55 / 100
外国には・・・外国の事情がある物ですよね? 55
しおりを挟む
第一章 五一話
三首の神獣を活動停止に追い込んだ翌日・・・僕たちはローランドさんが村長をしている村の広場にいた。
その場にはアローナとグラブフット、他にロアナ、ローランドさん、サブリナが居る。
ギルムガンの兵士達は、村で拘束した留守部隊と合わせてテンプオーダーにて改めて拘束した。一応、中は生活するのに不自由しない最低限の環境は整えてある。
アローナは部隊を完全に掌握しているらしく、兵達からは表だって不満は出ない。当然だがアローナやグラブフットの言動を100%信用する事など出来ない以上、戦力の分断という意味でも、人質という意味でも、現状ではこの形が最良だろう。
ーーーーーーーーーーー
実は、昨晩判明したギドルガモンとガイアラドライトの正体については、まだ誰にも話していない。あの場の全員が“理解し納得する説明”は難しかったのもあるが・・・僕自身も、知ってしまった事実を咀嚼するのに時間が欲しかった。
結果、後日の説明を約束した上で、ローランドさんの村に転移し現在に至る。
村に戻った時点でドローンオウルを通じ、マルグリットとヒルデガルドにはざっと事情を説明してある。まぁ、両方ともかなり驚いて、更に詳しい説明を求められたが・・・面倒なので後日にして貰った・・・ヒルデガルドの背後からはシドーニエが “自分が居ないとどこまで無茶をするんだ!” と怒っている声が聞こえていたが・・・
「それでは手筈通り、アローナさんにはギルムガン王国まで案内して貰いましょうか・・・」
「案内はいいんだけど・・・本当に“地母神の涙”は手に入れたの?」
アローナからもっともな質問を受けた。結局あの後、ギドルガモンのコアから新たな応用魔法構文をダウンロードしたが、周囲の人間には何も話してない。グラブフットには、なんとなく気付かれている様だが・・・
「ええ、伝承とは若干違う物でしたが問題ないでしょう。それよりも早く王の所に行かないと・・・手遅れになっては困ります。」
「もう何度も見てるから分かってるけど・・・あんたの使ってるのって転移魔法よね?それこそギルムガン王国まで一瞬で行けるんじゃないの?」
「そんなに都合の良い物でもないんですよ。他の魔法以上に魔力を消費しますし、それなりの制約だってあります。」
「ふーん・・・まあいいわ。確かにあんたの言う通り今は・・・国王の病気が最優先だしね。」
以前から気になっていたが、どうもアローナの言動からは国王に対する何がしかの感情が見て取れる、少し気にはなるが・・・
「それではローランドさん、ライモンドさん達の説得を頼みます。グラブフットさんは、領都に駐屯している兵士達をまとめて、これ以上現地人との軋轢を生じさせない様にお願いします。」
二人に声を掛けながら、転移の準備の為アローナの右肩に後ろから手を置く。
「承知したよ。ライモンド達もこの話が実現するなら、特に異存はなかろう。勿論わしらもな!」
「こっちもまかせろ。アローナはおらんが領都の占拠部隊の指揮官は話がわかるやつだ。幸いグラム神聖国から派遣されていた極少数の兵士以外とは殆ど交戦していない筈だし、なんとかなるだろうよ。」
「宜しくお願いします。では・・・」
{ミネルヴァ、とりあえずギルムガンの王都近郊で、目立たない所まで行こうと思うんだが・・・ミネルヴァの能力とマップがあれば道に迷う事はないだろうけど、魔力は大丈夫か?}
{昨晩より全開で集積しておりますので問題ありません。むしろ昨晩より限界容量が大幅に増加していると思われます。}
なにか不穏当なセリフが聞こえた気がしたが・・・いや後にしよう。
「では皆さん、すぐ戻りますので後は頼みます。“連続転移魔法”」
ーーーーーーーーーーー
ギルムガン王国の王都ソルディーユは、湖を囲む様に形成された都市だった。沿岸部を大規模な町が囲み、更に外沿部を城壁が取り囲んでいる。湖には様々な船が行き交い、湖のほぼ中央にある巨大な浮島には、更に美しい街並みと王城が鎮座していた。
「初めて見ましたが美しい都ですね。」
「・・・外面だけはね・・・」
涙目のアローナが答える。アローナ程の武人でもオートアクティブの “連続内蔵浮遊” は堪える様だ。いやシドニーニエは“マーライオン”と化していた事を考えればまだマシか・・・
「大丈夫ですか?」
「あー・・・大丈夫よ。確かにそれなりの制約もあるみたいね・・・」
猛烈な嘔吐感の事ではないのだが・・・
「さて・・・アローナさんはともかく・・・当然、僕は簡単には謁見出来ませんよね? 」
「そりゃそうよ。あんたには私達の派閥にいる侍医に地母神の涙を分けて貰おうと思ってたんだけど・・・」
「残念ながら、あなた方の想像していた地母神の涙なるものは・・・存在しませんでした。ただしそれに相当するものが僕の中には宿っています。必然・・・貸し借りのきく様な物ではありませんが・・・」
「・・・それじゃあ、陛下の病気は治せないって事? あんた騙した・・・って事はないよね。あんたにはそんな事する意味無いでしょうし・・・」
「ええ、回復系統の魔法は幾つか使えますから、僕自身が診察させて頂くつもりです。」
「いい加減疲れたわ。あんた本当にナニモンなのよ・・・? まあいいわ。なんとか謁見出来る方法を考えれば・・・」
アローナは更に頭を抱えてブツブツ言ってるが・・・今回はそんな悠長に構えるつもりはない。
「そんなに悩んで頂く必要はありませよ。無礼は承知ですが・・・陛下には“城の方々には無断で”ご足労頂きますので・・・」
アローナさん・・・そんな表情をしたら美人が台無しだと思いますよ。
「あんた・・・正気? 一国の王を誘拐するつ・・・」
「当然、本気ですが・・・人聞きの悪い事を言わないで頂きたいですね。陛下には少し急いで転地療養して頂くだけですよ。」
「いや、私は正気かどうか尋ねたんだけど・・・グラブフットが“悪い顔してる”って言ってた意味が分かったよ。あんた確かにイカ○てるわ!」
「失敬な・・・あなた方とは“ほんの少し”メンタリティが異なるだけですよ。」
ーーーーーーーーーーーー
結果から言うと・・・ギルムガン王国、当代国王セルディック・ド・ギルムガン四世はあっさりと僕のテンプオーダーの客人となった。城は・・・今頃混乱の坩堝だろう。
三首の神獣を活動停止に追い込んだ翌日・・・僕たちはローランドさんが村長をしている村の広場にいた。
その場にはアローナとグラブフット、他にロアナ、ローランドさん、サブリナが居る。
ギルムガンの兵士達は、村で拘束した留守部隊と合わせてテンプオーダーにて改めて拘束した。一応、中は生活するのに不自由しない最低限の環境は整えてある。
アローナは部隊を完全に掌握しているらしく、兵達からは表だって不満は出ない。当然だがアローナやグラブフットの言動を100%信用する事など出来ない以上、戦力の分断という意味でも、人質という意味でも、現状ではこの形が最良だろう。
ーーーーーーーーーーー
実は、昨晩判明したギドルガモンとガイアラドライトの正体については、まだ誰にも話していない。あの場の全員が“理解し納得する説明”は難しかったのもあるが・・・僕自身も、知ってしまった事実を咀嚼するのに時間が欲しかった。
結果、後日の説明を約束した上で、ローランドさんの村に転移し現在に至る。
村に戻った時点でドローンオウルを通じ、マルグリットとヒルデガルドにはざっと事情を説明してある。まぁ、両方ともかなり驚いて、更に詳しい説明を求められたが・・・面倒なので後日にして貰った・・・ヒルデガルドの背後からはシドーニエが “自分が居ないとどこまで無茶をするんだ!” と怒っている声が聞こえていたが・・・
「それでは手筈通り、アローナさんにはギルムガン王国まで案内して貰いましょうか・・・」
「案内はいいんだけど・・・本当に“地母神の涙”は手に入れたの?」
アローナからもっともな質問を受けた。結局あの後、ギドルガモンのコアから新たな応用魔法構文をダウンロードしたが、周囲の人間には何も話してない。グラブフットには、なんとなく気付かれている様だが・・・
「ええ、伝承とは若干違う物でしたが問題ないでしょう。それよりも早く王の所に行かないと・・・手遅れになっては困ります。」
「もう何度も見てるから分かってるけど・・・あんたの使ってるのって転移魔法よね?それこそギルムガン王国まで一瞬で行けるんじゃないの?」
「そんなに都合の良い物でもないんですよ。他の魔法以上に魔力を消費しますし、それなりの制約だってあります。」
「ふーん・・・まあいいわ。確かにあんたの言う通り今は・・・国王の病気が最優先だしね。」
以前から気になっていたが、どうもアローナの言動からは国王に対する何がしかの感情が見て取れる、少し気にはなるが・・・
「それではローランドさん、ライモンドさん達の説得を頼みます。グラブフットさんは、領都に駐屯している兵士達をまとめて、これ以上現地人との軋轢を生じさせない様にお願いします。」
二人に声を掛けながら、転移の準備の為アローナの右肩に後ろから手を置く。
「承知したよ。ライモンド達もこの話が実現するなら、特に異存はなかろう。勿論わしらもな!」
「こっちもまかせろ。アローナはおらんが領都の占拠部隊の指揮官は話がわかるやつだ。幸いグラム神聖国から派遣されていた極少数の兵士以外とは殆ど交戦していない筈だし、なんとかなるだろうよ。」
「宜しくお願いします。では・・・」
{ミネルヴァ、とりあえずギルムガンの王都近郊で、目立たない所まで行こうと思うんだが・・・ミネルヴァの能力とマップがあれば道に迷う事はないだろうけど、魔力は大丈夫か?}
{昨晩より全開で集積しておりますので問題ありません。むしろ昨晩より限界容量が大幅に増加していると思われます。}
なにか不穏当なセリフが聞こえた気がしたが・・・いや後にしよう。
「では皆さん、すぐ戻りますので後は頼みます。“連続転移魔法”」
ーーーーーーーーーーー
ギルムガン王国の王都ソルディーユは、湖を囲む様に形成された都市だった。沿岸部を大規模な町が囲み、更に外沿部を城壁が取り囲んでいる。湖には様々な船が行き交い、湖のほぼ中央にある巨大な浮島には、更に美しい街並みと王城が鎮座していた。
「初めて見ましたが美しい都ですね。」
「・・・外面だけはね・・・」
涙目のアローナが答える。アローナ程の武人でもオートアクティブの “連続内蔵浮遊” は堪える様だ。いやシドニーニエは“マーライオン”と化していた事を考えればまだマシか・・・
「大丈夫ですか?」
「あー・・・大丈夫よ。確かにそれなりの制約もあるみたいね・・・」
猛烈な嘔吐感の事ではないのだが・・・
「さて・・・アローナさんはともかく・・・当然、僕は簡単には謁見出来ませんよね? 」
「そりゃそうよ。あんたには私達の派閥にいる侍医に地母神の涙を分けて貰おうと思ってたんだけど・・・」
「残念ながら、あなた方の想像していた地母神の涙なるものは・・・存在しませんでした。ただしそれに相当するものが僕の中には宿っています。必然・・・貸し借りのきく様な物ではありませんが・・・」
「・・・それじゃあ、陛下の病気は治せないって事? あんた騙した・・・って事はないよね。あんたにはそんな事する意味無いでしょうし・・・」
「ええ、回復系統の魔法は幾つか使えますから、僕自身が診察させて頂くつもりです。」
「いい加減疲れたわ。あんた本当にナニモンなのよ・・・? まあいいわ。なんとか謁見出来る方法を考えれば・・・」
アローナは更に頭を抱えてブツブツ言ってるが・・・今回はそんな悠長に構えるつもりはない。
「そんなに悩んで頂く必要はありませよ。無礼は承知ですが・・・陛下には“城の方々には無断で”ご足労頂きますので・・・」
アローナさん・・・そんな表情をしたら美人が台無しだと思いますよ。
「あんた・・・正気? 一国の王を誘拐するつ・・・」
「当然、本気ですが・・・人聞きの悪い事を言わないで頂きたいですね。陛下には少し急いで転地療養して頂くだけですよ。」
「いや、私は正気かどうか尋ねたんだけど・・・グラブフットが“悪い顔してる”って言ってた意味が分かったよ。あんた確かにイカ○てるわ!」
「失敬な・・・あなた方とは“ほんの少し”メンタリティが異なるだけですよ。」
ーーーーーーーーーーーー
結果から言うと・・・ギルムガン王国、当代国王セルディック・ド・ギルムガン四世はあっさりと僕のテンプオーダーの客人となった。城は・・・今頃混乱の坩堝だろう。
0
あなたにおすすめの小説
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる