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黒口さんは薄口がお好き
017 未練は残さない 後
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おばあさんを案内し始めてから20分後。予定では目的地付近に着いているはずだったが、今日の俺は焦っていたせいか、いつもならわかっていることを考慮してなかった。
「すまないねぇ。ペースまで合わせて貰って」
「いえ、全然大丈夫です」
それはおばあさんの足が自分よりも遅いことだ。当然と言えば当然なのだが、そうなると急げばギリギリ間に合うと思っていた希望もなくなってしまう。これならタクシーを呼んで連れて行って貰った方が……と考えてしまうけど、おばあさんが歩いて行っているのだからそう提案するのは俺の都合になってしまう。
「おばあさん、ちょっと連絡入れていいですか?」
そう聞いてから俺は一度立ち止まる。恐らくこのままのペースで行くと黒口との約束の時間どころか電車の出発時間すら間に合うか危うい。初日から集合時間も一緒に行くことも破ってしまうなんて最悪だけど、俺は黒口に謝罪と断りの連絡を入れた。さすがに今回ばかりは悪い印象を持たれてしまうかもしれない。そう思いながらも俺ができることは謝ることだけだった。
そこから更に道を進んで10分後。ようやく目的の住宅街に着くと、今度は表札を見ながらお友達の家を探すことになるかと思ったが、その心配はいらなかった。
「まぁ、ハルエさん! お久しぶりで!」
「お久しぶりです、マチコさん。朝早くからよく来てくれて」
お友達は家の前で待っていたので、すぐにおばあさんを見つけて合流できた。喜び合う姿から相当久しぶりの再会なのだろうか。俺としては早くその場を離れたかったけど、暫く会話を眺めることになる。
「……それでね、地図は出して貰ったんだけど、途中で迷ってしまってねぇ。そしたら、この子が助けてくれて……」
「あらあら、ありがとうございます。学生さんだけど登校時間は大丈夫だったのかい?」
「はい。今日はまだ余裕があったので……俺はこれで失礼します」
「本当にありがとうねぇ。そうだ、お礼に……」
「えっと、結構です! それじゃあ!」
お礼は元々受け取るつもりはなかったけど、また話が長くなってしまいそうなので、俺は申し訳ないと思いながら話を遮って脱出した。スマホで時間を確認すると、約束の時間は過ぎて、電車の出発時間が迫り始めている。
(本当に何やってるんだか……)
おばあさんを案内したことに後悔はない。だけど、昨日に続いて今日も告白のタイミングを逃してしまったことはやるせない気持ちになってしまう。このままずっと告白できないなんてことにならないだろうか。黒口の気持ちを一度断った俺にはやっぱり告白する権利なんて……
「あっ……」
そんな風にまたネガティブな感情が沸き上がりそうになったその時、俺はスマホに黒口から返信が来ていたのをようやく気付く。
――私、待ってます
「黒口……!」
本当に何やってるんだ、景虎! 自分で誘っておいてから断って、今度は勝手に諦めるつもりか!? 間に合わせるような意志もないのに、告白なんてできるわけがない!
俺は思いっきり走り出す。こんな風に走るのは二回目だけど、俺は決して走るのが早いわけでもなければ、体力があるわけでもない。だけど、今日はこの前と違って、目的地には確実に黒口が待っている。既に待たせているのにこれ以上待たせるなんてできない。
◇
無我夢中で走った俺が駅に着いたのは……電車が出発した2分後だった。この前も結局は電車が出た後に着いたから、俺はいつも決心がつくのが遅いのだろう。どこかでもう少し早く行動できていれば間に合ったかもしれないのに。
「えっ?」
そんな後悔するはずだった俺の視線の先には、この日約束した集合場所があった。そして、そこには――
「あっ、景虎くん! おはようございます♪」
黒口がいた。まるで遅刻なんてなかったかのように、いつも通りの黒口が。
「な、なんで!?」
「その……悪いことなんですけど……待っちゃいました」
「で、でも、俺は先に行っていいって」
「はい。だから、私が勝手に待っちゃっただけです」
黒口は怒ったり、悲しんだりするのではなく、笑顔でそう答えた。そこまでしてくれた黒口に対して、俺は少し嬉しさを感じたけど、それ以上に感じたのは……
「黒口さん……違うよ」
「えっ?」
「僕は黒口さんが期待しているようなヤツじゃないんだ……中学時代なんて特にそうだ。カッコよくもなければ、スポーツができるわけでもない。それどこか影が薄くて、存在感がなくて、みんなから……」
申し訳なさだった。黒口を好きになってからより思うようになった気持ちが溢れてしまった。黒口が僕のどこが好きなのかただでさえわからないのに、黒口が失望してしまうような情けない言葉がどんどんと出てきてしまう。
「……わかってます」
だけど、そんな弱気になった僕を見ても黒口の態度は変わらない。
「景虎くん、今日遅れた理由を教えて貰ってもいいですか?」
ただ、その表情はいつか見た真剣なものになっていた。僕は先ほどの連絡した時は理由を伏せていた。そのまま伝えたとしても都合の良い言い訳にしかならないと思って。
「……来る途中で道に迷っていたおばあさんと会って、道案内してたんだ」
「……やっぱり!」
「や、やっぱり!?」
「あっ、完全に予想通りってわけじゃないですよ? でも、景虎くんがわざわざ約束してくれたのに遅れるってことはそういう理由だと思ってました」
黒口にそう言われて、僕はますますわからなくなる。黒口はどうしてそこまで僕を信じてくれるのか。
すると、少し戸惑ってしまっている僕に黒口は近づいてくる。
「景虎くん……私、まだ景虎くんに言ってないことがあるんです。ずっと恥ずかしくて言えなかったんですけど……今日は絶対に言おうと思って」
「い、いったい何を……?」
「私が……景虎くんを好きになった理由。景虎くん……聞いてくれますか?」
「すまないねぇ。ペースまで合わせて貰って」
「いえ、全然大丈夫です」
それはおばあさんの足が自分よりも遅いことだ。当然と言えば当然なのだが、そうなると急げばギリギリ間に合うと思っていた希望もなくなってしまう。これならタクシーを呼んで連れて行って貰った方が……と考えてしまうけど、おばあさんが歩いて行っているのだからそう提案するのは俺の都合になってしまう。
「おばあさん、ちょっと連絡入れていいですか?」
そう聞いてから俺は一度立ち止まる。恐らくこのままのペースで行くと黒口との約束の時間どころか電車の出発時間すら間に合うか危うい。初日から集合時間も一緒に行くことも破ってしまうなんて最悪だけど、俺は黒口に謝罪と断りの連絡を入れた。さすがに今回ばかりは悪い印象を持たれてしまうかもしれない。そう思いながらも俺ができることは謝ることだけだった。
そこから更に道を進んで10分後。ようやく目的の住宅街に着くと、今度は表札を見ながらお友達の家を探すことになるかと思ったが、その心配はいらなかった。
「まぁ、ハルエさん! お久しぶりで!」
「お久しぶりです、マチコさん。朝早くからよく来てくれて」
お友達は家の前で待っていたので、すぐにおばあさんを見つけて合流できた。喜び合う姿から相当久しぶりの再会なのだろうか。俺としては早くその場を離れたかったけど、暫く会話を眺めることになる。
「……それでね、地図は出して貰ったんだけど、途中で迷ってしまってねぇ。そしたら、この子が助けてくれて……」
「あらあら、ありがとうございます。学生さんだけど登校時間は大丈夫だったのかい?」
「はい。今日はまだ余裕があったので……俺はこれで失礼します」
「本当にありがとうねぇ。そうだ、お礼に……」
「えっと、結構です! それじゃあ!」
お礼は元々受け取るつもりはなかったけど、また話が長くなってしまいそうなので、俺は申し訳ないと思いながら話を遮って脱出した。スマホで時間を確認すると、約束の時間は過ぎて、電車の出発時間が迫り始めている。
(本当に何やってるんだか……)
おばあさんを案内したことに後悔はない。だけど、昨日に続いて今日も告白のタイミングを逃してしまったことはやるせない気持ちになってしまう。このままずっと告白できないなんてことにならないだろうか。黒口の気持ちを一度断った俺にはやっぱり告白する権利なんて……
「あっ……」
そんな風にまたネガティブな感情が沸き上がりそうになったその時、俺はスマホに黒口から返信が来ていたのをようやく気付く。
――私、待ってます
「黒口……!」
本当に何やってるんだ、景虎! 自分で誘っておいてから断って、今度は勝手に諦めるつもりか!? 間に合わせるような意志もないのに、告白なんてできるわけがない!
俺は思いっきり走り出す。こんな風に走るのは二回目だけど、俺は決して走るのが早いわけでもなければ、体力があるわけでもない。だけど、今日はこの前と違って、目的地には確実に黒口が待っている。既に待たせているのにこれ以上待たせるなんてできない。
◇
無我夢中で走った俺が駅に着いたのは……電車が出発した2分後だった。この前も結局は電車が出た後に着いたから、俺はいつも決心がつくのが遅いのだろう。どこかでもう少し早く行動できていれば間に合ったかもしれないのに。
「えっ?」
そんな後悔するはずだった俺の視線の先には、この日約束した集合場所があった。そして、そこには――
「あっ、景虎くん! おはようございます♪」
黒口がいた。まるで遅刻なんてなかったかのように、いつも通りの黒口が。
「な、なんで!?」
「その……悪いことなんですけど……待っちゃいました」
「で、でも、俺は先に行っていいって」
「はい。だから、私が勝手に待っちゃっただけです」
黒口は怒ったり、悲しんだりするのではなく、笑顔でそう答えた。そこまでしてくれた黒口に対して、俺は少し嬉しさを感じたけど、それ以上に感じたのは……
「黒口さん……違うよ」
「えっ?」
「僕は黒口さんが期待しているようなヤツじゃないんだ……中学時代なんて特にそうだ。カッコよくもなければ、スポーツができるわけでもない。それどこか影が薄くて、存在感がなくて、みんなから……」
申し訳なさだった。黒口を好きになってからより思うようになった気持ちが溢れてしまった。黒口が僕のどこが好きなのかただでさえわからないのに、黒口が失望してしまうような情けない言葉がどんどんと出てきてしまう。
「……わかってます」
だけど、そんな弱気になった僕を見ても黒口の態度は変わらない。
「景虎くん、今日遅れた理由を教えて貰ってもいいですか?」
ただ、その表情はいつか見た真剣なものになっていた。僕は先ほどの連絡した時は理由を伏せていた。そのまま伝えたとしても都合の良い言い訳にしかならないと思って。
「……来る途中で道に迷っていたおばあさんと会って、道案内してたんだ」
「……やっぱり!」
「や、やっぱり!?」
「あっ、完全に予想通りってわけじゃないですよ? でも、景虎くんがわざわざ約束してくれたのに遅れるってことはそういう理由だと思ってました」
黒口にそう言われて、僕はますますわからなくなる。黒口はどうしてそこまで僕を信じてくれるのか。
すると、少し戸惑ってしまっている僕に黒口は近づいてくる。
「景虎くん……私、まだ景虎くんに言ってないことがあるんです。ずっと恥ずかしくて言えなかったんですけど……今日は絶対に言おうと思って」
「い、いったい何を……?」
「私が……景虎くんを好きになった理由。景虎くん……聞いてくれますか?」
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