【R18】アラフォー男と１００人の女性たち

雑記

個人間の借金と法律

長瀬です。
最近、出会い系で会った女性にお金を貸し、法外な利息を要求して貸金法違反で逮捕された事件がありました。
長瀬は専門家ではありませんが、長瀬の知る限りの金銭貸借のやり方についてご説明させていただきます。

【最初に】
ちゃんと手続きをしておくと、お金を貸した相手から強制的に取り立てる事が可能です。
しかし、それは相手の生活を破壊する事を意味します。
特に家族や知人間でのお金の貸し借りでトラブルとなった場合、悲惨な結果に繋がる場合があります。

ある程度まとまったお金を貸す場合は、相手に返済能力があるのか、返済能力が確実でない場合は、貸したお金がなくなっても構わないのか、よく考えてから貸すようにしてください。
家族や知人間であれば、相手が返済可能となるように、仕事や生活の面倒を見る必要があるかもしれません。


【年２０％超える利息は無効、１０９．５％を超えたら逮捕】
利息制限法により、個人間の借金であっても、年２０％を超える利息は無効になります。
正確には、
・１０万円未満２０％
・１００万円未満１８％
・１００万円以上１５％
となります。
これを超える利息を要求しても個人間である場合は犯罪ではありませんが、裁判で無効を申し立てられると、２０％を超えた分の利息は返済義務（もらった利息を返す）が発生します。

なお、出資法により、年１０９．５％を超える利息を要求すると即犯罪となり、5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金が科せられます。
「１０万円貸すから、来月１５万円返してね」と言うと、年利６００％となり犯罪ですので、ご注意ください。


【借金の契約書】
個人間でも、お金の貸し借りをする場合は、きちんと契約書を作成した方が良いです。
お金の貸し借りで作成する契約書は、「金銭消費貸借契約書」と「債務承認弁済契約書」があり、お金を貸す時（貸す前）に作成するのが「金銭消費貸借契約書」で、お金を貸した後に作成するのが「債務承認弁済契約書」となります。
「金銭消費貸借契約書」や「債務承認弁済契約書」を作成してお互いサインと押印をしていたとしても、すぐに差し押さえなどの強制執行をする事はできません。契約書の内容が、裁判所により認められる必要があります。
確実に効力を発揮させたい場合は、予め、公証役場で公正証書にしておく必要があります。

契約書も大切ですが、お金を渡した事を明確に証明できる証跡を残す事も重要です。
銀行振込などを利用すると確実です。


【個人間の借金と貸金業】
「業」としてお金を貸す場合は、貸金業者としての登録が必要であると貸金業法で定められています。
登録せずに「業」としてお金を貸した場合、１０年以下の懲役か３０００万円以下の罰金が科せられます。
「反復継続」し、なおかつ、社会一般的に見て「事業の遂行」であると考えられるか、によって「業」であるかどうかが判断されます。
利子を取らなくても、特定の相手だけでも、ある程度の規模でお金を継続的に貸すような行為は「業」になりますのでご注意ください。