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第二章
第八道中 二人、夕暮れ道
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大事に至ることも無く、目的の一つであった紅と合流することも出来た。そしてギルドの初依頼に加えてまさかの大精霊から急な依頼も見事果たしたアベル達が【マイアット】に到着した頃は、もう夕方を回っていた。
何事も初めて尽くしの緊張からようやく一息吐ける状態になり、少し緩和されたこともあってか、度重なる疲労も相まって脚が震えている。予め買い足していた保存食を胃に入れていなければ歩くのも困難だった。
対して紅は至って平然と異界の町並みを見渡している。勿論、今は角を隠している。
「や…やっと着いたぁぁぁ……」
この時刻の町の様子は昼の騒がしさは無く、代わりに、家屋のあちらこちらから“美味しい匂い”が鼻腔を刺激している。
きゅぅぅ……。と、アベルのお腹の虫が鳴った。
「へぇ、ここが【まいあっと】ってところ? ふぅん…少しは落ち着けるかしらね。さぁて、それじゃあ早速酒場で──」
「の前に、こっちの報酬を受け取らせてよ。まずはギルド。ご飯はそれから」
「ちぇ、分かっているわよ」
唇を少し尖らせて先を進もうとする紅。その後ろで「違う。こっち」と、指差して修正させるアベルは、気持ちを踏ん張らせてギルドまでの道を歩んでいく。
ほんの数分でギルドの扉を開き、中には数人の冒険者。そしてクリフが椅子に腰掛けて待っていた。二人に気付いた彼は微笑みを浮かべてアベルに手を振る。
「お疲れ様。どうやら無事にこなしたみたいだね」
「ただいまクリフさん。何とかなりました」
「私がいるんですもの。《鵺》如きに遅れは取らないわ」
「……はい、キミの報酬。主人が『ありがとう』って言ってたよ」
小さな革袋を差し出す。
「ありがとうございます!!」と、アベルは両手で受け取り、その場で紐解いて中を見る。
──五十グラン。確かに内容通りの額。
「あれ? クリフさんの分は?」
「僕はお手伝いで勝手について行っただけだし、これくらいならいいさ」
「そんなわけにはいきません! せめてこれくらいでも!」
そう言って三十グランを取り出してクリフの前に差し出した。
「おいおい、僕の方が多くてどうするんだ。たった二十じゃ良い物食べれないぞ?」
「そうよ。この世界のお金事情なんてさっぱりだけど、こっちの取り分が少ないなんておかしいわよ」
「でも実際殆どクリフさんがやってくれたようなもんだ。僕だけじゃ魔物の相手するのも大変だったし、目的の薬草が生えてる場所なんて全然わからなかったし、達成出来たのは色々教えてくれたクリフさんのおかげなんだよ。だからおかしくなんてない!」
お世辞ではないアベルの素直な評価にクリフは少し困った顔で天井を一時見つめ、そして向き直ると、十グランだけを摘んで懐に収める。
「お節介をもう一つ。報酬の分配は適切にすること。善意や好意だけで分配していくとやがて自分が苦しくなっちゃうよ? 予め決めておけばよかったけど僕は本当にお手伝いのつもりだったからさタダ働きでもよかったのさ。でもまあ折角の純粋なご好意を無碍にも出来ないから、十グランで手を打つよ。ありがとね」
そう告げると席を立ちアベル達の傍を通り抜ける。
「じゃあね。縁があったらまた会おう」
「え? どこか行くんですか?」
「新しい依頼を受けたんだ。遠出になるから暫く町からいなくなるし、その間にアベル君が何処か行くかもしれないしね。改めて初依頼お疲れ様。ゆっくり休むんだよ」
再び微笑んでギルドを後にした。
アベルは名残惜しそうに扉を見つめ、手に持っていた残りを再び袋に仕舞う。
「気に入らないわ」
「え…!? な、何が?」
「あの男、私のことをずっと無視していたわ」
静かな怒りの眼差しで彼が去って行った扉を睨んでいた。
彼女の怒気が周囲に伝わったのか、一瞬紅を見ては関わらないような仕草で素知らぬ顔をしている。
「え…えと……こ、この後アベルさんはどうされますか? この町名物の湯治に足を運んで──」
「そこの貴女!!」
「ハヒィッ!?」
鋭い眼差しのまま急速に迫って来た紅に受付嬢は無意識に両手を大きく上げた。
紅がカウンター越しから身を乗り出している故に至近距離で怯える彼女の様子が否応なく伝わってくる。しかしそんなことなどお構い無し。お互いの息が掛かるくらいにまでさらに詰め寄った。
「今『湯治』って言ったわね…? どこにあるのかしらぁ?」
「あわわ…」
受付嬢は恐怖に口が回らず、蛇に睨まれた蛙となってしまったようだ。
「案内するから受付の人を怖がらせないの! ほら案内するから行くよ!」
見兼ねたアベルが紅の袖を引っ張り、過度に刺激しないようゆっくり引き離しながら二人はギルドを後にする。
ぎこちない笑みを浮かべながら二人を見送る受付嬢。扉が閉まる直前に「ハァァ……助かった…」という呟きが聞こえた。そんな彼女に、アベルは心の中で謝罪を告げる。
「ちょっと!! 私は犬じゃないんだからもう引っ張らないで!」
不快感を表に出して容易く振り解くと、次には「さっさと案内なさい」と上機嫌に様変わり。そんな彼女のコロコロと変わる気分にアベルは深くため息を吐いて項垂れる。同時にお腹の虫が今度は大きく鳴り、脱力感が彼を襲う。
「──そういえば私もお腹が空いてきたわねぇ……なら湯治の前にまずは夕餉! そうと決まれば早速行くわよぉ♪」
アベルを片腕で持ち上げ、肩に担ぐ。傍からから見れば誘拐にも見える光景だ。
「ところであんた、銭はあるのかしら?」
「ゼニ? もしかしてお金のこと? んん、今受け取った分以外だとほとんど無い。だから少し考えて使わないと…」
「まったく、それじゃあんまりご馳走には期待しない方がいいわねぇ」
「何だよ。不満?」
「不満も不満よ。大体私を喚んだのならもっとしっかりしなさい。こんな情けない姿を晒して恥ずかしくないの?」
「勝手に担いだのそっちじゃん!」
「嫌なら降ろすわよ? その代わり引き摺っていくけど」
「何でさ!! 自分で歩くよ!」
憤慨するアベルに紅は鼻で笑う。
「こんなにへとへとなのに? あんまりにものろまだと本当に引き摺るからそのつもりで歩いてね?」
「………」
冗談じゃなく本当にやりそうだ。その直感に従い、悔しいがアベルは口を大人しく閉じることにした。
二人のやり取りを疎に道歩く人々が物珍しそうに眺めている。そんな視線の数々も二人は特に気にしていない。
人目憚らず歩いていく姿を沈み行く夕陽が照らし、二体のデコボコの影が町の石畳を愉快に映していた。
何事も初めて尽くしの緊張からようやく一息吐ける状態になり、少し緩和されたこともあってか、度重なる疲労も相まって脚が震えている。予め買い足していた保存食を胃に入れていなければ歩くのも困難だった。
対して紅は至って平然と異界の町並みを見渡している。勿論、今は角を隠している。
「や…やっと着いたぁぁぁ……」
この時刻の町の様子は昼の騒がしさは無く、代わりに、家屋のあちらこちらから“美味しい匂い”が鼻腔を刺激している。
きゅぅぅ……。と、アベルのお腹の虫が鳴った。
「へぇ、ここが【まいあっと】ってところ? ふぅん…少しは落ち着けるかしらね。さぁて、それじゃあ早速酒場で──」
「の前に、こっちの報酬を受け取らせてよ。まずはギルド。ご飯はそれから」
「ちぇ、分かっているわよ」
唇を少し尖らせて先を進もうとする紅。その後ろで「違う。こっち」と、指差して修正させるアベルは、気持ちを踏ん張らせてギルドまでの道を歩んでいく。
ほんの数分でギルドの扉を開き、中には数人の冒険者。そしてクリフが椅子に腰掛けて待っていた。二人に気付いた彼は微笑みを浮かべてアベルに手を振る。
「お疲れ様。どうやら無事にこなしたみたいだね」
「ただいまクリフさん。何とかなりました」
「私がいるんですもの。《鵺》如きに遅れは取らないわ」
「……はい、キミの報酬。主人が『ありがとう』って言ってたよ」
小さな革袋を差し出す。
「ありがとうございます!!」と、アベルは両手で受け取り、その場で紐解いて中を見る。
──五十グラン。確かに内容通りの額。
「あれ? クリフさんの分は?」
「僕はお手伝いで勝手について行っただけだし、これくらいならいいさ」
「そんなわけにはいきません! せめてこれくらいでも!」
そう言って三十グランを取り出してクリフの前に差し出した。
「おいおい、僕の方が多くてどうするんだ。たった二十じゃ良い物食べれないぞ?」
「そうよ。この世界のお金事情なんてさっぱりだけど、こっちの取り分が少ないなんておかしいわよ」
「でも実際殆どクリフさんがやってくれたようなもんだ。僕だけじゃ魔物の相手するのも大変だったし、目的の薬草が生えてる場所なんて全然わからなかったし、達成出来たのは色々教えてくれたクリフさんのおかげなんだよ。だからおかしくなんてない!」
お世辞ではないアベルの素直な評価にクリフは少し困った顔で天井を一時見つめ、そして向き直ると、十グランだけを摘んで懐に収める。
「お節介をもう一つ。報酬の分配は適切にすること。善意や好意だけで分配していくとやがて自分が苦しくなっちゃうよ? 予め決めておけばよかったけど僕は本当にお手伝いのつもりだったからさタダ働きでもよかったのさ。でもまあ折角の純粋なご好意を無碍にも出来ないから、十グランで手を打つよ。ありがとね」
そう告げると席を立ちアベル達の傍を通り抜ける。
「じゃあね。縁があったらまた会おう」
「え? どこか行くんですか?」
「新しい依頼を受けたんだ。遠出になるから暫く町からいなくなるし、その間にアベル君が何処か行くかもしれないしね。改めて初依頼お疲れ様。ゆっくり休むんだよ」
再び微笑んでギルドを後にした。
アベルは名残惜しそうに扉を見つめ、手に持っていた残りを再び袋に仕舞う。
「気に入らないわ」
「え…!? な、何が?」
「あの男、私のことをずっと無視していたわ」
静かな怒りの眼差しで彼が去って行った扉を睨んでいた。
彼女の怒気が周囲に伝わったのか、一瞬紅を見ては関わらないような仕草で素知らぬ顔をしている。
「え…えと……こ、この後アベルさんはどうされますか? この町名物の湯治に足を運んで──」
「そこの貴女!!」
「ハヒィッ!?」
鋭い眼差しのまま急速に迫って来た紅に受付嬢は無意識に両手を大きく上げた。
紅がカウンター越しから身を乗り出している故に至近距離で怯える彼女の様子が否応なく伝わってくる。しかしそんなことなどお構い無し。お互いの息が掛かるくらいにまでさらに詰め寄った。
「今『湯治』って言ったわね…? どこにあるのかしらぁ?」
「あわわ…」
受付嬢は恐怖に口が回らず、蛇に睨まれた蛙となってしまったようだ。
「案内するから受付の人を怖がらせないの! ほら案内するから行くよ!」
見兼ねたアベルが紅の袖を引っ張り、過度に刺激しないようゆっくり引き離しながら二人はギルドを後にする。
ぎこちない笑みを浮かべながら二人を見送る受付嬢。扉が閉まる直前に「ハァァ……助かった…」という呟きが聞こえた。そんな彼女に、アベルは心の中で謝罪を告げる。
「ちょっと!! 私は犬じゃないんだからもう引っ張らないで!」
不快感を表に出して容易く振り解くと、次には「さっさと案内なさい」と上機嫌に様変わり。そんな彼女のコロコロと変わる気分にアベルは深くため息を吐いて項垂れる。同時にお腹の虫が今度は大きく鳴り、脱力感が彼を襲う。
「──そういえば私もお腹が空いてきたわねぇ……なら湯治の前にまずは夕餉! そうと決まれば早速行くわよぉ♪」
アベルを片腕で持ち上げ、肩に担ぐ。傍からから見れば誘拐にも見える光景だ。
「ところであんた、銭はあるのかしら?」
「ゼニ? もしかしてお金のこと? んん、今受け取った分以外だとほとんど無い。だから少し考えて使わないと…」
「まったく、それじゃあんまりご馳走には期待しない方がいいわねぇ」
「何だよ。不満?」
「不満も不満よ。大体私を喚んだのならもっとしっかりしなさい。こんな情けない姿を晒して恥ずかしくないの?」
「勝手に担いだのそっちじゃん!」
「嫌なら降ろすわよ? その代わり引き摺っていくけど」
「何でさ!! 自分で歩くよ!」
憤慨するアベルに紅は鼻で笑う。
「こんなにへとへとなのに? あんまりにものろまだと本当に引き摺るからそのつもりで歩いてね?」
「………」
冗談じゃなく本当にやりそうだ。その直感に従い、悔しいがアベルは口を大人しく閉じることにした。
二人のやり取りを疎に道歩く人々が物珍しそうに眺めている。そんな視線の数々も二人は特に気にしていない。
人目憚らず歩いていく姿を沈み行く夕陽が照らし、二体のデコボコの影が町の石畳を愉快に映していた。
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まだまだ始まったばかりの赤ん坊作品ですが、今後も楽しんでもらえるような展開になっていけたら幸いです。