絶望ダンデリオン

小林ていじ

文字の大きさ
15 / 69
第一章 闇に蠢くものたち

メイド喫茶

しおりを挟む
 ラットはベージュのキャップ帽を目深に被っていた。口にくわえたタバコに使い捨てライターで火をつける。その手は微かに震えている。口から吐き出された白い煙は中華街の混沌とした色合いの中を立ち昇っていき、ビルの谷間に覗く青空の中でふっと消えた。

 歩道に出された屋台のテーブル席に着いていた。周囲からは中国語ばかりが聞こえてくる。この場所は堅気の中国人ばかりでなく、ラットたちタイマフィアの敵対する中国マフィアも多く出入りする。決して居心地のいい場所ではなかった。

 白い陶器の湯呑みに注がれた中国茶を一口飲み、真後ろのテーブル席にいるリリスと中国人の禿頭の老人の会話に聞き耳を立てた。リリスは日本語と中国語は話せないので英語でやり取りをしていた。

「私、日本に来たのもはじめてなんです」
「そうかい。はじめての日本でよく有島なんかに来たね」
「知人からとても楽しいところだと聞いたので」
「ああ、たしかに楽しいよ」
「たとえばどんなものが楽しいですか?」
「あんたにとって楽しいものと私にとって楽しいものはだいぶ違うだろうからなあ」
「おじさんにとっての楽しいものでいいです」
「砂浜でバーベキューとか」
「もっと有島ならではのものがいいんです。たとえば……」

 リリスはそこで少し声を落として言葉を続けた。

「ギャンブルとか」
「ほう、ギャンブルが好きなのか。見かけによらないね」
「有島でできませんか?」
「それならいい場所がある」

 老人もそこで声を落として言った。

「ホテルへ行こう」
「え?」

 ――ホテル……!

 ラットはその言葉にピクリと反応した。中国マフィアの経営する裏カジノは表向きの看板が会員制ホテルになっている。

「ホテルでギャンブルができるんですか?」
「ああ、そうだ」
「どんなギャンブルですか?」
「ベッドの上で私が先にいくか、あんたが先にいくかというギャンブルだ。最初に三万円払うが、もし私が先にいったら倍の六万円を払う。どうだ?」

 ラットは短くなったタバコをプラスチックの灰皿でもみ消して小さく舌打ちする。

「いえ、そういうのではなくて……」
「私はこの年齢になってもいまだに精力絶倫でね。ヒヒッ」

 次の瞬間だった。パリンと陶器の割れるような音が響き、それにリリスの言葉が続いた。

「気持ち悪いんだよ、クソジジイ。殺すぞ」

 ラットがちらと振り返ると、老人が頭から中華の細麺をできそこないのカツラのように被り、そこから汁をポタポタと滴らせていた。

 リリスはそこから足早に立ち去る。ラットは屋台の会計を済ませ、少し間を置いてからそのあとを追いかけた。ピンクを基調にしたメルヘンなファッションに身を包んだ彼女の姿は人混みの中でひどく浮いていた。彼女と並んで歩きながら話しかけた。

「リリス。言ったはずだろ。あまり目立つようなことはするなって」
「あのジジイを殺さないだけよかっただろ」
「中国マフィアの連中に目を付けられるようなことになったらどうするつもりだ」
「ああ、わかったよ。うるせえな」

 中国マフィアの経営する裏カジノに出入りするにはまずはじめに誰かの紹介がなくてはならない。そこで、裏カジノに出入りしていそうな中国人を口説いて紹介をもらうというのが彼らの考えた計画だった。

「とにかく、今日はもう仕事はやめだ。遊びに行きたい」
「なに?」

 ラットは彼女の気まぐれな発言に苛立ちを覚えた。が、とりあえずこの場所から離れたいという思いは彼も同じだった。

「どこか行きたいところはあるのか?」
「メイド喫茶だ」
「前に話していたところだな。それなら新加美町だ」

 ラットはタクシーを捕まえて新加美町に向って走らせた。リリスの身のまわりの世話をすることも彼の任務のひとつだった。とはいえ、なぜ観光案内までしてやらなくてはならないのかという思いはあるが……。

 新加美町のメイド喫茶の入った雑居ビルの前に到着した。エレベーターで五階に上がる。扉が開くとすぐ目の前が店の入り口になっていた。

「お帰りなさいませ。ご主人様とお嬢様」

 衿にえんじ色のリボンの付いたメイド服を着用した女に迎えられ、空いているテーブル席に通される。店内はハート模様が多くあしらわれたファンシーな雰囲気で、いちばん奥には小さなステージが設置されていた。

「ご注文が決まりましたらにゃんにゃんして呼んでください」
「あ、ああ……」

 ラットはリリスにテーブルの上のメニューを差し出して言う。

「ほら、選べよ」
「メイド喫茶ではオムライスを注文するとケチャップでお絵かきをしてくれると聞いた。それは本当か?」
「知らん」
「調べておいたんじゃなかったのか?」
「ああ、そうだよ。オムライスを頼むとケチャップでお絵かきしてくれる。それでいいのか?」
「それとココアだ」

 ラットは手を上げて店員のメイドを呼んだ。が、メイドは首を横に振り、丸めた両手を顔の前で動かす。にゃんにゃんして呼んでくださいと言われたのを思い出した。

「リリス。おまえが店員を呼んでくれ」
「私は日本語が話せない」
「にゃんにゃんって言って呼べばいいだけだよ」
「わからない」

 ラットは舌打ちをしてからメイドのほうに向きなおり、丸めた両手を顔の前で動かして小さくにゃんにゃんと口にした。メイドはにこりと笑って彼らのもとへやってきた。

「ご注文はお決まりですか?」
「オムライスとココア。それとアイスコーヒーだ」

 注文してしばらくして料理とドリンクが運ばれてきた。メイドはリクエストを受けてリリスの似顔絵をケチャップでオムライスに描く。似顔絵のリリスは実物とは違い、舌をペロリと出して無邪気な笑顔を浮かべている。

 リリスはそれをスプーンで少しずつ掬って食べる。半分ほどになったところで言った。

「よし、決めた」
「なんだ?」
「私はここでバイトをする」
「……本気か?」
「本気だ」
「生活費がないのなら報酬をいくらか前払いすることもできるが」
「そうじゃない。あのメイド服を着てみたいんだ」
「リリス。おまえはなぜ自分がこの島に呼ばれたかわかっているのか?」
「少しだけだ。本業には支障が出ないようにする」
「あのな……」

 ラットはふうっとため息をつく。彼女をなんと諭そうか考えるが、やがて諦めてこう口にした。

「わかったよ。とりあえず店の人間に訊いてやる」

 店長を呼び出すと、出てきたのは紺のネクタイを締めて黒縁のメガネをかけたいかにも真面目そうな雰囲気の男だった。

「この店は今バイトの募集はしているのかい?」
「はい、しております」
「この女がね、タイ人なんだが、ここでメイドとして働きたいそうなんだが、大丈夫か?」
「外国の方も採用していますが、日本語はどのくらい話せますか?」

 ラットはリリスに通訳した。

「おまえがどのくらい日本語を話せるのか訊いている」
「こんにちは」

 リリスは店長に日本語でそれだけ言った。

「話せる日本語がそれだけですと、うちで働くのはちょっと厳しいかと……」
「なるほど。日常会話くらいはできないと無理というわけだな」
「そうですね」

 ラットはリリスに顔を向けて言った。

「というわけだ」
「なんだ?」
「日本語をもっと話せないと働くのは無理だと。諦めろ」
「それならこの店のメイド服を売ってもらえないか訊いてくれ」

 ラットは店長に訊いた。

「この店のメイド服は売っているのか?」
「このビルの六階にメイド服の専門店があります。うちとまったく同じタイプのものはありませんが」

 ラットとリリスはメイド喫茶を出ると、階段で六階に上がった。そこにメイド服専門店があった。

「いらっしゃいませ」

 ここでもメイド服を着た店員に出迎えられる。店内のハンガーポールには色合いやデザインのさまざまなメイド服が何着も吊るされ、アンティークな白塗りのチェストの上にはカチューシャやリボンなどの小物が並べられていた。

 リリスはメイド服を一着ずつ手にとってじっくりと眺めた。ラットは腕を組んで店の壁に寄りかかった。

「かわいい彼女さんですね」

 店員の女がラットに言った。

「彼女さん……というのはあの女のことか?」
「違うんですか?」
「冗談じゃない。あんなクソ女が俺の彼女であってたまるかよ。メイド服を買いたいというから仕方なく付き添ってやってるだけだ」
「あ、そうなんですね」
「俺のタイプはもっと上品で、常識があって、おかしなコスプレ趣味のない女だ。あんなのとはまったく正反対の……」
「おい、ラット」

 リリスが不意に彼を呼んだ。店員とは日本語で話していたので彼女には理解できないはずなのだが、それでも思わずドキリとした。

「ど、どうした?」
「これとこれ、どっちが私に似合う?」

 彼女は両手にそれぞれメイド服を一着ずつもっていた。ラットにはどちらも同じに見えた。

「知らん」
「選べよ」
「じゃあ、右だ、右」
「これか。これのどこらへんが良いと思った?」

 苛立ちが募っていった。それを堪えて適当に言葉を取り繕って答えた。

「右のほうがおまえのシノワズリな雰囲気とよく合ってるよ」
「ほう、シノワズリ……か」

 そこへ店員が口を挟んだ。

「試着もできますよ」
「リリス。試着もできるそうだ」

 リリスは二着のメイド服をもって店内奥の試着室に入った。閉じられたドアの下の隙間から彼女のピンクの服がばさりと脱ぎ捨てられるのが見えた。最終的に彼女は五着のメイド服を選んで購入した。

 雑居ビルの外に出ると、空はすでに薄暗くなっていた。その空の藍色とレンガ造りのビルやモザイク模様の石畳を染める夕焼けのオレンジ色が淡いコントラストを描いている。青々と葉を茂らせる街路樹の上空に巨大なジョッキが現れ、そこにビールが注がれて白い泡があふれる。居酒屋の広告ホログラムである。

「ここからはひとりで帰れるな。地下鉄の乗り方はわかるか? それともタクシーか」

 リリスはラットのその問いかけに答えず、両手にメイド服の入った紙袋を提げて遠くをじっと見つめていた。その視線の先にあったのはクレープの移動販売車だった。

「どうした?」
「クレープ……食べたい」
「買えばいいだろ」
「私は日本語が話せない」
「あのな、それくらい自分で買えなくてどうする? 有島で生きていけないぞ」
「頼む。これから日本語を勉強するから」
「……なにがいい?」
「生クリームとフルーツがたっぷり入っているものだ」
「待ってろ」

 ラットは若い女たちに交じって移動販売車にできている列の最後に並んだ。しばらくして彼の番になった。

「苺とバナナのクレープを頼む。生クリームはたっぷりでな」

 クレープを受け取ってリリスのところに戻った。

「ほら、買ってきたぞ」
「私は両手が塞がっている」
「下ろせばいいだろ!」
「あーん」

 リリスが口を開けたのでラットは仕方なくそこにクレープを運んでやった。

「美味いか?」

 彼女は口をもぐもぐと動かしながら小さくうなずいた。頬に生クリームが付いたのでラットはそれを紙ナプキンで拭ってやった。小さくため息をついた。これではまるで子どものお守りだなと思った。

「じゃ、俺は帰るからな」

 リリスがクレープを食べ終えたところでラットは言った。

「あのな……」
「なんだ? まだなにかあるのか?」
「海が見たい」
「この通りをまっすぐだ。歩いてでも行ける。言っておくが、有島の海なんてそんなにきれいなものじゃないぞ」
「海に沈む夕日が見たいんだ」
「そうか」

 ラットは彼女に背を向けて地下鉄の駅のほうに向って歩いた。途中、ちらと振り返った。リリスは燃えるような夕陽を正面に浴びながら歩いていた。石畳の地面にできた長い影法師が少し寂しげに揺れていた。

「まったく……」

 彼女を小走りで追いかけ、その両手に提げられていた紙袋を取った。

「なんだ?」
「いいか。これで本当に最後だからな。海を見たら俺は絶対に帰るからな」

 ラットはそう言って彼女の少し先をズンズンと歩いていった。

 やがて海に到着した。海水浴のシーズンにはまだ少し早く、時間が遅いということもあり、人気はほとんどない。遠くに犬を散歩させている人の姿が見えるだけである。

 リリスは波打ち際に立った。太陽は水平線に半分だけ沈んでおり、そこから陸地に向ってゆらゆらと揺れる光の帯を形成している。

 ラットは砂浜に横になった。夕景の中で黒いシルエットになり、潮風に髪をなびかせている彼女の姿はまるで可憐な少女のように見えた。こんな女が本当に張暁明とまとめに渡り合えるのかという疑念はさらに大きく膨らんでいった。

 タバコに火をつけてふうっと煙を吐き出した。砂浜に手をつこうとするとなにか硬いものが触れた。掌くらいの大きさの丸い石だった。ふとこんな考えが頭をよぎった。

 ――もし後ろからこの石でリリスの頭を殴ったらどうなる……?

 すぐにその考えを振り払おうとした。が、心が揺れた。どうしても彼女の実力を一度試してみたかった。それに、もしこれで死んでしまう程度の実力なら、張暁明と対峙したときに簡単に殺されてしまうに決まっている……。

 ザザ―――ッ。

 静寂の合間に波の打ち寄せる音が響いた。ラットは短くなったタバコを砂浜に押し込む。空いた手で石を掴んで腰を上げた。

「人工の島にも砂浜はあるんだな」

 リリスが海のほうを向いたまま言った。

「この砂浜だって人工のものだ。千葉県の海岸から白砂を運んできたらしい」

 ラットはそう答えながら彼女の背後からゆっくりと近づいてく。やがて彼女に手の届く距離まで来た。石を握った手を大きく振りかぶり、彼女の後頭部に向けて放った。

 スカッと空を切った。

 石は彼の手からすっぽ抜けて音もなく砂浜に落ちた。リリスの姿を探した。彼の目の前でしゃがみ込んでいた。顔を振り向かせて言った。

「ほら、これを見ろ」

 薄暗くてよくわからなかったが、彼女の親指と人差し指の間になにか小さなものが小さなものが挟まれているようだった。携帯電話の光で照らすと青く透き通った輝きを放った。

「シーグラスだ」

 これでラットの心は決まった。彼の攻撃を避けられたのはただの偶然か、それとも殺気を感じ取ったのか……。そんなことはどうでもよかった。なんにしても、このままでは彼らの組織が壊滅に追いやられるのは目に見えているのだ。

「きれいだな」
「ああ、そうだな。すごくきれいだ」

 そう言って彼は笑った。波の音もかき消すほどの大きな笑い声だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サイレント・サブマリン ―虚構の海―

来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。 科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。 電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。 小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。 「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」 しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。 謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か—— そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。 記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える—— これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。 【全17話完結】

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【アラウコの叫び 】第3巻/16世紀の南米史

ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎週月曜07:20投稿】 3巻からは戦争編になります。 戦物語に関心のある方は、ここから読み始めるのも良いかもしれません。 ※1、2巻は序章的な物語、伝承、風土や生活等事を扱っています。 1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。 マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、 スペイン勢力内部での覇権争い、 そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。 ※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、 フィクションも混在しています。 動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。 HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。 公式HP:アラウコの叫び youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス insta:herohero_agency tiktok:herohero_agency

処理中です...