92 / 270
90話 - 悪徳貴族
しおりを挟む
奴隷商から出てきたクルードという子爵一派に絡まれてしまった……
さて、どうこの場を切り抜けるか……
「まぁよい。こんな往来の場では奴隷でもない人間をどうすることもできんのでな。」
「は。失礼致しました」
お、意外と早く諦めたな?
まぁ奴隷でもないやつをいきなり往来で無理やり手籠めにはできないか……
僕らが何かしたわけでもないしね。
「では、お前の手の中にある珍しい色のスライム。それを金貨1枚で渡せ。ただの取引だ。それぞれ金貨1枚ずつ払おう。悪くない取引であろう?」
なっ!?僕とクラム!?
ってかなにが、では、だ!なんもつながってねーだろ!
こいつ金さえ払えば何でも好きにできるとおもってんのか……
「この子たちは大切な家族なので……」
「ほう?お前近頃スライムが珍しいということを知っておるな?では金貨3枚でどうだ?」
「お金の問題ではありません!!」
「珍しいとはいえ王都の魔物商でも銀貨50枚もせんのだぞ?スライムなんか何の役にも立たん。少し色が珍しいから他の貴族への見世物に私が引き取ってやろうといっておるのだぞ!」
「お断りします。お渡しする気はありません。」
「貴様……こちらが下手にでておれば……」
(ガヤガヤ……)
どこが下手なんだよ!
くそ……野次馬が増えてきたな……。
最悪ここでエステルが貴族相手に揉めるよりクラムと一緒に連れていかれて屋敷壊してでてくる方がいいか……
この世界の貴族がまだどういうものかわからないからな……
『エステル、大丈夫だ、僕をわた……』
「クルード様。少々目立ちすぎかと。ここは引きあげましょう。」
脇に泊まっていた馬車の中から執事のような人がでてきてそういった。
「ちっ。どいつもこいつも図にのりおって……。そ奴らを手に入れる方法なんぞいくらでもある。貴様ごとな」
そういいのこして馬車に乗って去ってしまった……
はぁ解放された……。
本当に碌な奴じゃなかった。
あいつにここの領民は搾取されてんのか……。
それにしても最後嫌な事をいいのこしていきやがったな。
まぁいい。
エステルに手出ししたら容赦しない。
『めちゃくちゃ感じ悪いやつだったな。あれが領主か……』
「はい……」
「はぁ……あの人にも困ったもんだ……。娘さんも大丈夫だったかい?巻き込んでしまったようで申し訳なかったね……」
奴隷商の人がため息をつきながら話しかけてきた。
「いえ……なにがあったのですか?」
「……うちの奴隷の見た目を気に入ったらしくてね。娘さんにいうのもなんだけど……性的な奉仕を許可しろと迫っていたんだよ。ただその子はそれを断っていてね。買われるのすらごめんだ、と。で、金を詰むからと強引にね……」
「あんなやつ嫌だよ~!なぁ~だれか買ってくれよ~。働くからさ~かっこいいお兄さんなら夜の奉仕も歓迎だよ~だれか~!」
中からすごい露出度の高い……ちょっとダメそうな女性がダメそうなセリフを吐きながら店からでてきて道で叫び出した。
通行人ドン引きしてるじゃないか……
まぁ……美人さんなのは美人さんなのかもしれないけど……
「その方が例の?」
「そうだよ……。はぁ……。おいやめろ!!あともっと自分を丁寧に売り込めよ!ただでさえ借金のせいで高額なんだぞ!家事も嫌だ!戦いもできない!働くってお前何するんだよ!買われるわけがないだろうが!!」
「なにか事情があって借金なさったんです……?」
あ!エステル!いらんこと聞くな!変に情がでてしまっても……
「いやこいつは賭博で借金しただけだ。で、返す当てもなくて家を担保に入れられちまったらしくてね。飯を目当てにうちに逃げ込んできたんだよ。買い手が決まるまで奴隷商では食事はきっちり与える決まりだからね。最初は見た目はいいから売れるかと思って引き取ったのに……。こいつ……一般奴隷は選択権があることをいいことに購入を希望される方が来ても好みじゃないだのなんだので断りまくっているんだ……。もう2年だよ……」
「だって、嫌なもんは嫌じゃないか……」
それ……ただの穀潰しじゃん……
「ぐぐ……お前はもうすこし自分の立場を考えろ!!今回のことも自業自得だろ!!俺まで厄介ごとに巻き込まれるじゃないか!!」
「だってさ~。あ!お嬢ちゃんかわいいね~?おねえちゃんでもいいから買ってくんない~?金貨10枚だよ~」
たっか!!1000万!?
ってかこっちに絡んでくんな!!
奴隷なんか要らないって!!
「あ、いえ、私は……ごめんなさい……」
「高いだろ?借金がすごいんだよ。色んな闇金から借りてたらしくてね。借金なかったら金貨2枚だ……。それでも見た目は良いから全く買い手がつかないってわけじゃないんだよ。選りすぐりしなければ……」
……こいつは別に同情の余地がないタイプのやつだったわ。
この世界の奴隷ってこんな感じなんだな……
地球のサラリーマンより図々しい……
クルードはこいつを2000万で買おうとしてたってことかよ……
税の無駄遣いもいいとこ……いや失礼だな。やめておこう。
「……とはいえもうあと半年で強制的に買われることになってしまうけどね。いい加減お前も覚悟決めて家事覚えたりいい人にもらってもらったりしないとクルード様に買われることになるからな!」
「え~……なぁ誰かおねがいだよ~!!」
野次馬の人達もトラブルが収まったようでこの場を後にしだした。
もう気にしないでおこうこいつは。
自業自得なのは知らん!
とりあえずこちらの世界の奴隷制度のことをあまり忌避しないでもよさそうな事はわかったからいいや……一つの就職先って感じだな。一般奴隷に限っては、だけどね。
「それにしても、娘さん冒険者なんだよね?悪いことは言わない。早くこの街から出て行った方がいいよ。クルード様は裏でいろいろやってるみたいだ。違法な奴隷商人とつながりがあるって噂もあるから……あまりあの人と関わりにならないほうがいいよ……気を付けてね」
そう言い残し奴隷商人と女性の奴隷も店の中に入っていった。
『つかれたな……』
「はい……」
この後宿を探しに行こうと思ってたけど……
嫌な事言われたし街中にいない方がいいか?
『エステル。外で野宿するか?街中は危なそうだ』
「私もそれがいいと思います。宿の人にご迷惑をかけてしまっても……」
・
・
・
その後一応ギルドに入り、
「南口の近くで野宿をしているから明日の朝、外で集合で」
と受付に護衛メンバ―に言付けを頼み街の外へ出てきた。
ギルドも今までに見たところよりとても大きく賑わっていた。
人数は多かったが、ざっと鑑定したけどDランク平均くらいだったように思う。
この街のギルドにいた冒険者は魔物退治をしているというよりは行商の護衛要因が多くみられた。
何となく強さと服装でね。小奇麗にしている人が多かった感じだった。
南口から結構離れた原っぱまでやってきてテントをはった。
さすがに入り口から見えるところで野宿するのもねぇ。
『はぁ……早速トラブルに巻き込まれたな……』
「すみません……」
『エステルわるくないよ~?』
『そうそう、エステルは関係ない。あの街は魔物の僕にはなんとなく居心地は悪かったし野宿の方がのんびりできるよ。悪徳貴族が悪徳貴族ムーブしてただけの話だ。出くわしてしまったのは運が悪かっただけだ。ただ僕達までターゲットになると思わなかったが……』
「ありがとうございます。そうですね……スライムは今結構珍しいので。まさか人の仲間を見世物にする為に譲れという人がいるとは思いませんでしたが……」
『今後厄介な貴族と出くわしたときにどう動けばいいのか考えておく方がいいな。ギルマスの言ってた通り、こういった時に地位を持っていれば相手をしなくて済むんだろう。あいつは子爵だったか?A級レベルになれば強くは出れないはずだろ?ただ僕とクラムはスライムだからエステルに頑張って名を挙げてもらうしかないんだが……』
「そうですね……あまり気乗りはしないのですが……やはり安全の為にランクはあげておく方がよさそうですね」
まぁ経験ができたって意味ではこの街にこれたことは良かった。
……確かこの世界の魔物には知性があるものもいるってギルマスがいってたよな?
それは一般的に知れ渡っているんだろうか?
最悪もう知性のあるスライムとして僕自身を売っていくのもありなのかもしれないが……
もっと力を上げて……
厄介なやつが手出しできないように少し恐怖心を加えて……
ただ僕は魔物だから人とは違って遠慮なく討伐に来られそうだよね。
軒並み倒せたとしても……終わらない殺戮が始まりそうだよな。
嫌だよ!?勇者とか名乗るやつに攻めてこられるの!!
スローライフと真逆になりそうだ……
まぁ「僕魔王始めました!」編突入はどうしようもないときの最後の手段にとっておこう。
ギルマスのようなやつに10人同時にかかってこられるとさすがに少し危ないと思うし……
久々にしっかり戦闘力あげる方にも意識持って行かないとねぇ。
『うーん。やっぱスライム卒業した方がいいかなぁ……』
「寄生……ですか?」
『しんかは~?』
『スライムから人に進化は無理だろうからなぁ……。ってか僕もクラムもオリジナル生物みたいな感じだから多分進化先とかないと思うなぁ……。これまでの流れを考えると、僕が寄生してその影響でクラムも変異するしかないんじゃないかなきっと。あ、でもそうなるとクラムは進化必要になるのか……』
『クラムこのままでもいいけどなぁ~?』
クラムはそんなに強さにこだわりはないみたい。
ってか僕もやられない為に強くなってるだけで最強になりたいとか全くないんだよね……
でもこのままだとエステルへの負担が大きいしなぁ……
僕も自由に動けないし……うーん。
まぁできることから、だな。
今はとりあえず護衛依頼!とダンジョン!
あと……今晩どうなるか……
『まぁとりあえず今考えてもどうにもならないし今日は寝よう。明日ここからは離れるし今晩乗り切れば大丈夫でしょ。僕起きて見張っとくから二人は寝ていいよ。何かあったら起こすから』
「わかりました!ではおやすみなさい」
『おやすみパパ~』
『おやすみクラム、エステル』
さて……どうなるかな?
-----
2人が寝静まった深夜……
星の位置的に深夜2時くらいだろうか……
魔力感知しといてよかった。
ここから100mくらいか。
ほらね?やっぱり来た。
皆気付いてたけど外出るまで誰かにつけられてたからね。
敢えてスルーしててもらったんだ。
しつこいんだよあの類のやつは。5人くらいかな?
じゃあ行きますか……めんどくさ。
さて、どうこの場を切り抜けるか……
「まぁよい。こんな往来の場では奴隷でもない人間をどうすることもできんのでな。」
「は。失礼致しました」
お、意外と早く諦めたな?
まぁ奴隷でもないやつをいきなり往来で無理やり手籠めにはできないか……
僕らが何かしたわけでもないしね。
「では、お前の手の中にある珍しい色のスライム。それを金貨1枚で渡せ。ただの取引だ。それぞれ金貨1枚ずつ払おう。悪くない取引であろう?」
なっ!?僕とクラム!?
ってかなにが、では、だ!なんもつながってねーだろ!
こいつ金さえ払えば何でも好きにできるとおもってんのか……
「この子たちは大切な家族なので……」
「ほう?お前近頃スライムが珍しいということを知っておるな?では金貨3枚でどうだ?」
「お金の問題ではありません!!」
「珍しいとはいえ王都の魔物商でも銀貨50枚もせんのだぞ?スライムなんか何の役にも立たん。少し色が珍しいから他の貴族への見世物に私が引き取ってやろうといっておるのだぞ!」
「お断りします。お渡しする気はありません。」
「貴様……こちらが下手にでておれば……」
(ガヤガヤ……)
どこが下手なんだよ!
くそ……野次馬が増えてきたな……。
最悪ここでエステルが貴族相手に揉めるよりクラムと一緒に連れていかれて屋敷壊してでてくる方がいいか……
この世界の貴族がまだどういうものかわからないからな……
『エステル、大丈夫だ、僕をわた……』
「クルード様。少々目立ちすぎかと。ここは引きあげましょう。」
脇に泊まっていた馬車の中から執事のような人がでてきてそういった。
「ちっ。どいつもこいつも図にのりおって……。そ奴らを手に入れる方法なんぞいくらでもある。貴様ごとな」
そういいのこして馬車に乗って去ってしまった……
はぁ解放された……。
本当に碌な奴じゃなかった。
あいつにここの領民は搾取されてんのか……。
それにしても最後嫌な事をいいのこしていきやがったな。
まぁいい。
エステルに手出ししたら容赦しない。
『めちゃくちゃ感じ悪いやつだったな。あれが領主か……』
「はい……」
「はぁ……あの人にも困ったもんだ……。娘さんも大丈夫だったかい?巻き込んでしまったようで申し訳なかったね……」
奴隷商の人がため息をつきながら話しかけてきた。
「いえ……なにがあったのですか?」
「……うちの奴隷の見た目を気に入ったらしくてね。娘さんにいうのもなんだけど……性的な奉仕を許可しろと迫っていたんだよ。ただその子はそれを断っていてね。買われるのすらごめんだ、と。で、金を詰むからと強引にね……」
「あんなやつ嫌だよ~!なぁ~だれか買ってくれよ~。働くからさ~かっこいいお兄さんなら夜の奉仕も歓迎だよ~だれか~!」
中からすごい露出度の高い……ちょっとダメそうな女性がダメそうなセリフを吐きながら店からでてきて道で叫び出した。
通行人ドン引きしてるじゃないか……
まぁ……美人さんなのは美人さんなのかもしれないけど……
「その方が例の?」
「そうだよ……。はぁ……。おいやめろ!!あともっと自分を丁寧に売り込めよ!ただでさえ借金のせいで高額なんだぞ!家事も嫌だ!戦いもできない!働くってお前何するんだよ!買われるわけがないだろうが!!」
「なにか事情があって借金なさったんです……?」
あ!エステル!いらんこと聞くな!変に情がでてしまっても……
「いやこいつは賭博で借金しただけだ。で、返す当てもなくて家を担保に入れられちまったらしくてね。飯を目当てにうちに逃げ込んできたんだよ。買い手が決まるまで奴隷商では食事はきっちり与える決まりだからね。最初は見た目はいいから売れるかと思って引き取ったのに……。こいつ……一般奴隷は選択権があることをいいことに購入を希望される方が来ても好みじゃないだのなんだので断りまくっているんだ……。もう2年だよ……」
「だって、嫌なもんは嫌じゃないか……」
それ……ただの穀潰しじゃん……
「ぐぐ……お前はもうすこし自分の立場を考えろ!!今回のことも自業自得だろ!!俺まで厄介ごとに巻き込まれるじゃないか!!」
「だってさ~。あ!お嬢ちゃんかわいいね~?おねえちゃんでもいいから買ってくんない~?金貨10枚だよ~」
たっか!!1000万!?
ってかこっちに絡んでくんな!!
奴隷なんか要らないって!!
「あ、いえ、私は……ごめんなさい……」
「高いだろ?借金がすごいんだよ。色んな闇金から借りてたらしくてね。借金なかったら金貨2枚だ……。それでも見た目は良いから全く買い手がつかないってわけじゃないんだよ。選りすぐりしなければ……」
……こいつは別に同情の余地がないタイプのやつだったわ。
この世界の奴隷ってこんな感じなんだな……
地球のサラリーマンより図々しい……
クルードはこいつを2000万で買おうとしてたってことかよ……
税の無駄遣いもいいとこ……いや失礼だな。やめておこう。
「……とはいえもうあと半年で強制的に買われることになってしまうけどね。いい加減お前も覚悟決めて家事覚えたりいい人にもらってもらったりしないとクルード様に買われることになるからな!」
「え~……なぁ誰かおねがいだよ~!!」
野次馬の人達もトラブルが収まったようでこの場を後にしだした。
もう気にしないでおこうこいつは。
自業自得なのは知らん!
とりあえずこちらの世界の奴隷制度のことをあまり忌避しないでもよさそうな事はわかったからいいや……一つの就職先って感じだな。一般奴隷に限っては、だけどね。
「それにしても、娘さん冒険者なんだよね?悪いことは言わない。早くこの街から出て行った方がいいよ。クルード様は裏でいろいろやってるみたいだ。違法な奴隷商人とつながりがあるって噂もあるから……あまりあの人と関わりにならないほうがいいよ……気を付けてね」
そう言い残し奴隷商人と女性の奴隷も店の中に入っていった。
『つかれたな……』
「はい……」
この後宿を探しに行こうと思ってたけど……
嫌な事言われたし街中にいない方がいいか?
『エステル。外で野宿するか?街中は危なそうだ』
「私もそれがいいと思います。宿の人にご迷惑をかけてしまっても……」
・
・
・
その後一応ギルドに入り、
「南口の近くで野宿をしているから明日の朝、外で集合で」
と受付に護衛メンバ―に言付けを頼み街の外へ出てきた。
ギルドも今までに見たところよりとても大きく賑わっていた。
人数は多かったが、ざっと鑑定したけどDランク平均くらいだったように思う。
この街のギルドにいた冒険者は魔物退治をしているというよりは行商の護衛要因が多くみられた。
何となく強さと服装でね。小奇麗にしている人が多かった感じだった。
南口から結構離れた原っぱまでやってきてテントをはった。
さすがに入り口から見えるところで野宿するのもねぇ。
『はぁ……早速トラブルに巻き込まれたな……』
「すみません……」
『エステルわるくないよ~?』
『そうそう、エステルは関係ない。あの街は魔物の僕にはなんとなく居心地は悪かったし野宿の方がのんびりできるよ。悪徳貴族が悪徳貴族ムーブしてただけの話だ。出くわしてしまったのは運が悪かっただけだ。ただ僕達までターゲットになると思わなかったが……』
「ありがとうございます。そうですね……スライムは今結構珍しいので。まさか人の仲間を見世物にする為に譲れという人がいるとは思いませんでしたが……」
『今後厄介な貴族と出くわしたときにどう動けばいいのか考えておく方がいいな。ギルマスの言ってた通り、こういった時に地位を持っていれば相手をしなくて済むんだろう。あいつは子爵だったか?A級レベルになれば強くは出れないはずだろ?ただ僕とクラムはスライムだからエステルに頑張って名を挙げてもらうしかないんだが……』
「そうですね……あまり気乗りはしないのですが……やはり安全の為にランクはあげておく方がよさそうですね」
まぁ経験ができたって意味ではこの街にこれたことは良かった。
……確かこの世界の魔物には知性があるものもいるってギルマスがいってたよな?
それは一般的に知れ渡っているんだろうか?
最悪もう知性のあるスライムとして僕自身を売っていくのもありなのかもしれないが……
もっと力を上げて……
厄介なやつが手出しできないように少し恐怖心を加えて……
ただ僕は魔物だから人とは違って遠慮なく討伐に来られそうだよね。
軒並み倒せたとしても……終わらない殺戮が始まりそうだよな。
嫌だよ!?勇者とか名乗るやつに攻めてこられるの!!
スローライフと真逆になりそうだ……
まぁ「僕魔王始めました!」編突入はどうしようもないときの最後の手段にとっておこう。
ギルマスのようなやつに10人同時にかかってこられるとさすがに少し危ないと思うし……
久々にしっかり戦闘力あげる方にも意識持って行かないとねぇ。
『うーん。やっぱスライム卒業した方がいいかなぁ……』
「寄生……ですか?」
『しんかは~?』
『スライムから人に進化は無理だろうからなぁ……。ってか僕もクラムもオリジナル生物みたいな感じだから多分進化先とかないと思うなぁ……。これまでの流れを考えると、僕が寄生してその影響でクラムも変異するしかないんじゃないかなきっと。あ、でもそうなるとクラムは進化必要になるのか……』
『クラムこのままでもいいけどなぁ~?』
クラムはそんなに強さにこだわりはないみたい。
ってか僕もやられない為に強くなってるだけで最強になりたいとか全くないんだよね……
でもこのままだとエステルへの負担が大きいしなぁ……
僕も自由に動けないし……うーん。
まぁできることから、だな。
今はとりあえず護衛依頼!とダンジョン!
あと……今晩どうなるか……
『まぁとりあえず今考えてもどうにもならないし今日は寝よう。明日ここからは離れるし今晩乗り切れば大丈夫でしょ。僕起きて見張っとくから二人は寝ていいよ。何かあったら起こすから』
「わかりました!ではおやすみなさい」
『おやすみパパ~』
『おやすみクラム、エステル』
さて……どうなるかな?
-----
2人が寝静まった深夜……
星の位置的に深夜2時くらいだろうか……
魔力感知しといてよかった。
ここから100mくらいか。
ほらね?やっぱり来た。
皆気付いてたけど外出るまで誰かにつけられてたからね。
敢えてスルーしててもらったんだ。
しつこいんだよあの類のやつは。5人くらいかな?
じゃあ行きますか……めんどくさ。
63
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる