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遊園地生活
お疲れになりました
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「これ、買いなさい! ほらほらぁ、それが友達になる条件なんだから!」
え……今財布の中身サハラ砂漠なんですけどぉぉ~!
テンションが上がっているサクラちゃんは、ぴょんぴょん跳ねて、ウキウキが止まらなさそうな顔でこちらを見つめてくる。
買ってあげたいけどな~……お金ないんだよなぁ~。
娘に甘えられてデレるお父さんの気持ちが分かった気がする。これはついつい甘やかしたくなる。いやいやいや、ここで甘やかしてはいけない。そもそも、お金はサクラちゃんが払ってくれる約束のはずだ。ここはガツンと言ってやらないと。
「あ……ぁの……ぉお金は……サクラちゃんが払ってくれるはず……でしたよね?」
「細かいことはどーでもいいのよ! アンタが払おうと私が払おうと、どっちだってこの店に入るお金は変わんないんだから!」
「まぁまぁ、いいじゃない。お金くらい私が払うからさ~」
すっかりサクラちゃんにデレデレのなっちゃんが、あっという間に会計を済ませてしまった。
これでいいのかな? まぁ……当人が幸せならいいことだ。
閉園時間ギリギリまでにはなんとか間に合い、私たちは泊まる予定のホテルに向かった。
なんとサクラちゃんも同じホテルだという。ご都合主義のようにすら感じたが、リアルにそんなのないからセーフかな? サクラちゃんが泊まる部屋は、VIP専用スイートルームだそうだ。小学生のくせになんで私たちよりいい暮らししてるんだよぉ。
「何言ってるの? 私は超売れっ子小説家よ。全日本小説家新人賞2016だって受賞したくらいなんだから、当たり前じゃない」
印税がどーのこーのとかで稼ぎまくってるってことなんだね。これが貧富の差か……。
翌日。
眠すぎて眠い目をこする気力すら起きず、アミに導かれるがままに朝食の席についた。朝から昨日のコスプレをしていて、気合いが脳震盪起こすくらいには伝わってくる。
なっちゃん曰く、ここのホテルは毎朝制限時間付きのバイキングをしているらしい。
昼に食べたいメニューばかりが並んでいるテーブルから、料理が取り放題らしい。日本人の胃袋に合わせる気はないのかな? 私は太る云々なんて気にしないけど、誰もが朝から食べる気にはなれないメニューばかりだ。
「友紀、食べないの? 今日はめちゃくちゃ遊ぶんだからいっぱい食べなきゃ!」
お母さんみたいなことを言い出すアミ。お皿を見ると、そこにはスイーツがぎっしり詰まっていた。さらになっちゃんにお皿を持たせて、その上にはピザを丸々1枚乗せている。朝からよくそこまで食べれるなぁ。
私たちは朝食をゆっくり食べるつもりだった。朝からラーメンっていうのは初めての体験だけど。
「友紀、なっちゃん、急ぐわよ! もうすぐ開園するから!」
まだ2時間近くあるんだけどなぁ。
っていう抵抗も虚しく霧散し、30分後には、開園を待つ長蛇の列の一部になっていた。
この行列……今日もキツイかなー。
なんて思って絶望してファントムを生み出しかけていると、黒スーツにがっちりと囲まれたサクラちゃんが、こっちに近づいてきた。アミと同じく、昨日のコスプレをしている。
「あれ? サクラちゃん!」
真っ先に気付いたのはアミだ。そういうところのセンサーが異常に発達してるのだろうか。
私たちもアミの声で気付いたが、黒スーツの人たちはガードが硬そうだ。前回のようなガバガバ警備ではないことが伺える。逃走防止の警護にも見えるのは言うまでもないだろう。
サクラちゃんが黒スーツの人たちに何かを言った後、私たちの所まで近づいてきた。
「お嬢様、この方々で間違いありませんか?」
「だから! あってるって言ってるでしょ!」
低血圧気味な私にとって、朝くらい静かにして欲しい。
「皆様、上杉お嬢様からのご好意により、VIP待遇としてディスリーランドの入場が可能となりました」
はい?
黒スーツの1人が私たちにそう告げてきた。
すみませんが私の日本語がダメダメなんでしょうか……? VIP待遇って聞こえたのは気のせいでいらっしゃいますでしょうかな?
今の私は、風呂場にゴキブリが現れた時と同じくらい混乱している。
「皆様、こちらへどうぞ」
黒スーツの人たちに促され、私たちは列から抜けて入場門をくぐり抜けた。
ガラリとした、どこか寂しげのあるランドには、いつも通りの陽気な音楽が流れていた。普段の賑わいは入場門に集中しており、ランドは出迎える準備にせっせと働いていた。そんな時でもオレンジ色の笑顔を見せてくれる彼らは流石としか言いようがない。
黒スーツ軍団からくろいまなざしを受けまくっているサクラちゃんは、昨日とは違って、ランドと同じように陽気なサクラちゃんに、なんとなく我慢してた疑問をぶつけてみた。
「ぁ……あの……サクラちゃん、どういうこと……ですか? なんで……こんなにはやく……入れたんですか?」
「VIP待遇って奴を使ったのよ。私が、アンタたちの分までお金払ってあげたんだから、感謝しなさいよね」
そういえば聞いたことあるなぁ。一定額以上払ったら超特別待遇受けられるって。一般人にはとてもじゃないが払える金額では無いらしく、もはや都市伝説にもなりつつあるのだ。私もてっきりデマかと思ってた。
それにしても……アミの顔が流星群のように輝いてるんだけど。
「流石サクラちゃん! すっごいんだー!」
まだオレンジ色に染まりきってないランド内を走り回るアミ。火山が爆発したくらいの元気を出している。
それから先は、ぶっちゃけるとあんまり記憶にない。私の頭の中で稀によくある、楽しすぎたら逆に記憶が抜ける現象が起こってしまったらしい。
打ち切り漫画特有の、ダイジェスト最終回のような、疾走感溢れる記憶の飛び方をしている。気がつけば新幹線の中でぐったりしていたのだ。あ、明日学校じゃないか。
うわぁ……。
え……今財布の中身サハラ砂漠なんですけどぉぉ~!
テンションが上がっているサクラちゃんは、ぴょんぴょん跳ねて、ウキウキが止まらなさそうな顔でこちらを見つめてくる。
買ってあげたいけどな~……お金ないんだよなぁ~。
娘に甘えられてデレるお父さんの気持ちが分かった気がする。これはついつい甘やかしたくなる。いやいやいや、ここで甘やかしてはいけない。そもそも、お金はサクラちゃんが払ってくれる約束のはずだ。ここはガツンと言ってやらないと。
「あ……ぁの……ぉお金は……サクラちゃんが払ってくれるはず……でしたよね?」
「細かいことはどーでもいいのよ! アンタが払おうと私が払おうと、どっちだってこの店に入るお金は変わんないんだから!」
「まぁまぁ、いいじゃない。お金くらい私が払うからさ~」
すっかりサクラちゃんにデレデレのなっちゃんが、あっという間に会計を済ませてしまった。
これでいいのかな? まぁ……当人が幸せならいいことだ。
閉園時間ギリギリまでにはなんとか間に合い、私たちは泊まる予定のホテルに向かった。
なんとサクラちゃんも同じホテルだという。ご都合主義のようにすら感じたが、リアルにそんなのないからセーフかな? サクラちゃんが泊まる部屋は、VIP専用スイートルームだそうだ。小学生のくせになんで私たちよりいい暮らししてるんだよぉ。
「何言ってるの? 私は超売れっ子小説家よ。全日本小説家新人賞2016だって受賞したくらいなんだから、当たり前じゃない」
印税がどーのこーのとかで稼ぎまくってるってことなんだね。これが貧富の差か……。
翌日。
眠すぎて眠い目をこする気力すら起きず、アミに導かれるがままに朝食の席についた。朝から昨日のコスプレをしていて、気合いが脳震盪起こすくらいには伝わってくる。
なっちゃん曰く、ここのホテルは毎朝制限時間付きのバイキングをしているらしい。
昼に食べたいメニューばかりが並んでいるテーブルから、料理が取り放題らしい。日本人の胃袋に合わせる気はないのかな? 私は太る云々なんて気にしないけど、誰もが朝から食べる気にはなれないメニューばかりだ。
「友紀、食べないの? 今日はめちゃくちゃ遊ぶんだからいっぱい食べなきゃ!」
お母さんみたいなことを言い出すアミ。お皿を見ると、そこにはスイーツがぎっしり詰まっていた。さらになっちゃんにお皿を持たせて、その上にはピザを丸々1枚乗せている。朝からよくそこまで食べれるなぁ。
私たちは朝食をゆっくり食べるつもりだった。朝からラーメンっていうのは初めての体験だけど。
「友紀、なっちゃん、急ぐわよ! もうすぐ開園するから!」
まだ2時間近くあるんだけどなぁ。
っていう抵抗も虚しく霧散し、30分後には、開園を待つ長蛇の列の一部になっていた。
この行列……今日もキツイかなー。
なんて思って絶望してファントムを生み出しかけていると、黒スーツにがっちりと囲まれたサクラちゃんが、こっちに近づいてきた。アミと同じく、昨日のコスプレをしている。
「あれ? サクラちゃん!」
真っ先に気付いたのはアミだ。そういうところのセンサーが異常に発達してるのだろうか。
私たちもアミの声で気付いたが、黒スーツの人たちはガードが硬そうだ。前回のようなガバガバ警備ではないことが伺える。逃走防止の警護にも見えるのは言うまでもないだろう。
サクラちゃんが黒スーツの人たちに何かを言った後、私たちの所まで近づいてきた。
「お嬢様、この方々で間違いありませんか?」
「だから! あってるって言ってるでしょ!」
低血圧気味な私にとって、朝くらい静かにして欲しい。
「皆様、上杉お嬢様からのご好意により、VIP待遇としてディスリーランドの入場が可能となりました」
はい?
黒スーツの1人が私たちにそう告げてきた。
すみませんが私の日本語がダメダメなんでしょうか……? VIP待遇って聞こえたのは気のせいでいらっしゃいますでしょうかな?
今の私は、風呂場にゴキブリが現れた時と同じくらい混乱している。
「皆様、こちらへどうぞ」
黒スーツの人たちに促され、私たちは列から抜けて入場門をくぐり抜けた。
ガラリとした、どこか寂しげのあるランドには、いつも通りの陽気な音楽が流れていた。普段の賑わいは入場門に集中しており、ランドは出迎える準備にせっせと働いていた。そんな時でもオレンジ色の笑顔を見せてくれる彼らは流石としか言いようがない。
黒スーツ軍団からくろいまなざしを受けまくっているサクラちゃんは、昨日とは違って、ランドと同じように陽気なサクラちゃんに、なんとなく我慢してた疑問をぶつけてみた。
「ぁ……あの……サクラちゃん、どういうこと……ですか? なんで……こんなにはやく……入れたんですか?」
「VIP待遇って奴を使ったのよ。私が、アンタたちの分までお金払ってあげたんだから、感謝しなさいよね」
そういえば聞いたことあるなぁ。一定額以上払ったら超特別待遇受けられるって。一般人にはとてもじゃないが払える金額では無いらしく、もはや都市伝説にもなりつつあるのだ。私もてっきりデマかと思ってた。
それにしても……アミの顔が流星群のように輝いてるんだけど。
「流石サクラちゃん! すっごいんだー!」
まだオレンジ色に染まりきってないランド内を走り回るアミ。火山が爆発したくらいの元気を出している。
それから先は、ぶっちゃけるとあんまり記憶にない。私の頭の中で稀によくある、楽しすぎたら逆に記憶が抜ける現象が起こってしまったらしい。
打ち切り漫画特有の、ダイジェスト最終回のような、疾走感溢れる記憶の飛び方をしている。気がつけば新幹線の中でぐったりしていたのだ。あ、明日学校じゃないか。
うわぁ……。
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