『フラッシュ』
辺り一面に眩い光が放たれた。
天津飯に技を借りた気分である。劇中ではこのあと元気玉の用意をするはずだったが、俺はあいにく元気玉を使えないので別のことをすることにした。
『スラッジ』
とりあえず行動速度(だっけ?)を下げた方が後々楽になりそうなのでそうしておいた。
対象者1名限定のはずなので、望月に当てておいた。
『イリュージョン』
カードの有効範囲内で手頃な隠れ場所にワープした俺は、
『コピー』
5人に分身した。
2人がかりでこのまま螺旋丸を作りたい気分なのだが、そんなこと出来るはずもないので諦めるしかなかった。
俺は分身に別々の方向に逃げさせ、俺も違う方向に逃げていった。しばらく逃げていたが、ぜんぜんあいつらが出てこない。
心配になってきたので俺は太陽拳(フラッシュ)を使った場所に行ってみた。
「見つけたーっ! 鬼さんいたよーっ! 」
木陰から隠れていた望月に見つかった。
「大声を出すな! バレるでしょ! 」
木陰から工藤と白鳥が出てきた。
「でも凄いれす。犯人は現場に戻るってホントだったのれすね~」
刑事ドラマか。まさか俺はそんな単純なアイデアに引っかかっちまったとは。
「ええい、隠密射撃うんぬんをしたかったけど仕方ないわ! 念のため決めておいた動き通りにしなさい! 」
そう工藤が言うと、俺の真正面から大豆を乱射してきやがった。
白鳥はかん高い声を上げながら小太刀で突撃しようとしている。俺は素早く真上にある木の枝に向かってジャンプした。
「とおりゃあ! 」
真上にある枝から望月が切りかかってきた。これでは回避不可能である。
だが、望月の動きがそこまではやくないことに気づいた。これくらいの隙があればなんとかなるかもしれん。
『ウォール』
俺は素早くカードをスキャンさせて、望月のいる方向に壁を発生させた。
「防がれた! ごめーんっ! 」
申し訳なさそうにしている望月を横目に、俺は壁を蹴って地面に着地した。
「逃がさないわよ! 」
工藤が銃を向けてきたが、怯えているひまはない。
『トラップ』
工藤と白鳥の足元に罠を仕掛けた。すると2人の立っている地面にポッカリと大きな穴があいた。
「ふにゃあ~~っ! 」
「…………っ! 」
多分あの2人ならスグに戻ってくるだろう。それも無傷で。だから俺はさっさとこの場から離れたいのだが、
「よくも2人を~っ! 『アクセル・レイド2』! 」
いくら行動速度を下げたってそれを乗り越えるくらい加速できるやつがいた。
望月は2人が死んだと思ってるのか、目に涙を浮かべている。
「ぜっっったいに許さないからね! 」
木の枝の上に立っていた望月はそう叫ぶと同時に、いつの間にか俺の目の前で小太刀を振り下ろそうとしてきた。俺はそれを金棒のレプリカで受け止め、がら空きになった腹に向かって膝蹴りをした。そして怯んだ望月の顔が俺の真横に来たタイミングで、反対の足を使って脇腹を蹴った。
暴力は良くないな。攻撃するたびに望月に申し訳なく思う。
望月は転がるように脇にあった木にぶつかったが、スグに立て直して大ジャンプした。
目算で……分かりたくないな。オリンピックに出場したら、たちまち空前絶後の世界新記録を樹立してイエエエエエイとかなってるんだろう。サンシャインみたいな金メダルを持って。
無理やりネタをぶっこむのとおかしくなるのでそろそろ本題に戻ると、上空で刺突の構えをとった望月は、まるで空気を蹴ったかのようなスピードで落ちてきた。
避けれる自信がないのでレプリカで刺突を受け止めたが、レプリカを貫通して俺の喉元寸前にまで刃が届いていた。
牙突だったら死んでたかもしれない。
望月は俺の腹を両足で思いっきり蹴って、その勢いで小太刀を引っこ抜いた。空中でくるっと体を一回転させて着地した望月は、地面を蹴って再び接近してきた。
ヤバッ、望月ってめちゃくちゃ強いな。
『スピード』
俺は素早くカードをスキャンさせて、その場から最高速度で逃げ出そうとした。
「逃がさないよ! 『アクセルレイド・3』! 」
望月はいつの間にか俺の目の前に立って、刺突の構えをしていた。だがこの距離であれば突きは出来ないだろう。まだ小太刀の間合いに入ってはいない。
急いでブレーキをかけた俺は、90度左に逃げた。しかし、
「やあぁぁぁっ! 」
地面を一蹴りした望月は、一瞬で俺の真横に来た。
豆でできた小太刀は俺の頬にちょっとした切り傷を付けた。
あまりにも速すぎて隙がない。
さらに望月は小太刀を横一閃。危うく俺の首が吹っ飛ぶとこだったが、俺のミラクル瞬間立ちブリッジのおかげでなんとか回避できた。ブリッジの体制を崩して倒れながら望月の足を払った俺はスグに起き上がって樹上に逃げた。
ホット一安心していると、後ろ髪がサラサラと落ちた。なにかがかすったようだ。
大豆だ。
早瀬が遠くから撃ってきやがったらしい。こりゃたまらん。
俺は立花がいる開始地点に向かった。さすがにギブアップだ。これ以上俺の体力が持ちそうにない。
後ろから大豆を撃たれてなんどか体をかすっているが、そんなこと気にしている場合ではない。
5分過ぎたかもしれんが、立花であればなんとかしてくれるに違いない。そんなことを考えている時、
「ぐわっ! 」
左肩が撃たれた。
立花が俺の防御力を上げてくれてなかったら肩に大豆が埋め込まれているだろう。だが大豆は俺の肩に青い腫れを作っただけに留まった。
めちゃくちゃ痛い。左腕を動かしたくないくらい痛い。焼けるような痛みが左上半身を襲う。全身が痛みでグラつく。
そのまま地面に落ちた俺を、さらに大豆が襲ってきた。紙一重で避けた俺は、近くの木陰に転がり込んだ。
『クリアー』
これで早瀬たちから俺の姿は見えなくなったはずだ。
俺はカードの効果が切れる前にと急いで立花の元に向かった。
まもなくすると、開始地点に立花が立っているのが見えた。何も見てないようでなにもかもを見透かされているような無表情のあの目が俺に安心感をもたらしてくれる。
既にカードの効果は切れていたので俺の姿は立花に見えるはずだ。
「立花! 」
名前を呼ぶと、ゆっくりと首を動かしてこっちに顔を向けてくれた。
「ギブアップしてもいいか……? 5分以上経ってるのは分かってるんだが……」
透き通るような目が僅かにハテナマークを浮かべた。
「戦闘開始時刻から、まだ5分経過していない」
「え? 」
「マスターが私に声をかけた時間は、戦闘開始時刻から4分53秒21経過していた。ギリギリセーフ。あなたはばらすことを選択したとみなす」
淡々と述べる立花。
「ごめん立花、みんなには鬼の正体内緒にしてくれないか? 」
「なぜ? 」
首をかしげてくれたらもっと人間味溢れそうな気がする。口だけをちょこっと動かしているのを見ると、ロボットなんじゃないかと思いたくなるくらいだ。
「立花にはバレちまったけどさ、みんなにはこの世界の伝説とかは信じたままでいて欲しいんだ。形はどうあれではあるが」
「……分かった」
立花はみんなを俺の時と同じように手紙で呼び出した。
俺には近くに隠れているように言ったので、すぐ近くの木に身を潜めた。
白鳥と工藤はぜんぜん無事のようで、望月は泣いて喜んでいた。なんか……本当に申し訳ございません。
「ここに逃げてきた鬼は私が退治した。もう大丈夫」
「よかった……。みんなも無事で何よりね」
早瀬がそう言って、空間魔法も解除された。
俺は鬼のコスプレをトイレの棚にしまい込んでリビングにやって来た。
「あっ! マスター。もぉ~、マスターがおトイレに行ってる間ホンットに大変だったんだからね! 」
一番大変だったのは俺だと思うのだが。
「あれ? その傷どうしたの? 」
「え? あ、ああ。ちょっとハデに転んじまったんだよ」
大豆に撃たれたなんて言えるわけない。当分は大豆を見たくないな。
「もう終わりよ、鬼さん捕まえた」
低い声で望月がそう語りかけてきた。ええい、まだ終わらんよ!
『フラッシュ』
辺り一面に眩い光が放たれた。
天津飯に技を借りた気分である。劇中ではこのあと元気玉の用意をするはずだったが、俺はあいにく元気玉を使えないので別のことをすることにした。
『スラッジ』
とりあえず行動速度(だっけ?)を下げた方が後々楽になりそうなのでそうしておいた。
対象者1名限定のはずなので、望月に当てておいた。
『イリュージョン』
カードの有効範囲内で手頃な隠れ場所にワープした俺は、
『コピー』
5人に分身した。
2人がかりでこのまま螺旋丸を作りたい気分なのだが、そんなこと出来るはずもないので諦めるしかなかった。
俺は分身に別々の方向に逃げさせ、俺も違う方向に逃げていった。しばらく逃げていたが、ぜんぜんあいつらが出てこない。
心配になってきたので俺は太陽拳(フラッシュ)を使った場所に行ってみた。
「見つけたーっ! 鬼さんいたよーっ! 」
木陰から隠れていた望月に見つかった。
「大声を出すな! バレるでしょ! 」
木陰から工藤と白鳥が出てきた。
「でも凄いれす。犯人は現場に戻るってホントだったのれすね~」
刑事ドラマか。まさか俺はそんな単純なアイデアに引っかかっちまったとは。
「ええい、隠密射撃うんぬんをしたかったけど仕方ないわ! 念のため決めておいた動き通りにしなさい! 」
そう工藤が言うと、俺の真正面から大豆を乱射してきやがった。
白鳥はかん高い声を上げながら小太刀で突撃しようとしている。俺は素早く真上にある木の枝に向かってジャンプした。
「とおりゃあ! 」
真上にある枝から望月が切りかかってきた。これでは回避不可能である。
だが、望月の動きがそこまではやくないことに気づいた。これくらいの隙があればなんとかなるかもしれん。
『ウォール』
俺は素早くカードをスキャンさせて、望月のいる方向に壁を発生させた。
「防がれた! ごめーんっ! 」
申し訳なさそうにしている望月を横目に、俺は壁を蹴って地面に着地した。
「逃がさないわよ! 」
工藤が銃を向けてきたが、怯えているひまはない。
『トラップ』
工藤と白鳥の足元に罠を仕掛けた。すると2人の立っている地面にポッカリと大きな穴があいた。
「ふにゃあ~~っ! 」
「…………っ! 」
多分あの2人ならスグに戻ってくるだろう。それも無傷で。だから俺はさっさとこの場から離れたいのだが、
「よくも2人を~っ! 『アクセル・レイド2』! 」
いくら行動速度を下げたってそれを乗り越えるくらい加速できるやつがいた。
望月は2人が死んだと思ってるのか、目に涙を浮かべている。
「ぜっっったいに許さないからね! 」
木の枝の上に立っていた望月はそう叫ぶと同時に、いつの間にか俺の目の前で小太刀を振り下ろそうとしてきた。俺はそれを金棒のレプリカで受け止め、がら空きになった腹に向かって膝蹴りをした。そして怯んだ望月の顔が俺の真横に来たタイミングで、反対の足を使って脇腹を蹴った。
暴力は良くないな。攻撃するたびに望月に申し訳なく思う。
望月は転がるように脇にあった木にぶつかったが、スグに立て直して大ジャンプした。
目算で……分かりたくないな。オリンピックに出場したら、たちまち空前絶後の世界新記録を樹立してイエエエエエイとかなってるんだろう。サンシャインみたいな金メダルを持って。
無理やりネタをぶっこむのとおかしくなるのでそろそろ本題に戻ると、上空で刺突の構えをとった望月は、まるで空気を蹴ったかのようなスピードで落ちてきた。
避けれる自信がないのでレプリカで刺突を受け止めたが、レプリカを貫通して俺の喉元寸前にまで刃が届いていた。
牙突だったら死んでたかもしれない。
望月は俺の腹を両足で思いっきり蹴って、その勢いで小太刀を引っこ抜いた。空中でくるっと体を一回転させて着地した望月は、地面を蹴って再び接近してきた。
ヤバッ、望月ってめちゃくちゃ強いな。
『スピード』
俺は素早くカードをスキャンさせて、その場から最高速度で逃げ出そうとした。
「逃がさないよ! 『アクセルレイド・3』! 」
望月はいつの間にか俺の目の前に立って、刺突の構えをしていた。だがこの距離であれば突きは出来ないだろう。まだ小太刀の間合いに入ってはいない。
急いでブレーキをかけた俺は、90度左に逃げた。しかし、
「やあぁぁぁっ! 」
地面を一蹴りした望月は、一瞬で俺の真横に来た。
豆でできた小太刀は俺の頬にちょっとした切り傷を付けた。
あまりにも速すぎて隙がない。
さらに望月は小太刀を横一閃。危うく俺の首が吹っ飛ぶとこだったが、俺のミラクル瞬間立ちブリッジのおかげでなんとか回避できた。ブリッジの体制を崩して倒れながら望月の足を払った俺はスグに起き上がって樹上に逃げた。
ホット一安心していると、後ろ髪がサラサラと落ちた。なにかがかすったようだ。
大豆だ。
早瀬が遠くから撃ってきやがったらしい。こりゃたまらん。
俺は立花がいる開始地点に向かった。さすがにギブアップだ。これ以上俺の体力が持ちそうにない。
後ろから大豆を撃たれてなんどか体をかすっているが、そんなこと気にしている場合ではない。
5分過ぎたかもしれんが、立花であればなんとかしてくれるに違いない。そんなことを考えている時、
「ぐわっ! 」
左肩が撃たれた。
立花が俺の防御力を上げてくれてなかったら肩に大豆が埋め込まれているだろう。だが大豆は俺の肩に青い腫れを作っただけに留まった。
めちゃくちゃ痛い。左腕を動かしたくないくらい痛い。焼けるような痛みが左上半身を襲う。全身が痛みでグラつく。
そのまま地面に落ちた俺を、さらに大豆が襲ってきた。紙一重で避けた俺は、近くの木陰に転がり込んだ。
『クリアー』
これで早瀬たちから俺の姿は見えなくなったはずだ。
俺はカードの効果が切れる前にと急いで立花の元に向かった。
まもなくすると、開始地点に立花が立っているのが見えた。何も見てないようでなにもかもを見透かされているような無表情のあの目が俺に安心感をもたらしてくれる。
既にカードの効果は切れていたので俺の姿は立花に見えるはずだ。
「立花! 」
名前を呼ぶと、ゆっくりと首を動かしてこっちに顔を向けてくれた。
「ギブアップしてもいいか……? 5分以上経ってるのは分かってるんだが……」
透き通るような目が僅かにハテナマークを浮かべた。
「戦闘開始時刻から、まだ5分経過していない」
「え? 」
「マスターが私に声をかけた時間は、戦闘開始時刻から4分53秒21経過していた。ギリギリセーフ。あなたはばらすことを選択したとみなす」
淡々と述べる立花。
「ごめん立花、みんなには鬼の正体内緒にしてくれないか? 」
「なぜ? 」
首をかしげてくれたらもっと人間味溢れそうな気がする。口だけをちょこっと動かしているのを見ると、ロボットなんじゃないかと思いたくなるくらいだ。
「立花にはバレちまったけどさ、みんなにはこの世界の伝説とかは信じたままでいて欲しいんだ。形はどうあれではあるが」
「……分かった」
立花はみんなを俺の時と同じように手紙で呼び出した。
俺には近くに隠れているように言ったので、すぐ近くの木に身を潜めた。
白鳥と工藤はぜんぜん無事のようで、望月は泣いて喜んでいた。なんか……本当に申し訳ございません。
「ここに逃げてきた鬼は私が退治した。もう大丈夫」
「よかった……。みんなも無事で何よりね」
早瀬がそう言って、空間魔法も解除された。
俺は鬼のコスプレをトイレの棚にしまい込んでリビングにやって来た。
「あっ! マスター。もぉ~、マスターがおトイレに行ってる間ホンットに大変だったんだからね! 」
一番大変だったのは俺だと思うのだが。
「あれ? その傷どうしたの? 」
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