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一年目の夏
13. 見覚えのある光景
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そろり踏み込んだ執務室の中は、死屍累々としか形容できない有様だった。
まず目につくのは、床にごろごろと転がっている男たちだろう。その数は4人。それぞれ屋敷のお仕着せではない服装であることから、使用人ではないことがわかる。みな一様に揃って髪がぼさぼさで、整っていない身なりと合わせると、あまり屋敷にそぐわない恰好だ。うつ伏せだったり仰向けだったりと姿勢こそばらばらであるものの、彼らの顔色は揃って非常に悪く、一見すると死体のようにも見える不気味さがある。
次に気になるのは、床一面に散乱している紙類だろう。文字通り、床を埋めつくす勢いで紙がとっちらかっており、足の踏み場がない。屋内用とはいえ靴を履いている状態で踏み入れるのにためらわれるが、先を歩いているカペラは器用にもひょいひょいと紙を避けて進んでいるようだった。
「おや、セイリオス様。こちらでお会いするのは初めてですな」
室内に入ったものの、次の一歩をどっちに踏み出していいものやら、迷っているセイリオスに、低く穏やかな声が呼びかけられた。
年齢は50代ぐらいか、計都の父親ぐらいの年齢に見える男である。床に転がっている男たちとは異なり、燕尾服のような黒っぽい服を隙なくかっちり着こなしており、灰色の髪を丁寧に撫でつけている。整えられている口元の髭と合わせて、いささか堅苦しく見えるが、温厚そうな笑みと目じりの皺がいい感じに雰囲気を和らげているようだった。
なんとなく見覚えはある気がする。が、名前は出てこない。
(……誰?)
カペラに助けを求めるように視線をやるが、部屋の中央で立ち止まったカペラが気づいた様子はない。
「えーと……」
「お久しぶりでございます、セイリオス様」
戸惑っているセイリオスの前で、男は優雅に一礼をした。ぺこり、と釣られて頭を下げたセイリオスに、男はふんわりとした笑みを浮かべる。
「3か月ほどお会いしない間に、だいぶ大きくなられましたね」
「……そう、ですか……?」
セイリオスとしては会った記憶がないので、久しぶりというよりは初対面という気分なのだが、相手は違うらしい。どこか懐かしそうに目を細めた男に、セイリオスは小さく身じろぎした。相手が自分を知っているのに、自分は相手を知らないという状況は、悪事を働いたわけではないがなんとなく気が咎める。
くるりとあたりを見回したカペラが、男のほうへと向き直る。
「クルサさん。旦那様とウェズンさんはどちらでしょうか?」
「隣の資料室におられますよ。……あぁ、今朝ご連絡いただいた件ですね」
「はい。よろしければ、クルサさんもご一緒にセイリオス様のお話を聞いていただけますか」
「おそらく私よりもウェズンのほうが適しているでしょうが……そうですね、そのほうが良いでしょう。……セイリオス様、少し失礼いたします」
「え?」
急に話を振られて、セイリオスが首をかしげる。次の瞬間。
「……っ!?」
短く謝罪した男――クルサが、手を伸ばしてセイリオスの体を抱え上げた。急激に高くなった視界に、危うく悲鳴を上げかけて、セイリオスは慌ててぎゅっと唇をかみしめる。
足元で泥のように寝こけている男たちはきっと、デスマーチ明けなのだろう。あるいは、真っ最中なのか。どちらにせよ、きちんとベッドで休むほうが回復するとわかっていても、移動の時間すら惜しくて床で寝転がる気持ちは、ものすごくよくわかる。一分でも一秒でも多く寝たい、という思いは、かつての自分が嫌というほど味わったものだ。
子供の悲鳴で叩き起こして良いものではない。自分がそれをされたら、殺意さえ覚えるに違いない。
クルサの左腕に腰を下ろすような形になって、セイリオスが、きゅ、とクルサの肩口をつかむ。落とされることはないとは思うが、やはり慣れた視界よりも高いところは、純粋に不安になる。
「……忙しいときに邪魔しちゃって、ごめんなさい」
近くなったクルサの耳元でセイリオスがひそりとささやくと、クルサが表情を和らげた。
「お気遣いいただき、ありがとうございます。こちらこそ、せっかくお出で頂いたのに、お見苦しい状態で申し訳ございません」
「……見苦しくなんか、ないよ」
謝罪するクルサに、セイリオスはきっぱりと言い切った。
朝、カペラから名前を聞いたときにどこかで聞いた名前だと思いつつすぐには思い出せなかったが……「クルサ」の名はマルフィクから聞いたことを今思い出した。仕事を手伝ってくれている、と。おそらくこの男含めて床で泥のように寝こけている男たちはみな、父マルフィクとともに全力で仕事に取組んでいた者たちなのだろう。
セイリオスが服を掴んだのを確認して、クルサがゆったりと進む。カペラもそうだが、大人と子供ではコンパスが違うからだろう。紙の隙間を縫う足取りは安定しており、迷いがない。一歩踏み出すのでさえ途方に暮れたセイリオスとは、大違いだ。
「これはきっと全部、頑張った仕事の残骸だと思うから。片付ける間も惜しんで、みんな頑張っていたんだと思う」
デスマーチは怠慢の結果だという人も、いる。余裕をもってスケジュールを組んで、それをこなしていけば、デスマーチなど発生しない、というのも一理だ。プロジェクトが大きくなればなるほど工程管理は重要で……「24時間戦う」的な気合と根性の精神論では、そう毎度乗り切れるものでもない。余裕がなくなればミスが発生しやすくなるし、見落としも増えやすくなることを考慮すると、最終的に辻褄が合えばよかろうなのだという話では片付けられない。
だが、これは、ぎりぎりまで人々のために調査と折衝をして、残り期間を全力疾走した結果でもあるわけで。
(まぁ、それはそれとして、スケジュール管理には口出ししたいけど)
長く、無理なく働けるようにもしないと、いつかはどこかで破綻する。いつまでもこんな全力疾走ができるわけでもないのだから。
「……あと。父上を助けてくれて、ありがとう」
「セイリオス様のそのお言葉、みな喜ぶと思いますよ」
至近距離でセイリオスを見返す灰色の瞳が、柔らかく細められた。
まず目につくのは、床にごろごろと転がっている男たちだろう。その数は4人。それぞれ屋敷のお仕着せではない服装であることから、使用人ではないことがわかる。みな一様に揃って髪がぼさぼさで、整っていない身なりと合わせると、あまり屋敷にそぐわない恰好だ。うつ伏せだったり仰向けだったりと姿勢こそばらばらであるものの、彼らの顔色は揃って非常に悪く、一見すると死体のようにも見える不気味さがある。
次に気になるのは、床一面に散乱している紙類だろう。文字通り、床を埋めつくす勢いで紙がとっちらかっており、足の踏み場がない。屋内用とはいえ靴を履いている状態で踏み入れるのにためらわれるが、先を歩いているカペラは器用にもひょいひょいと紙を避けて進んでいるようだった。
「おや、セイリオス様。こちらでお会いするのは初めてですな」
室内に入ったものの、次の一歩をどっちに踏み出していいものやら、迷っているセイリオスに、低く穏やかな声が呼びかけられた。
年齢は50代ぐらいか、計都の父親ぐらいの年齢に見える男である。床に転がっている男たちとは異なり、燕尾服のような黒っぽい服を隙なくかっちり着こなしており、灰色の髪を丁寧に撫でつけている。整えられている口元の髭と合わせて、いささか堅苦しく見えるが、温厚そうな笑みと目じりの皺がいい感じに雰囲気を和らげているようだった。
なんとなく見覚えはある気がする。が、名前は出てこない。
(……誰?)
カペラに助けを求めるように視線をやるが、部屋の中央で立ち止まったカペラが気づいた様子はない。
「えーと……」
「お久しぶりでございます、セイリオス様」
戸惑っているセイリオスの前で、男は優雅に一礼をした。ぺこり、と釣られて頭を下げたセイリオスに、男はふんわりとした笑みを浮かべる。
「3か月ほどお会いしない間に、だいぶ大きくなられましたね」
「……そう、ですか……?」
セイリオスとしては会った記憶がないので、久しぶりというよりは初対面という気分なのだが、相手は違うらしい。どこか懐かしそうに目を細めた男に、セイリオスは小さく身じろぎした。相手が自分を知っているのに、自分は相手を知らないという状況は、悪事を働いたわけではないがなんとなく気が咎める。
くるりとあたりを見回したカペラが、男のほうへと向き直る。
「クルサさん。旦那様とウェズンさんはどちらでしょうか?」
「隣の資料室におられますよ。……あぁ、今朝ご連絡いただいた件ですね」
「はい。よろしければ、クルサさんもご一緒にセイリオス様のお話を聞いていただけますか」
「おそらく私よりもウェズンのほうが適しているでしょうが……そうですね、そのほうが良いでしょう。……セイリオス様、少し失礼いたします」
「え?」
急に話を振られて、セイリオスが首をかしげる。次の瞬間。
「……っ!?」
短く謝罪した男――クルサが、手を伸ばしてセイリオスの体を抱え上げた。急激に高くなった視界に、危うく悲鳴を上げかけて、セイリオスは慌ててぎゅっと唇をかみしめる。
足元で泥のように寝こけている男たちはきっと、デスマーチ明けなのだろう。あるいは、真っ最中なのか。どちらにせよ、きちんとベッドで休むほうが回復するとわかっていても、移動の時間すら惜しくて床で寝転がる気持ちは、ものすごくよくわかる。一分でも一秒でも多く寝たい、という思いは、かつての自分が嫌というほど味わったものだ。
子供の悲鳴で叩き起こして良いものではない。自分がそれをされたら、殺意さえ覚えるに違いない。
クルサの左腕に腰を下ろすような形になって、セイリオスが、きゅ、とクルサの肩口をつかむ。落とされることはないとは思うが、やはり慣れた視界よりも高いところは、純粋に不安になる。
「……忙しいときに邪魔しちゃって、ごめんなさい」
近くなったクルサの耳元でセイリオスがひそりとささやくと、クルサが表情を和らげた。
「お気遣いいただき、ありがとうございます。こちらこそ、せっかくお出で頂いたのに、お見苦しい状態で申し訳ございません」
「……見苦しくなんか、ないよ」
謝罪するクルサに、セイリオスはきっぱりと言い切った。
朝、カペラから名前を聞いたときにどこかで聞いた名前だと思いつつすぐには思い出せなかったが……「クルサ」の名はマルフィクから聞いたことを今思い出した。仕事を手伝ってくれている、と。おそらくこの男含めて床で泥のように寝こけている男たちはみな、父マルフィクとともに全力で仕事に取組んでいた者たちなのだろう。
セイリオスが服を掴んだのを確認して、クルサがゆったりと進む。カペラもそうだが、大人と子供ではコンパスが違うからだろう。紙の隙間を縫う足取りは安定しており、迷いがない。一歩踏み出すのでさえ途方に暮れたセイリオスとは、大違いだ。
「これはきっと全部、頑張った仕事の残骸だと思うから。片付ける間も惜しんで、みんな頑張っていたんだと思う」
デスマーチは怠慢の結果だという人も、いる。余裕をもってスケジュールを組んで、それをこなしていけば、デスマーチなど発生しない、というのも一理だ。プロジェクトが大きくなればなるほど工程管理は重要で……「24時間戦う」的な気合と根性の精神論では、そう毎度乗り切れるものでもない。余裕がなくなればミスが発生しやすくなるし、見落としも増えやすくなることを考慮すると、最終的に辻褄が合えばよかろうなのだという話では片付けられない。
だが、これは、ぎりぎりまで人々のために調査と折衝をして、残り期間を全力疾走した結果でもあるわけで。
(まぁ、それはそれとして、スケジュール管理には口出ししたいけど)
長く、無理なく働けるようにもしないと、いつかはどこかで破綻する。いつまでもこんな全力疾走ができるわけでもないのだから。
「……あと。父上を助けてくれて、ありがとう」
「セイリオス様のそのお言葉、みな喜ぶと思いますよ」
至近距離でセイリオスを見返す灰色の瞳が、柔らかく細められた。
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