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プロローグ ワルプルギスの夜に
EP.I 朝、目覚め、北欧の村
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そこには えいえんの じかんが ながれて いました。
そこには むげんの くうかんが ひろがって いました。
だれもが そう おもって いました。
そこには じかんも くうかんも ありません でした。
そこには きょむ だけが ありました。
そこには ほんとうに なにもなかったのか
いまでは もう だれにも わかりません。
きっと そこは じかんと くうかんの がいねんが
うまれる まえの ばしょ でした。
かみさまは そこから うまれたのでした。
無限回廊書架 DDC. 999
――古エッダ『巫女の予言』第三節 ギンヌンガのさけめ A.D. 1220
――世界の始まりのような浮遊感に身を委ねていた。
気付けば、僕の体は海月のようにゆらゆらと水中を漂っていた。
辺りには見渡す限り青い世界が
始まりも終わりもなく、
ただ無限に続いているようだった。
「………」
僕はその無限の海の中、呼吸さえ忘れて――ただ自分の心音だけを聴いていた。
まるで三半規管が眠っているかのように、
正常な平衡感覚はなく、
どこが上か下かも分からず、
いつからこうしてここで漂っていたのかも分からなかった。
「………」
……遠くに光のきらめきが見える。
もしかすると、あれが水面なのかもしれない。
だったら、その向こうには蒼い空が広がっているのだろうか。
「………」
だが、眼をこらしてみても、自分の目に映るものが、
空の蒼なのか海の碧なのか、とても曖昧だった。
揺らぐ水面の先にはただ一点、
燦然と輝く太陽が、蜃気楼の虚像のように浮かんでいた。
「………」
――だから僕は願った。あの光の先を見たいと。
その途端、伸ばした手はまるで太陽に吸い込まれていくように、
僕の体は水中から曳きあげられて、空へと “落ちて” いった。
――そうして、僕は目が覚めた。
ℵ
「………」
気付いた時には、伸ばした手は何もつかむこと無く天井に向けられていて――僕の体は寝具にくるまれているままだった。
視界には古ぼけた板張りの天井と梁があるだけで、いままでどこかで見ていたはずの無窮の青い世界は、もうどこにもなかった。
「………」
頬に風を感じてそちらに目を見やると、少し開いた窓の隙間から麗らかな春の陽射しが降り注いでいた。
――そうだ、ここは僕の家の寝室だ。
窓の反対側を見ると、隣の部屋へと続くドアが風通しのためか、少し開けられていて、扉の向こうからは小気味良いリズムの包丁の音が聞こえてくる。
――きっと、誰かが準備している朝ごはんの音。
それが誰なのかは考えるまでもない。だから、僕は隣の部屋へ行くためにベッドから降りようとした。
「……あれ?」
――けれども手足が思うように動かず、ベッドからけたたましく床に落ちてしまった。まるでまだ海の中に浮遊しているかのように、体中の感覚がふわふわしていた。
「どうしたの!?大丈夫?」
その音に驚いたのか、朝食の準備をしていたはずの人がいつのまにか目の前に駆けつけていた。優しそうな榛色の瞳が心配そうに僕を見ていた。肩口までの少しウェーブが掛かった茶色の綺麗な髪は、半分を後ろでまとめたハーフポニーに結わえられており、この地域の伝統的な“コルト”と呼ばれる色彩豊かな服がとても似合っていた。
「………ううっ」
床から落ちた衝撃で、少しは目が覚めた。けれども痛いのには変わりなく、落ちた時に打ち付けた背中に鈍痛が残っていた。
――けれども、その痛みも一瞬で消え去った。
「よしよーし。大丈夫だよー」
あれだけ響いていた鈍痛が、その人がただ背中をひと撫でしただけで、まるで魔法のように消えてしまった。
「回復!」
……魔法だった。
「……ありがとう、ママ」
「いいのよ。ほら、もうすぐ朝ごはんができるわ」
――そう促されて僕は母さんと一緒にリビングに向かった。これからの僕を待ち受ける運命など知る由もなく、ただただ平穏な日常の風景がそこにはあった。それが、コーダ・リンドグレンの物語の始まりだった。
ℵ
リビングの食卓に並べられているのはクネッケブロートというパリッとした薄いパンと、豆のソッパだ。何日か前に父さんがビヨルクの木のこぶをくりぬいて作ったばかりのククサに注がれていた。
普段父さんや母さんが食べているような普通のライ麦パンだと……僕にはまだ硬くて食べづらい。クネッケブロートはライ麦パンと同じ材料で作れるので、大して手間が掛からないそうだ。これにシンカとオストを乗せて食べるのが僕のお気に入りだった。
「~~♪」
大好物のブロートに舌鼓を打ちながら、テーブルの向かいに座って一緒に朝ごはんを食べている母さんに、そう言えば見当たらない父さんの行方を尋ねた。
「パパは?」
我がリンドグレン家は高山の麓の鄙びた山村にあり、家の北側には峨々たる山脈がそびえている。この村、オークスベルガは四万エーカーを超える広大な土地でありながら、住んでいるのは僅か百五十人に満たない。
北の急峻な峰とは対照的に、南には青空をそのまま地面に落としたようにぽっかりと見晴らしのいい大きな湖があり、この村はその水源の恩恵に与っている。
また、西にはビヨルクの木が自生する林が広がっていて、まばらに生えた木立の合間には腰丈ほどの高さの草花が生い茂っている。ここには山菜や木の実など豊富な自然の恵みが溢れていて、村の女性や子供たちがよく収獲している。
しかし夜になれば北の山から少し気性の荒い野生のモンスターが下りてくることもあるため、空が茜色に染まる前には収獲を切り上げて家路につく。それからの夕食までの時間には友人を家に招待して、お茶とお菓子を食べながら一日の成果を語らったりするフィーカのひとときを楽しむのだ。
「父さんなら、今日は朝から山に山茶鹿を狩りに行ったわ」
黄昏前には帰ってこなければならないため、狩りに出かける男性の朝は少し早い。オークスベルガの村が高山の麓にあると言っても、モンスターが棲息している中腹までは少し距離がある。
見晴らしがよく風光明媚な景色ではあるが、狩場までは高低差があって険しい部分が多く、大人の脚でも片道一刻ほどを要する。山に棲息しているモンスターの中には危険なものもいるが、その中では山茶鹿は比較的安全に狩れる草食モンスターであり、体高も大人の身長と同じくらいだ。
ただ山茶鹿は草食獣のため警戒心が強く、周囲の音に敏感なだけでなく脚も速いので、狩るためには弓を使って見つからない位置から狙撃するのが定石だ。また仕留めたとしても、狩った獲物を抱えて山道を下るのが結構な重労働になるため、父さんは大抵、村のハンター仲間と三~四人のパーティで出かけている。あるいは山に行く日でなければ湖の方に行き、そこに棲むモンスターを仕留めてくることもある。
「わぁいっ!鹿肉のシンカおいしいもんね!」
「あらあら、コーダの大好物だものね」
僕はまた美味しいシンカが食べられるのではないかと期待に胸を膨らませながら、父さんが無事に獲物を得ることが出来るよう願っていた。
捕れた山茶鹿の肉は塩漬けにして熟成させることで、長期保存の効く美味しいシンカが出来上がる。この辺りの地域では冬の寒さが厳しいので、水棲モンスターでも野菜でも、とにかくヴィネゲルに漬け込んでビン詰めにし、保存食にしてしまう慣習が根付いている。
特に母さんの作る熟成シンカは格別に美味しいのだ。誰が作り方を考えたのか知らないが、シンカの熟成法を考えた人には感謝してもしきれない。胸の前で手を組んで、僕が勝手に崇拝している『シンカの神様』にお祈りを捧げていると――母さんは頬に手を当てながら――「全く大袈裟ね」と、とても穏やかな目でくすくすと笑っていた。
「今日はお弁当を持って、一緒にお祭りの準備をしに行きましょうか」
そんな母さんの提案に、一気にテンションが上がる。
「おまつり! やった!」
「ふふ、気が早いわね。お祭りまではまだ日にちがあるわ」
心の中で叫んだつもりだったが、普通に声に出してしまっていた。
お祭りの準備のために、今日は母さんと二人で近くの川まで出かけることになった。要するにピクニックだ。沢登りだ。僕のテンションはうなぎ登りだ。
そこには むげんの くうかんが ひろがって いました。
だれもが そう おもって いました。
そこには じかんも くうかんも ありません でした。
そこには きょむ だけが ありました。
そこには ほんとうに なにもなかったのか
いまでは もう だれにも わかりません。
きっと そこは じかんと くうかんの がいねんが
うまれる まえの ばしょ でした。
かみさまは そこから うまれたのでした。
無限回廊書架 DDC. 999
――古エッダ『巫女の予言』第三節 ギンヌンガのさけめ A.D. 1220
――世界の始まりのような浮遊感に身を委ねていた。
気付けば、僕の体は海月のようにゆらゆらと水中を漂っていた。
辺りには見渡す限り青い世界が
始まりも終わりもなく、
ただ無限に続いているようだった。
「………」
僕はその無限の海の中、呼吸さえ忘れて――ただ自分の心音だけを聴いていた。
まるで三半規管が眠っているかのように、
正常な平衡感覚はなく、
どこが上か下かも分からず、
いつからこうしてここで漂っていたのかも分からなかった。
「………」
……遠くに光のきらめきが見える。
もしかすると、あれが水面なのかもしれない。
だったら、その向こうには蒼い空が広がっているのだろうか。
「………」
だが、眼をこらしてみても、自分の目に映るものが、
空の蒼なのか海の碧なのか、とても曖昧だった。
揺らぐ水面の先にはただ一点、
燦然と輝く太陽が、蜃気楼の虚像のように浮かんでいた。
「………」
――だから僕は願った。あの光の先を見たいと。
その途端、伸ばした手はまるで太陽に吸い込まれていくように、
僕の体は水中から曳きあげられて、空へと “落ちて” いった。
――そうして、僕は目が覚めた。
ℵ
「………」
気付いた時には、伸ばした手は何もつかむこと無く天井に向けられていて――僕の体は寝具にくるまれているままだった。
視界には古ぼけた板張りの天井と梁があるだけで、いままでどこかで見ていたはずの無窮の青い世界は、もうどこにもなかった。
「………」
頬に風を感じてそちらに目を見やると、少し開いた窓の隙間から麗らかな春の陽射しが降り注いでいた。
――そうだ、ここは僕の家の寝室だ。
窓の反対側を見ると、隣の部屋へと続くドアが風通しのためか、少し開けられていて、扉の向こうからは小気味良いリズムの包丁の音が聞こえてくる。
――きっと、誰かが準備している朝ごはんの音。
それが誰なのかは考えるまでもない。だから、僕は隣の部屋へ行くためにベッドから降りようとした。
「……あれ?」
――けれども手足が思うように動かず、ベッドからけたたましく床に落ちてしまった。まるでまだ海の中に浮遊しているかのように、体中の感覚がふわふわしていた。
「どうしたの!?大丈夫?」
その音に驚いたのか、朝食の準備をしていたはずの人がいつのまにか目の前に駆けつけていた。優しそうな榛色の瞳が心配そうに僕を見ていた。肩口までの少しウェーブが掛かった茶色の綺麗な髪は、半分を後ろでまとめたハーフポニーに結わえられており、この地域の伝統的な“コルト”と呼ばれる色彩豊かな服がとても似合っていた。
「………ううっ」
床から落ちた衝撃で、少しは目が覚めた。けれども痛いのには変わりなく、落ちた時に打ち付けた背中に鈍痛が残っていた。
――けれども、その痛みも一瞬で消え去った。
「よしよーし。大丈夫だよー」
あれだけ響いていた鈍痛が、その人がただ背中をひと撫でしただけで、まるで魔法のように消えてしまった。
「回復!」
……魔法だった。
「……ありがとう、ママ」
「いいのよ。ほら、もうすぐ朝ごはんができるわ」
――そう促されて僕は母さんと一緒にリビングに向かった。これからの僕を待ち受ける運命など知る由もなく、ただただ平穏な日常の風景がそこにはあった。それが、コーダ・リンドグレンの物語の始まりだった。
ℵ
リビングの食卓に並べられているのはクネッケブロートというパリッとした薄いパンと、豆のソッパだ。何日か前に父さんがビヨルクの木のこぶをくりぬいて作ったばかりのククサに注がれていた。
普段父さんや母さんが食べているような普通のライ麦パンだと……僕にはまだ硬くて食べづらい。クネッケブロートはライ麦パンと同じ材料で作れるので、大して手間が掛からないそうだ。これにシンカとオストを乗せて食べるのが僕のお気に入りだった。
「~~♪」
大好物のブロートに舌鼓を打ちながら、テーブルの向かいに座って一緒に朝ごはんを食べている母さんに、そう言えば見当たらない父さんの行方を尋ねた。
「パパは?」
我がリンドグレン家は高山の麓の鄙びた山村にあり、家の北側には峨々たる山脈がそびえている。この村、オークスベルガは四万エーカーを超える広大な土地でありながら、住んでいるのは僅か百五十人に満たない。
北の急峻な峰とは対照的に、南には青空をそのまま地面に落としたようにぽっかりと見晴らしのいい大きな湖があり、この村はその水源の恩恵に与っている。
また、西にはビヨルクの木が自生する林が広がっていて、まばらに生えた木立の合間には腰丈ほどの高さの草花が生い茂っている。ここには山菜や木の実など豊富な自然の恵みが溢れていて、村の女性や子供たちがよく収獲している。
しかし夜になれば北の山から少し気性の荒い野生のモンスターが下りてくることもあるため、空が茜色に染まる前には収獲を切り上げて家路につく。それからの夕食までの時間には友人を家に招待して、お茶とお菓子を食べながら一日の成果を語らったりするフィーカのひとときを楽しむのだ。
「父さんなら、今日は朝から山に山茶鹿を狩りに行ったわ」
黄昏前には帰ってこなければならないため、狩りに出かける男性の朝は少し早い。オークスベルガの村が高山の麓にあると言っても、モンスターが棲息している中腹までは少し距離がある。
見晴らしがよく風光明媚な景色ではあるが、狩場までは高低差があって険しい部分が多く、大人の脚でも片道一刻ほどを要する。山に棲息しているモンスターの中には危険なものもいるが、その中では山茶鹿は比較的安全に狩れる草食モンスターであり、体高も大人の身長と同じくらいだ。
ただ山茶鹿は草食獣のため警戒心が強く、周囲の音に敏感なだけでなく脚も速いので、狩るためには弓を使って見つからない位置から狙撃するのが定石だ。また仕留めたとしても、狩った獲物を抱えて山道を下るのが結構な重労働になるため、父さんは大抵、村のハンター仲間と三~四人のパーティで出かけている。あるいは山に行く日でなければ湖の方に行き、そこに棲むモンスターを仕留めてくることもある。
「わぁいっ!鹿肉のシンカおいしいもんね!」
「あらあら、コーダの大好物だものね」
僕はまた美味しいシンカが食べられるのではないかと期待に胸を膨らませながら、父さんが無事に獲物を得ることが出来るよう願っていた。
捕れた山茶鹿の肉は塩漬けにして熟成させることで、長期保存の効く美味しいシンカが出来上がる。この辺りの地域では冬の寒さが厳しいので、水棲モンスターでも野菜でも、とにかくヴィネゲルに漬け込んでビン詰めにし、保存食にしてしまう慣習が根付いている。
特に母さんの作る熟成シンカは格別に美味しいのだ。誰が作り方を考えたのか知らないが、シンカの熟成法を考えた人には感謝してもしきれない。胸の前で手を組んで、僕が勝手に崇拝している『シンカの神様』にお祈りを捧げていると――母さんは頬に手を当てながら――「全く大袈裟ね」と、とても穏やかな目でくすくすと笑っていた。
「今日はお弁当を持って、一緒にお祭りの準備をしに行きましょうか」
そんな母さんの提案に、一気にテンションが上がる。
「おまつり! やった!」
「ふふ、気が早いわね。お祭りまではまだ日にちがあるわ」
心の中で叫んだつもりだったが、普通に声に出してしまっていた。
お祭りの準備のために、今日は母さんと二人で近くの川まで出かけることになった。要するにピクニックだ。沢登りだ。僕のテンションはうなぎ登りだ。
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