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剣道部へようこそ
さようなら剣道部! 明日への旅立ち
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魔人に取り憑かれ、藤堂をも襲おうとする小早川部長。魔人を追い出すには一定のダメージを与えなければいけないらしい。藤堂は木刀を持って小早川部長を迎え撃とうとしていた。
小早川部長の横薙を飛び上がって避けた藤堂は、そのまま木刀を振り下ろした。小早川部長が刀で木刀を斬りあげる。真二つになった木刀の半分が吹っ飛んだ。
藤堂は地面に着地したと同時に、木刀を投げつけ飛び退いた。そして左手を突きつけ、右手を腰に落とすように構えた。
「藤堂、お前徒手空拳もできるのか?」
「我流ですが少し……護身術程度ですよ」
小早川部長は、木刀を投げつけられてからずっと突っ立っていた。まるで電池の切れたおもちゃだ。
ところが、そのギラギラとした眼光が、再びこちらに向けられた。
「嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い……」
呪文を詠唱するようにブツブツと叫ぶ部長だが、その声にはまるで生気がこもっていない。
「みんな死んじゃえええっ!」
呻くように喚いた部長は、藤堂へ突っ込んでいった。
藤堂は振り下ろされた刀の鍔を抑えると、がら空きになった腹を蹴り飛ばした。そして、すかさず後ろへ飛び退くと、もう一度構え直した。
小早川部長も大勢を立て直すと、刀を構えた。
今度は藤堂が突っ込んでいった。小早川部長の前で一瞬ピタリと止まるが、迎え撃とうとした小早川部長の刀の鍔を片手で抑え、もう片方の手で小早川部長の肩を掴んだ。すると、小早川部長は突然、わなわなと震え始めた。藤堂がもう一度飛び退いた頃には、苦しみ悶え、苦し紛れに喚き散らした。
「眼掛けってのを使ったのか……?」
「はい。こうでもしないと彼女は止まりませんから」
小早川部長が喚き散らしながらも刀を握り直したのを見て、藤堂はもう一度構えた。
「私の眼掛けも……まだまだらしいですね」
溜め息混じりに愚痴をこぼした藤堂は、再び小早川部長に眼掛けをした。部長の足元がグラつき、大きな隙が生まれる。
それを見逃す藤堂ではなかった。すかさず小早川部長の元へ駆け寄ると、
「破っ!」
部長の顎へ掌底打ちをして、部長が千鳥足を踏むようにフラつく。そして藤堂が部長の腕を掴むと、
「せいやぁっ!」
教科書に載せたいくらい綺麗な背負い投げをした。ガハッと小早川部長が唾をはいて悶えた。
さらに藤堂は刀を持つ部長の腕を踏みつけ、刀を無理やり奪った。
「これであなたの負けです。観念して小早川部長の体から出て行きなさい」
小早川部長は鈍い薄ら笑いを浮かべた。そして藤堂の腕をグイッと引いてバランスを崩させると、腹へパンチをぶち込んだ。そして同じ場所へ、更に蹴りを繰り出す。
今度は、吹き飛ばされた藤堂が悶える番だった。苦しそうに小早川部長を睨みつける。小早川部長は目線を気にすることなく、藤堂が落とした刀を拾い上げた。
「マスターさん、まずいことになりました。小早川部長の眠っていたマイナスエネルギーを開放してしまったせいで魔人がさらに強くなってしまいました」
「それじゃ……小早川部長はどうなるんだ?」
藤堂は考え込むようなフリをした。俺には、藤堂の表情を見てそう思った。
「まだ完全には取り込まれていません。もっとも、現状で侵食率は90パーセントくらいありますけど」
小早川部長は拾い上げた刀を意味もなく振り回していた。
「体術ではどうしようも…………っ!」
藤堂は向かってきた部長の刺突を、言葉を切って真剣白刃取りで受け止めた。部長の腕を蹴り弾き、できた隙で部長の懐まで潜り込む。そしてみぞおちに向かって、思いっきりパンチを撃った。
「か……はっ……!」
眼球が飛び出るほどの衝撃を腹で受けた部長は、項垂れる暇すら与えられなかった。
低くうずくまった部長の顔面を掴むと、顎へ力強く膝蹴りをくらわした。さらに藤堂の攻撃は続く。仰け反った部長の腹へ連続でパンチを撃った後、止めの蹴りで部長を吹っ飛ばした。
吹っ飛ばされた部長はすぐに起き上がると、藤堂を笑いながら睨んだ。
「手応えは大してありませんでした……。マスターさん、私の身に何かあったらお願いします」
俺の返事を待たず、ニコリと微笑んで小早川部長の元へ行った。
小早川部長はまるで糸の切れた人形のように突っ立っていたが、藤堂が来た途端に糸を繋ぎ直したようだ。それまでとはまるで別人のような素早く隙のない動きで藤堂を斬りにかかった。藤堂はなんとか紙一重で避けているが、それもいつまで続くか時間の問題だ。
小早川部長は、攻撃に緩急をつけながら何度も何度も刀を振った。藤堂の紙一重で避けるペースが乱されていく。
突然、
「貰った! セイヤーッ!」
「しまっ……『召喚』!」
藤堂はとうとう刀を取り出し、小早川部長の攻撃を防ぐために抜刀させられていた。
刀の鞘が虚しく落ちる。藤堂の目はより鋭く、より深い真紅の眼光を放った。
「ククククク……流石にやるなぁ、まさかこの俺に『抜刀させる』とはな」
荒い口調になった藤堂を見て確信した。今の藤堂は『赤目の虎』だ。
「覚悟しておけよ? さっきまでの俺とはレベルそのものが違うぜ……」
藤堂は小早川部長の顎を蹴り上げると、その勢いのまま腹を蹴り飛ばした。
「はアァッ!」
藤堂は右眼を閉じると、遠く前方にいる小早川部長に向かって刀を振った。
当然、虚しく空を切る音だけが響く。
「小早川部長よ、アンタは俺に近づけないまま俺にやられる」
小早川部長に切っ先を向けてドヤ顔で煽った。すると、小早川部長はいきなり喚きながら吹っ飛んでいった。
「なんだ……? 何が起きたんだ?」
藤堂は俺の問に対して、顔をコチラに向けることなく答えた。
「『遠当て』って技だ。相手に触れることなく攻撃することが出来る」
「そんなもん……どうやって……?」
藤堂は一切表情を変えることなく答えた。
「『眼掛け』の応用だ。己の太刀筋に気合を乗せて飛ばす。相手は威圧に押されてダメージを負うって寸法だ」
全然わからん。妖術か何かの類だったら俺は何を説明されたって分からんぞ。
藤堂は俺の表情を読み取ったのか、さらに続けた。
「気合いで相手にダメージを与える。それが『遠当て』だ」
呆れたように説明すると、藤堂は起き上がった部長に襲いかかった。
小早川部長は素早く態勢を切り替えし、襲いかかった藤堂に攻撃を仕掛けた。お互い激しい鍔迫り合いを続ける。小早川部長の行動とは裏腹に、小早川部長はずっと声を荒らげて喚き散らしていた。まるでヤケになって攻撃しているかのようにも見えるが、藤堂曰く理にかなった攻撃を続けているらしい。
しかし、それも長くは続かなかった。
「終わりだ! 雷道虎丸流『雷速剣技・雷江』!」
太刀筋にほとばしる雷が、まるで嵐にあった大河のように、激しく横一閃で流れた。
小早川部長の刀は真二つに折れ、切っ先は遥か彼方まで飛んでいった。
「よく頑張ったと褒めてやろう。だが、貴様の負けだ」
小早川部長に切っ先を向け、勝ち誇ったかのように宣言した藤堂。
「小早川部長からさっさと離れたらどうだ? 今の貴様に勝ち目はない」
藤堂は小早川部長の首を掴みあげると、眼に力を入れ始めた。
赤い目には丸く黒い文様が浮かび上がってくる。黒い文様は、赤い目にヒビを入れるように枝分かれしていった。
「『天正眼』! 小早川部長には悪いが、無理やりでも追い出させてもらうぞ」
突然小早川部長は泡を吹き始めた。血反吐も噴き出すように吐いている。
小早川部長の体から、堪らなくなった黒煙が飛び出してきた。藤堂は黒煙をぶった斬り、黒煙が動かなくなったのを確認した。
いつの間にか眼は普段の黒い目に戻っていた。
「マスターさん、お疲れ様です。空間魔法を解除しますね」
俺たちが元の世界に戻ってくると、剣道部の皆が呆気に取られているところだった。藤堂の身体能力に驚いているところからだ。
気絶していた小早川部長は、しばらくするとすっかり元気になって目を覚ました。
「藤堂さん……やっぱり剣道部には入ってくれないの?」
第一声がそれだった。
「…………そうですね。この1週間は、私にとってすごく楽しいものでした。でも私は、剣道じゃなくて剣術一筋の方が性に合ってます」
残念そうに俯く部長。それを見た藤堂は諭すように言った。
「部長さん、この機会に部員1人1人をもう1度見つめ直してはどうでしょう? 部長はちょっと部員皆さんに厳しいところがありますから」
俺たちは剣道部室から去っていった。
翌日、西田が俺に向かって激昴していた。
「マスター、お前なんで藤堂さんを入部させなかったんだよ。お前の説得1つで入ってくれたかもしれねえんだぞ!」
必死かバカ。
「剣道部を存続させて部長にお近づきになりたかったら、お前が入ればいいじゃねえか」
この一言に西田はハッとした表情を浮かべてどこかへ行ってしまった。
気付かなかったのかよあのアホは。
小早川部長の横薙を飛び上がって避けた藤堂は、そのまま木刀を振り下ろした。小早川部長が刀で木刀を斬りあげる。真二つになった木刀の半分が吹っ飛んだ。
藤堂は地面に着地したと同時に、木刀を投げつけ飛び退いた。そして左手を突きつけ、右手を腰に落とすように構えた。
「藤堂、お前徒手空拳もできるのか?」
「我流ですが少し……護身術程度ですよ」
小早川部長は、木刀を投げつけられてからずっと突っ立っていた。まるで電池の切れたおもちゃだ。
ところが、そのギラギラとした眼光が、再びこちらに向けられた。
「嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い……」
呪文を詠唱するようにブツブツと叫ぶ部長だが、その声にはまるで生気がこもっていない。
「みんな死んじゃえええっ!」
呻くように喚いた部長は、藤堂へ突っ込んでいった。
藤堂は振り下ろされた刀の鍔を抑えると、がら空きになった腹を蹴り飛ばした。そして、すかさず後ろへ飛び退くと、もう一度構え直した。
小早川部長も大勢を立て直すと、刀を構えた。
今度は藤堂が突っ込んでいった。小早川部長の前で一瞬ピタリと止まるが、迎え撃とうとした小早川部長の刀の鍔を片手で抑え、もう片方の手で小早川部長の肩を掴んだ。すると、小早川部長は突然、わなわなと震え始めた。藤堂がもう一度飛び退いた頃には、苦しみ悶え、苦し紛れに喚き散らした。
「眼掛けってのを使ったのか……?」
「はい。こうでもしないと彼女は止まりませんから」
小早川部長が喚き散らしながらも刀を握り直したのを見て、藤堂はもう一度構えた。
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「せいやぁっ!」
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さらに藤堂は刀を持つ部長の腕を踏みつけ、刀を無理やり奪った。
「これであなたの負けです。観念して小早川部長の体から出て行きなさい」
小早川部長は鈍い薄ら笑いを浮かべた。そして藤堂の腕をグイッと引いてバランスを崩させると、腹へパンチをぶち込んだ。そして同じ場所へ、更に蹴りを繰り出す。
今度は、吹き飛ばされた藤堂が悶える番だった。苦しそうに小早川部長を睨みつける。小早川部長は目線を気にすることなく、藤堂が落とした刀を拾い上げた。
「マスターさん、まずいことになりました。小早川部長の眠っていたマイナスエネルギーを開放してしまったせいで魔人がさらに強くなってしまいました」
「それじゃ……小早川部長はどうなるんだ?」
藤堂は考え込むようなフリをした。俺には、藤堂の表情を見てそう思った。
「まだ完全には取り込まれていません。もっとも、現状で侵食率は90パーセントくらいありますけど」
小早川部長は拾い上げた刀を意味もなく振り回していた。
「体術ではどうしようも…………っ!」
藤堂は向かってきた部長の刺突を、言葉を切って真剣白刃取りで受け止めた。部長の腕を蹴り弾き、できた隙で部長の懐まで潜り込む。そしてみぞおちに向かって、思いっきりパンチを撃った。
「か……はっ……!」
眼球が飛び出るほどの衝撃を腹で受けた部長は、項垂れる暇すら与えられなかった。
低くうずくまった部長の顔面を掴むと、顎へ力強く膝蹴りをくらわした。さらに藤堂の攻撃は続く。仰け反った部長の腹へ連続でパンチを撃った後、止めの蹴りで部長を吹っ飛ばした。
吹っ飛ばされた部長はすぐに起き上がると、藤堂を笑いながら睨んだ。
「手応えは大してありませんでした……。マスターさん、私の身に何かあったらお願いします」
俺の返事を待たず、ニコリと微笑んで小早川部長の元へ行った。
小早川部長はまるで糸の切れた人形のように突っ立っていたが、藤堂が来た途端に糸を繋ぎ直したようだ。それまでとはまるで別人のような素早く隙のない動きで藤堂を斬りにかかった。藤堂はなんとか紙一重で避けているが、それもいつまで続くか時間の問題だ。
小早川部長は、攻撃に緩急をつけながら何度も何度も刀を振った。藤堂の紙一重で避けるペースが乱されていく。
突然、
「貰った! セイヤーッ!」
「しまっ……『召喚』!」
藤堂はとうとう刀を取り出し、小早川部長の攻撃を防ぐために抜刀させられていた。
刀の鞘が虚しく落ちる。藤堂の目はより鋭く、より深い真紅の眼光を放った。
「ククククク……流石にやるなぁ、まさかこの俺に『抜刀させる』とはな」
荒い口調になった藤堂を見て確信した。今の藤堂は『赤目の虎』だ。
「覚悟しておけよ? さっきまでの俺とはレベルそのものが違うぜ……」
藤堂は小早川部長の顎を蹴り上げると、その勢いのまま腹を蹴り飛ばした。
「はアァッ!」
藤堂は右眼を閉じると、遠く前方にいる小早川部長に向かって刀を振った。
当然、虚しく空を切る音だけが響く。
「小早川部長よ、アンタは俺に近づけないまま俺にやられる」
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「なんだ……? 何が起きたんだ?」
藤堂は俺の問に対して、顔をコチラに向けることなく答えた。
「『遠当て』って技だ。相手に触れることなく攻撃することが出来る」
「そんなもん……どうやって……?」
藤堂は一切表情を変えることなく答えた。
「『眼掛け』の応用だ。己の太刀筋に気合を乗せて飛ばす。相手は威圧に押されてダメージを負うって寸法だ」
全然わからん。妖術か何かの類だったら俺は何を説明されたって分からんぞ。
藤堂は俺の表情を読み取ったのか、さらに続けた。
「気合いで相手にダメージを与える。それが『遠当て』だ」
呆れたように説明すると、藤堂は起き上がった部長に襲いかかった。
小早川部長は素早く態勢を切り替えし、襲いかかった藤堂に攻撃を仕掛けた。お互い激しい鍔迫り合いを続ける。小早川部長の行動とは裏腹に、小早川部長はずっと声を荒らげて喚き散らしていた。まるでヤケになって攻撃しているかのようにも見えるが、藤堂曰く理にかなった攻撃を続けているらしい。
しかし、それも長くは続かなかった。
「終わりだ! 雷道虎丸流『雷速剣技・雷江』!」
太刀筋にほとばしる雷が、まるで嵐にあった大河のように、激しく横一閃で流れた。
小早川部長の刀は真二つに折れ、切っ先は遥か彼方まで飛んでいった。
「よく頑張ったと褒めてやろう。だが、貴様の負けだ」
小早川部長に切っ先を向け、勝ち誇ったかのように宣言した藤堂。
「小早川部長からさっさと離れたらどうだ? 今の貴様に勝ち目はない」
藤堂は小早川部長の首を掴みあげると、眼に力を入れ始めた。
赤い目には丸く黒い文様が浮かび上がってくる。黒い文様は、赤い目にヒビを入れるように枝分かれしていった。
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気絶していた小早川部長は、しばらくするとすっかり元気になって目を覚ました。
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第一声がそれだった。
「…………そうですね。この1週間は、私にとってすごく楽しいものでした。でも私は、剣道じゃなくて剣術一筋の方が性に合ってます」
残念そうに俯く部長。それを見た藤堂は諭すように言った。
「部長さん、この機会に部員1人1人をもう1度見つめ直してはどうでしょう? 部長はちょっと部員皆さんに厳しいところがありますから」
俺たちは剣道部室から去っていった。
翌日、西田が俺に向かって激昴していた。
「マスター、お前なんで藤堂さんを入部させなかったんだよ。お前の説得1つで入ってくれたかもしれねえんだぞ!」
必死かバカ。
「剣道部を存続させて部長にお近づきになりたかったら、お前が入ればいいじゃねえか」
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