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250話 - スマホ
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おばあちゃんが欲している知恵や知識はこの世界では手に入らない。
そしてこの世界の書物という書物は使えないということが分かった。
『とりあえず僕が持ってる知識の共有はエデンにだけはしていこうと思うよ。ダンジョン内でやりたいことが終わったらエデンに図書館でも作ろっか』
「助かるのじゃ。この世界の書物は信用ならんのじゃ……。あぁ、紙の作り方くらいなら本に載っておったぞ?」
『枠に木の繊維とノリ入れて水の中でジャバジャバしてたりする?』
「クロムは本当に何でも知っておるんじゃなぁ……」
いやいやいや。
和紙作ってる映像とか見たことあるって……。
この世界の紙は和紙っぽい作られ方してるんだな。
問題はその詳しい木の種類とかノリの種類とかがわかんないのよ……。
「クロムさんはどうしてそんなに色んな情報を知っているのです?教育機関などで学んだのですか?」
『まぁそれもあるけど……。僕の前世では情報を探す箱みたいな機械があったんだよ。そこに調べたい単語を入力すれば回答が出てくるの。世界中の情報がそこに入っててね?そこにみんなアクセス……うーん。その箱から自由に情報取り出せた、みたいに思ってくれればいいかな?手持ちサイズの図書館、みたいな?それをみんな持ってたんだ。この星みたいに魔法が使えない分、機械文明が少しだけ進んでたんだよね』
コンピューターとかスマホとかね。
まぁ、とは言えこの星も地球も神様の文明から見れば似たようなもんだろうけどね。
「手持ちの図書館ですか。羨ましいですねぇ……」
「便利な箱じゃのぉ……。そんなものがあれば我の悩み等なかったであろうなぁ……」
地球人からすれば魔法使える方が絶対羨ましいと思うけどね。
まぁ、ないものねだりだな。
『僕が作った電話もその機械の機能なんだよ?箱同士で通信が出来るんだ。他にも音声や映像を残せたり、いろんな機能があったんだよね』
クルードの違法奴隷の件でスマホがあれば証拠撮影してやれるのにって思ったよねぇ。
スマホって偉大だよなぁ。
『パパはそれつくれないの~?』
『無理かなぁ……。すごい複雑な道具だし、例えばその機能がある機械や魔法を作れたとしてもダメ』
「……なんで?」
『その箱の中に入ってる情報って何万人という世界中の人が情報を蓄積したものなの。例えば僕が図書館建てるでしょ?でも本書くのは僕じゃないよね?そこに本書いて、置いてくれる人がいないと中身すっからかんでしょ?』
「ギルドの掲示板みたいなものです?」
『あ!そう!そういうこと!掲示板作るからみんなで情報書いて整理しておいてね。それは自由に見ていいからねってことだね』
「その機械がなくとも情報を好きな時に書き留めて置いて、どこからでも誰でも自由に見ることが出来るのは便利じゃのぉ」
確かにそれは便利かも。
僕も神様から聞いた情報とかみんなに伝え漏れちゃったりするしなぁ。
書いておくから好きな時に勝手にみて、って?
それ最高じゃん。
情報を溜めこんでおく用の掲示板か。
それくらいなら作れないかな?
光魔法で文字の形くらい表現できるよね?
んで、光の屈折で色の表現くらいできるでしょ。
僕極光魔法使えるんだよ?
『あー。でも情報の蓄積場所どうしよ。鯖が……』
「……さば?」
僕の魔力サブスクで払うからサーバー代わりにできるかなぁ……。
鑑定使うと前に僕が調べた情報引っ張ってきたりも出来るんだよね。
エロフの時にやったじゃん?
僕が調べたエロフの強さとエステルの強さを比較するために。
前に鑑定した結果出してって。
あの時は特に何の意識もせずにそれ言ってたけど……
ってことはデータを蓄積しているシステム鯖はあるってことだよね?
『きょうのばんごはんなにがいい~?とかきける~?おでんわなくなっちゃったの~』
『あ、そうか……。僕寄生したんだもんね。すっかりわすれてた……』
ぷちクロ電話を1番使ってたのはクラムなんだよね。
今日何食べたい?とか、服は何色が好き?とか気軽に電話してきてたんだ。
なんなら暇なときに雑談にかけてきたりもしてたもんね。
……。
あら?
ってか鯖あるなら電話できんじゃね?
今までって魔法やスキルとして意思伝達してたから魔力が届く場所までしか意思伝達できなかったんだよ。
その代わりとしてぷちクロ……
まぁ僕を複数体作って端末代わりにしたんだよね。
だって世界中で魔法使えるじゃん。
このシステムさんには世界中どこからでもアクセスできてるからみんな魔法やスキルが使えるんでしょ?
なんならダンジョンの中からでも使えるはずなんだよ。
じゃなかったら僕、ダンジョン内で鑑定つかえないじゃん。
ねぇねぇシステムさん?
僕が魔力払うから僕専用にちょっと鯖かしてくれないかなぁ?
あ、いや魔力要ら無くね?
僕、神界と通信できるんでしょ?
この星で完結するシステムの通信エネルギー料くらい神力から支払えるよね?
神力からすれば凄く些細なもんでしょ?
ねぇねぇ、システムさん?ダメ?
勝手にエネルギー取って行っていいから……
≪依頼を受託しました。アクセスキーワードを設定してください≫
『あ、できた……。創造魔法すご……』
言ってみるもんだなぁ。
それにしても盲点だった。
システム経由で通信すればぷちクロム要らなかったじゃん……
今までも出来たのかなぁ……。
いや、僕何度も想像したことあるぞ?
その時点で出来てたら出来てるでしょ?
創造魔法とかスキルって何となく考えた段階で作っちゃうことあるもん。
確か創造魔法って少しシステムへのアクセス権限を付与してるんだっけ?
これ……使徒のせいかな?
確か僕が使徒になった時にソフィア様がシステムへのアクセス権限をあげるとかなんとか……
『パパ~?なにができたの~?』
『あ、ごめんごめん。考えに浸ってたよ。ちょっと待ってね?で、システムさん。アクセスキーワードって何?』
≪魔法名、スキル名が該当します≫
あ、そういうことか。
『んじゃ、”スマホ”で』
≪創造魔法【スマホ】を作成しました≫
お、じゃあ早速……
『”スマホ”ッ!』
「……すまほ?なにか魔法を唱えたのです?」
「……なにもない」
『あれ、スマホ出てこないなぁ……』
あぁ、鯖借りただけだもんな。
ちゃんと機能とか形とか考えないとダメか……
えっと素材は……
液晶はガラスより結界でよくね?
で、タッチパネルで……。
外装はプラスチック?金属?
中身は半導体とかプラスチックとか……
いや、そんな細かい事わからん!
ってかそもそも魔法で作ってるんだもん!
魔力通信してるのに半導体とか電力とか要らん!
つーか全部魔力でいいんじゃないの?
やっぱオール結界でよくね?
結界って色付けれないの?
無理なら光魔法と混ぜて組み合わせればいいよ。
行けるでしょ多分。
頭でスマホを想像して……
引きこもりのときずっとスマホ触ってたからイメージはバッチリだぞ!
『もいっちょ!”スマホ”っ!』
ブォンッ、ガンッ!
カラカラ……
『ああ!作ったばかりなのに落としたっ!!僕前足で握れないッ!!』
『「「「…………」」」』
あ、別に素材結界だし大丈夫か。
割れても魔力注げば直るな。
新品のスマホ買ったばかりで落とした気分になったよ……。
とりあえず緑色の外観のスマホ。
ワカメ転生しちゃったからか緑色にすごく愛着あるんだよね。
スマホ裏返っちゃった。
よいしょ……(サッ)
よいしょ……(ススーッ)
……。
『ひっくり返して欲しいの……』
僕の手……
スマホ作ったのに使えない……
「は、はい!どうぞ」(カタンッ)
『あ!見ちゃダメっ!いろいろとダメっ!モザイクッ!』
「えぇ!?は、はいっ!」(サッ)
僕が使ってたスマホ某果物マークのやつだったから画面にモロに出てたわ……。
真っ黒な画面に白色で某果物が表示されてた……。
起動画面だよねこれ。
えっと、果物のマークのところを……。
電話作ったきっかけスライムだしスライムでいいや。
ほいっ。(キラッ)
お、変わった。
すげぇ簡単に操作できるな。
これって半分僕の魔法だけど半分システム利用してるようなもんだからかな?
システムさんが僕の脳内のイメージ読んでやってくれてる感じだろうなぁ。
『あ、エステル?見ていいよ?』
「え、えぇ……。わぁ!スライムのクロムさんが箱に入ってます!ぷちクロちゃんが消えてしまったのでうれしいです♪」
『それ僕かなぁ?今だとライムじゃない?』
「ちょっと表情が違うんですよ?これはクロムさんのお顔ですね、ふふ♪」
ふーん?
僕自分の表情までみたことなかったなぁ。
そう言われてみればライムはもうちょい無表情で眠そうな感じかな?
「ただ、クロムの姿以外は真っ暗じゃの?これをどうにかするのかぇ?」
『多分外観だけ真似てつくったけど、僕が考えうる機能を1つずつ作って行かないとダメなんだよ』
『おでんわほしい~!』
『そだね。電話は必須だね。あとはメールアプリとメモとか……?』
電話は意思伝達イメージでできそうでしょ?
メールは単純にシステムサーバーにアドレス付きの文字データを格納すればいいんだよ。
SQLとか勉強したなぁ。
そのイメージでやってくれそうだ。
プログラマーの時にデータベース見てたことあるからある程度具体的にわかるよ。
メモに関しても同じだね。
ただ、写真とか動画とか作れるのかなぁ?
さすがに構造知らないんだけど……うーん。
写真や動画ってなってくるとシステムの機能じゃないでしょ?
端末にその仕組みを持たせないとダメだから僕の知識じゃちょっとキツそうかなぁ。
一応外装だけカメラレンズはあるんだけどなぁ……。
「……ぼく、協力できない。なにいってるかわからない。寝ていい?」
『クラムも~!はぁ~あ。ねむい~』
『あ、うんうん!みんなご飯も食べたしお風呂入って寝な?僕夜通しやっとくから!』
「いや、一旦そこまでにしてクロムも寝るのじゃ……」
・
・
・
『できた……。……めっちゃねむい。あ、朝5時だ……』
「私も眠いです……。クロムさん寝ましょ?」
『寝てよかったのに……』
「久しぶりのクロムさんなんです!一緒に寝るんです!」
「やはりクロムは寝んではないか……」
だって、目の前にスマホあったら弄り倒すでしょ!!
とりあえず白い背景に電話とメールとメモと時計アプリ作るとこまでは出来た……。
あ!あとセキュリティ設定。プライバシー大切!
これ簡単だった。
設定画面開いて魔力流せばユーザー登録できるってイメージしたら出来たんだ。
僕、知らないうちに創造魔法の使い勝手めちゃくちゃ上がってる……。
ソフィア様、使徒になっても気軽に話せるようになるだけって言ったじゃん……。
まぁいいや。
で、みんな用のスマホも作ったんだ。
一回作ったら同じものを魔法で出すことは可能みたい。
ただ、創造魔法だし僕しかイメージわからない完全オリジナル魔法。
だからエステルにもおばあちゃんにもスマホ魔法は使えなかった。
でも、この魔法魔力全然使わないの。
元は光魔法と無属性魔法だしね。
出しっぱなしで渡せばいいや。
どうせ普段はアイテムボックスに入れてるしね。
僕用にシステム枠もらったからそれを保持するエネルギーはかかると思うんだ。
でも魔法としてのエネルギー使用度は全然低レベルっぽい。
むしろ出し続けても魔力減ってるのなんてわかんない。
魔力急速回復しちゃうしね。
ってか一応これ結界だからさ。
スマホがそんな大ダメージくらって壊れることなんてないよ。
魔力注ぐ必要ないし出しっぱなしで全く問題ナシ!
一旦最低限作れたかなぁ……。
まさか僕がスマホ作る事になるとは………はぁ~あ。
とりあえず寝よっと。
そしてこの世界の書物という書物は使えないということが分かった。
『とりあえず僕が持ってる知識の共有はエデンにだけはしていこうと思うよ。ダンジョン内でやりたいことが終わったらエデンに図書館でも作ろっか』
「助かるのじゃ。この世界の書物は信用ならんのじゃ……。あぁ、紙の作り方くらいなら本に載っておったぞ?」
『枠に木の繊維とノリ入れて水の中でジャバジャバしてたりする?』
「クロムは本当に何でも知っておるんじゃなぁ……」
いやいやいや。
和紙作ってる映像とか見たことあるって……。
この世界の紙は和紙っぽい作られ方してるんだな。
問題はその詳しい木の種類とかノリの種類とかがわかんないのよ……。
「クロムさんはどうしてそんなに色んな情報を知っているのです?教育機関などで学んだのですか?」
『まぁそれもあるけど……。僕の前世では情報を探す箱みたいな機械があったんだよ。そこに調べたい単語を入力すれば回答が出てくるの。世界中の情報がそこに入っててね?そこにみんなアクセス……うーん。その箱から自由に情報取り出せた、みたいに思ってくれればいいかな?手持ちサイズの図書館、みたいな?それをみんな持ってたんだ。この星みたいに魔法が使えない分、機械文明が少しだけ進んでたんだよね』
コンピューターとかスマホとかね。
まぁ、とは言えこの星も地球も神様の文明から見れば似たようなもんだろうけどね。
「手持ちの図書館ですか。羨ましいですねぇ……」
「便利な箱じゃのぉ……。そんなものがあれば我の悩み等なかったであろうなぁ……」
地球人からすれば魔法使える方が絶対羨ましいと思うけどね。
まぁ、ないものねだりだな。
『僕が作った電話もその機械の機能なんだよ?箱同士で通信が出来るんだ。他にも音声や映像を残せたり、いろんな機能があったんだよね』
クルードの違法奴隷の件でスマホがあれば証拠撮影してやれるのにって思ったよねぇ。
スマホって偉大だよなぁ。
『パパはそれつくれないの~?』
『無理かなぁ……。すごい複雑な道具だし、例えばその機能がある機械や魔法を作れたとしてもダメ』
「……なんで?」
『その箱の中に入ってる情報って何万人という世界中の人が情報を蓄積したものなの。例えば僕が図書館建てるでしょ?でも本書くのは僕じゃないよね?そこに本書いて、置いてくれる人がいないと中身すっからかんでしょ?』
「ギルドの掲示板みたいなものです?」
『あ!そう!そういうこと!掲示板作るからみんなで情報書いて整理しておいてね。それは自由に見ていいからねってことだね』
「その機械がなくとも情報を好きな時に書き留めて置いて、どこからでも誰でも自由に見ることが出来るのは便利じゃのぉ」
確かにそれは便利かも。
僕も神様から聞いた情報とかみんなに伝え漏れちゃったりするしなぁ。
書いておくから好きな時に勝手にみて、って?
それ最高じゃん。
情報を溜めこんでおく用の掲示板か。
それくらいなら作れないかな?
光魔法で文字の形くらい表現できるよね?
んで、光の屈折で色の表現くらいできるでしょ。
僕極光魔法使えるんだよ?
『あー。でも情報の蓄積場所どうしよ。鯖が……』
「……さば?」
僕の魔力サブスクで払うからサーバー代わりにできるかなぁ……。
鑑定使うと前に僕が調べた情報引っ張ってきたりも出来るんだよね。
エロフの時にやったじゃん?
僕が調べたエロフの強さとエステルの強さを比較するために。
前に鑑定した結果出してって。
あの時は特に何の意識もせずにそれ言ってたけど……
ってことはデータを蓄積しているシステム鯖はあるってことだよね?
『きょうのばんごはんなにがいい~?とかきける~?おでんわなくなっちゃったの~』
『あ、そうか……。僕寄生したんだもんね。すっかりわすれてた……』
ぷちクロ電話を1番使ってたのはクラムなんだよね。
今日何食べたい?とか、服は何色が好き?とか気軽に電話してきてたんだ。
なんなら暇なときに雑談にかけてきたりもしてたもんね。
……。
あら?
ってか鯖あるなら電話できんじゃね?
今までって魔法やスキルとして意思伝達してたから魔力が届く場所までしか意思伝達できなかったんだよ。
その代わりとしてぷちクロ……
まぁ僕を複数体作って端末代わりにしたんだよね。
だって世界中で魔法使えるじゃん。
このシステムさんには世界中どこからでもアクセスできてるからみんな魔法やスキルが使えるんでしょ?
なんならダンジョンの中からでも使えるはずなんだよ。
じゃなかったら僕、ダンジョン内で鑑定つかえないじゃん。
ねぇねぇシステムさん?
僕が魔力払うから僕専用にちょっと鯖かしてくれないかなぁ?
あ、いや魔力要ら無くね?
僕、神界と通信できるんでしょ?
この星で完結するシステムの通信エネルギー料くらい神力から支払えるよね?
神力からすれば凄く些細なもんでしょ?
ねぇねぇ、システムさん?ダメ?
勝手にエネルギー取って行っていいから……
≪依頼を受託しました。アクセスキーワードを設定してください≫
『あ、できた……。創造魔法すご……』
言ってみるもんだなぁ。
それにしても盲点だった。
システム経由で通信すればぷちクロム要らなかったじゃん……
今までも出来たのかなぁ……。
いや、僕何度も想像したことあるぞ?
その時点で出来てたら出来てるでしょ?
創造魔法とかスキルって何となく考えた段階で作っちゃうことあるもん。
確か創造魔法って少しシステムへのアクセス権限を付与してるんだっけ?
これ……使徒のせいかな?
確か僕が使徒になった時にソフィア様がシステムへのアクセス権限をあげるとかなんとか……
『パパ~?なにができたの~?』
『あ、ごめんごめん。考えに浸ってたよ。ちょっと待ってね?で、システムさん。アクセスキーワードって何?』
≪魔法名、スキル名が該当します≫
あ、そういうことか。
『んじゃ、”スマホ”で』
≪創造魔法【スマホ】を作成しました≫
お、じゃあ早速……
『”スマホ”ッ!』
「……すまほ?なにか魔法を唱えたのです?」
「……なにもない」
『あれ、スマホ出てこないなぁ……』
あぁ、鯖借りただけだもんな。
ちゃんと機能とか形とか考えないとダメか……
えっと素材は……
液晶はガラスより結界でよくね?
で、タッチパネルで……。
外装はプラスチック?金属?
中身は半導体とかプラスチックとか……
いや、そんな細かい事わからん!
ってかそもそも魔法で作ってるんだもん!
魔力通信してるのに半導体とか電力とか要らん!
つーか全部魔力でいいんじゃないの?
やっぱオール結界でよくね?
結界って色付けれないの?
無理なら光魔法と混ぜて組み合わせればいいよ。
行けるでしょ多分。
頭でスマホを想像して……
引きこもりのときずっとスマホ触ってたからイメージはバッチリだぞ!
『もいっちょ!”スマホ”っ!』
ブォンッ、ガンッ!
カラカラ……
『ああ!作ったばかりなのに落としたっ!!僕前足で握れないッ!!』
『「「「…………」」」』
あ、別に素材結界だし大丈夫か。
割れても魔力注げば直るな。
新品のスマホ買ったばかりで落とした気分になったよ……。
とりあえず緑色の外観のスマホ。
ワカメ転生しちゃったからか緑色にすごく愛着あるんだよね。
スマホ裏返っちゃった。
よいしょ……(サッ)
よいしょ……(ススーッ)
……。
『ひっくり返して欲しいの……』
僕の手……
スマホ作ったのに使えない……
「は、はい!どうぞ」(カタンッ)
『あ!見ちゃダメっ!いろいろとダメっ!モザイクッ!』
「えぇ!?は、はいっ!」(サッ)
僕が使ってたスマホ某果物マークのやつだったから画面にモロに出てたわ……。
真っ黒な画面に白色で某果物が表示されてた……。
起動画面だよねこれ。
えっと、果物のマークのところを……。
電話作ったきっかけスライムだしスライムでいいや。
ほいっ。(キラッ)
お、変わった。
すげぇ簡単に操作できるな。
これって半分僕の魔法だけど半分システム利用してるようなもんだからかな?
システムさんが僕の脳内のイメージ読んでやってくれてる感じだろうなぁ。
『あ、エステル?見ていいよ?』
「え、えぇ……。わぁ!スライムのクロムさんが箱に入ってます!ぷちクロちゃんが消えてしまったのでうれしいです♪」
『それ僕かなぁ?今だとライムじゃない?』
「ちょっと表情が違うんですよ?これはクロムさんのお顔ですね、ふふ♪」
ふーん?
僕自分の表情までみたことなかったなぁ。
そう言われてみればライムはもうちょい無表情で眠そうな感じかな?
「ただ、クロムの姿以外は真っ暗じゃの?これをどうにかするのかぇ?」
『多分外観だけ真似てつくったけど、僕が考えうる機能を1つずつ作って行かないとダメなんだよ』
『おでんわほしい~!』
『そだね。電話は必須だね。あとはメールアプリとメモとか……?』
電話は意思伝達イメージでできそうでしょ?
メールは単純にシステムサーバーにアドレス付きの文字データを格納すればいいんだよ。
SQLとか勉強したなぁ。
そのイメージでやってくれそうだ。
プログラマーの時にデータベース見てたことあるからある程度具体的にわかるよ。
メモに関しても同じだね。
ただ、写真とか動画とか作れるのかなぁ?
さすがに構造知らないんだけど……うーん。
写真や動画ってなってくるとシステムの機能じゃないでしょ?
端末にその仕組みを持たせないとダメだから僕の知識じゃちょっとキツそうかなぁ。
一応外装だけカメラレンズはあるんだけどなぁ……。
「……ぼく、協力できない。なにいってるかわからない。寝ていい?」
『クラムも~!はぁ~あ。ねむい~』
『あ、うんうん!みんなご飯も食べたしお風呂入って寝な?僕夜通しやっとくから!』
「いや、一旦そこまでにしてクロムも寝るのじゃ……」
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『できた……。……めっちゃねむい。あ、朝5時だ……』
「私も眠いです……。クロムさん寝ましょ?」
『寝てよかったのに……』
「久しぶりのクロムさんなんです!一緒に寝るんです!」
「やはりクロムは寝んではないか……」
だって、目の前にスマホあったら弄り倒すでしょ!!
とりあえず白い背景に電話とメールとメモと時計アプリ作るとこまでは出来た……。
あ!あとセキュリティ設定。プライバシー大切!
これ簡単だった。
設定画面開いて魔力流せばユーザー登録できるってイメージしたら出来たんだ。
僕、知らないうちに創造魔法の使い勝手めちゃくちゃ上がってる……。
ソフィア様、使徒になっても気軽に話せるようになるだけって言ったじゃん……。
まぁいいや。
で、みんな用のスマホも作ったんだ。
一回作ったら同じものを魔法で出すことは可能みたい。
ただ、創造魔法だし僕しかイメージわからない完全オリジナル魔法。
だからエステルにもおばあちゃんにもスマホ魔法は使えなかった。
でも、この魔法魔力全然使わないの。
元は光魔法と無属性魔法だしね。
出しっぱなしで渡せばいいや。
どうせ普段はアイテムボックスに入れてるしね。
僕用にシステム枠もらったからそれを保持するエネルギーはかかると思うんだ。
でも魔法としてのエネルギー使用度は全然低レベルっぽい。
むしろ出し続けても魔力減ってるのなんてわかんない。
魔力急速回復しちゃうしね。
ってか一応これ結界だからさ。
スマホがそんな大ダメージくらって壊れることなんてないよ。
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まさか僕がスマホ作る事になるとは………はぁ~あ。
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